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地球へ2千万マイル(20 MILLION MILES TO EARTH) [DVDやら映画やら]

自由の女神のコロンビア映画。モノクロ。出だしの漁船シーンは遠目ではロケみたい。クローズアップではバックの感じがちがうのでスタジオ撮影なんだろうなあ。宇宙船が落ちてくるシーンは色を付けるとマグマ大使な感じ。ロケやスタジオ、特撮がわざとらしくなくつながっていて技術がすばらしい。空から落ちてきた宇宙船に乗っていたのは宇宙人ではなくどうやらアメリカ人。漁村は大騒ぎ。軍も出てくる。そのどさくさにまぎれて少年が砂浜で拾ったゼラチンかナマコみたいものが大変だったという話し。ペペとかスペイン語っぽいなあと思ったらばしょはイタリアだった。確かに似ている。女医マリザが美しい。看護婦ではなくて医者なのだ。古きアメリカの映画はどんなジャンルにしろとにかく美人であることが重要だったのだろうなあ。彼女と病室で目が覚めたカルダー大佐の会話での男性の威圧的な態度がまた古きアメリカ。こうした強い男性の姿を見て見ている男性は優位だなあ一息つくのでしょう。しかし出会いは最悪だった男女がだんだん・・・というのは定番。映画にはロマンスが必要なのだ。ナマコを破って出てきたのは「人間のような胴体に関節」だが尻尾が生えてトカゲみたいな生物。後から分かるが、生物は金星の動物の胎児でした。アメリカ人が驚異の生命力の研究のために連れて帰ってきたのだった。後でイタリア国務省の人が金星=ビーナスを「ベニス」「ベネチア」と勘違いするところが面白い。そりゃ月をすっ飛ばして金星に行っていたなんて誰も思いはしない。アメリカ人は海底に沈んだのだろう筒を探すことに協力してくれとイタリアに頼む。図々しいなあと思うが、筒に入っているのが金星から持ってきた胎児なのだと隠さず説明するところはえらい。でもカルダー大佐がイタリア人ダイバーたちに対してちょっと上から目線っぽいのが気になる。大佐たちが金星生物=エイリアンを連れたマリザたちを追いかけるところが一応カーチェイス。これもまた映画の必需品。そしてなんだかんだとエイリアンが野に放たれてあーだこーだという展開になっていく。エイリアンは腹が減ったのか民家の納屋とかに入ってあさる。ヤギや馬は放っておいて袋に入った飼料か作物を食べているところがほほえましい。このときにエイリアンの目のぱっちり具合が可愛くもある。後からやってきて吠える犬の方がよっぽど怖い。もちろんエイリアンはすんなり捕まらず、自国民が重傷を負ったイタリア側はアメリカ側が望む生け捕りに反対する。そしてどちらが先に捕まえるかという展開に。よその国でヘリコプターやら兵隊をどんどん展開するアメリカがすごい。エイリアンの研究所では博士たちが紹介されるがその一人が東京大学のコロク博士。1954年公開のゴジラと何か関係があったりするんでしょうか。後ろ姿しか見えないなあと思ったら、けっこう図々しく姿を顔を見せてくれる。色んな人間たちが登場するが、やはり注目はエイリアン。アメージングな格闘シーンが多々ありますが、特に納屋で人間を襲うところがすばらしい。人間とは常に離れて、取っ組み合いはしないだろうなあと思っていたので。犬と格闘シーンでは二匹の影だけ見える。この影の動きがすばらしい。ラストは地球の巨大な動物と対決します。2、3頭で戦ったら地球の勝ちだったかも。声だけ聴いていると怪獣同士の対決。怒りまくっているシーンでは光の当て方だろうか、影を多く作って迫力を出してます。アゴ下から懐中電灯で照らすようなものか。エイリアン、人間、どちらの目線からも考えられるタイトルがすばらしい。エイリアンにしてみれば2千万マイルも離れた場所に連れてきやがってという感じ。生物を見たマリザの「なんて醜い」という言葉にエイリアンが反応しているようで面白い。そんなひどい言葉を発してしまう彼女も、ちょっとでかくなったエイリアンを見る目には慈悲の色が見えるような。エイリアンがかわいそうなんていう同情がまったく無い話しの中で唯一の悲哀でした。ダイナメーションを説明する特典映像が、他のレイ・ハリーハウゼン物に入っているものと同じで映画『シンドバッド 7回目の航海』を紹介しているやつでした。他に予告編が収録されていて、この映画のテロップが簡潔で分かりやすい。予告編の中にマリザ役のジョーン・テイラーさんが出ている空飛ぶ円盤映画があって、それも見たくなりました。

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