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地獄少女 [DVDやら映画やら]

1965年から2019年へ。冒頭の地獄少女が良くわかるシーンがうまい。これが波岡一喜さんとつながっているとは。波岡さんというとあやしい役が多いが、今回はなんだか良い役そう。女子高生を部屋に入れて何もしない役なんです! 若い人たちの中では大御所と言えます。エンドクレジットでも最後に登場するし。波岡さんのお母さんが地獄通信を使っていた。昔はどんな風に通信していたんでしょうと思ったら、新聞の求人広告を使っていたらしい。現代では深夜12時に Webサイトにアクセス! 検索サイトは『Google』でも『Bing』でもなく『Early』でした。見ているとなんだか地獄通信で頼むというより、必要そうな人にやってくるような。みんな気配を感じてるし。お母さんの最期の表情にリングの大石さんを思い出す。ミホのクラスの女子が感じ悪い。マキって人のライブシーンで痴漢する男がクズですが、マキを崇拝するハルカからのやられっぷりが爽快。痴漢だけではなくて包丁持った人が暴れたり、ライブって怖い。地獄少女である玉城ティナさんを軸に、森七菜さん演じるミホとか、普通の人々が中心になって話しは進む。地獄少女の登場はその結果にすぎないんですねえ。仁村紗和さんのハルカがワイルド。彼女とミホの関係を見ていると、信頼しあっているだけになんだか危険な方向性しか感じなくて先行き不安すぎ。最初の地獄通信シーンでのミクリヤサナエの姿がけっこうホラー。かなり気持ち悪かった。気が付くと何かを手にしている。地獄少女曰く、それをどうするかは自分次第。地獄少女はテレビの連続ドラマで何度か見たことがありますが、その時は和人形な感じでしたが、今度は玉城さんなりな雰囲気。鬼太郎をウェンツさんが演じていたような感じでしょうか。眼力が良いですねえ。けっこう背がでかいので、上から目線でさらに眼力倍増。にらまれただけで動けません。さすがはサイハラさんの学生時代。服装はセーラー服と着物の二通りで登場しますが、どんな TPO なんだ? 多分「いっぺん死んでみる」では着物なんですね。地獄少女が登場するときに歌う『あぶくたった煮えたった♪』、『かごめかごめ♪』、『通りゃんせ、通りゃんせ♪』とかって、よく「本当は怖い~」云々と言われるやつですね。地獄少女らしいです。地獄少女には手下みたいな人が三人登場しますが、その中の一人が橋本マナミさん。でも顔が半分以上違っているせいかすぐには橋本さんと分かりません。麿赤兒さんもその一人ですが、ほとんどルパンの娘のままなのにすんごく怖い。マキのオーディションに橋本マナミに加えて麿赤兒さんも受かっているのが笑えます。マキって実力本位なのか、それとも普通の人には麿さんたちの姿がかっこよく見えてるんでしょうか? 「悪魔に魂を売って戻ってきた」と話すミクリヤですが、お母さんにあんなこと言わなかったら、とりあえず寿命はまっとうできたのになあと他人事ながら悔やまれます。振り返るとやっぱり人間がいちばん怖い。ハルカ役の仁村紗和さんはバイオレンスで怖い。ミホがもどすところがすごく自然で怖い。片岡礼子さんの最期もすごかった。その息子が書いた手紙も怖かった。弁護士は持ってくる前に読まないの?後から気が付いたが浪岡さんの母親役は風祭ゆきさんだった。やめろやめろと言いながらカメラを向ける浪岡さんがプロ。エンドロールの歌のギターだろうリフが良い。夕焼け空に映し出される地獄少女。「みんな見てますよ」ってことでしょうか。エンドロールで分かったが、マキって漢字で『魔鬼』だったんですね。地獄と天国があるが故の地獄少女。面白かった。

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