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天使の恍惚 [DVDやら映画やら]

吉沢健さんが出ているので見る。画面は狭いですが、ふかんや遠近撮影など広く見えるところがすばらしい。冒頭で横山リエさんが歌っているのは「ここは静かな最前線」という曲らしい。ギターのアルペジオが美しいなかなか静かで良い曲です。彼女は『金曜日』という役。白黒かと思ったら、エッチが思いっきりカラー。エッチの後の余韻が長い。ベッドが箱舟。乗ってみたい。どうも革命軍が『一年』で、その中に『秋』とか『冬』とか呼ばれる四季協会という組織があり、さらにその下に『十月』とか『二月』の組があり、その月の下には『月曜』、『火曜』とか曜日で呼ばれる人がいる。そんな革命組織の話し。『秋』と呼ばれる女幹部はしょっちゅう部下とエッチしている様子。『十月組』はアメリカの基地に侵入し "WEAPON WEARHOUSE" というところに入るから、どうやら武器とかを盗みにきたらしい。武器は盗み出せたようだが、アメリカ兵に見つかってしまい『十月』は負傷してしまう。約束していた『九月組』は来ず、みなさん慌てるが、やってきた女幹部『秋』たちに助けらる。『十月組』の『金曜日』と『月曜日』がお楽しみのところを冬の軍団『二月組』が急襲する。「『秋』は動かない『冬』が動く」と言い、盗んだ爆弾をよこせと言う。激しいリンチと暴力、拷問でありかを聞き出そうとするところは、赤軍みたいな組織そのもの。『金曜日』の逆さ顔のアップのカットがかっこいい。爆弾は持っていかれるが、『月曜日』『金曜日』は静かに燃える。『秋』と『二月』がエッチ。フーン、おそらく『秋』が色々とたくらんでいるらしい。アメリカ軍から爆弾を盗んだのは東京総攻撃のため。新聞では爆弾ゲリラの記事がおどる。マンションの一部屋。アジトで静かにしている『十月』と『土曜日』。『十月』は負傷した顔に包帯をぐるぐる巻き。「お前はバカだ、半ドンの土曜日だ」というセリフがおかしい。そこにやってきたのは『月曜日』と『金曜日』。『二月組』に爆弾を奪われたことに『十月』は激高する。その中でも『土曜日』はまだ四季協会を信じている様子。彼が語っている間に『月曜日』と『金曜日』はエッチ。そしたら今度は『秋』と『土曜日』がエッチ。『二月組』の急襲シーンでも『二月』が演説している間に後ろでは『金曜日』がやられていたし。ところどころでエッチシーンがはさまってくる。『十月』は『金曜日』に包帯を外してもらうが、その目は見えなくなっていた。その目が怖い。今度は『十月』と『土曜日』のエッチ。背中合わせで独りでしたりもする。モノクロだと思ったら、モヤーっとカラーに変わって絶頂。今度は『十月』と『金曜日』がいっしょにお風呂。やってきた『土曜日』はすっかり『秋』のパシリで『十月組』の見張り。『十月組』を解散しろと言う。自分たちがやるべきだったことをやろうとする『十月』。まずはアジトを大爆発。どんなシーンになるかと思ったら、けっこう特撮。『金曜日』の部屋をアジトにする『十月』たち。そこにやってきたのは高校生を二人連れてきた『月曜日』。高校生を裸にさせてエッチな写真を撮る。これが金稼ぎらしい。しながら撮ったり、女同士でさせたり、この頃からこういう人はいたんですね。激高する真面目な『土曜日』。ここは頭でっかちの『土曜日』と根っから兵士の『月曜日』の対比シーン。そして『土曜日』が変わる重要なところ。『秋』から怒られる『土曜日』。彼の『十月はめくら、おれはつんぼだ』がかっこいい。『秋組』の解散式。店のテーブルに座っているのは三人。『秋』とおそらく『九月』と『十一月』ではないかなあ。かんじんな『十月』は来ない。激しく泣き、わめいて反省する『秋』。『十月』が恋しい様子。彼女の嘆きを代弁するように若き山下洋輔トリオが登場。ここからのスピード感が半端ない。爆破しまくる『月曜日』と『金曜日』。『金曜日』が向かう先は? 残る『土曜日』は『十月』の標的を知りたいが教えてもらえない。街を歩く『十月』の後ろ姿。彼はいったい何を壊そうというのでしょうか。若松孝二監督のインタビュー映像が収録されていて、この映画についての話しが聞ける。相変わらず予告編集が面白い。

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https://rental.geo-online.co.jp/detail-426439.html



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地獄の天使 紅い爆音 [DVDやら映画やら]

東映マークの後は夜のバイク軍団。あれだけ近づいて走ってよくぶつからないものです。一人のバイカー女性がアップになるが、内藤やす子さんっぽい。Fender Stratocaster を弾くギタリスト、『ゴールド・フィンガー』貢とカミソリヨーコは恋人同士。内藤さんがボーカルをつとめるバンドのライブが終わった後は茂みでアッハン。終わった後も「お前の身体から音を聴く」などと言いながらヨーコの胸を触りまくり。アツアツっぽいですがこの後、ある事件で別れてしまう。姿を消した貢。そしてヨーコは刑務所送り。出所したヨーコはバンドを見に行くが、Stratocaster を弾いているのは貢ではない。そのときの彼女の表情がなんともいえない。ヨーコに対してバンドのメンバー、特に内藤さんが冷たい。内藤さんとの仲がどうなるかも見どころ。内藤さんは歌だけではなくてけっこう大事な役どころ。この映画はヨーコがどこかにいるだろう別れた貢を探す物語。そうさせるのは彼女のしょく罪の気持ちなんでしょうが、時の流れは無情にも・・・という展開。ヨーコが出会うやつらにまともなやつはいない。ある男はケガをした薬中毒で、ヨーコは看護師みたいに注射を打ってやったりする。なんだかんだと彼女はやさしい人なのだった。ヨーコが身体を動かなくされて襲われるときの音楽がかっこいい。下っ端やくざの「何しやがるだ、あぶねえじゃねえか」というセリフがなんだかな。森下愛子さんの目と鼻筋のメイクがかなり悪魔。内藤さんや舘ひろしさんの登場も目玉ですが、貢はワイルド7でストラダ5だし、ガードマンはウルトラマンだし、やくざの幹部はディーの人というのも魅力。貢のバンドのもう一人のギターが弾いているのが Gibson ES-330 っぽいけれどインレイとか PU が銀色というのが気になる。Epiphone かと思えばヘッドが違うし。内藤やす子さんが歌う『サタディクィーン』の作詞作曲が阿木燿子さんと宇崎竜童さんでした。クレジットにはモンキーハウスバンドの名前があるので、そのバンドが音楽を担当しているのかも。ギターが寺田十三夫さんでベースには南正幸の名もありました。けんか相手がフラワーキッスという女性グループなんだろうなあと思う・・・たぶん・・・ちがうかもしれない。新人なのに胸まではだけてしまる入鹿裕子さん演じるヨーコの、あわれむような、慰めるような、そんなまなざしがかっこいい映画でした。

ちなみに寺田さん所有の Stratocaster がこれらしいです。

http://www.unique-2.com/strato/index.html

映画と同じ、サンバーストにローズネックだった。もしかすると貢がいなくなった後でステージに立っている人が寺田さんだったのか?

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https://rental.geo-online.co.jp/detail-172818.html



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