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ダイバージェント(Divergent) [DVDやら映画やら]

派閥分けされた世界。どの派閥にも属さないというよりは、どの派閥なのか分からないというか、どの派閥でもありえる人々のことを「ダイバージェント」と呼んでいるようです。普通に派閥分けされた方とは思考がちがうらしい。ウルトラ特殊能力を持っているよりも現実的な設定かも。みなさん若い方ばかりで、知らない方ばかりですが、名前の順だとケイト・ウィンスレットさんがベテラン級。5つのファクション=派閥のどれに属するかは血液が知っている。無欲の派閥で育っても、勇敢な派閥の血だったりする。話しは主に勇敢の訓練の理不尽さを柱にしてすすみますが、やっぱり「命令は絶対なんだぜ」とか「新しいルールだぜ」とか、どうしようもないことを要求する教官がいるわけで、こいつをどうにかしてくれんかなあというのが楽しみのひとつになります。ヒロインはトリスという女性です。最初は服装のせいもありそうですが、なんだかぽっちゃりさんに見えてヒロインとしては不安です。しかし映画が進むにしたがった、顔や身体も少ししまってきて、ちゃんとアクション・ヒロインっぽくなっていくのがすごい。すべてを失くしたなんてトリスは言うが、兄さんが残ってんじゃなかったけ? マギー・Qさんは残っているし、他の悪役もケガですんでいるような方もいるので、2作目があってもおかしくなさそうな。体制への反乱とか反逆とか、映画「ハンガーゲーム」あたりが比較対象になりそうですが、役者さんの華やかさだとちょっと負けそうな。でもどちらも原作がある映画というのが興味深いです。背の低いクリスティーナ役の人がエレン・ペイジさんに似てた。能ある鷹は爪を隠さなくてはいけないという映画。気がつけば2時間越えの長さ。晴れ・雨・曇り。


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人狼ゲーム ビーストサイド [DVDやら映画やら]

ビーストサイド=野獣側、つまり人狼側が主人公な人狼ゲーム。土屋太鳳さんの裸足+空中キックが見れる映画。雰囲気的に土屋さん演じる由佳は生き残りなのかも。そうすると他にも一人いそう。亜希子は鈴木先生のときもそうですが、一歩進んだ性経験者の役柄が多いような気がします。感情の起伏がはげしくて、情けない伊勢という男は、見た感じも含めて、ちょっと日本の人っぽくない役柄な様子。その恋人だった亜希子と由佳の対決は、不謹慎ながら由佳のしゃべりにスカッとします。新しく「用心棒」カードが登場します。このカードを持ったものが、なぜ用心棒っぽいことをしなかったのかがうまい。ラストで残った人々がどうなるかというのが最大の興味ですが、最後の投票~結末は良かったと思いました。女性にくらべて男性陣が圧倒的に弱い。土屋さんが圧倒的に女優過ぎ。彼女のキレっぽい役柄は、共演者に対するマジ表現なのかも。柳川くんの一件は麗子をあおらせるためでしょうが、できれば柳川くんはいてくれた方が良かったかも。つぶやく、しゃべる、叫ぶ、泣く、へらへらする台詞の高低の差が激しくて、日本語字幕がほしいです。急にでかい声を出されると心臓に悪いです。ちゃんと聞き取れるのは土屋さん他少し。今度は土屋太鳳さんVS桜庭ななみさんの対決を見たい。でもそれじゃあ「るろうに剣心」VS「進撃の巨人」になってしまうか。曇り・雨・晴れ。


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人狼ゲーム インフェルノ
人狼ゲーム ロストエデン 後編
人狼ゲーム ロストエデン 前編
人狼ゲーム マッドランド
人狼ゲーム ラヴァーズ
人狼ゲーム プリズン・ブレイク
人狼ゲーム クレイジーフォックス
人狼ゲーム


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ランナウェイ/逃亡者(The Company You Keep) [DVDやら映画やら]

ベトナム戦争反対の報道映像ではじまる。反対派の過激派組織。その名前は「ウェザーマン」。そして30年経ったのち、ウェザーマン時代に犯罪を犯した一人、シャロンが見つかった。そして姿を消したジム。彼はもしかしてウェザーマンだったのか? そしてなぜ逃亡したんだ? という話し。ジムは娘イザベルを残して逃げる。この娘さんが可愛い。オズボーンの養女、レベッカ役の人もきれいです。声も良い。ロバート・レッドフォードさんもそこそこお太りになっていますが、足はすらっとしたもんです。西洋の方はみなさんそうなんでしょうか。それにくらべてニック・ノルティさんは、身体ごと特殊メイクの領域。絶対服の下に何かを仕込んでそう。シャイア・ラブーフさん演じる記者ベンが、オズボーン父と話したあと、車の中でPCをチェックしているシーンは、「誰か来る、誰か来る~」という感じで、何でもないながらけっこうハラハラ。なによりすばらしいのは、アナ・ケンドリックさんが出てることですが、もうちょっと活躍してほしかった。記者ベンが記者になりきれるのか?、特ダネを取るか秘密を守るのか? というのが最大の見せ場。シャイアさんが良い表情をして悩んでくれます。ラストのジムとイザベルの音声の無い親子会話シーンが少しジンとくる。そういえばシャロンはどうなったんだ? 確かにジムは逃亡してますが、そのまま邦題にせんでもなあと思いました。それにしても、この物語でかわいそうなのは、娘イザベルはもちろん、養女のレベッカ。大人のわがままな青春は、なぜ子供を傷つけてしまうのか。ああかわいそ。今日のデモは30年後の悲劇を生むかもしれません。晴れ。


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tY:近況34(本、Radiko、ギター、CHABO とか) [他]

9月29日から Radika 1.71 で NHK の らじる・らじる の聴取・録音ができなくなった。インターネット回線の違いかもしれない。他のプロバイダの光では聴取・録音できるようなので。
ちょっと考えて、前に使っていた「ラジ録2」を使ってみると録音できた。とりあえず、NHK=ラジ録、他=Radikool を使うようにする。「ラジ録3」を使いたいけれど、らじる・らじるのエリアが設定できません。これも回線のちがいでしょう。しかし「ラジ録2」だとサイマルの録音ができそうにないので、サイマルで聴きたい番組の時間帯は、他と被らないので、Radikool で録音する。
録音できない間は、「NHK FM 夜のプレイリスト」が録音できなかった。WEB をチェックすると、秋吉久美子さんのプレイリストはけっこう楽しそうでした。同番組には再放送もあるようなので、そっちを録音する。
再放送を調べてみると、本放送では、番組のタイトルが「夜のプレイリスト」だけなのに、再放送ではそれにアルバム名などが加わっています。保存ファイル名は番組タイトルを含んでいるので、これは再放送を録音した方がどのファイルが何のアルバムか圧倒的にわかりやすい。
ということは、ちょっと我慢して再放送を録音した方が良かったりして。うーん。

秋吉久美子さんのプレイリスト。プリンスは、偶然にも最近レンタル落ちを買っていた。良いリストでした。番組中でアルバムについて語ってくれたことも面白かった。その他の方のプレイリストは普通。
9月29日 「アー・ユー・エクスペリエンスト?」 ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス:http://www4.nhk.or.jp/yoruplaylist/x/2015-09-28/07/74152/4694131/
9月30日 「Ⅲ」レッド・ツェッペリン:http://www4.nhk.or.jp/yoruplaylist/x/2015-09-29/07/74407/4694132/
10月1日 「パープル・レイン」プリンス・アンド・ザ・レヴォリューション:http://www4.nhk.or.jp/yoruplaylist/x/2015-09-30/07/74697/4694133/
10月2日 「ザ・ダウンワード・スパイラル」ナイン・インチ・ネイルズ:http://www4.nhk.or.jp/yoruplaylist/x/2015-10-01/07/74937/4694134/
10月3日 「ハートに火をつけて」ザ・ドアーズ:http://www4.nhk.or.jp/yoruplaylist/x/2015-10-02/07/75217/4694135/

今日は一日“ラジオドラマ”三昧が面白かった。
9月23日 「NHK FM 今日は一日“ラジオドラマ”三昧」:http://www4.nhk.or.jp/zanmai/x/2015-09-23/07/73220/3901061/
ドラマの解説ページ:http://www.nhk.or.jp/archives/hakkutsu/features/201509/radio.html
録音したのを聴いたら、『ピアノ物語』というのを聴けた。音楽:三木鶏郎、出演:榎本健一、古川緑波等々、貴重なものでした。
浅草ジャズというか榎本ジャズというか、彼らの歌う吹き替えジャズの CD を聴きますが、その元ネタのようなラジオドラマでとでも興味深かった。紙テープ録音というのもおどろき。

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あと、脚本が井上ひさしさんの、グランドマンガミュージカル『ブンとフン』も面白かった。

TBS RADIO 954 kHz SOUND AVENUE 905: http://www.tbs.co.jp/radio/sound905/
野球が終わった後の新番組らしい。2015年10月02日(金曜日)のDJは、仲井戸“CHABO”麗市だった。金曜日は週替わりらしく、毎週じゃないのが残念。
プレイリスト
M1. 何かいい事ないかな?子猫ちゃん / 仲井戸麗市
M2. 何かいい事ないか子猫ちゃん / トム・ジョーンズ
M3. EVERYBODY’S TALKIN / Nilsson
M4. King Harvest (Has Surely Come) / The Band
M5. 追憶のハイウェイ61 / ボブ・ディラン
M6. 真夜中を突っ走れ / ジョン・レノン
M7. 魔法を信じるかい? / ラヴィン・スプーンフル
M8. A SONG FOR YOU / Leon Russell
M9. 歩く / 仲井戸麗市
M10. 川 / 仲井戸麗市

81.3 FM J-WAVE : J'S SELECTION: http://www.j-wave.co.jp/blog/jsselection/rock_classics/
9月28日(火) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS : Black Sabbath の Fairies Wear Boots に Roy Buchanan の The Messiah Will Come Again が良かった。
10月6日(火) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS : Johnny Winter の Let It Bleed に Jesse Davis の Crazy Love が聴けた。
10月13日(火) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS : Mott The Hoople、The Who に The Faces、The Rolling Stones、Jeff Beck Group、Ron Wood のソロと、Ron Wood がらみの曲が多かった!
10月20日(火) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS : The Jimi Hendrix、Robin Trower とギターが聴ける構成。Dire Straits の Sultans Of Swing は久しぶりに聴いた。Deep Purple / Mistreated のブルースでないブルースっぽさが良いなあと思う。
10月27日(火) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS : プログレだった。Procol Harum の A Salty Dog が聴けた。

こういうギターを、こういう価格で売られてしまうと、ギターを作るのに意味があるのかと思ってしまいます。こんなギター、けっこう好きなので。ジミヘンでリッチーでインギーな感じ。
ディバイザー・フィリピン・ファクトリーで作っているらしいです。工場でディバイザーの方が監督したり教えたりされているんでしょうか。わたしにも教えて欲しい。
次のアップグレードでは、小さいカッタウェイがつくと見ました。
Bacchus GLOBAL Series Limited Edition BFV-HYBRID : http://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/419502
Bacchus GLOBAL Series Limited Edition BFV-HYBRID : http://www.ikebe-gakki.com/ec/srDispProductSolrSearchList.html?categoryCd1=11010000000&brandName=Bacchus&keyword=GLOBAL+Series+Limited+Edition+BFV-HYBRID&sortKey=1

ヘッドにブランド名が無いギター。お店によっては「EDWARDS」の名で紹介されていました。ラインナップが、70年代ロック好きをそそります。作る人たちもターゲットを定め過ぎです。なりきりたい人は手にはたまらんでしょうねえ。
CUSTOM GUITAR : http://www.ikebe-gakki.com/ec/srDispCategoryTreeLink/doSearchCategory/11010D0g000/04-05/4/1

アートなギターたちです。かなり好きです。中には Pheo guitar っぽいのもある。
Shonky Musical Instruments : http://www.shonkymusicalinstruments.co.uk/

YMM Player 別冊 THE GUITAR の古本を買う。状態は悪いだろうと思いましたが、懐かしさに負けました。確かに状態は悪かったです。Greco の広告多数。
エイモス・ギャレットの、グラファイトネックに交換する前の Telecaster が見れる。

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Judas Priest や Bow Wow のギターが載ってましたが、共通しているのは、Fender Stratocaster + Hambacker PU。Stratocaster に Hambacker PU といえば、古くは MC5 とか、有名どころだと Van Halen もおりますが、日本では山本恭司さんではなかろうか。この本に出ている、恭司さんの Fender Stratocaster もそうですが、アマチュアの頃の Greco Stratocaster タイプにも載せていたし、Van Halen や Judas Priest より早かったんでないかなあ。

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Guitar Graphic は Car Graphic のギター版だったんでしょうか。以前手放した本と未見の本を3冊を手に入れて、今さらながら全巻そろった。ギタープレイというよりはギターそのものに焦点をあてた本。月刊、隔月といわず、せめて季刊とか年1回でもいいので出して欲しいです。

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面白かったページ。
コタク・ジャパン SNSのフォロワーの実態を描いたキュートだけど...な短編アニメ : http://www.kotaku.jp/2015/10/reallity-of-sns-followers-animation.html
ゴジラに魅了されたアメリカの歴史学者が、ゴジラの魅力について語る : カラパイア : http://karapaia.livedoor.biz/archives/52203695.html
今宵あなたはFacebookのフレンド解除ができなくなる。戦慄のホラーショートフィルム「Alexia」(ショッキング注意) : カラパイア : http://karapaia.livedoor.biz/archives/52203875.html

固定電話の録音しようと考えたら、ずいぶん前に買ったダイソーのハンズフリーイヤホンマイクがありました。これを耳に付けて、そのまま電話したら、見事にマイクになってくれました。イヤホンマイクのジャックは Sony Xperia につないで Sound Recorder アプリで録音します。Web で調べたら、800~2000円くらいするようなので、ほんとに助かった。

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バットマン リターンズ(Batman Returns) [DVDやら映画やら]

ペンギン-実業家シュレック-キャットウーマンの関係にブルース・ウェイン=バットマンがちょっかいを出す。どっちかというとバットマンが控えめ。メインはペンギンとキャットウーマンの悲哀。キャットウーマンのミシェル・ファイファーさんに、ペンギンのダニー・デヴィートさん他、配役が良いです。バットマンのマスクから見えるマイケル・キートンさんの目の形と明るさが良いです。台詞が無くても、何か大変なものが産まれたのだなあと分かる、出だしの映像での映像が秀逸。セリーナ・カイルがキャットウーマンに変わっていく過程が好きです。予想外の衣装。黒いスプレーが変化の象徴。「Hello There」がちがう言葉に変わるところも洒落てます。「ミャーオ」と言ったり、砂の上に落ちれば「猫用トイレ?」なんてのも良いです。動きの中にため息が入るのが、セクシーというより疲れ、怠惰を表現している感じで好きです。キャットウーマンとバットマンの絡みはボンデージ好きのパーティにも見える。ペンギンが傘で上昇するとき、傘が破けて骨だけになって、それが回って浮き上がるというギミックが、傘のまま浮くよりも現実味がありそうで好き。ゴッサム=ゴシックっぽいイメージを確立した映画。街の統一されたイメージに、雪がモノクロっぽい雰囲気でよりいっそうゴッサム感を際立たせている・・・とか言ってみたりする。しかし街、建物、色、衣装、小物、文字にいたるまで、完璧な統一感はすばらしい。ベトナム開戦のトンキン湾事件を例に出されるのが印象的。「オレは仮面をかぶらなくても鳥人間だ」と言い、バットマンを「二重人格の仮面の男」と吐きすてるペンギン。それこそがバットマンをはじめとした、マスクをかぶったヒーローの本質なんだろうなあと思ったりする。それはラスト近くのウェインの言葉にも現れる。そんなウエィンに対するシュレックの言葉は普通の人間に近い。ヒーローだろうとヴィランだろうと皆同じ、ちょっと心の変な人なんです。ヴィランの最期に哀愁を感じる、ナンバーワンのバットマン映画でコミック映画。なんともすてきなのは、エンドロールの歌が、Siouxsie & The Banshees の 「FACE TO FACE」だということ。その内容は、ウエィンとセリーナが見つめあう姿を想像させます。ああ面白かった。最初に見たときは字幕がスペイン語だった。雨・晴れ・曇り。


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ROCKER 40歳のロック☆デビュー(The Rocker) [DVDやら映画やら]

バンド、ヴェスヴィオスのライブシーンで始まります。メンバーはもろ80年代風というか80年代のシーンなんですね。マネージャーの携帯電話もでかいです。ギターは Jackson の V シェイプ。主人公レイン・ウィルソン演じるフィッシュはドラマー役です。とにかく汗をかくフィッシュに笑います。汗をかく彼にハグされると困ります。オーディエンスに投げ込まれる汗だくのTシャツに笑います。ゲロとポケットもおかしいです。ドラムプレイ中の顔芸に笑います。誰かの母親のおかげで、ペニ○の発音を覚えられます。なんだか「ピィエーニィス」な感じっぽい。甥っ子のバンドは、ベースのアメリアが Mustang Bass でギターのカーティスが Stratocaster。ちゃんと Fender でした。カーティスがほんとうに歌っているなら、けっこう良い声だと思います。甥っ子はキーボードとパソコン担当。オタクっぽくて内気な甥っ子、マットの言葉が、冷静で優しくて説得力があったりするのが面白い。目を開けて寝るのもおかしい。ライブツアーといえば乱痴気騒ぎしかないフィッシュですが、いかんせんメンバーは未成年。酒や女、その他もろもろには付き合ってられません。特筆すべきはフィッシュの話し方。相手のマイナスな言動に理解を示しながら、そこをほめて持ち上げる。話し口はあくまで冷静。これは若者たちにも影響していく。この件はけっこうためになります。ラスト近くの盛り上がりで「ファイナル・カウントダウン」が流れるのは定番とはいえ熱くなります。「I Love Matt」のTシャツを着た子がかわいい。最後のヴェスヴィオスとの対バンはちょっと驚く展開。これって実際にあったことの皮肉だったりして。会社を追い出され、バスストップで待つフィッシュの隣のおじさんが、なんと有名な元リバプールのバンドの人だった。未公開シーン集を見るまで気がつきませんでした。冒頭に出てくる、ジェーン・クラコウスキーさんがなつかしい。レイン・ウィルソンのロックな顔芸が、「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラックさんとちょっと被るかなあと思ったが、どっちかというとこっちの方が良いかも。これだけロックな彼が、「メタルヘッド(HEASHER)」では地味な父親というのが面白いです。晴れ。


ツタヤ ディスカス/TSUTAYA DISCAS の紹介ページ
http://movie-tsutaya.tsite.jp/netdvd/dvd/goodsDetail.do?titleID=1243917011


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黒執事 [DVDやら映画やら]

油断すると「くろひつじ」と言ってしまう、舌が回らない人泣かせのタイトル。モノクロでゴシックなワーナーのタイトルがかっこいい。冒頭から西と東に分かれた世界について説明されます。女王の番犬はこの世界では特別な存在らしい。その番犬である坊ちゃんと執事セバスチャンの戦いぶりと、二人の関係、セバスチャンが何者なんだというということを、オープニングの一山で親切に説明してくれます。セバスチャンが「あくまで執事」なんていうのがミソ。これを考えついたときは、やったー!と思われたんではないでしょうか。番犬の坊ちゃんが剛力彩芽さんなのですが、長い髪の毛がよく似合ってます、と思ったらちがいました。ロンゲの美男子もいるくらいですから、長いままでも良いと思うんですが。途中で出てくる栗原類さんも髪も長いし。タイトルロールの貴重な時間も、色々なイメージを挿入してくれて、過去になんかあたったんだろうなあと、分かったような気にさせてくれるのが時間のエコ。山本美月さん演じるメイド、リンのガタガタ歩きにはなんだか秘密があるんでないかなあ、とか、優香さんの叔母さまにけっこうあやしいフラグを感じていたら、伊武さん、岸谷さん、宮川さんと、フラグが続々立ってしまいます。この辺の方々の存在感と、ラストの坊ちゃんがセバスチャンに懇願するように言う台詞がつながっているんだなあ。ファントムハイブはどんな意味?と思って考えたら、そのまま幻蜂家なんですね。ある日、二人がやってきたと思ったら、そのまま幻蜂家に居座ったなんて、あやしすぎ。しかも大実業家。ぜったい嫌われます。いちばん感動するところは、山本さん演じるリンの意外な活躍です。映画「ゴスロリ処刑人」に続編があるなら、秋山さんといっしょに彼女も出してほしいです。ああ見てよかったと思わせるシーンです。劇場で見たらもっとよかったんだろうなあと思ったりする。映画「女子ーズ」とは全然ちがいます。時間半ばくらいで話しが終わってしまいそう・・・と思ったら、「実は~」的な展開でなかなか終わらせてくれません。説明されていない項目やラスボスの存在など、続編もできますよ的な終わり方。もしかして前編・後編構成を考えていたのかも。セバスチャンの正体がこうだと、人間だって似たようなものだ!ことが話しの主題になってしまうのは仕方無いんでしょうか。あとはそこにどれだけ意外性を持たせるかなんでしょうけど、それはラストの坊ちゃんが抱くセバスチャンへの思いで解決かも。オッドアイにも、ビームとかは出なくて良いので、何か秘密がほしかったです。晴れ。


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アバター Avatar [DVDやら映画やら]

アバターといってもジェームズ・キャメロンではありません。紺野さんは幸薄い役も上手です。橋本愛さんという美人さんが、わざわざ黒子を描いて、目立たない陰のある暗い子を演じるのは大変だろうなあと思います。スクールカーストというか学校内格差というか、このトップにいる人たちのゲスさに苛立ち、その没落に微笑む映画です。ゲスのトップ、女王様・妙子の子供の頃から変わらぬ舌なめずりは、見るたびにその舌を引っこ抜きたくなります。これを映画の大画面で見たら一生トラウマかもしれません。そして先生含め、大人もみんな敵。妙子を始め、こいつらがみんなひどい目に合ってくれなきゃ清々しません。「なんで?なんで?」と言う妙子にはバカでないのと言いたくなります。アバQというサービスで自分のアバターがおしゃれになるとステータスが上がります。その会員を紹介できるとポイントをもらえるんですが、だれ彼かまわず紹介してポイントをゲットしたり、犯罪行為まで犯してどんどんおしゃれになっていきます。お金で買うばかりではなくて、宝くじ的な当選とかもあるのが面白いところです。なんでそんなアバターでステータスが決まるんじゃい?と思うところですが、思うにステータスを決めるために何か基準を探していたら、それがアバターだったということか。本人がそれほど美人ではなくてもアバター次第で誰でもヒロインになれます。これって案外、人はみな平等ということかもなあ。ガスマスクは、アバターがメインなので本人には価値が無いと言いたいのか。そんなことを考えると、主人公は橋本さんみたいな美人でなくても良かったと思ったりする。子供に限らず、裸足で外を走ったりするシーンでは、足裏になんか貼ったりしてるんだろうか。裸足といえば、後半の妙子の父親の件の場面で、ざまーみろ顔の道子に対して、今度は妙子が裸足というのが面白いところです。それにしても、この妙子役の人は、悪女というより悪人顔。最後の対決はスカッとします。携帯電話を突っ込むところはよく思いついたなあ。ラストで携帯電話の画面をのぞく橋本さんの表情がかわいい。そして、ちゃぶ台の前に座る橋本さんに少しドキッとする。朝ドラでおなじみの清水富美加さんや、能年玲奈さんも出てました。雪。


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RED SHADOW 赤影 [DVDやら映画やら]

飛鳥見たさでまた借りてしまった。彼女の時代劇だと「魔界転生」のシリアス感も良いんですけど、この映画ではほとんど素な感じ。廊下でシーソーの場面は、ほんとうに楽しそうです。なんといっても口をとがらせてチューチュー伝心とか攻撃が良い。やる気の無さが最高の赤影と青影。あえてふざけたり、一言余計だったり、時代っぽくなかったりするのは、確かな意図の元でやられているのは明白。おそらく、観客のターゲットは国内だけではなかったのでは。着地10点とか、新体操ネタは、2000年シドニーオリンピックの影響だったんでしょうか。飛鳥が相撲取りのような男をとっちめたり、赤影のバッターの真似とかはアメリカ方面にも伝わりやすいかも。しかし、決めるときは決めてます。手裏剣をよけるときとか。城内での高い天井を生かしたジャンプとか。アクションがかっこいい。飛鳥が鎧を外したときは、なんとなく先が見えてしまったが、予想通りなので残念。東映の50周年記念作品であるせいか、役者さんがたくさん出てます。ムダに使われている方も何人かいらっしゃいます。風間杜夫さんに吹越満さんは、悪の枢軸役でもおかしくない。最初の布袋さんが助太刀っぽく最登場するのを期待しました。おそらく、強さでは登場人物の中で一二を争う設定だと思うので。竹之内、上条、乱丸、力丸が良かった。陣内孝則さん演じる竹之内は一人で悪人をまとめて引き受ける存在で、この話しになくてはならない。額の剃りこみもマンガっぽくていかしてます。藤井フミヤさんの乱丸は最初はきざっぽさぶが鼻につきますが、段々となれてきます。意外なのが力丸で、元相撲取りの舞の海秀平さんとは思えない。最期はけっこう泣ける。できるなら飛鳥には思い出シーンでも良いので、出ずっぱりでいてほしかった。でも最後に出てきたからいっか。晴れ・雨・風。


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るろうに剣心 伝説の最期編 [DVDやら映画やら]

後編は初めて見ました。前回のラストが大河ドラマ「坂本龍馬」の人で、見る気がなえてしまったんです。なんだか先が見えたような気がしてしまって。出だしから説明無しにロンゲ二人。師匠と弟子。「○○流!」とか剣の流派を唱えられると、少し恥ずかしくなります。しかし福山さんは何を言っても福山さん。台詞は、彼の歌を「家族でござる」とか「愛でござる」とか、明治時代の雰囲気で語っているかのようです。どうも歌手というイメージが強いんでしょうかねえ。彼を生かすも殺すも映画のテーマしだい。彼が剣心に問う「足りないもの」とは何か。そのためにけっこう時間を使いました。後編は考えることが多くて、少し疲れます。色々な企みで、剣心は斬首されそう。左之助や薫もかけつけますが、左之助ならあんな竹の柵、全部ぶっこわせると思うんですが、力の出し方にばらつきがあります・・・なんて思っていたらちゃんとやってくれました。すいませんでした。清里役の窪田さんは見事な最期でした。薫殿と子供は自分たちが事態を悪くすることを相変わらず理解していないですが、これがドラマなんだなあと納得する。あいかわらず子供はタメ口以上ですか・・・。後半で初めて十刃人の素性が力自慢坊主によって語られます。もしかして何の説明もないのかと思ってました。そのおかげで宗次郎の最期にもちょっと納得。さすがに着物はつらいのか、途中で制服に着替える斎藤一さんがお茶目。ちょっとタバコを吸いすぎです。ラストの志々雄との戦いは、1対大勢のいじめっ子状態。左之助の素手はおいといて、剣心が逆刃刀であるのに対し、斎藤一他は真剣。どうも納得がいきません。最初から最後まで1対1の方がよかったかなとも思います。しかし、これも全てに裏切られた果てに得た、志々雄の強さを見せつけるためなんでしょう。彼があれだけ強いのは、痛みを感じない設定なんでしょうか。やけどによって肌もぶ厚くなったとか? でも身体の内側が熱いのは感じているしなあ。発汗機能が損なわれているため、身体の中はボイラー状態。そのおかげでとんでもない身体に。修羅の炎はすごい。とにかく志々雄強すぎ。しかし最初から剣心の師匠が戦ってくれれば、50分で終わった映画かもしれない。なんて夢の無いことを考えてはいけないと反省します。最後に伊藤さんをボコボコにしてくれたら、さらにスカッとしたんですが、そこまで歴史を変えません。今考えると、この配役をそのまま「進撃の巨人」に出しても良かったんではないでしょうか。ああ面白かった。


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るろうに剣心 京都大火編 [DVDやら映画やら]

ワーナー・ブラザース映画なんですね。製作総指揮もワーナーの人。いきなり志々雄真実と斎藤一の対決で始まり、メインキャストがぞろぞろ出てくるテンポが良いです。これも一作目があるからこそ。その後もどんどん話しは進んで、これだけテンポが早くても2時間越えというがすごい。トイレを我慢するのがきつかった思い出がありますが、あらためて見直すと、削れるところが見当たらず、内容が濃いなあと思いました。役者さんもいっぱい出てますが、みなさん相当テンション高くご活躍されてます。ちょっと十刀人のビジュアルが弱いか。吉原出の由美をハーフの方が演じているというのも意味がありそうです。志々雄が灰から這い出すシーンはゾクゾクします。大久保利通の件に志々雄の暗躍をからめるのは良いなあと思った。志々雄を倒しに緋村は出かけるが、時代も時代、すぐに京などに着くはずも無く、道のりは長いので途中で何かあるんだろうなあと思ったら、しっかりありました。朝ドラ「まれ」の操と翁の関係はもうここでできていたんだなあ。その操の空中股割りキックがかっこよかった。薫殿は剣心のところに行ったら人質になるだろうことはわかっていても、行かないとダメなんだなあ。そんなくだらない疑問も、剣心が薫を助けるために船に行き着くまでの、ひたすら走るシーンで帳消しにされます。緋村剣心という人は元々人斬りを生業としていて、今は「もう殺さぬでござる」で、浮浪雲状態は調子がいいよなあと思っていたが、実際に戦争をしている軍人さんも似たようなもんかもしれない。しかし死と紙一重の中で殺さず倒すというのは、究極の暴力を殺人とするなら、剣心のしていることは形を変えた非暴力主義かもしれません。薫は死がそこにある場面においても、殺すなと必死に彼を諭します。彼女はまるで憲法。そこに散々繰り返される「新しい世界」。用済みになったお庭番が始末されるときに叫ぶ台詞、志々雄の出自など、その辺りのせいでじわじわと政治的に怖くなる映画ですが、それを登場人物のテンションやエンターテイメント性あふれるアクションが上回っています。京都の大人数ぶりは、「13人の刺客」に近い盛り上がりだし、船のシーンは海賊っぽいしと、この辺りは製作がワーナーで良かったといえるかも。志々雄の身の上はひどいものだが、村人に対する非道ぶりなどを肯定してはいけません。しかし剣心の「ござる」言葉にいらだつシーンには賛同しました。この時代では尊敬語という意味への苛立ちでしょうけど。「剣心!」、「薫!」と呼び捨ての子供には毎度ながら腹が立ちます。悪役が勝つということは90パーセント無いと思うので、敵とキズだらけの主人公の再起・逆転をひたすら待って、最後に快感を得る映画。たとえば宗次郎あたりがやられると気分爽快だったりします。しかし逆刃の剣も、ほとんど叩くようなものだし、そもそも刃でないので刃こぼれしない。それでいて背中の刃は肝心なときのために温存できるし、案外良い刀かもなあ。お年を召したベテラン俳優さんがいないところも良いです。面白かった。晴れ。


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愛を複製する女(WOMB) [DVDやら映画やら]

原題の「WOMB」とはなんでしょう。調べたら、「子宮」や、「ものの発生と成長する所」を示すらしい。「the womb of a mother」は「母親の胎内」。幼い頃から知っている恋人、トミーがいなくなって悲しいレベッカは、いけない方法を使ってその悲しみを癒そうとする。その「いけない」ことが出来る世界という点において、この物語はSFなんだろうなあ。その結果誕生したものを人々が差別するという倫理観。ここまでならよくありそうな話しです。いけない方法を使って、亡き恋人と暮らすことができたレベッカ。しかし、誕生した恋人は他の女性にうばわれ、しかも同居。とてもつらく、うつ状態になってしまった様子。ラストを考えると、本当の目的は誕生した恋人ではなく、その後ことだったかもしれない。再生しようともいつかは離れる運命であれば、その恋人の形見を得ることが本当の目的だったかも。彼女は、誕生した恋人が他の女性を愛してしまうよりも、形見を残すための行為を、恋人とすることに悩んでいたのかもしれない。自分から誘っても断られたらお終いだし。だって一応親子の間柄。それを考えれば、彼女にとってはハッピーエンド。あとは恋人がどうなろうが関係の無い話し。ああ怖い。この辺はスリラーかも。灰色の背景にすきっとしたフォントのシンプルなタイトルロール。なんだかおしゃれです。意識高くて最近うわさのデザイン会社系っぽいともいえます。動かないカメラや静かな場面、画面が変わると、一瞬寝てしまったんではないかと不思議な感覚になります。音や言葉が少なくて、ボリュームが壊れたかと思ってしまう。見る人によっては物足りないと感じそうです。食べかけの赤くなった梨でも、好きな人が食べたものなら眺めていたいといったところでしょうか。動き続ける恐竜のおもちゃを砂浜に埋める意味はなんだろう。レベッカのバナナをもぐもぐする顔が良いんですが、虫嫌いの人は、ちょっと注意した方が良いかも。レベッカは映画「パーフェクト・センス」に出ていた女優さんだった。きれいな人だなあ。晴れ。


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