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tY:近況125(Logicool G604 とか) [他]

G502 を1年くらい使った。CAD のショートカットを割り当てるのにボタンは必須。G502 はボタン数が少ない分大きくて押しやすいのだが、押し具合がペコペコなのが気になる。そしてなんといってもコードがじゃまになってきた。使っている時もそうですが、しまったり出したりするときにコードを丸めたり延ばしたりが面倒。G700 ならワイヤレスで使えますけど、すぐに電池が切れるし、高さの低い G502 になれてしまうと G700 がけっこうでかく感じます。そうすると G502 のワイヤレス版、G502WL を選ぶことになりますが税込み価格がけっこう高い。もしボタンの感じもペコペコだったら高い価格の割に満足感が足らない気がする。

色々考えていたら 2019年末から G604 というのが登場していたではないですか。

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ワイヤレスオンリーの単三電池パワー。充電できない代わりに電池長持ち。

G602 の後継らしいですが見た目は G700 っぽくもない。

G700 や G502 と同じラチェットが付いたスクロールホイールで、ホイールをカチカチ回せたり、ビュンビュン回せたりする。

左は G700。G700 のホイールは、金属製に変えてある。重い方が早く回るかなあと思ったので。

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しかもサイドボタンは6個。左クリック横のボタンは2個ですがトータルでは G700 より多い。しかし買う前に冷静に調べると、スクロールホイールのラチェット入切の下にあるボタンはワイヤレスの切り替えに使われていて、結局ボタン数は 右クリック横 2 + サイド 6 = 8個。G700 は 右クリック横 3 + サイド4 + ラチェット下1 = 8個 になって G604 と同じボタン数だったりする。

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そのかわり G604 では『Gシフト』ボタンが設定できるので、G700 より多く設定できる。G502 では 前側のサイドボタンに『Gシフト』を割り当てていたけれど、ちゃんと押したつもりでも押されてない場合があったりした(きっと押すタイミングが悪いんでしょうけど・・・)。でも G604 ならちゃんと押せそう? でもどれを Gシフトにするか悩みそうですけど。

さらに G604 ではスクロールホイールにも割り当てができる。すごいと思いましたが何を割り当てるか考え付かん。

ボタン数とならんで重要なのは本体の大きさですが、これが絶妙。店で触ってみて、これが決め手の80パーセント。G700 と比較すると、製品仕様では高さが 1mm 程度低い。あまり変わらない気がしますがやっぱりちがう。おしりの部分が G700 に比べると細まっているようで、G700 よりも小さい感じ。かぶせ持ちでも人差し指とか中指の下に隙間が空いてけっこう楽。欲を言えば、小指を安定しずらいような。それに対して親指置場のスカートがでかくて安心。

左は G700。

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G604 は単三電池が入るのでその分重くなりますが、重り最大で使っていた G502 より軽いような。コードが無いせいもあるでしょうか。G700 よりちょっと軽い気がします。

10000円越えの値段はつらいですが G502WL よりは安い。ワイヤレスでボタンがそこそこあって、ホイールがチルトスイッチになっていて、さらにスクロールホイールのラチェットがあるマウスは限られてしまう。値段も合わせると G604 は良い選択。

ゲーミングマウスだけど派手さが無い。G マークも光ったりしない。G602 よりも地味でどちらかというと G700 の雰囲気。インジケーターはちっちゃい点みたいなのが一つだけ。イルミネーションの無い地味な見た目ですが電池を余計に使わせないためなんでしょうねえ。

ゲームはしないのでゲーミングマウスとしての性能は分かりませんけどフリーセルはできた・・・って当たり前でした。きっとゲームではボタンの押しやすさで G502 が良いんだろうなあ。高さが低い分いろんな持ち方ができるし。

ワイヤレスは、USB無線レシーバーを使った LIGHT SPEED と Bluetooth を切替て使用できる。メインPC は LIGHT SPEED、横に置いたタブレットは Bluetooth という使い方が便利でした。

良いマウスですけど左クリック横のボタンは3つだったら良いとか、表面は G700 みたいな梨地が良いとか思ったりする。

しかし G603 の次のモデルでありながら形は G602 というのが面白いです。もし G700 のままの形で後継が出ても、持った感じで G604 を使い続けそう。オークションとかに出品されている G700 たちのべらぼうな値段に困っていたらおすすめかも。

PCの置き場所がコロコロ変わる仕事にはやっぱりワイヤレスは良いです。

左は G700 で真ん中が G502 の PROTEUS SPECTRUM バージョン。

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地元の K'sデンキで税込み12000円台で買いましたが、Amazon だと10000円を切ったりする。

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QUEEN/クイーン ヒストリー2 UNDER REVIEW 1980-1991 QUEEN/QUEEN HISTORY2 1980-1991 [DVDやら映画やら]

いきなり I Want It All の MV からスタート。この曲は知りませんでした。80年代のクイーン。彼らの人気は「多様性」にあると分析する評論家。前巻でもそんなこと言ってました。80年代といえばパンクやらニューウエーブにニューロマンティック。クイーンもポップになったりする。そして話題は「フラッシュ! ア~ア~♪」の映画「フラッシュ・ゴードン」
Flash's Theme: 一度聴いたら忘れない。映画「ハイランダー」のサントラも手掛けたとは知らなかった。
Princes Of The Universe: 映画「ハイランダー」のカットとともに曲を紹介。評論家が言ってますがたしかにちょっと気味が悪い。MV ではブライアンさんがランディ V みたいなギターを使っている。
Under Pressure: そしてデビッド・ボウイさんとの共作登場。近所に住んでいて遊びで録音したものが始まりだという。フレディさんがボウイに対して怖気づいていると話す人もいます。
Back Chat: ディスコなアルバム「ホット・スペース」から。Under Pressure は知っていても、このアルバムもほとんど知らない。ディスコやフラックな音楽はシックの影響を受けているとジャーナリストは話す。そしてシックの Good Times ライブシーンが差し込まれる。ナイル・ロジャース さんおなじみのストラトが見られる。ディスコなところはジョン・ディーコンさんの好みでもあるらしい。
Las Palabras De Amor: タイトルがスペイン語とは多様性の極み。MV ではフレディさんはタキシード姿。なかなかロマンチックな歌です。
Body Language: アメリカではアルバム「ホット・スペース」が不評で、保守的なアメリカでは Body Language のジャケットが敬遠されてしまった。同じような例でジミ・ヘンドリックスさんの「エレクトリック・レディ・ランド」やブラインド・フェイスのデビューアルバムのジャケットのことが話される。Body Language は歌詞や MV も論争を起こす。結局バンドは1年間活動休止。でもアルバムはしっかり作るのが偉いところ。
Radio Ga Ga: ロジャーさんが作ったせいもあるのか、ディスコやファンクのかけらもない原点回帰の曲。ライブではロジャーさん本人も歌っている。タイトルや歌詞はラジオ局も受け入れられやすそう。この曲が入ったアルバム「ワークス」は評判が良かったらしい。
Hammer To Fall: これはライブエイドでもやった曲ですね。ブライアンさん作のロックな一曲。リフのガガガな感じが「ロックはギターだ!」と叫んでいるようでかっこいい。
I Want To Break Free: ディーコンさんの曲。「自由になりたい~」という曲はまたアメリカで論争を起こしてしまう。MV で女装したことが人々には理解できなかったそう。アルゼンチンでのライブの話しも面白い。
We Will Rock You: メンバーはソロ作品を発表したり、独自の活動をする。ブライアンさんはロックなアルバム。ロジャーさんはバンドも組む。ジョンさん静かだった。ジャーナリストはジョンはクイーンの秘密兵器だと言う。なぜなら彼は完璧な曲を書くので。けっこうほめてます。
Living On My Own: フレディさんのソロアルバムより。「さみしいさみしい」と歌う曲。
ソロ活動の後、南アフリカ、アパルトヘイトなサンシティでライブ。ここでのライブが政治的な話しに結びつく。アパルトヘイトに賛成していると見られてしまうため。なんでライブをやったのかは分かりませんけどメンバーたちもちょっと後悔していたらしい。そしてバンドがヘロヘロなときにオファーがあったのがライブエイド。ダイアナ妃と政治ロック野郎のボブ・ゲルドフさんの姿が映る。ファンが掲げる "Queen Works" = 『クイーンは健在』 という言葉が面白い。そんな意味にもとらえられるのかとためになりました。
Bohemian Rhapsody: 最初のピアノで大歓声。フレディさんがピアノで歌い始めると観衆が歌い始めるのが素晴らしい。これはフレディさんのベストアクトと人は言う。
Hammer To Fall: カメラと目を合わせるフレディ。
Radio GA GA: スタジアムの人たちみんなが頭の上でパチパチ。彼らの次のアルバムは「カインド・オブ・マジック」だけどやっぱり知らない。
A Kind Of Magic: これは映画「ハイランダー」に使われた曲らしい。ライブシーンをすこしと、次はMV から。ホーボーというか浮浪者っぽい姿がけっこう似合ってます。ディスコやファンクによりすぎることなく、ぎりぎりクイーンらしい曲。でもクイーンらしいとは何だかな。
One Vision: ロックでスタジアムな曲。人生な歌詞がすごい。歌詞の最後も面白い。
One Year Of Love: ソウルな曲だと思ったらやっぱりディーコンさんの曲だった。この曲でサックスを演奏しているスティーブ・グレゴリーさんの話し。Rainy Night In Georgia という曲がかかり、それがそのまま One Vision につながる。この曲がどれだけソウルかという話しでした。
Who Wants To Live Forever: これも映画「ハイランダー」に使われた曲。「誰も永遠に生きたくはない」などと歌う曲。こうした曲を聴くと深読みせざるおえないのがジャーナリストやファン。アルバムは好調でも、フレディさんは悪い検査結果を受けてしまう。バンドはお休み。でもレコーディングはする。さすがクイーン。
I Want It All: 今すぐ全部ほしいという80年代精神満載の曲。そしてアルバム「ミラクル」発表。
The Miracle: MV では子供がバンドメンバーを演じている。長髪から短髪まで、歴代のフレディさんの姿で演じるところが面白い。
Was It All Worth It?: 自分を振り返るかのような歌詞。次のアルバムは「イニュエンドウ」。
Innuendo: ここではライブシーンは無くイメージカット。MV は作れなかったのだろうなあ。プログレ風味の長い曲。
The Show Must Go On: ファンにあてた曲であり、メンバーたちにあてた曲でもある。自分がいなくなってもやり続けろということなんでしょうねえ。
These Are The Days Of Our Lives: この頃の MV のフレディの頬とかやせ方が痛々しい。「我々が生きたあのころ」とでも訳せばいいのか、あの頃は輝いていたなあという歌。後悔が無い感じがすがすがしい。
Heaven For Everyone: フレディさんが亡くなった後に発表されたアルバムから。亡くなった後だからまさしく墓碑的なアルバム。
Track13(Reprise): タイトルの無いインスト曲。追悼・瞑想するような曲だと評されている。
I Want It All: クイーン+ポール・ロジャースさんバージョン。このツアーはけっこう人気があったのでは。
One Vision: We Will Rock You のミュージカルから。ミュージカル自体はえらく酷評されてました。
Bohemian Rhapsody: しめくくり。
年代を追って、ジョン・ディーコンさんのベースの弾き方というか構え方が変っていくのが面白い。ブライアン・メイさんはまったく変わらないなあ。クイーンがなんだかんだとやってこれたのは、みなさんが曲を書くこともあるでしょう。フレディさんだけのバンドではない。評論家は彼らの人気を多様性だと言います。評判が悪かったりする曲やアルバムもあるけれど、歌詞はずっとつながっている気がします。クイーンのことがよく分かるドキュメンタリーですけど、やっぱり本人たちの言葉が欲しいところです。

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QUEEN/クイーン ヒストリー UNDER REVIEW 1973-1980 QUEEN/QUEEN HISTORY 1973-1980 [DVDやら映画やら]

オープニングは Killer Queen。
Keep Yourself Alive: どこかのライブ映像。歌詞の訳も出るところが良い。フレディさんの黒い衣装がかっこいい。ワイルド。ギタリスト・マガジンの方がレッド・スペシャルと Vox アンプで「リフはペンタトニックで~」とかギタープレイの説明をするところが面白い。この他、レッド・スペシャルはブライアンさん本人が作ったものだという説明もされる。そして VOX AC30 の他にグレッグ・フライヤーさんが作ったトレブル・ブースターの紹介。AC30の音をひずませてくれる。最後は6ペンスコインのピック。手に入りずらいため、オーストラリアの同じ大きさのコインを使っていた。
最初のアルバムや2枚目とかがパッとしない頃のプロモーション写真ではブライアンさんがナチュラルっぽい Stratcaster、ジョンさんが Jazz Bass を手にしていて、おそらく撮影現場で用意された楽器なのではないだろうか。他のカットでは Rickenbacker のベースを手にしていたりして、Precision Bass を持つ姿を見慣れていた人にとってはちょっと新鮮。
Seven Seas Of Rhye: どこかのライブ。2枚目のアルバムからだが、フレディさんは短髪でけっこう新し目のライブ。なかなか歌詞がすばらしい。初期からのクイーン好きにはボヘミアン・ラプソディ以降を否定する人もいるんでしょう。
Killer Queen: よく見るプロモビデオ。全英チャート2位。歌詞にはフルシチョフとケネディが登場する。ジョンさんが作った小さいアンプであの音を出したとか、ブライアンさんのギターについても解説が入る。ソロは三つのPUを全部オンにして、ピックを使わずネックの上で弦をはじくのがポイントらしい。ヘビーロックに大道芸、ビクトリア王朝風にグラムロック等々、様々な混合の結果だと人は言う。そしてフレディさん無しではできなかったと。ブルース歌手には歌えない歌。
Stone Cold Crazy: フロントマンは間違いなくフレディさんですが、Queen のロックを支えるのはブライアンさんのギター。それを代表する曲として Stone Cold Crazy が紹介される。歌詞もロック。
Bohemian Rhapsody: 曲が長い、シングルにならない、ラジオでかからないというのは知られた話。でも成功してしまった。ザ・フーやピンク・フロイドが LPレコード2枚をついやして作り上げたロック・オペラを6分で完結させてしまったと話す人もいた。多くの人が歌詞について探求しようとするが、「それはフレディにしかわからない」に行きつくところが面白い。それにしてもブライアンさんのレッドスペシャルはヘッドの角度はほとんど無さそうでテンションが緩そう。
Somebody To Love: Bohemian Rhapsody があったから成り立った曲という方もいらっしゃる。ギター中心のバンドから脱却した曲とも言う。
Good Old Fashioned Loverboy: アルバム「華麗なるレース」がなかなか評価されない話し。「オペラ座の夜」のような傑作アルバムの次作はクイーンに限らず作るのが大変。
1977年はパンクの時代。お金を稼いで豪勢な暮らしをしたり、税金対策で国外移住するミュージシャンは反感を買ってしまう。メジャーでビッグなバンドにとっては大変な時代だったかも。でも 1977年 に発表した曲でまた復活。良い曲を作れば良いということだった。
We Will Rock You: 短髪のフレディさん。イントロのギターリフがロック。あおりまくってからおなじみのドンドンパ。単純なリズムと歌詞の内容はパンクへの回答とも読める。ギターのフィードバックについて説明がはさまれる。We Will Rock You のラストのリフを実演。けっこう音が近い。ブライアンさんのガッツポーズがイカしてます。
We Are The Champions: サッカーを応援するための歌でもあったらしい。歌詞は Bohemian Rhapsody の続編にも思える。大きい会場であればあるほど映える歌。We Will Rock You もそうですが英語圏以外でも分かりやすい歌詞が良いんでしょうねえ。Radio Ga Ga のガガとかググとか。アルバム「世界に捧ぐ」は売れたが散々な批評。それは良い曲が2曲しか入っていないから。これ以降すぐれたアルバムが発表できなくなったと言う。でもライブは続く。会場もスタジアムばかり。人もいっぱい来る。
Bicycle Race: フレディさんの髪型がなんだか中途半端。流行りものや偶像は好きじゃないということか。アルバム「ジャズ」は全英2位になるも評判も様々。多様性やジョークが批評の対象になる。Fat Bottomed Girls は散々な評。
Don't Stop Me Now: 軽快で楽しい曲ですがアメリカではなかなか売れなかった。「ジャズ」はバンドのジャンル分けができないアルバムだった。
次の「ザ・ゲーム」になるとほとんど聴いたことがなかったが、クイーンにとっては全米1位になった曲が入っているアルバム。でもギターを説明する人は酷評している。
Crazy Little Thing Called Love: ロカビリーな曲。エルビスへのオマージュ? 古き良き50年代なところがアメリカで受けたんでしょうねえ。フレディさんはブロンドっぽいメイプル指板の Telecaster を手にしている。対してブライアンさんは黒いローズウッド指板の Telecaster。でもいつの間にかレッド・スペシャルに持ち替えていた。ロジャーさんの身体がかなり丸くなっているような。4人の他に誰かがピアノを弾いている。サポートメンバーが入ることもあったのだなあ。
Another One Bites The Dust: いわゆる「地獄へ道連れ」。これはライブではなく MV っぽい。ボンボンボンのベースが印象的な曲。クイーン流ディスコかファンク。これもアメリカでヒット。なんだかんだ「ザ・ゲーム」はすごいアルバムだったらしい。ここでの多様性はめっちゃ評価されている様子。クイーンが音楽的影響を与えていないという説が面白い。なぜなら彼らはユニークすぎたから。そして多様性に富んでいたから。
ということで UNDER REVIEW 1973-1980 はここで終わり。この次はフレディがソロになったり仲が悪くなったりとかいう話しでも出てくるんだろうなあ。しかしこのビデオは本人たちが登場しないところがなんだかな。

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日本暴行暗黒史 怨獣 [DVDやら映画やら]

モノクロだなあと思ったらあのシーンはカラー。今までのどれよりもきれいなカラー。パートカラーはこのシリーズだけかと思ったら『天使の恍惚』も同じだった。パートカラーのエッチシーンだけを見ると日活ロマンポルノに見えてしまう。この作品に限らず、基本的に成人映画として作られれていたのでしょうか。誰が正しいことを言っているのか? 考えてみるとこれは『羅生門』なのだなあ。前三作のように『若松プロダクション』の名前が登場せず、『六邦映画株式会社』がドーン。これは映画を作るマネーに関係するものでしょうか。そしてタイトル『日本暴行暗黒史』がドーン。サブタイトルの『怨獣』の文字が登場しない。ゴザを手にした夜たかたち。次にはしっかりピンクなシーンですが、その場所に登場する土手が見事にコンクリートで江戸っぽくないところはしかたなし。夜たかが普通のおばさんぽいところと、仕事の後であそこを川で洗ったりするところがリアル。吉三が『ハゲ』と呼ぶ若い男が旅籠でエッチをするが、相手は誰でも良いんだなあというところがすごいというかえらい。ほんとうにエッチが好きなのだろう。このシリーズの前三作は実際にあった事件を基にしたようなノンフィクションな感じ。それに対してこれは練られた話しの時代劇。男二人のピカレスクロマン。本来ならばスムーズに事が進むところをハゲが第三の男となって引っかき回す。犯罪があるかと思えば、情もしっかり忘れていない。最後はあまりスカッとしない感じだったけれどピカレスクなのだから仕方がない。時代劇なのでチャンバラも忘れていない。外面では誰が悪いのか分らないという話しであり、ラストのあの人の行動が仲間を裏切ったあの人に重なるところなどは繰り返す歴史を物語る。ああ面白かった。名作。

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