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tY:近況132(LED照明とか) [他]

家の照明で蛍光灯のままのやつを LED に替える。器具はアイリスオーヤマ。北海道にも出荷所があるようで、けっこう早く届きます。

ライティングレールにはスポットライトが付いていますが、それは止めて、レール用の引掛けシーリングでシーリングを取り付けます。スポットと違って光が広がるので明るいです。

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いちばん取り替えたかったのはこのでかい直管の器具。もうじゃまです。

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これもシーリングに交換です。いやーすっきりしました。

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別な和室の埋込器具には、洋室のシーリングで使っていたアイリスオーヤマ丸形LEDに交換。FCL サイズです。埋込器具の蛍光ランプは FHC20 と FHC30 スリムタイプ。アイリスオーヤマの丸形 LEDにはスリムタイプにもはめられる透明なアダプタがついているのでそれを使う。しかしペンダントタイプの器具用なので、そのまま付けると器具のカバーが当たります。なのでホルダーをグイッと曲げるとか色々工夫が必要です。

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結局二か所しか止まらなかった。しかも中心がちょっとずれる。でも良いです。これでカバーを付けても当たりません。

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今回のシーリングは暖色とか白色と、色味も変えられる『調光・調色』にしたのですが、そのためのリモコンが付いてきます。いっしょに壁とかに取り付けるホルダーも付いてくるのですが、壁にねじ止めしたくない。

そこでスイッチプレートを 2連 のものに交換します。

片側が穴の無いものがあれば良いですが、そんなのは無いので、スイッチとコンセントの組み合わせのタイプを選びます。

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コンセント側の穴をプラバンとかでふさいで、

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そこにフックを取り付けます。全部瞬間接着剤。

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1連のプレートを外して、フックを付けた2連のプレートを取り付ける。

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ひっかける。

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ひっかける×2。

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ひもが付けられないリモコンにはリモコン付属のホルダーを貼り付けました。

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リモコンをセット。

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片側が最初からふさがっているプレートがあれば楽なんですけど。



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黒線地帯 [DVDやら映画やら]

いつ見ても新東宝のマークがなんだか不思議。太陽と三日月なんでしょうか。変な細胞みたいにも見えるし。女性を追いかける白いコートの天知さん。周りの人の様子からしてゲリラ撮影? 天知さんに声をかける女占い師。「女性を探してますね」やら「女難の相が出ている」やら云々で天知さんの興味を引きます。なんだかんだと新手の客引きですか。天知さんはいったい誰なのかというと、彼自身のモノローグで週刊誌に記事を売り込むトップ屋だということが分かります。彼が追っているのは地下売春組織。女性たちに売春をさせる黒線地帯のことを探っているのですが、それがじゃまな人が絶対出てくるんですね。サントリーの角瓶を飲んでフラフラする天知さん。その彼の手がうごめくシーンが面白いです。気がつくとベッドで寝ていて、その隣で白いコート来た女が死んでいた。焦る天知さん。三面鏡を使ったシーンがおしゃれ。焦っている天知さんと激しいBGMのナイスマッチ。圧倒的に不利な状態からどうやって天知さんが巻き返すのか興味津々。天知さんの道中は、女、女、女との遭遇。女性の割合が高い。人形教室は百パー女性。ホテルに閉じ込められたときは、チューインガムとつまようじと水で華麗に脱出。チューインガムといえば、この映画でいちばん美人だろう三ツ矢歌子さんが「リグレーの~」とメーカー指定で買うところも面白い。意外だったのが三原葉子さんと三ツ矢歌子さんって、あまり年が離れていないらしい。三原さんが貫禄ありすぎなのか。何気ないアクションも素晴らしい。バスに飛び乗ろうとしてケガをするのも立派なアクション。サブを追いかける天知さんに車が向かってくるところを軽くかわすが、当たっていてもおかしくない。車と言えば天知さんの愛車はカブト虫なフォルクスワーゲン・ビートルだった。ああかっこいい。右ハンドルでしたけどやっぱり輸入はヤナセなんでしょうか。古い映画は街の景色を楽しめる。『独特な味 カレーライス 50円』なんて看板は美味しいのかどうなのか分かりません。トリスバーではハイボールが50円。『シンガポール』なんていうキャバレーも面白い。海兵の帽子を被ったホステスにボーイを特攻隊と呼ばせて、海軍を徹底的に茶化します。当時の風俗を紹介する様に女性っぽい男子も登場してその道ならではの心情を語ります。耳や声にハンディがある人が働いているシーンとか訳ありな店ばかりではなく、男子店員がカゴに入れてくれるスーパーとか、人形教室等々が登場。みんな興味深いです。とか、ガムを買うとか、大から小まで色んな出来事に無駄が無い。石井監督ばんざい。ああ面白かった。

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ネクロノミカン(NECRONOMICON) [DVDやら映画やら]

ラヴクラフト先生のネクロノミコンを基にしたオムニバス作品集。タイトルは『~カン』ですけど。80年代のホラーテイスト満タンだなあと思ったら90年代の映画だった。ラヴクラフト本人が教会だか寺院っぽい施設を訪れ、そこで奇書『ネクロノミコン』を見つけることから物語がはじまる。施設の僧侶みたいな人たちはあきらかに迷惑そう。色々警戒している感じ。
ザ・ドラウンド (The Drownd):
原作は『壁の中の鼠』。ボロボロのホテルを伯父から相続した男。彼は伯父が海難事故で死亡した妻と娘を『ネクロノミカン』を使って蘇らせたことを知る。その結果は悲惨なものだったが、男は同じように『ネクロノミカン』を使って交通事故で死なせてしまった婚約者をよみがえらせようとするけど、やっぱりギャーという話し。『ネクロノミカン』は魔の書なので、死者蘇生で蘇った者が人間とは限らない。蘇った伯父の妻の変身を見ると、やっぱり欧米の方はタコが嫌いなのか。目が緑色に光って色々ドバーっとしながら顔が変わっていくところがけっこうかっこいいい。CG は使っていないんだろうからラストはけっこう大がかりな撮影だったんでしょうねえ。登場する女性がみなさんおきれい。
ザ・コールド (The Cold):
原作は『冷気』。監督はなんと金子修介さんでした。脚本には伊藤和典さんも関わっています。女性、エミリーのシャワーシーンがありますが、オッ〇イどーんでムフフではなくてけっこう重要なシーンです。太ももとかのアザみたいのとか。暴力をふるう義父から助けてくれたのは階上に住んでいるマデン医師。やさしくしてくれるんですけどねえ。町の人はマデンが生きていることにおどろく。なぜなら100年くらい経っているので。マデンの行動をあやしむエイミーですが、結局二人はしっぽり。でもしっぽりしている間にもマデンの身体はちょっと変な感じです。この時のマデンの表情がエッチが気持ちいいのかどうなのかとても微妙で面白い。エイミーを前にしてマデンへの愛情を話す女性リナ。彼女は献身的にマデンの研究を助けてきた女性。このときの彼女のセリフ「自分の命を絶つことができないなら~」がけっこう好き。しばらく距離を置いたエミリーはまた再びマデンをたずねます。エミリーが出てくるところのドアに『OBSTETRICS & GYNECOLOGY』と書かれていたので婦人科にでも通っていたのでしょうか。エミリーが戻ると相変わらずマデンはリナと二人であやしいことをやってました。命を永遠に維持するために必要なのは冷えた部屋と人の髄液。そして SFX の見どころがやってきます。膿みたいのは出るわ溶けるわ力が入っています。最期に眼球がつぶれるところが上手い。ラストはけっこう面白い。同じ男を愛した女性の物語なのでした。登場する記者をどこか見たなあと思ったら、『ビッグ・ウェンズデー』や『フェイド・トゥ・ブラック』のデニス・クリストファーさんだった!
ウィスパーズ (The Whisper):
原作は『闇に囁くもの』。ブッチャーという悪魔が住む町。人々はそんなこと知りません。暴走車を追いかけるサラとポール。会話からして二人は妊娠するほど付き合っているようです。そして事故を起こしちゃう。ひっくり返った車から何者かに連れていかれるポール。何とか車から出たサラはけっこう重症。無線も通じないので一人でポールを探しに行く。何の建物なのかよくわかりませんが、大きなダクトを破って落ちたり宙ぶらりんになったり、大変な目に会ってもめげないのが立派。そこで会ったのがメガネとおじさんハロルドと太ったおばさんデイジー。彼らはすべてブッチャーの仕業だと話します。そして地下のトンネルから来たのだと。トンネルを進んでいくサラとハロルド。ことは簡単に済むはずがなく、デイジーから「事故で赤ちゃんを死なすなんてお前がブッチャーだ!」とか言われてサラは絶望。落とされた穴には肉や血のしたたる死体やらがい骨だらけ。ポールのおぞましい姿が見どころのひとつです。助けるどころではありません。ああ良かったと思ったらまたまた地獄。だんだん大写しになるデイジーの口元が怖い。最後のサラの表情が怖い。映画館でみたら恐怖倍増でしょう。結局ブッチャーは誰だったのか?
オープニングやストーリーの合間で登場するラブクラフト。最後は僧侶たちと対決。鉄格子みたいなドアを見事にすり抜ける僧侶。対するラブクラフトも相手の口を手でつかんだと思ったら・・・やることがエグすぎ。ドアの鍵を失くしたのは、前の話しで車の鍵が無いことにひっかけているんでしょうか。エンドロールのフォントが好き。SFX のグロさと、役者さん表情で見せる映画でした。何も考えずに80年代を感じる映画。こういう映画を見ると、撮影現場を片づけたり掃除するのが大変だろうなあと思います。ああ面白かった。

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映画版 今日から俺は!! [DVDやら映画やら]

綾野GOさん似の三橋と原田R2さん似の伊藤による学園ドラマ。冒頭から今井番長にその手下たちとひともんちゃくの二人。このシーンに限らず今井は登場するたびに笑わせてくれます。その後で三橋に手をつながれて理子というか高橋かおりさんが石段を駆け降りるんですが、転ぶんじゃないかとハラハラしてしまう。でもみなさん若いです。走った後は息を激しく切らすことなく流ちょうなセリフが口を出る。さすが女優、高橋かおりさん。「真面目がつまんないかどうか、真面目になってみなさいよ」なんてしびれるお言葉です。殴り込んできた不良たちに、正拳突きでしょうか、武術で立ち向かう姿もかっこいい。みなさんとにかくよく走る。三橋はスピード出しすぎてカーブを曲がり切れずに転ぶほど。クライマックスでもひたすら走ります。そのケンカシーンがまた長い。ラストの決めは飛び蹴り。これってけっこう痛くないですか? 若者の中でただ一人倒れて動かない赤いシャツのモト冬樹さんが面白い。橋の上での二人対大勢の一方的な乱闘シーンはけっこう怖い。たまたま通行した車も壊されたりしてもう大変。カラオケボックスは破壊するし、笑ってばかりもいられないバイオレンス。開久の不良たちがどんどん憎たらしくなってくる。でも「正々堂々と~」なんて話す裏番がアホです。イケメンなのに。そんなバイオレンスな不良の開久に反するのがモト冬樹さん率いるヤクザたち。怖い役ですが笑わせてくれます。ヤクザなのに。緊張と緩和のバランスがすばらしい。見た目は好青年のバスケのうまい男が実は・・・といった筋立てで、高橋かおりさんが危ない目に会うのは自然な流れ。物語のきっかけは三橋があまりに女心、つまり理子のことが分からないことから始まります。「お前に似てるサルがいる~」とか口に出るのは失礼なことばかり。これでは理子も怒ります。素直で無いのだ。しかし三橋が叫びながら必死にシュートを打つも全然入らないところは見ていて悲しくもなります。桟橋から見事に海に落とされる久我陽子さんが大人だなあと思ったが、Wiki を見たら高橋さんと似たような年だったんですね。お父さんも芸能界関係でした。久我さんは海だけでなく、川でも走ってもうビチョビチョ。女優さんも大変だなあ。終わってみると伊藤の真面目さに救われるお話しでした。三橋のセリフがほぼ怒鳴り口調なのに対して、伊藤は普通に話してくれるところが、聞いてて助かります。告白も三橋が「好きだ!」と言えば、伊藤は「愛してる!」と言うところがなんだかんだと純情マインド。始まりとエンディングがループしているようで面白い。高橋かおりさんが出ていなれければ見ることはなかった。女の子や女性がたくさん登場しますが、高橋さんだけ次元がちがいます。ストリートバスケを見ている時の憂いや虚無な感じの表情が素晴らしい。高橋さんがカラオケボックスで歌う『揺れる思い』をバックにして徐々に盛り上がるクライマックスがドラマチック。この次の年に映画『あした』が公開されるのですが、名作からヤンチャまで幅広く許容する大女優なのだった。ああ面白かった!

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爆裂魔神少女 バーストマシンガール [DVDやら映画やら]

ウルトラマンに出ている女優さんの映画を探していたら、なんとまあ『片腕マシンガール』のリブート版だった。元の映画もそうですが、さすが安定のスプラッター映画。前作を超えてます。いきなりの胸登場で子供には見せられない。最初に製作会社とかのタイトルが出て映画は始まりますが、そのまま進んでいって、中盤の盛り上がり手前でタイトルとクレジット登場。けっこうドラマチックでかっこいい。いちばんの見どころはメイキングにも収録されていたワンカットアクション。流れ者の殺し屋マツカタが手前、アミが後ろでバク転しているシーンの遠近具合がかっこいい。本編ももちろん面白いが、メイキングも見どころあり。トンデモな映画ではあるけれど、作ってる人たちの熱さ・現場の厳しさが伝わります。ワイヤーアクションで地面に直落ちするところは絶対痛い。片腕を切られるシーンとかは、本編より怖い。ヨシエのスーツがかっこいい。特に首回り。大御所なのに最期がすごい青山ダルマ役の根岸季衣さんが楽しそう。片に端と書いて「か〇わ」とか「見世物小屋」とか日活が作っているとは思えない世界ですが、やくざに銃撃はしっかり日活映画。銃撃のポイントはとにかく跳弾。妊婦さんのようなキキョウが登場してからは跳弾の嵐。これだけ跳ねたら誰も逃げられません。そのキキョウから後半はちょっと休憩とタイトルロールを挟んでアクションの連続。叫びと血しぶきのパレード。セーラー服が赤く染まります。文句の付け所無し。流れ者マツカタの最期がちょっと意外に思ったけれど、考えてみると日活らしいけっこう仁義な最期かも。気のせいかアミの顔が最初と最後で変わっている気がする。なんか絞られたというか。ほんとにそうなら走ったり飛んだり叫んだり、激しい仕事だったのだなあ。青山ダルマ率いるダルマ屋の説明が絵入りで分かりやすい。カラテカの人がパンツの中で手を上下しまくったり、さっきの説明の絵の中やところどころに登場するチ〇〇関係の演出がおっかしい。心残りはアイパッチの小さな男の正体がなんだったかというところでしょうか。さすが有限会社西村映造。面白かった。もう一回『片腕マシンガール』を見たくなった。

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地獄少女 [DVDやら映画やら]

1965年から2019年へ。冒頭の地獄少女が良くわかるシーンがうまい。これが波岡一喜さんとつながっているとは。波岡さんというとあやしい役が多いが、今回はなんだか良い役そう。女子高生を部屋に入れて何もしない役なんです! 若い人たちの中では大御所と言えます。エンドクレジットでも最後に登場するし。波岡さんのお母さんが地獄通信を使っていた。昔はどんな風に通信していたんでしょうと思ったら、新聞の求人広告を使っていたらしい。現代では深夜12時に Webサイトにアクセス! 検索サイトは『Google』でも『Bing』でもなく『Early』でした。見ているとなんだか地獄通信で頼むというより、必要そうな人にやってくるような。みんな気配を感じてるし。お母さんの最期の表情にリングの大石さんを思い出す。ミホのクラスの女子が感じ悪い。マキって人のライブシーンで痴漢する男がクズですが、マキを崇拝するハルカからのやられっぷりが爽快。痴漢だけではなくて包丁持った人が暴れたり、ライブって怖い。地獄少女である玉城ティナさんを軸に、森七菜さん演じるミホとか、普通の人々が中心になって話しは進む。地獄少女の登場はその結果にすぎないんですねえ。仁村紗和さんのハルカがワイルド。彼女とミホの関係を見ていると、信頼しあっているだけになんだか危険な方向性しか感じなくて先行き不安すぎ。最初の地獄通信シーンでのミクリヤサナエの姿がけっこうホラー。かなり気持ち悪かった。気が付くと何かを手にしている。地獄少女曰く、それをどうするかは自分次第。地獄少女はテレビの連続ドラマで何度か見たことがありますが、その時は和人形な感じでしたが、今度は玉城さんなりな雰囲気。鬼太郎をウェンツさんが演じていたような感じでしょうか。眼力が良いですねえ。けっこう背がでかいので、上から目線でさらに眼力倍増。にらまれただけで動けません。さすがはサイハラさんの学生時代。服装はセーラー服と着物の二通りで登場しますが、どんな TPO なんだ? 多分「いっぺん死んでみる」では着物なんですね。地獄少女が登場するときに歌う『あぶくたった煮えたった♪』、『かごめかごめ♪』、『通りゃんせ、通りゃんせ♪』とかって、よく「本当は怖い~」云々と言われるやつですね。地獄少女らしいです。地獄少女には手下みたいな人が三人登場しますが、その中の一人が橋本マナミさん。でも顔が半分以上違っているせいかすぐには橋本さんと分かりません。麿赤兒さんもその一人ですが、ほとんどルパンの娘のままなのにすんごく怖い。マキのオーディションに橋本マナミに加えて麿赤兒さんも受かっているのが笑えます。マキって実力本位なのか、それとも普通の人には麿さんたちの姿がかっこよく見えてるんでしょうか? 「悪魔に魂を売って戻ってきた」と話すミクリヤですが、お母さんにあんなこと言わなかったら、とりあえず寿命はまっとうできたのになあと他人事ながら悔やまれます。振り返るとやっぱり人間がいちばん怖い。ハルカ役の仁村紗和さんはバイオレンスで怖い。ミホがもどすところがすごく自然で怖い。片岡礼子さんの最期もすごかった。その息子が書いた手紙も怖かった。弁護士は持ってくる前に読まないの?後から気が付いたが浪岡さんの母親役は風祭ゆきさんだった。やめろやめろと言いながらカメラを向ける浪岡さんがプロ。エンドロールの歌のギターだろうリフが良い。夕焼け空に映し出される地獄少女。「みんな見てますよ」ってことでしょうか。エンドロールで分かったが、マキって漢字で『魔鬼』だったんですね。地獄と天国があるが故の地獄少女。面白かった。

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tY:近況131(映画 シン・仮面ライダーとか) [他]

本郷がバッタオーグにされるいきさつも無しにいきなり逃走劇とバトルが始まるところがすばらしい。ライダーや怪人が登場するのを待っていられないもの。ウルトラマンで最初から怪獣がオンパレードするのと同じ。クモオーグはクモなのに腕2本?と思っていたらなるほどなあ。本郷や一文字にイチロー、オーグたちには過去に色々あっオーグにされてしまったのでしょうが、過去やいきさつなどどうでも良いです。ショッカーという組織があってそれを守るか倒すかの話し。意外だったのは本郷がなぜオーグされたか分からなかったところでしょうか。他のオーグたちはどうなんだろうなあ。

昔なら蜂女やクモ男にコウモリ男なんでしょうが、ジェンダーなご時世なのかオーグ。考えてみたら何十年も経っているんだもの、時代が違う。しかし最初のライダーを見ているよう。数十年経っても違和感無し。ダムや工場に波止場ばかりで都会が出てこないから? ハチオーグの街は商店街と居酒屋だし。ただよう昭和感。役者さんたちもみなさん良い感じで昭和顔。「変えたくないもの~」とか書かれた宣伝ポスターとかありましたが、これって100%監督の製作ポリシーですね。

顔に浮き出す傷とかは漫画版を思い出す。一文字隼人ライダーが最初は敵だったのも同じ。漫画ではショッカーライダーの一人で戦闘中に洗脳が解けたと思う。それにショッカーライダーたちの銃撃で本郷は命を落とした。今回はライダーの状態でかなりの銃撃を受けていたが、もしかしてこのまま・・・まさか漫画どおり・・・とよぎってしまった。

武器のない仮面ライダー。ひたすらパンチとキック。ときどきイチローのプラーナ攻撃。ただし子供の頃はトランポリンだったろうライダージャンプにライダーキックも姿が見えなくなるくらいに高く飛ぶ。サイクロンも意外な機能でライダージャンプを助けてくれる。ショッカーライダーの機関銃攻撃にもがまん。武器といえばハチオーグとの刀対決があったか。これは流れ的に東映時代劇オマージュなんでしょう。緋牡丹博徒とか。衣装もほぼ着物だったしなあ。ライダーのパンチやキックでショッカー戦闘員(ですよね)たちはつぶされ、血が吹き出し、ぐしゃぐしゃになってしまうが、実際に○○ ton とか、設定上のパンチやキック力で攻撃するとこうなっちゃうんでしょうね。そこんところがリアルで素晴らしい。リアルといえば、やっぱりライダースーツって脱げたのか? 思うに本郷がコートを手放さなかったのは姿を隠すためかと思ったが、一文字がマスクやサイクロンの他に「新しいライダースーツ」を立花に頼んでいた気がするが、記憶違いですか。戦うときは前もって着ておかないとだめなんかなあ。ハチオーグの変身が「早や着替え」っぽいのが面白い。他にリアルだなあと思ったのは、本郷ライダーの疲れ具合。ショッカーライダーと戦っている時に一文字ライダーが助けに来たが、あまり戦っていない一文字はそれなりに元気でしょうが、その横で本郷ライダーは肩で息をするような感じ。疲れない奴はいないのだ。イチローも余裕かと思ったら最後はけっこうイライラしてたし。

なるほどなあと思ったのが『プラーナ』。映画を見ている間はそんなものかと思っていたが、インド哲学では風の元素とか生命力のことなんですね。石ノ森先生もそんなことを考えていたのだろうか。ライダーを見ていたころは単純に「風力発電なんだ!」と思ってました。ガメラでいう『マナ』みたいなものか。こんなところもあるはずの無いだろうリアル。哲学には失礼ですけど。ゴジラ映画の博士による説明みたいな。こうしたことを考える仕事というのは楽しそうです。締め切りとかなければ。

それから『ハビタット』。実際にそうした団体もあるし、その団体の理念は『誰もがきちんとした場所で暮らせる世界』なんだと。以下勝手な考えですが、ショッカーというか AI のアイはそれを追及する組織なんでしょう。その世界を提供して、有無を言わさずにその中に押し込んでしまおう。そうしたら世界は平和になり人々も幸せになる。送り込む前にはしっかりプラーナ、つまり生命力もいただく。コウモリオーグのウィルスは最も効率的なハビタットへ送る方法。そのハビタット世界を構築するプログラムをイチローとルリ子が作っているんだな・・・と思ったら、ルリ子、滝、立花と本郷がたくさんの遺体を前にしたシーンではルリ子が「死んでいるが死んでない。いうなれば魂だけがハビタット世界に送られた」ようなことを言ってなかったかなあ。するともうハビタット世界は出来上がっていたのか。聞き間違いかもしれないし、セリフが多くて2、3回見ないとスッキリしない。AI が考えた幸せ。多幸感に包まれた世界。どのように多幸感を得るのか。ハビタット世界はうその無い世界。AI には疑問はなくても、人間同士の世界であればそれは恐ろしそう。恐怖。でもその世界に独りだけなら平和だなあ。観た後、しばらくして思ったのだが、AI って最終解を宗教に求めるなんてことはないでしょうか。まじめな学者が宗教にのめりこむように、いちばん論理的そうな考えがあやしいところに当てはまりそうでなんだか怖い。

怪人だからといって醜悪な見かけばかりでは無い。ハチオーグの仮面は塗装もかっこいいし正義のヒーローっぽくもある。クモオーグはちょい悪なボード好きな兄さんにも見えるし。コウモリオーグは仮面は無いけれど服が正装。おそらく研究一筋で見かけに頼らないんでしょう。仮面が無くても多幸感を感じられるし、ウィルスで簡単に人を殺せたりするので、仮面をかぶって闘争本能を高める必要もないんでしょうか。最後は戦わずに空を飛んで逃げたし。サソリオーグはちょっと手抜きかもしれませんが、女優さんをマスクで隠したくなかった? 最後に仮面が割れて顔が出てくるというのもサプライズと思いますが。オーグといえ、大量の銃撃の前では人間相手でも倒されてしまうんですね。倒すシーンは音だけで倒されるところは映っていませんでしたが、立花たちはひそかにすごい秘密兵器を持っていたりして。それにしてもなんでサソリオーグは他のオーグを泡にしてしまうような毒を使ってんだ?

漫画やテレビだと本郷は改造前もスーパーな青年だったが、今作ではルリルリにコミュ障と指摘されたりする。人づきあいが苦手なのか、ていねいな言葉使い。その裏には自信の無さや臆病ささえ感じられたりする。一文字に対するさん付けは、本郷よりも年上だからですよね。本郷は大学生(だと思う)で一文字はジャーナリストということは、おそらく社会経験は一文字の方が長い。彼に比べたらコミュ障の本郷は子供みたいなもんでしょうか。本郷役の役者さんもベスト。頼りなさもちょうど良い。鉄人28号の金田君がそのまま大人になったような。その本郷をはじめ配役がすばらしい。いちばん若いだろうルリ子さえ憂いの表情に漂う昭和感。年をとった役者さんが出てこないところが良いです。いちばん年上そうな方もすぐに退場するし。ルリ子やハチオーグと一緒にライダーやオーグたちが並んでいると、そのままアニメにしてもおかしくない。加えて人間である滝と立花がかっこよすぎなので、さらに虚構の世界に見えてしまう。それが目的なんでしょうが。

登場人物の設定でいちばん良かったのはルリルリこと緑川ルリ子。オリジナルでは普通の女性でいつの間にか消えてしましましたが、今回はただの一般人ではない。すべてをつなぐ鍵。彼女がいなければ立花や滝との話しもおさまらない。冒頭ではあの崖から吹き飛ばされるように落ちても死ななかったし、ショッカーに育てられたというのもうなづけます。何らかの強化もされてるんでしょう。あのブラウンのコートにも秘密ありですか? 銃もためらいなく撃つし。本郷ライダーを含め、今作で消えてしまうのはなんともさみしい。しかし死しても死んでないことは後で分かりますけど。用意周到自慢な彼女ですが、クモオーグの後輩のことは知らなかった。これもショッカーには派閥があって一枚岩ではないということなんでしょう。

ルリ子はショッカーを裏切りますが、元々人間な父親が組織について疑問を感じてしまうのは有りとして、ショッカーで生まれ、育てられた彼女が組織を裏切れたのは洗脳されていなかったから? それとも緑川博士が洗脳を解いたんでしょうか。電算機として作られたルリルリには常に論理的な思考が働いていたのかも。洗脳されているのはオーグだけなのかもなあ。他の博士たちはやりたいことができれば洗脳しなくても狂ったように仕事に打ち込むだろうし。イチローの持っていた家族写真。そこに私も写っていたら・・・ルリ子はそんなことを言っていた気がする。それなら遺伝子的につながっているのは父親だけということ。母親とは関係なし。それだから母を失った兄の心情を分かるのは難しい。だから兄を裏切れたんでしょうねえ。彼女は父親の緑川博士のこともただの遺伝子的つながりとしか思っていない。ルリ子は兄を裏切ったけれど、一般の人間がどうなろうとかまわないと思っているんではない? 自分以外の者はショッカーでも人間でも信頼しないんだから。それだから彼女がショッカーを止めようとしているのは彼女自身が納得できないから。自分が正しいかどうか。それがちょっと変わっていくのは弱い人間でもある本郷のおかげなんですよね。そのためにも緑川博士は彼女を本郷に託したかったのかも。本郷に赤いマフラーを渡すシーンで博士はちょっと笑って気がしますが、うれしかったんでしょうね。なんだかんだとルリ子は家族を理解しようとしていたのか。

登場される方たちみなさんが際立つ方たちでしたが、ふと考えると主役はバイクだったのかも。緑川博士にイチローに一文字、そして本郷。ある者には孤独の象徴であり、家族の象徴でもあったりする。イチローの台座の両脇にはバイクがあったし、ルリルリはバイクのおかげで本郷の暖かさを抱きしめて知ったし。彼女にとってバイカー=父親の赤いマフラー。赤いマフラーを渡された本郷。それは一文字にも渡される。色々つながり、受け継がれるんですねえ。二人乗りは命を預けるようなもの。信頼がなければできません。この映画を見てバイクの免許を取る人もいたりして。

最後は漫画みたいに脳みそにならなくて本当によかった。孤独が好きなくせに独りはさみしい一文字。本郷と話すことが本当にうれしそう。良いラストだったなあ。パート2があるならなんとか実体化してくれんものか。一文字のスーツが2本線ってことは、それもないんだろうなあ。ハビタット世界ででも戦ってくれないものか。そこでならまたルリ子といっしょになれそうだし。あきらかにロボット刑事な K やキカイダーらしい J (ジローの J なんでしょうねえ)が登場したので、またなんらかの石ノ森キャラクターが登場してくれたらうれしい。スカルマンとかイナズマンとか、ショッカーの派閥がブラックゴーストになるとか、そしたら島村ジョーが誕生するとか、さらには岩佐さんの 009ノ1 の登場とか、おじさんホイホイで良いので観たい! 今作ではハチオーグに操られた一般人やコウモリオーグのウィルスに犯された一般人はたくさん登場しましたが、滝と立花を除いてまったく人間との絡みがなかったとはず。見物人の姿すら見えない。戦う相手はオーグのみ。世間にはまったく知られていない事件なのかもなあ。

仮面ライダー1号の数十年後の答え合わせ。本郷も骨を折ったんだ! 石ノ森先生も文句言わないと思う。もしご存命なら作ろうと思ったに違いないから。

でもなんだかんだとジーンときたのは、仮面のからはみ出る髪の毛でしょうか。これこそ仮面の証し。かっこよかった。



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tY:近況130(CAD と RDPとか) [他]

AutoCAD LT 2013 は正規なCDを持っていても、インターネット経由のアクティベーションができなくなってしまった。PC を買い換えてもインストールできないんです。

それで前から使っていた CorelCAD 2018 を使ったり、サブスクの AutoCAD 2023 を数か月使ったり、コストの関係から CorelCAD を 2023 に買い替えたりする。ちなみに CorelCAD 2023 は、AutoCAD みたいに 2台の PC にインストールできます。

ある日、リモートデスクトップ(RDP)というのがあるなあ、と考えた。

もともと使っていたのが Dell Studio XPS1645 で、それと LAN で直接つなげば RDP で XPS に入っている AutoCAD LT を使えるんでないか。

そう思ってやってみるとすんなり使えました。Windows10のRDPの方法はいろんなサイトで説明されているので大変助かります。ファイルのコピー・ペーストが面倒くさいですけど使えます。

RDP.png

ただし、グラフィックの関係か atiglpxx.dll ファイルの名前を変えたりして無効にしないとだめだったりする。具体的にはこんなエラーです。

AutoCAD の起動時に「LoadLibrary が エラー 87 で失敗しました」と表示される
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad/troubleshooting/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/AutoCAD-startup-error-load-liabrary-failed-with-error-87.html

このファイルのタイプを変えて解決する(解決なのか?)

RDP6.png

AutoCAD LT で XPS の ATIグラフィックを使えないので描画はちょっと遅い。使っているときは当然 XPS はカバーを閉じても良いように、スリープしたりしないようにバッテリー設定を変えたりする。

そんな風にしばらく使っていたら、なんだか AutoCAD LT の動きが変。それで XPS の電源を落としてまた入れたら、ピーピー音が6回鳴って画面は真っ暗。

色々調べたらグラフィック関連に問題があるらしい。たぶん通常通り立ち上がっているんでしょうけど画面に表示されない。 XPSもずいぶん使ったし、これで最後になってしまったか・・・と使うのはあきらめて CorelCAD 2023 を使う。

CorelCAD 2023 は動作が軽くて使いやすい。サイズの大きいファイルでも楽に作図・編集できるし、前は回転の時にコピーが無くて不満でしたが、2023 ではコピー付き。ブロックの編集もしやすくなっているし、使い勝手が良いんです。2018 を使っていて不満な点が無くなってます。3D を含め、マクロや LISP など、フルで使えるところも良いところです。 価格は7万円くらいするんですけど、年末とかある時期によっては、ほぼ半額セールみたいのをやっていて、2018 も 2023 もその時に入手しました。

RDP7.png

とまあ、しばらく AutoCAD LT はあきらめていたんですが、XPS の電源を入れて画面が真っ暗なまま RDP を試してみると、なんとまあつながるではないですか。

不思議なことに atiglpxx.dll を無効にせずに AutoCAD LT を立ち上げてもエラーにならない。デバイスマネージャーとかを見ても、ATI Mobility RADEON が見つからない。ATIのグラフィック自体が無いものなっている様子。

でもなんだかんだと使えて、どこか安心するのだった。



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アイアンガール FINAL WARS [DVDやら映画やら]

出だしからムフフ。前回の姿を忘れてしまったが、背中の装甲が生物っぽくてかっこいい。進撃の大巨人とか、大事なのは脊髄あたりなのかも。連合軍とテロ組織アルカロイドとレジスタンスの戦い。アイアンガールはもちろんレジスタンス。もともと軍事企業が作ってしまった最終兵器と噂されるものが悪い。この兵器の正体がちょっと悲しい。その軍事企業が台頭した理由は、80パーセントの人々がいなくなってしまったサイバー戦争。きっとドローンとか IT 兵器によってもたらされた結果なんでしょうねえ。ダークエンジェルの電波爆弾(だったか?)で IT インフラが使えなくって生活が不便になった社会がなつかしい。でもまだ人は生きていたような。知っている俳優さんは春田純一さんと亜紗美さんだけだった。お顔は見たことがあっても名前が思い出せないんです。驚いたことは、メイキングで知りましたけど春田さんが JAC 出身だということです。初代仮面ライダーやキカイダーとか、初代ライダー以降の特撮にはほぼかかわっていたんですねえ。この映画に出ているのも納得。春田さんが演じる『道明寺博士』は『光明寺博士』由来だったりして。アイパッチがゴジラの芹沢博士を思い起こさせます。前作から引き続いて登場するのはスナッチ。そしてまさかのポイズン。なんか身体が一回り大きくなっているいるような。衣装がはちきれそうです。悲しい敵役ダイアナの赤井沙希さんはボクサーの赤井英和さんの娘さんだったのですね。しかもプロレスラー。そういえば『大怪獣モノ』に出てたか。立派な太ももの長い脚がまさに武器。クリスを助けるジョーとダイアナは以前恋人同士だったらしく、ジョーを見つめるダイアナの目がクリスが現れたことで嫉妬の目に変わるところが素晴らしい。目は口ほどにものを言うのは本当です。ついにアイアンガールこと早乙女クリスの素性が分かる。敵のアジトで彼女が見つけたものはなんと・・・ 取り戻したい記憶とはなんだったのか? 知らされる事実。これも春田さん演じる道明寺博士に出会えたおかげなんですねえ。あの丸い小さな盾で弾丸を受けるということは、おそらく盾が弾丸を集めているのではなかろうか。そうでなければ絶対に当たってます。そのシーンでの立ち回りがかっこいい。豪快なラスト。シリーズは終わる気満々のラスト。でもエンドロールの後で・・・次回作はあるんでしょうか。途中のムフフでは舌まで使ってこれはもしかして最後まで行っちゃう?と思いきや、まさかあっち側から断るなんて・・・けっこう意表を突くエッチ展開。好きな人のことが頭を離れないんですねえ。古い世代は新しい物より劣ってしまうのは悲しい人造人間の性。クリスも新しい同類を前にしては苦戦します。蹴りは強いし投げられっぷりも豪快。クリスはどう立ち向かうのか。ストーリーの他、胸に目が向いてしまうこと間違いなし。一粒で二度おいしい映画。ママさんのいるバーにミュシャの絵が飾ってありました。いちばん驚いたことは明日花キララさんの歌です。これがけっこうかっこいい。歌番組に出ないのが世界七不思議で世界ふしぎ発見。

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アイアンガール ULTIMATE WEAPON
アイアンガール



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悪魔くん VOL.4 [DVDやら映画やら]

悪魔くんのDVDもついに最終巻。悪魔くんとメフィストの仲の良さが絶好調。チョコレートをよこせというのは代わりませんけど。やりすぎな回も多い巻。
第21話「化石人」
冒頭から山崩れに雪崩とおおがかりな特撮。サブタイトルの「化石人」というのは、DVD 収録のデータファイルによると『ジュラダン』というらしい。うろこがあるようで半漁人をイメージしたような見た目。けっこうかっこいい。悪魔くんからは「妖怪、妖怪」と言われるが妖怪ではないと思う。化石人の人数が多かったりしてメフィストは苦戦するが、最後は豪快。ちょっとやりすぎではと思っていたら、そんなことを悪魔くんも言ってくれた。メフィストはてへペロ状態。こいつらやりすぎ。ビニール氷がたくさん見られる回。知っている役者さんでは室田日出男さんが出てました。
第22話「呪いの森の魔女」
村を呪う魔女と悪魔くんたちの戦い。メフィストが車を運転するが、見事に気に衝突しちゃう。ラスト、最期であろう魔女を背にしたメフィストの白目な決め顔がたまらなく見事なドヤドヤ。放送回の中でいちばんのドヤカット。
第23話「化けぐも」
小さな山村のミニチュアなお菓子茶屋から始まる素朴な話しも、山崩れやらミニチュア炎上やら最後はダイナミックな空港破壊まで予算の消化義務があるかのようにエスカレートしていく。田舎ののどかな風景で始まったとは思えないラスト。「化石人」もそうでしたが、今回もかなりやりすぎ? 化けぐもの見た目が、古いアメリカSF映画のポスターに描かれる怪獣っぽい。最後の攻撃はペロリゴンでもおなじみなロケット攻撃。化けぐもの目玉のサイズ感がおっかしい。
第24話「カマキリ仙人」
カマキリ仙人の顔は雑だがけっこう怖い。雰囲気は「呪いの森の魔女」の鬼ババっぽい。夫婦と言われても過言無し。メフィストの杖と仙人のカマの戦いがなかなか白熱。仙人も山を崩すほどのパワーがあるのだから、情報屋の家族くらい家ごと粉々にできるはず。でも侵入の仕方がみみっちい。きっと仙人は遊んでいるのだと思います。最後は悪魔くんとメフィストがデレデレ。湖吸い上げとか地割れとか土木系魔力多数登場。
第25話「人喰いダイヤ」
ダイヤに人が食われてしまう話し。ダイヤの中で戦っているシーンではダイヤが見事にビニール。ビニールハウスで戦っているようなもの。ビニールといえば水や氷でしたが、ダイヤもビニールとは。なんだかんだと悪魔くんとメフィストが活躍するが、この回でいちばんの見どころは、何と言っても悪魔くんの茶碗の持ち方です。
第26話「透明怪人」
透明怪人というサブタイトルですが、それは登場する死神が持つ能力のひとつ。死神の道具を拾ってしまった悪魔くんの友だちが死神に狙われる。その死神の姿も狙われた人にしか見えないというところが恐ろしい。魔法大全集によれはメフィストは死神の仕事を邪魔することはできない。部署が違っても会社は一緒と似たようなものでしょうか。魔法大全集をスラスラ暗唱する悪魔くんはやはり天才。悪魔くんたちはメフィスト抜きで友達を死神から助けようとふんとうしますが、そううまくいくはずはありません。ツンデレなメフィストがどうやって悪魔くんたちを助けるのかが見物。
第26話のラストでは今までの戦いのハイライトが登場し、「~お別れの時が来ました~」というナレーション。メフィストの最後の魔力は『グッドバイ』。悪魔くんの「またお会いしましょう」というメッセージで完となりました。特撮予算のかけ方の高低差が激しい巻でした。顧みると、いちばん水木先生らしい妖怪は「水妖怪」だったかも。

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悪魔くん VOL.3 [DVDやら映画やら]

VOL.1 と 2 を見たらやっぱり 3 も見るしかない。
第14話「妖術師バラモン」
魔法陣から登場するとそのまま地上にいつけるのだなあと納得する回。そして悪魔くんの父親、三代目 三遊亭圓歌さんが面白い回。バラモンとの魔術合戦が軽快。谷割・谷戻し・土津波とか土木関係の魔力がたくさん登場する。バラモンの見た目よりも、約束したことをちゅうちょなく実行するところが怖い。でも予告編のとしぬすみの方が怖かった。
第15話「妖怪としぬすみ」
前段無しに子供が襲われる。その場に悪魔くんと情報屋も居合わせるとか、展開が早い。どうやら子供の年を盗む妖怪。盗まれた子供はジジババ顔になってしまう。なかなかやられないとしぬすみ。悪魔くんとメフィストの絆がちょっとだけ深くなる回。
第16話「モルゴン」
第5話の「ペロリゴン」以来の着ぐるみ怪獣な回。『モルゴン』の『モル』は『モルモット』の『モル』なんでしょうねえ。ヌメヌメ感がすごい。面白いところはモルゴンのサイズが変わるところ。ネズミサイズから怪獣サイズになったと思ったら、人間大にも変わります。その変わる方法も面白い。モルゴンを入れていたカゴもいっしょに大きくなるところがすごい。最初に登場する博士と用務員さんみたいな人はよく見かける俳優さん。
第17話「黒猫館」
魔法陣で寝そべるメフィストの傍らにはエレキ。第11話「幻の館」以来の登場です。魔女なのか妖怪なのか、たくさん出てきて面白い。その中でも名前は分かりませんが、顔がでかいのがドン。とにかく顔がでかい。交通事故のシーンでの怯え方がけっこう怖い。時間の中で戦いがしめる割合が多いのは、子供を飽きさせないためか。電気洗濯機の件が面白い。メフィストの悪魔くんに対するツンデレ愛爆発な回。
第18話「怪奇雪女」
巨大サイズの雪女登場。女性が演じているが、ときどき腕に棒でも入れたような案山子みたいになる。ちょっと雑だが、建物を壊すところはけっこうな迫力。ビニールな氷が楽しい。大人の登場人物が多い回。大人の女性にメフィストがデレデレ。ある理由でメフィストが魔法が使えなくなり、さあどうなるというところが見物な回。
第19話「地獄脱出作戦」
いきなり地獄からスタート。地獄に何かを探しに来た悪魔くんと情報屋と女の子。連れてきたのはもちろんメフィスト。女の子が何かを探しに来たんですねえ。第10話「シバの大魔神」で離れ離れになったメフィスト兄が登場する。ずっと地獄の牢屋に閉じ込められていたんです。すぐ脱出できる魔力を持っているのになぜ?と思いますが理由がありました。ほぼ半裸な鬼の子に扮する悪魔くんと情報屋。見事な子供体形。「あとは勝手にしろ」と悪魔くんたちを突き放すメフィストだが、やっぱりツンデレ。
第20話「未来ゾーン」
こんどはなんとまあ SF な話し。妖怪も怪獣も悪魔も地獄も登場しない。初めてではないでしょうか。でも考えてみたらモルゴンとかも SF か。カラーだったらどんなだろうと想像させる衣装を来た子供が二人。なんと未来から来たんですねえ。メフィストが人間に手玉にとられたのがよっぽどくやしいのか、こんなことまで魔力にせんでもというたくさんの魔力でギャングたちをとっちめる。 なんだかだんだん登場する妖怪とかが雑になってきたような。特に顔がでかい。水妖怪みたいな水木チックな妖怪はもう登場しないのか? VOL.4 はやめとくかと思っていたら、次回予告の「化石人」がけっこうかっこいいので続きが見たくなってしまうのだった。

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黄線地帯 [DVDやら映画やら]

相変わらずなんとも言えない新東宝マーク。エロの血+サイケっぽくも見えてくる。色々あるラインシリーズの中でも、吉田輝雄さんが出ているので見る。殺し屋の天知茂さんが三原葉子さんを人質にとって神戸に向かう話し。三原葉子さんの恋人が吉田さんなんですねえ。吉田さんは新聞記者らしくとりあえず一般人。天知さんが神戸に行くのは殺しを依頼した組織に裏切られたのでその報復のため。警察に追われている立場なので、一人だとばれやすい。そのカムフラージュに三原さんを拉致したんです。列車内や靴屋のシーンとか、自分が拉致されていることをなんとか知らせようとする三原さん。彼女の性格設定もあってか、出だしはちょっとコメディタッチでもある。赤いハイヒールを残すところはけっこうロマンチックだったりする。が、しかし、石井監督がそんな甘っちょろい世界だけで終わるはずはなく、だんだんと絡んでいる犯罪の恐ろしさがあきらかになってくる。三原さんの他に三条魔子さんにも魔の手がかかり、彼女たちの行きつく先をイメージさせるのが、外人娼婦のシーン。彼女たちもああなってしまうのか。外人娼婦の背景とか仕打ちは悲しく、ひどいもので十分インパクトを与えますけど、ちょっとひどすぎかも。しかしこれも時代と片づける。素晴らしいのは舞台ですねえ。セットかロケかは知りませんけど。天地さんと三原さんが入るホテルが "QUARTER MASTER"。調べたら船乗りの『需品係将校』とか『操舵員』という意味らしいが、陸軍の『宿舎割り当て』の意味もあるようです。このホテルとかその周辺が見事。現実かつ非現実、異国なところもあり、そしてタイトルの『黄線』たる雰囲気満々。こうした細かい作りこみが年数を経て『徳川いれずみ師 責め地獄』の長崎の歓楽街やアヘン屈の様子にもつながっていくんでしょうねえ。さすが監督。このホテルから眺める路地の様子が吹き溜まりの象徴。そしてホテルから路地を舞台にした男女のすれ違いもスリリング。今回の吉田さんは新聞社勤めの会社員なので銃をバンバン撃ちませんけど、そこが悲しい殺し屋の天地さんと好対照。甘いマスクの吉田さんと憂いのある天地さんのお顔もあって、見事に希望と絶望を現してくれます。ナイスな配役。コートも黒っぽいのと白っぽいのだし。好対照といえば昼と夜もそう。漆黒の夜の世界があまりに怖い。せっかく良い人に渡ってくれた思ったらああなったりとか、百円札の行く末も面白い。タバコというか洋モク売りなんて時代ならでは職業でしょうねえ。天地さんと三原さんがホテルで話すシーンで映る窓の向こう側では誰かがしっぽりやっている。話していることがシリアスなだけになんだかおかしい。孤児院で三食62円の予算の話しがとってもリアル。悪い先生がマスクを額にあげている姿が、パンティをかぶったおっちゃんみたいでおかしい。さらにマスクをした天地さんもちょっと見た目が変。新東宝の映画はカラー映画だけれど、なぜか記憶は白黒になっているのが不思議。文句を言ったり踊ったりとなんだかんだとうまくやってる三原さんがタフ。クラブの『PRINTEMPS』って『春』って意味なのか。『黄線地帯=イエローライン』とは何か? それは予告編を見るとちょっと分かる。DVDメニューにキャストと役名の一覧があって大変親切。なんか新東宝の映画って面白い。

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