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眼には眼を(Oeil pour Oeil) [DVDやら映画やら]

ビスタサイズ。カラー。見た事のあるような映画でした。フランス語を調べたら、邦題どおりでした。マカロニウェスタンとか戦争映画とか、色々ごっちゃになってしまったか。内容は戦争映画とかではないが、医師と、妻を亡くした男ボルテクの決闘映画といえるかもしれません。場所はシリア。なのであちらこちらにアラビア語が目立ちます。なんだか異国というより違う惑星の雰囲気がします。SF映画だと言われたら納得しそう。医師がフランス人ということは、フランス統治下のシリアだろうか。映画を通して思うことは、フランス人医師の金払いの良さ。ガソリン、コーラ、お店の勘定、なんでもハイハイ札びらをきるシーンが目立ちます。これもフランス人医師のセレブさを見せるためかもしれません。医師がボルテクに立て替えてもらったお金を部屋の外に置いたとき、その札びらを見る自転車式刃物砥ぎ師(?)の表情がすごい。それとコーラ。酒以外の飲み物はコーラだけみたい。等々、印象に残るものは多々あります。車がガス欠になった医師を、ボルテクの義理の妹は泊まっていけと愛想よく迎え入れるが、翌朝は無愛想。この様子だと、全ては計画だったんでしょうねえ。もしフランス統治下の出来事であれば、私怨だけではなくて民族的感情もあったのでしょうか。でも医師さん、歩いて帰ろうなんて判断間違ってます。広大な山というか砂漠というか、とにかく乾いた土地。その中で男二人ダマスを目指す。結末がどうなったのか気になりますが、それよりもゴンドラとか道中の撮影が過酷そうで心配になりました。どこで見たんだったかなあ。雨。

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ストレンジャーズ 戦慄の訪問者(The Strangers) [DVDやら映画やら]

ああ怖かった。実際にあった事件がベースらしいが、ほんとにあったんだろうか。ああ怖い。「ファニー・ゲーム USA」な感じだけれども、後味はほんのちょっと良い。出だしがよく分からなかった。ジェームズがマイクに深刻そうな話しをしているのを見て、彼ら二人はムフフな間柄で、ジェームズがクリスティンを愛せないことをマイクに相談しているんかなあと思ってしまった。なんにしろジェームズは運が悪かったかも。だって酔っ払ったクリスティンを早く帰してしまったせいも、ちょっとだけありそうなので。マスクを被った悪人は三人出てくるが、スーツを着た男(と思う)のマスクが秀逸。なんか布製のものをひっくり返して被っただけの感じだが、それだけでも十分怖い。雰囲気的には「バットマン」に出ていたスケアクロウか。マスクを被った悪人って、マスクを外したときがいちばん怖いんでしょうねえ。だってタダで正体を明かしたりはしないでしょうから。平屋の建物の雰囲気が70年代ぽくて、けっこう好きです。ほとんど夜のシーンでちょっと見づらい。ジェームズに「なぜ」「どうなってんの」「いや」とか言ってつっかかるクリスティンにちょっとイラっとしながらも、この状態では仕方がない。その反面、ひどい失敗をしながらもジェームズはがんばったほうである。しかしジェームズが人違いするところは悲しすぎます。クリスティン役のリヴ・タイラーさんはが若く見えたり、ちょっと年をとって見えたり、実際はいくつなんでしょうか。ああ怖かった。天気良い。

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パレード [DVDやら映画やら]

普通の藤原竜也さんを見れるかと思って借りた。おしゃれな人たちが贅沢な悩みで「まあまあ・いいじゃん」という話しかと思ったが少々ちがった。スタイリッシュ・退廃的・どうでも良い的に生きているみなさんはとてもカッコいいです。表面上ですが。それぞれの秘密があばかれていって、最期は誰かがガーン!という話しでした。登場人物中、琴美さんだけにはどうにもイライラしてしまう。喋り方のせいだろうか。みなさん困ったことがあると藤原さん演じる直輝を頼るのはなぜか。直輝はどうして俺にばかり頼むんだとグチるが、皆は彼が断れないのを知っていて、実際直輝も断れないのか。断れないのは自然と湧き出す呵責のせいでしょうか。登場人物の意外な行動の他にあまり目を見張るものがないが、最期の四人が直輝を見る目が怖かった。映画にしろ本にしろ、結末で驚かせたいために作られると思いますが、この映画の場合はその四人の目でしょう。昔風にいえば二十四の瞳ならぬ八つの瞳。人に秘密があるのは当然なので、秘密があきらかになるいきさつはすっ飛ばして、この最期のシーンだけでも成立する話しかもしれない。「人には秘密があって他人はそれを知らない、自分も他人を分かっていない」そんな主題かと思ったが、案外その逆で、「秘密はけっこう知られていて、気がついていないのは自分だけ」ということでしょうか。共同生活、今風に言えばルームシェアする人たちの心理が分からない。正気を保つためには人間一人の方が良いときが多々ある。見方によってはホラー映画。期待通りの藤原さんでした。しかしほんとにサトルみたいな人がいたら嫌です。香里奈さんかっこいいですねえ。晴れと曇り。

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Gibson Acoustic Guitar が 出てきた映画 [ギターとかと映画]

エコーズ(Stir of Echoes) で ケビン・ベーコンが弾いていたような。
オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(Only Lovers Left Alive) で 義理の妹に壊されてたような。



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世界大戦争 [DVDやら映画やら]

オープニング、映像の無いまま音楽だけが流れます。壊れたわけではありません。状況は違うが「渚にて」を思わせる終末的映画。核兵器発射のミスとかは「未知への飛行 -フェイル・セイフ」にも似ている。同じ大戦争でも「宇宙大戦争」はSF的創造感の勇気ある映画でしたが、こっちは社会映画。SF的なところは、舞台が同盟国と連邦国軍で分かれた世界というところ。宝田明さん・星由里子さんからフランキー堺さん・乙羽信子さん、はては笠智衆さんまで、若手・中堅・大御所勢ぞろいの大作。特撮作品でキワモノに見られそうな映画でありながら、役者名鑑のように贅沢さ。戦争なんて絶対起こらないさと思っているお茶の間と大国の思惑。信じられなさが招いた悲劇。戦争を知っている役者さんだから言える台詞も多い。戦後16年の日本ということは、星さんの役を20歳として、産まれたのは終戦4年前。家族はそこから立ち直り、落ち着いたところで次女に長男を産んだのだなあと考えると、姉・妹・弟の年の差に納得する。その間にフランキーさん・乙羽さん夫婦はがんばったんだろうなあ。東宝特撮といえば怪獣やら宇宙人が目立つが、戦争映画の飛行シーンが注目されるきっかけだそうだから、この映画での使われ方が特撮の本道なんでないかなあ。誰もいない道をお経を唱えながら横切る太鼓の集団と、遠くから走ってくるおはるさんのシーンが良い。なんだか引き具合が絶妙。フランキーさん一家の最期の食卓が普通で良い。音楽が良い。結果的には日本の総理の声に耳を貸す者はだれもいなかった。言葉ばかりでは生き残れないことが良くわかる。飛んでくるミサイルだけはどんどん撃ち落せるようになってほしい。宝田さんたちが乗る船の行き先に、「渚にて」の船員を連想します。たとえどんなことになっていようと帰りたいというものか。山村聰さんの総理と上原謙さんの大臣はナイス配役。よく似合ってます。フランキー堺さんとジェリー伊藤さんはモスラでも一緒だったなあ。浅草東宝オールナイトを思い出す一本。曇り。

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未知への飛行 -フェイル・セイフ-(Fail-Safe)
渚にて(On the Beach)
博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(DR.STRANGELOVE Or:How I Learned To Stop Worrying And Love The Bomb)


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砂の器 [DVDやら映画やら]

なぜまた見たくなったかというと、NHKの爆笑問題が出ていたハンセン病の特集番組を見たせいです。ハンセン病を映画で見たのは、「ベン・ハー」の再上映が最初だった。「ベン・ハー」のように医療が無い、遠い昔の世界ではもちろん不治の病だったんでしょうが、戦後になってもこのありさまとは、人間の進歩って早いんだか遅いんだか。加藤嘉さんは患者さんをよく研究されたんではなかろうか。うまい話しだなあと思うのは、刑事側と犯人側が直接関係することが最後まで無いこと。あと話題の中心になる人の姿がなかなか出てこない。例えば緒形拳さん演じる三木巡査とか。それにしても演奏会と刑事の調書説明が重なる展開は良い。オーケストラ・ピアノと過去の風景が重なり、刑事が調べ上げた結果だけではなく、犯人の心を惜しげなく吐露しているようで、ジワっときます。オープニングも事件の発生ではなく、その捜査風景から始まるのも変わっていて良いです。普通なら、最初にギャーって場面を持ってきそうなので。ほんとうなら、女性が電車から何する件とか、犯人と被害者が店で何している様子とか、映像も交えて盛り込んだりするんでしょうけど、そういうのが無いのが良いですねえ。想像するのは人の勝手なので、これが本当かも。こういうのは脚本が良いんでしょうか。あきらかにそれまで見た刑事映画と違っていた。たしか玉木宏さんとかのリメイクTVドラマだと、再現イメージでどんどん見せていた覚えがあります。薄幸な島田陽子さんと快活な山口果林さんの対比は、演技だけでなくて服装や髪型だけでもよくわかります。丹波哲郎さんは台詞を覚えないようなことを何かで読んだ覚えがありますが、この映画は台詞が多いんで大変だったんでは。千葉県知事の森田健作さんは、この映画に出れたことは後々のキャリアに良い影響を与えたんではないでしょうか。「俺は男だ」と「惑星大戦争」ではちょっと・・・。でもこの刑事くらい生一本に政をしてほしいもんです。丹波さんに緒形さんに加藤さん他色々、主役級な方々がいっぱいでてますが、一緒に映っているシーンがほとんどない。この辺りもよくできてるなあと思いました。ちょっとだが、夏純子さんが出ていたのでうれしい。そういえば、島田陽子さんが勤めるクラブのママは村松英子さんではなかったか。今回は2005年デジタルリマスターというのを借りたけれど、特典の予告編が、デジタルリマスター版劇場公開のものしかなかった。画質や音はいいけれど、もしかしたらオリジナルを借りたほうが良かったかもなあ。長いけど面白い。天気良い。

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犬神の悪霊 [DVDやら映画やら]

「犬神の悪霊」と書いて、「犬神のたたり」と読ませます。泉じゅんさんをまた見たかった。やっぱり熱演です。オープニングから見せてくれます。雨の中、お葬式で大和田伸也さんに「~祟りだわ~」というところがつやっぽい。そんなことを言わせるほど大和田さんの周りでは人が亡くなっていく。屋上パラペットをふらふら歩く姿に危ないなあと思っていたら案の定。堂々とスカイラインで酔っ払い蛇行運転するシーンに驚く。何十頭もの犬に追い回され、噛み殺されるシーンにまた驚く。家族を失った父親が犬を埋めるシーンに驚く。土蔵は開けるなの展開に青ざめる。犬神がついたということで、みなさんお祓いするのだが、その矛先にされた民家の人がかわいそう。彼らは大事な飼い犬をやられてしまった被害者なのに。ああ村は怖い。小山明子さん、岸田今日子さんといった大女優に、アップに耐える子役たちが映画を彩ります。小山さんは大女優らしからぬ最期です。岸田さんはいきなり倒れてます。クライマックスは子役のマコちゃんのとりつかれた演技。大和田さんとくんずほぐれつの場面では、ときどき彼女の脚が毛だらけだったりします。スタントさんなんでしょうねえ。犬神の悪霊というか祟りはあったのか無かったのか。企業の失敗隠しも絡んでくるのでわかりません。最初の泉さんはおそらく極度のノイローゼでは。しかし最期のマコちゃんを見る限り、絶対犬神の仕業ですねえ。でも追い詰められた結果の精神錯乱かもしれない。最期のシーンは必要なのかと悩んでしまうが、恐怖映画は脅かしてなんぼなので、よろしいんではないでしょうか。予告編を見てもラストシーンがすごいと宣伝してましたし。ああ面白かった。これが日本のオカルトだった。考えてみると、「犬神」は「犬神家の一族」、「悪霊」と書いて「たたり」と読ませるのは「八つ墓村」にあった「~のたたりじゃあ~」と、東宝映画への対抗意識満載の映画なのかも。子供と一緒はつらい映画。曇りで雨。

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女王蜂
獄門島
病院坂の首縊りの家
悪魔の手毬唄
八つ墓村


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けものみち [DVDやら映画やら]

裏切り・裏切られての人間関係に関する話し。池内淳子さんのお風呂シーンがありますが、あれはたぶん代役の方なんでしょうか。彼女演じる民子は、不幸な生活から抜け出すために悪いことに手をそめ、金と権力を持っていそうな鬼頭にすりよります。それも池部良さん演じる小滝の誘いによるものですが、その鬼頭や手下の秦野が何をやっているんだか何も分かってないところが良いです。目的はお金と良い生活だけですから。刑事の小林桂樹さんに鬼頭のことを言われても「はあ?それで?」という感じ。民子は悪に手を染めていくが、それでも臆病なところに現実感があります。彼女が頼れるのは惚れた小滝だけ。それが厄介なところなんですが・・・。民子は夫から離れ、鬼頭のところに出向くんですが、布団に寝ている彼に会ったとき反応が秀逸で、「うちの旦那と同じじゃないの」という心持が見え見えです。「またこんな男を相手にしなきゃいけないの?」という悲しい感じ。でも彼には「お金持ち」という他の誰とも違ったところがあったんですねえ。人の裏切りが山場となるストーリー展開ですが、民子さんの変化も見所。もともとどういう性格の女性だったかはわかりませんが、小滝に対する態度や夫への所業とかを見ると、元々情欲の強い人だったかも。その彼女が一皮むけたのは、夫や火事の件もそうですが、大塚道子さん演じる米子さんとのバトルではないでしょうか。まさしくタイトルの「けもの」のようです。「けもの」の本能って、たぶん生きることだけだと思うので、この映画の男たちはもちろん、民子さんの行動も「けもの」そっくりで、「けものみち」というタイトルは見事だなあと思います。なんでもそうか。大衝撃のエンディングの後、もう一度タイトルが映し出されます。まるで大事なところなので2回言いますというように。この話では政治家本人があまり出てこない。それは政治家がやらない裏のことをする人たちの話しだから。いちばん悪いのは政治家なんです、と言いたいところだが、裏の人たちもやっぱり悪いです。でも民子の旦那さんが、もうちっと聞き分けの良い人だと、彼女もこんなんならんかったんだろうなあ。ちょっとわがまま過ぎです。しかし池部良さんは悪そうな役もよく似合います。なんか良い感じで陰がある方なんですねえ。池部良さんと土屋嘉男さんを見ていると、「宇宙大戦争」を思い出します。ああ面白かった。とにかくみんな裏切る映画でした。まともだったのは(ちょっと道を踏み外しそうになったが)あの人だけだと思う。でも、よく考えたら、民子さんも誰かを裏切ったわけではなかったか。でもまともじゃない。黒部進さんの役名が黒谷とは「洒落ですか」と思ってしまった。天気良いが崩れるらしい。


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コンスタンティン(CONSTANTINE) [DVDやら映画やら]

ティルダ・スウィントンさんも出ていたんだなあと思い、また見てしまった。青白いキヌア・リーブスさんがかっこいい。助手の若者チャズは映画「トランスフォーマー」の人だったか。ポイントはキヌアさん演じるコンスタンティンは自殺を図ったために地獄行きが決まっているところか。ハーフブリードのガブリエルは、天界側であり悪魔界側でもあるのも面白いところ。たぶん彼(彼女?)には天使と悪魔、そのどちらが滅ぼうがどちらとも残ろうが影響がない。その点でいちばんあやしい存在。おまけにコンスタンティンにはいつも上から目線でいやな感じ。その辺りもティルダ・スウィントンさんの演技の上手さが光ります。でも最後、ガブリエルはいったいどうなったのか。まだハーフブリードなんだろうか。いちばんいかすシーンは、チャズの的確な指摘にコンスタンティンたちが驚くところ。バディ映画だったんですねえ。チャズ自身に霊的な力があるかないかはわかりませんが、そこらへんのエクソシスト以上に勉強してたんでしょう。本人にとっては良い最後だったのかもしれない。ヒロインのレイチェル・ワイズさんは、谷間を強調した斜め上からのショット多し。ちょっとばかしドキドキしますねえ。コンスタンティンに助けを求める神父が、酒を飲もうとしても酒が出てこなくてあわてふためくのは、魔力に幻覚とか色々思わせて良いシーンだなあ。自暴自棄・一匹狼のつもり・それでも何かにすがりたい・女性を守ろう・アクション・戦い・バディとの関係・捨て身の攻撃等々、おいしいところがみんな入ったキヌアさん最高の映画。続編ができないのが不思議です。それにしてもガブリエルの性別と頭の中の分からなさ加減が好きです。ティルダさん良かった。曇り雨。

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生きてみたいもう一度 新宿バス放火事件 [DVDやら映画やら]

実際に起こった事件で、被害者の手記をもとにした映画だが、内容が壮絶なのでフィクションと考えて鑑賞した方が安心します。ノンフィクションとして見るなら、主人公桃井かおりさんの個性が強すぎ。桃井さん流の時々聞き取れない喋り方や、腹が立ってしまう人間らしさにカッコ付け方とか。もちろん良い意味での話しです。彼女がNHKマン、原田大二郎に語っていることが分かるような分からないような。たぶん被害側にしか分からない心理なんでしょう。それに対して原田さんは「はい・いいえのどちら?」的な回答を迫る。ちょっと察したら?と茶々をいれたい。彼女を変えた人を一人挙げなさいとするなら、それは石橋蓮司さんでしょう。母親は親身になってくれるが、彼女を変えることはできなかった。生きる意味がわからなくなっていた彼女は、まさに生きるのを止める寸前にいたった石橋さんを見てやっと変わったのだと思います。冒頭でバスが放火され炎上するシーンがある。さすがに撮影場所は実際の事故現場ではないでしょうが、見たところ本物のバスを燃やしているようで、迫力があります。火が点いたり包まれたりして逃げ、転げまわる人。被害者であればトラウマ必至の映像。当時の様子を実際の新聞や事故写真のカットを入れて説明します。見ていて悲しくなるのは、時系列で入る重傷患者が亡くなったというテロップや記事。怪我は癒えても合併症というのが怖いんでしょうか。この映画でよく話したなあと思うのは、彼女自身が逃げるのをためらったということ。そのためらいで怪我にどれだけの差が出たかはわかりませんが、今であれば、事のいきさつを知らない名無しさんの標的になっていたかもしれない。そんな彼女だから、犯人に対する思いがわけのわからないものになっているんだろうと考えます。岸部一徳さん演じる彼女のお兄さんが撮った新聞写真の話しも辛いなあと思いました。曇りだなあ。ちょっと雨だなあ。


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天使の牙 B.T.A. [DVDやら映画やら]

映画「CASSHERN(キャシャーン)」の佐田真由美さんが出ているので見た。彼女と黒谷友香さんを一緒に見られるのもうれしい。最初の山場はショー会場で二人が逃げながら戦うところでしょうか。警察映画だけども、脳移植や悪の組織トップの萩原健一さんの壮大な野望など、医療・SF大作映画でもある。警察内部に裏切り者がいるというのは定番の話しだが、顔だけでもあやしそうな人がけっこういる。裏切り者や黒幕とかどんでん返しもあって楽しい。最初のライブ・シーンはいったいなんのためだったかといわれると、危険なクスリ「アフター・バーナー」の薬効を示すだけだったのか。ごうかなオープニングです。悪の組織#2の嶋田久作さんが地元組織と会合を開くが、どうせああするんだったら、呼ぶ前にやったらどうですかと思う。しかし、組織幹部を一箇所に集めるほうが効率的だと思い直す。さすがは嶋田さん。佐田さんは悪役の愛人役で、黒谷さんは女性であることを抜きに一人の刑事として認められるようとがんばる役。黒谷さん、後から佐田さんのアクションがかっこいい。普通なら、整形で顔を変えたりするところを脳移植という話しにしたのは、悪役は愛人の身体まで知り尽くしているためで、そのためには元の身体が使えない状況にする必要があり、そのせいで黒谷さんはあんなにたくさん撃たれることになったのか。佐田さんは胸を撃たれたように見えたけど、傷かと思ったのはペンダントで、実際は頭を撃たれていたんだなあ。だから身体は無事だった。この辺りのストーリー考えるのは楽しかったんではないかなあと思います。萩原さんの前で何でピアノが弾けるの?と思ったが、黒谷さんの部屋に電子キーボードがあったので、もしかしたら練習していたのかも。きっと心とか脳ではなくて身体が指が覚えていたということでしょうねえ。原作の小説では、この辺りの黒谷さんが佐田さんになりきる過程を詳しく書いてあるのかも。それと萩原さんが佐田さんというか女性に固執する理由とかも。終わり方は続編をやる気満々の様子で、もしかしたら、萩原さんが佐田さんを取り戻す話しとかがあったりしたんではないでしょうか。今から考えると要さんや永井さんといった若手を始めとした、けっこうな豪華キャスト。要さんは一瞬だったが。佐田さんと黒谷さんを見れてうれしい一作。悪役の壮大な野望より、警察内部の裏切りとかをもっと詳しく見たかったなあと思いました。でも B.T.A. ってなんでしょう。天気良い。

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tY:近況27(楽器やベースとか) [他]

大阪は梅雨でしょうか。

60年代のアイリッシュバンドとギターをまとめたページが面白かった。Fender、Gibson といったメジャーブランドの他、ビザールなギターも観られて楽しい。
Irish Showbands and Beat-groups Archive: http://www.irishshowbands.net/index_show.htm
Irish Showbands & Beat - Vintage bass Fender Gibson Burns Hofner Hopf Hayman
Irish Showbands & Beat - Fender Strat Telecaster Mustang Jaguar Gibson 330 335 SG Bigsby
Irish Showbands and Beat - Instruments

Shergold のページを見たら、JOY DIVISION のギターは HAYMAN でなくて Shergold だった・・・
Shergold Guitars, Hand crafted, London: http://www.shergold.co.uk/
Shergold Guitars - New Order and Joy Division: http://www.shergold.co.uk/neworder.html

コントロール部を交換できることが特徴のようですが、ひとそろい持っている人はいるんだろうか。
Shergold Guitars - Modulator Modules: http://www.shergold.co.uk/modules.html

最近、この Stratocaster が気になりました。ずいぶん前からあるようですが、このネックスケールは Duo-Sonic や Musicmaster とほぼ同じではないでしょうか(イシバシ楽器のリンクです)。
Fender Japan / Smart Size Stratocaster ST57SS Black

Fender Japan / Smart Size Stratocaster ST62SS Custard Yellow

ただし、この Stratocaster はネックスケールに合わせてボディも縮小してるようです。つまり「子供用」を意識して全体を小さくしているんだと考えます。まあ、いわゆるショートスケールギターというと、ギター全長が短くなるのが普通と思います。Gibson とかにある 3/4 サイズとか。しかし Duo-Sonic や Musicmaster とか、Fender の考え方は違うようです。ネックは短くてもボディは通常より長くして(その代わりというかボディは薄い)、全長を Stratocaster とか普通のギターに近くしている。だから子供専用とは考えず、あくまでビギナー用という考えなんでしょうねえ。良いと思います。これでケースの大きさも変わらなくなるでしょうし。

新しいベースは、色々と試行錯誤した結果こんな形に行きつきました。
Planning h-Bass - home brew guitar, A.H.:http://homebrewguitarah.jimdo.com/halfmiles-guitar/planning-h-bass/

ba01.JPG
お金があれば、Gotoh もしくは Hipshot のボールエンドを引っ掛けるタイプのブリッジなんか良いなあ。
もっとお金があればヘッドレスタイプのブリッジなんかもっと良いです。
Bass Bridges G-GOTOH Ltd: http://www.g-gotoh.com/domestic/?make=bass-bridges&sortby=title_asc
Bass Bridges > Store > Hipshot Products:http://store.hipshotproducts.com/cart.php?m=product_list&c=3
Headless Bass System > Store > Hipshot Products:http://store.hipshotproducts.com/cart.php?m=product_list&c=44

これからも手直しが出ることを考えて、フィニッシュはオイルにしました。オイルフィニッシュについて再度調べていたら、リボスと言うのが気になった。オイルとワックス兼用らしい。その他にクリヤーとかカラーオイルとかつや出し用とか色々あった。
リボス自然健康塗料: http://www.livos-jp.com/

ドイツの製品らしいですが、ドイツのサイトが見つからなかった。カナダ版のサイトはあった。
そのときにソープフィニッシュというのを知りました。その名のとおり石鹸液による塗装というか保護らしい。「ソープフィニッシュ」で検索すると、少しいかがわしいものも検索されてしまった・・・・・・


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