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襲う!! [DVDやら映画やら]

タイトルが左隅に表示されるのが印象的。小川亜佐美さん演じる婦人警官クミコ。同僚のエイコが笑いながら見ているエロ本を理性がじゃまをして見られない。そんなんだからエッチに関してはあまり積極的ではない様子。そんなクミコを襲う NISSAN のダンプカー。スピルバーグ監督の「激突」ですか。あれも保安官が襲われていたような。クミコを乗せた城西署パトカーは、前は柵にぶつかり、後ろはダンプに押されてグシャグシャ。リアガラスにフロントガラスも割れてしまう。悲鳴を上げて気を失うクミコ。そして襲われる。このときの音楽がクラシック。オープニングもクラシックだった。クミコは警察官としての自分を恨んでいる男たちの仕業ないかと考えるが、その男たちを回想するシーンの分かりやすさがすばらしい。クミコが以前捕まえた男を探す中、彼女以外、全員エッチ中というのがすごい。その頃、仕事をクミコに押し付けた同僚のエイコまで、商社の不倫?相手と会議室でエッチしながら「結婚してくれないの!」と泣き出す始末。中盤以降ではクミコに対して非道なことまでしてしまう。疲れ果てたクミコは姉の家で休もうとしたら今度は義兄が・・・どうにも男にせまられてしまう女性らしい。警察署内のクミコ。廊下を歩いていると鳴り始めるクラシック。安全なはずの場所でもしかして・・・やっぱり襲われてしまった。手錠や白いテープが車のときと同じ人間であることを物語っている。クミコがテープを外すときの表情がすばらしい。一人部屋で苦悶する姿の背景にコケシが映ってしまうのが何だかエッチ。このとき彼女は自分の中で起こっていた変化に気づいていたのだろう。とにかく襲われてしまうクミコ。真昼間、駐車違反の取締りをしている最中にも襲われる。そもそもが相棒のエイコがいつも仕事をサボっているせいでもある。クミコにとってはひどいシーンの連続だが、襲われた後、暗闇の中のクミコの背景に浮かぶオブジェとかに、文芸的なカットに芸術だなあと思ってしまうのはまずいこと。エロ本も避けていたクミコが襲われることによって変わっていく。彼女の欲望はエイコや恋人の上を行ってしまう。連続強姦魔がついにつかまったかと思ったら、おそらく襲い方がちがう。はたして執拗にクミコを襲う人はつかまるのか? 最後の笑顔は希望か否か。面白すぎ。小川さんの表情がすばらしい映画。車でエッチ中の女性のアイメイクが恐ろしかった。


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https://eiga.com/movie/68728/
当然ながら GEO ではアダルト扱い


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スターシップ9(ORBITA9/Orbiter 9) [DVDやら映画やら]

スペイン・コロンビア映画。スペイン語がすばらしい。開始早々の細マッチョなクララ・ラゴさんに感動する。宇宙空間ではトレーニングも重要なこと。ボケーっとしているとどんどん体力が落ちていくのだろう。地球以外の星を見つけるため、一人宇宙船で旅を続けるエレナ。毎日のトレーニングはルーティンワーク。指令部とやりとりし、ときどき地球のママ、パパとテレビ電話。ひとりぼっちのさみしい食事。宇宙船の故障により一人の若い男性エンジニアが修理に派遣される。イケメン。誰とも会ったことがない彼女。彼女にとって初めて見る実物の人間であり、異性。本能なのか教育は受けていたのか、なんだかんだとしてしまった様子。修理も終わってイケメンエンジニアはエレナの宇宙船を後にする。このときのエレナの表情が秀逸。エンジニアも仕事に疲れているのか、カウンセリングを受けたりする。このときの様子も面白い。相手の画像を見ながらカウンセリングするのだが、プライバシーのため、カウンセラーの顔が CG の動物に置き換わっている。カウンセリングの先生は女性のようだが顔は狼。そして話しが進むにつれ、エレナの宇宙船業務の目的があきらかになってくる。それが分かってくるシーンは、言葉もなく淡々と進み、音楽がバーン、ドーン、と「分かれよ、分かるよな」的な圧で観る者を攻め立てる。このへんが何ともスペイン映画らしい。特にエレナの船から出て行ったエンジニアの行き先を上から俯かんするシーンは、まさに「百聞は一見に如かず」。映画の中で登場するクローン関係の書類もよくできていて、人体が設計図のようにかかれているのが印象的。クローン設計は身体の大きさまで自由とか想定できるということなのだろう。結局これはエンジニアの上司であるプロジェクトの司令官の思惑によるものだったのか否か。もやもやは残ってしまうが、結果は希望となったのかもしれない。ナレーションやイメージカットによる物語の背景の説明はない。生活の中で流れるラジオやテレビのニュース、人々の会話から察していくのが面白い。特にロボット・エンジニア、アレックスに関するような事故のニュースは興味深い。彼が抱えているのだろう苦悩がうかがい知れる。静けさとサスペンスに程よいアクションの傑作。いつかクララ・ラゴさんがマーベルや DC とかのヒーロー物に登場してくれるとうれしい。


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メッセンジャー(Magellan) [DVDやら映画やら]

DVDジャケットのコピーにさそわれて見てしまった。原題は "Magellan"。映画自体が「メッセージ」に影響されているかは分からないが、邦題は絶対に意識している。原題である「マゼラン」には色々意味があるのだろうが、ここでは「探査機」の名称であり、探査機一般をさすものなんでしょう。タイタンに到着して海を背景にしたさまは、「ソラリス」を連想したりする。船内の中に、普通に PC とかで使いそうな液晶モニターとかが見受けられるが、こうしたもののバックアップも積んでいるのだろうか。この映画に限らず気になる。着陸シーンで "VTOL" と連呼されるセリフに、科学特捜隊のビートルを思い出す。発信された信号を探しに遠いタイタンの探査を命じられたロジャーの物語。いるはずの無い人が登場したり、どうにも「ソラリス」が頭をよぎる。目新しいところは、中国によるハッキング。宇宙船の AI がとつぜん中国語を発してきたら焦るに決まっている。映画「メッセージ」でも中国軍が幅を利かせていたし、「ゼロ・グラビティ」の船内の操作盤が中国語とかも面白かった。ハッキングされることにより、人間による目視チェックとは明らかにちがう状態を良しとする AI。さらに人間に対して「あなたは大丈夫ですか?」的なことを言ってくるのはおそろしい。宇宙船内の AI と探査船内の AI が別なのところも面白い。探査船の方は乗員をリラックスさせるため、声質もちがうし、かなりフランクな物言い。AI が分かれているのも、ハックされることを想定したら十分現実的なことなのかもしれない。それにロジャーにとっては話し相手が二人いるようなもの。この「話す」というのも宇宙空間における AI の重要なポイントだろう。会話無しで画面上でのコマンド処理を10年間延々と続けるのは気が狂いそう。声帯も退化しそうだし。あとは映画「パッセンジャー」のバーテン型 AI のようにその形をどうするか。乗組員の好む形であれば任務も楽しくなりそうだが、見た目の好みは変わってしまうこともあるので、声だけが無難か。これは謎の正体や結果云々よりタイトルがすべて。「興味があれば冒険しよう! 探査しよう! マゼランしよう! ただし愛する人もほったらかして・・・」という話しだと思う。SF 的展開よりは人間の探究心の話しがメインの哲学的映画。SF 面で言えば気になるのはロジャーの他に登場する人影。マゼランしたら分かることなんでしょうけど、ちょっとモヤモヤ。すごく真面目な映画だった。


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メッセージ(ARRIVAL) [DVDやら映画やら]

原題は "Arrival" なのに邦題は「アライバル」ではなくて「メッセージ」。確かに主人公のルイーズが関わるのが謎の言葉の解読だから「メッセージ」の方が分かりやすいと思ったのかも。でも良いところに収まったという意味では "Arrival" なんだろう。ニュースや騒動が広まり、言語学者ルイーズと科学者のイアンが登場、そしてようやく地球にやってきた謎の物体が姿を現す。このもったいつけぶりが大人。ヘリコプターの中でルイーズがイヤーカップを着けないところがリアル。どうやって未確認生物の言葉を理解し、彼らの意図を知るのか。結局触れ合いによるテレパシーっぽくなってしまったように思うが、そうでもしないと話しが進みそうにないのでしかたがない。言葉は解釈次第・時は流れるものではない・そして未来はすぐとなりにあるということ。結局アボットとコステロは、人類をひとつにしなさいと言いに来ただけか。そうさせるための手段として、知りえる秘密を先に知る。そうでないと自分たちを助けてもらえない。ということは今のままならアボットとコステロは何か悲惨な目にあっていたのか。彼らは時を行き来していたので、最後はピューンと乗り物で飛んでいかなったのだなあ。中国がいちばん偉い人でなくて解放軍少将が出ずっぱりなのが面白いというか皮肉。書記は飾りみたいなものなのか。ラスト近くはチューでなくて抱きしめるところが良かった。アボットとコステロたちが使う文字が水墨画みたいでエキゾチック。彼らには線という概念が無いのかもしれない。面白かった。映画は「ライフ」も SONY だったし、SONY は SF が好きになっちゃったのだろうか。


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仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX ディレクターズカット版 [DVDやら映画やら]

仮面ライダーお祭り映画。今のライダーといっても、もう数年前の映画だが、これほど素のアクション、変身前のアクションが多いとは思わなかった。それも男女問わず。女性はお決まりのミニスカートアクションもあって、子供といっしょに来た大人が大喜び。昭和ライダーを登場させるのは世代間の接着のためでもあるんだろう。飛んだり跳ねたりはワイヤーアクションなんでしょうが、空中での姿勢がとても自然に見えて、これは演者の体幹の良さなんだろうなあ。戦うアクションではないけれど、なでしこが空から落ちてくるところもワイヤーだと思うのだが、違和感なく見れてしまう素晴らしいシーンのひとつ。ライダー役の人を含め、みなさんの泣く・笑う・真面目・心配とか表情が素晴らしい。中でもアンクとなでしこ。どちらも人じゃないと思ったらやっぱり人じゃなかった。アンクの爬虫類っぷりはマスク不要な怪人で、素の顔の他に演技力によるものもあるんだろう。オーズとフォーゼの他、昭和ライダーも多数登場するが、あの平成ライダーも登場するところが面白い。タイトルにも無いし、おそらくシークレットゲストだったのでは。平成ライダーも同時に見比べるとそれぞれカラーがあるようだが、共通するのは「仲間」で、その表現の仕方も色々。異色なのはフォーゼの学園友情スタイル。彼らの雰囲気やキャラクターがアメリカ学園ドラマな感じなのも面白い。ハーフな人やゴシック風味な女の子が配役されているのもそのためかも。それよりも学校で部活動なんだからみなさん16~18才設定だろうし、そんな彼・彼女たちがバイクにパワーローダーとか武器を駆使して戦うのだからすごい。そんな仲間の奮闘を見て、フォーゼも頑張る。ライダー史上で、主人公とその関係者の年齢がいちばん低いシリーズかも。驚いたのはいつもパンツを担いで歩く仮面ライダーオーズが科捜研の呂太くんだった。あのボケ役の下にはこんな腹筋があったとは。色々ライダーが出てくるが、二人でライダーになるやつのババの人がいちばんかっこいい。これはディレクターズカット版で劇場公開版よりも上映時間が長いらしい。しかし余計なシーンがあるとは思えなかった。これが2011年公開なら、今のライダーはいったいどうなってんだ?と思ってしまった。真野さんの女性ライダー「なでしこ」が出ているだけで永遠に価値があるだろう作品。清水さんは名前は変わってしまったが、また色んな映画やドラマに出てほしい。ああ面白かった。


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仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX ディレクターズカット版
仮面ライダー1号
仮面ライダーZO
仮面ライダー555(ファイズ)パラダイス・ロスト ディレクターズカット版


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ガッチャマン [DVDやら映画やら]

実写になっているとは知らなかった。日本語字幕付きがうれしい。ベルクカッツェが代がわりするところが面白い。それはギャラクターの象徴的存在なのかも。日本でいえばエンペラーに近そう。アニメのときはピンクか白だったジュンのスーツが紫っぽい。でも紫もかっこいい。たぶん真っ白とかピンクだと浮いてしまいそうだし、シャープに見えない。なんといってもジュンは女性なので汚れが目立ってはかわいそう。ジュンをはじめ、みなさんスタイルが良いのでスーツが良く似合う。こだわりが地面の壊れ具合。地面に叩きつけたり・叩きつけられたりとか、特に着地時のコンクリートの砕ける様は印象的。相手を地面にめり込ませる力業もすごい。「スパイダーマン」的世界を感じさせる空中アクションがかっこいい。特にでっかい車輪を止めるためのアンカーがスパイダーマンの糸っぽい。空中で格闘の末、ケンと敵が落ちた店がタツノコキャラクターばかりなのはご愛嬌。でっかい車輪が道路を通るのは、ビルを壊すための抵抗でスピードが落ちないようにするためで CG を節約したわけではないだろう。敵のマイクミラーがプレデターとマッドマックスを足して割った感じ。メイド風な敵がクール・ジャパン。力持ちのリュウは、今見るとほとんど「セゴドン」。ガッチャマンの人々はギャラクターに対して何かしらの復しゅう心を抱いているが、リュウはちょっと違う。そうした背景を考えると、リュウがいちばんリーダーに適任かもしれない。カークランド博士が光石研さんなのが面白い。重要な役どころっぽいので、外国の役者さんを使うより演技力重視の結果なのだろう。できれば日系っぽいフルネームで紹介してくれたら違和感がないような。ケンとジュンが正装でパーティにでかけるシーンは、無事チェックをパスして入場できるかどうかがスリルで、「ミッション・インポッシブル」な雰囲気。でも音楽がちょっと仰々しすぎなのともったい付けすぎな気がする。タツノコアニメがアメコミっぽい雰囲気なので、実写映画でもかなりアメリカンな感じを意識している様子。エンドロール後の短いシーンもなんだかそれっぽい。戦っている間でもよくしゃべるジンペイとリュウもなんだかアメリカン。ケンに対するジュンの他、ケンーナオミ-ジョージの間とか、恋愛関係も多い。そんなもの余計では?と思ってしまうが、そこがアメリカン。その関係がないと、ケンの過去につっこめなかったり、ベルクカッツェとの苦悩多き戦いに結びつかない。主題は色々あって、復しゅう第一か任務第一か仲間第一か、お前はどうなのよ?という話し。あまりに自由人ではリーダーは務まらないし、本当に百億人と一人の命、どちらが重いかといえば百億人な気もする。単なるリーダー論から哲学論議になりそうでむずかしいが、この辺もまたアメコミっぽい苦悩かも。地球から宇宙と舞台は広いし、アクションもかっこいい。でっかい乗り物は出てくるし、世界に通用するアメリカ的な映画を目指した大作。ガッチャマンを初めて見る人にも分かるよう、彼らの出自設定は必要だったし、恋愛が余計とかオリジナルが云々など気にしてはいけない。もしかなうなら、ジュンの髪は長い方がよかった。意外にもとても面白かった。


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tY:近況113( Warwick, クイックメンダー, しっとりチョコとか) [他]

面白かったページ。
スタンリー・キューブリック監督が「2001年宇宙の旅」のラストについて語る貴重な映像が公開されて話題に - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20180709-kubrick-yaoi-interview/
具合の悪い時には水銀を食べる?おしっこは殺菌剤?中世の人々が信じていたとんでもない16の常識 : カラパイア http://karapaia.com/archives/52261606.html
ペルー・ナスカで発見された3本指のミイラ、DNA解析の結果、ヒトの新種である可能性が浮上 : カラパイア http://karapaia.com/archives/52261754.html
人間と動物の遺伝子を組み合わせた10のキメラ実験 : カラパイア http://karapaia.com/archives/52261705.html
BBCが往年のコンピューター入門番組「BBC Computer Literacy Project」のアーカイブを公開 - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20180628-bbc-computer-history-archive/
サンフランシスコでは年収1200万円でも低所得とみなされる、その理由は…:らばQ http://labaq.com/archives/51898353.html
映画ポスターで「Trajan」フォントがなぜ多く使われるのか? - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20180702-movie-poster-typeface-trajan/
ネット上の著作物の公正な利用「フェアユース」を裁判所はどのように認定しているのか? - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20180704-internet-photo-fair-use/
iPhoneで多発するクラッシュは「中国に忖度した機能」によって引き起こされたのではないかとの指摘 - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20180711-ios-bug-added-to-appease-china/


しっとりチョコにハートが入っているとは知らなかった。それもけっこう入ってた。

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香炉立てが取れたので付け直す。
金属や石を接着できるクイックメンダーを使ってみる。いわゆるエポキシ接着剤。

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元の香炉立てに残っているパテらしきもを取り除く。この雰囲気、臭いからすると、透明な筒に入ったセメダインの金属用エポキシパテっぽい。確かに接着にも使えるが、粘度がまさに粘土のように高いやつだし、石にあまり食い込まないんではないだろうか。あと白っぽいところも見えて、混ぜ方が不十分だったかも。しかし絶対取れないというのも問題ありで、微妙なところ。

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石の方の残ったパテもできるだけ取る。石の方の穴がけっこういいかげんで、香炉立てをそのまま置いたら隙間が出来てしまう。その隙間をエポキシで埋まるように充填する。養生して、後日見に行ったら付いていた。

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コニシ:ボンド クイックメンダー 20gセット #16323 16323




Warwick Releases Documentary About The Company's Jubilees in 2017 https://www.bassplayer.com/gear/warwick-releases-documentary-about-the-companys-jubilees-in-2017

Warwick の 記念祭に合わせたドキュメンタリービデオ。2017年 で Warwick は 35周年、Framus は 70周年だった。スコーピオンズのフランシスさんを始めとしたアーティストのコメントが多数登場する。最初の方で清さんのコメントもあった。ラスト近くでは桜井哲夫さんも登場。シグネチャーモデルも紹介している。いちばん重要でレジェンダリーな顧客であろうジョン・エントウィッスルさんとかジャック・ブルースさんが登場できないのがとても残念。

Warwick - 35th Anniversary - YouTube


Warwick の中でいちばんかっこいいと思う Nobby Meidel ベースを作っているところ。木工関係は見どころがないのかサンディングからだった。でも LED を埋めるところが見たかった。

MAKING OF a Warwick Nobby Meidel - Special Midnight Blue #16-3177 - YouTube


指板のラウンドをつけるのにこういう電動工具があるのだなあ。
Guitar Fretboard Radiusing Sander | Grizzly Industrial http://www.grizzly.com/products/Guitar-Fretboard-Radiusing-Sander/G0574


アーティストのインタビュー色々


#FenderNews / Char インタビュー【前編】
音を言葉で表現するのは難しいけど、とにかくほかのストラトでは絶対に出ない音 | Char インタビュー【前編】
Char | Fender https://shop.fender.com/ja-JP/cover-may-18-char

#FenderNews / Char インタビュー【後編】
カスタムショップでものを作れるなんて、俺にとってはグラミー賞以上の栄誉 | Char インタビュー【後編】
Char | Fender https://shop.fender.com/ja-JP/cover-may-18-char-2

黄色い Les Paul Special の話しが面白い。Alembic が250万円だったとは。
渡辺 香津美 〜心に残る買いもの〜|連載コラム|デジマート群像【デジマート・マガジン】 https://www.digimart.net/magazine/article/2014053000376.html

白い Flyng V を手に入れたときの話しとかが面白い。
高崎晃 〜世界のTAKASAKI流、楽器探しの楽しみ方〜|連載コラム|デジマート群像【デジマート・マガジン】 https://www.digimart.net/magazine/article/2014081500900.html

鮎川誠さんがレス・ポール・カスタムについて語る。
鮎川誠 meets 1968 Les Paul Custom VOS Antique Ebony|連載コラム|週刊ギブソン Weekly Gibson【デジマート・マガジン】 https://www.digimart.net/magazine/article/2015010901286.html


映画「ラプラスの魔女」が面白かった


最高に面白い映画だった。
  • 教授以外みんなシリアスになっているのが面白い。
  • 教授の講義を聞いている学生ん怠さもシリアスで面白い。
  • ミステリー犯罪解決映画でないところが面白い。
  • 未来予測を SF に頼らないように考えているのが面白い。
  • 刑事が一人しか登場しないのが面白い。でも事件化されていないためだろう。
  • 「ありえない」を連発する教授が面白い。
  • 事件の重大性が分からないところが面白い。
  • 教授がドランクドラゴンの塚地さんに見えるのが面白い。

脳みそのどこかをいじると人より計算が早くなる。つまり脳をスーパーコンピュータ化するということかも。量子コンピューターを脳に埋め込むとか、人工知能をインストールするとか。あと湿度計とか温度計とかそのセンサーも埋め込む。この辺りの説明シーンがあったとしたら、そのときは寝ていたかもしれない。
被害者とは年の差があるらしい妻が疑われるが、ラストの彼女のセリフから察するに、夫と妻の間で DV とか遺産がらみのことがあったりするのか。それとも単に保険金目当てか。彼女とラプラスの悪魔は、悪魔が心中事件について調べていたときに出会ったのだろう。
硫化硫黄が自然発生する場所ではあるが、開放された野外では死んでしまうことは無いので「ありえない」だけを連発する教授。ああそんなものかと見る人はなっとくしてしまって終わってしまう。
ラプラスの悪魔と魔女は、気象予報が現在よりも早くできる。双六も早くできる・・・と思ったが、結果を変えることはできないだろうから、出る目の成すがまま。SF なら天気を自在に操る超人による犯罪になるのだろうが、ここでは天気予報、いや予測に合わせて犯罪を計画する。その確実性については、数学とか物理的説明が必要と思われ、誰も無しえていないことを映画で説明するのは大変だろう。まさに SF。それこそ教授曰く「ありえない」ということ。ミステリーに種明かしが必要なら、魔女と悪魔はそれを温度とか風速とか計算式とかを示しての説明が必要。湯川教授ならところかまわず計算式を書くだろう。といってもその計算式が何なのか分かりませんが。
主人公は教授のようだが、実際のところは狂言回し。彼自身は何の役にも立たない。推理もない。勉強させてもらいましたという感じ。先生としても講義の様子からあまりぱっとしない。しかし彼は車の運転ができた!
フランキーさんとか玉木さんとか豊川さんとか広瀬さんとか福士さんとか、それぞれのシーンがかっこいい。高嶋さんはアクションもあるし。TAO さんもあやしそうだし。監督も真剣。
みんな真剣なのにこれだけ面白くなったのはきっとプロデューサーたちの力だろう。
最近はダメな夫役が板についた玉木さんの口直しにもなる映画。そして新ジャンルの映画かもしれない。
ああ面白かった。


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CUTIE HONEY -TEARS- [DVDやら映画やら]

顔は小さいしスタイルは良いし映画的なヒロイン。美人は何をやってもかっこいい。敵役アンドロイド、ジルの目元の切れ長メイクがマンガっぽくてかっこいい。タイトルの TEARS のとおり、涙が出てくる。ただの機械のアンドロイドが涙を流す。それを「感情」だというが、しょせんはプログラムが成せる技。ジルのようにひたすら任務を遂行しようとしたり、ハニーを執拗に探すのもある意味「感情」といえそう。屋台っぽい店で食べているシーンがブレードランナー風味。終わってみると雰囲気はキューティー・ハニー in ブレードランナーだった。普通の街の風景に CG とかを重ねたり、質感を変えたりして描く近未来の様子が面白い。その他キャラクターの外観もすばらしい。この映画の中でハニーはハニーと呼ばれない。基本はヒトミちゃん。ジルだけはハニーとかキューティー・ハニーと呼んでいる。それがアンドロイド仲間のコードネームだから。もしかしてこの話しはキューティー・ハニー前夜というところだろうか。おそらく空中元素固定装置がある限り元に戻ることはできるのだろうし、この戦いを超えれば「ヒトミ」から感情全開のお茶目な「ハニー」になるのかも。AI の片鱗が残っていればジルだって復活しそう。ほとんどデッドプールな不死身さ。できれば最後はアンドロイド的根性論ではなくて、何か技とか仕掛けで論理的に勝ってほしかった。「安堂ロイド」というテレビドラマもあったくらいだから、このままハニーと早見で世直し連続ドラマを続けても良いんでは。一対大勢の戦いは技に刀に銃撃と緊迫感があるし見事。でも基地の中を逃げるところとか、必要なシーンなんでしょうかなんだか単調。AI を破壊できない場合の恐ろしさが話しばかりで視覚的に分からず、レジスタンスが命をかけている実感がわかない。減ってしまったという設定でしょうが、レジスタンスの人数がちょっと少ない。レジスタンス云々ではなくて、愛する者を失ったハニーのリベンジストーリーにした方か良かったんでは。見ている方は最期の解決方法を察してしまうので、「早く~」と諭す早見にちょっとムカッとしてしまった。悪気はないんでしょうけど。しかし下層にいた早見がなぜ上層にいくことができたのか? 空中元素固定装置の解釈が独特。アニメでは単純に服とか髪型とか見かけが変わる程度だったと思ったが、この映画ではおそらくハニー自身が空中元素固定装置で生成されているのでは? 固定装置は彼女の心臓のようなもので、彼女を生成するためのプログラムが組み込まれているのだろう。如月博士が組み込んだという感情もプログラム。固定装置が稼動し続けなければ生成された身体を維持できない。だから汚染された空気が吸い込み続けた固定装置がオーバーロードした時点でハニーは活動を止めて消えてしまったのだと勝手に考える。原作やアニメでは「こんなものだ」で終わりそうなものも、実写化だと説明が難しい。それも空中元素固定装置を問題の解決方法に選んだのだから仕方がない。エンドロールの歌が良かった。映画の終わりに違和感がない。「ススム質店」は「ススム君大ショック」?。なんだかんだと面白かった。


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tY:近況112(Radiko, K's TRANSMISSION とか) [他]

今年 2018年 の K'S Transmission J-pop School 先輩がバリバリだった頃のライブ音源を聴く


坂崎さんの話しがあるから面白い特集。平歳最後の夏企画、「昭和の巨匠を学ぶ」なんて新しい企画が始まったようで、このライブ音源の特集も少なくなるんだろうか。


2018/6/1
1974年 かぐや姫『かぐや姫LIVE』

かぐや姫LIVE(紙ジャケット仕様)



コメント覚書
アルフィーのデビュー年に発売された。
いわゆる絶頂期。かぐや姫がいちばんバリバリだった頃。売れたアルバムだと思う。持っている人も多いのでは。
「うちのお父さん」から始まる名曲・代表曲が入っている。ベスト盤のようなライブ。
ドラムがポンタさん。ギターが石川鷹彦さん。アレンジが瀬尾さん。
かぐや姫の解散時期に台頭してきた伊勢正三さんが書いた「ペテン師」はこのアルバムでしか聴けない。アレンジが洋楽。これを聴いたとき、かぐや姫の新しい世界だと思った。こうせつさんと正やんの方向性が違いが分かるが、こうせつさんも洋楽は好きだった。
最初はジョンが仕切っていたが後半はポールが仕切り、そしてジョージが台頭してきた。音楽性や方向性の中でグループが解散していくのがひとつの形だったのでは。いつの頃からか何十周年もやるグループが多くなってきた。
「置手紙」も正やんだが「22才の別れ」の別れより好きかも。ディミニッシュコードが2箇所入っていてモダン。
「加茂の流れ」にはかぐや姫っぽい、かぐや姫らしい、こうせつさんっぽい曲。和風・京都・ちょっと切ない。 (スタジオで弾いてみるが、ギターの指板の貝殻が多すぎて弾きづらい)
「あの人の手紙」はライブのラストやアンコールで盛り上がる曲だが、詞は盛り上がる内容ではないし怖い。やっぱりギターのリズムで圧されてしまうのか。
1曲目: ペテン師
2曲目: 置手紙
3曲目: 加茂の流れに
4曲目: あの人の手紙


2018/6/8
1969年 ザ・フォーク・クルセイダース『FAREWELL CONCERT さよならコンサート』

ザ・フォーク・クルセイダース/さよならコンサート(12" Analog 初期プレス赤盤)



コメント覚書
中学2年のボクは "FAREWELL" という言葉をこのアルバムで知った。
1年間だけのプロ活動。約束どおりに解散。今や北山さんしか残っていない。
ジャケット写真を見る限りモニターとかが置いていないので生声だけが頼り。マイクも下から出てくるようなやつ。
フォークルオリジナルは4曲のみで10曲がカバー。ソロコーナーでは端田宣彦さんがシューベルツで「サウンド・オブ・サイレンス」「風」を演奏している。
最後のシングル「青年は荒野をめざす」の作詞は五木寛之さん。たぶん一部のラストのような盛り上がり。オーケストラが走ってる。
加藤和彦さんがなぜ「ユエの流れ」を取り上げたのか知りたい。カバーだけどフォークルっぽい。他にもジャックスの「時計をとめて」、早川さんの「遠い海へ旅に出た私の恋人」、「ぼくのそばにおいでよ」を歌っている。「ぼくのそばにおいでよ」を日本語で歌ったのは加藤さんが最初では。
フォークルなので面白いことをやっている。北山修さんの「オー・パパ」や「もう25分で」とか。フォークルはこういう曲を見つけてくるのが上手い。
このアルバムには誓いの言葉が書いている。違反したら罰則として「三回回ってワン」をする。フォークルは違反したので2002年のライブでは猿之助さんが口上した。
「悲しくてやりきれない」のキーは半音下げ。ギターがマイクに当たっているような音がする。加藤さんは12弦ギター。ボクが12弦ギターを弾くようになったのは加藤さんの影響が大きい。加藤さんが12弦ギターを持ってる写真もカッコよかった。
1曲目: 青年は荒野をめざす
2曲目: ユエの流れ
3曲目: オー・パパ
4曲目: 悲しくてやりきれない


2018/6/15
1971年 ザ・タイガース『ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム』

ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム



コメント覚書
GSのピークが68年と言われている。その辺は高見沢先生か富沢先生かタブレット先生にきいてみたい。69年くらいにはブームは終わっている。
69年は学生運動、70年にはフォークの貴公子、吉田拓郎デビュー。まだザ・タイガースはやっていたの?と思われるかもしれないが、ライブ自体は70年8月のもの。ピーさんが脱退を宣言したり、ソロアルバムや別活動をしていた。
この頃のアイドルは今とは違う。大人は聴かなかった。当時の GS はティーンエイジャーのもので大人のものでなかった。ただ、このアルバムを聴いたらその認識を新たにしなきゃならないかも。本物のロックを志向し始めた過渡期。
音の悪さに熱狂を感じるかも。ビートルズに匹敵するくらいの歓声。
洋楽のカバーを多く演奏しているが、ファンの人たちはこれをどういう気持ちで聴いていたのだろう。元歌を知って熱狂しているのかな。
「スマイル・フォー・ミー」はビージーズが書いた曲。タイガースは同じポリドールなのでビージーズとは仲が良かった。ビージーズを歌うシローさんの声も透き通っていてきれい。
みなさんもうすぐ古希。この頃はいくらシャウトしても大丈夫。若さが爆発しているが大人っぽい。もともとやりたいものがありながら「花の首飾り」とかをやっていたのだろうなあということがうかがい知れる。当時はどのバンドもそうだったんだろう。そうしたことがこういうライブに出るのだろう。
ほとんど完コピな「ハート・ブレイカー」は当時の高校生がよくやっていたグランドファンクの曲。自分も高校のときバンドでグランドファンクのベースを弾いた覚えがある。たまにファンがギャーと言う時は沢田さんがアクションをしていたんだろうなあ。
1曲目: サティスファクション
2曲目: ザ・ビージーズ・メドレー
3曲目: スマイル・フォー・ミー
4曲目: ハート・ブレイカー


2018/6/22
1975年 キャロル『燃えつきる~ラスト・ライヴ』

燃えつきる~ラスト・ライヴ



コメント覚書
伝説というのはこういうことを言う。燃えつきたんです。キャロルが燃えつきたのとステージが燃えつきた。こんなライブは無い。CAROL の電飾に火が点いたのはみんな演出だと思ってたかも。アンコールではお客さんがステージに上がってきて、その中で演奏しつづけたキャロル。野音は詰め込んで3000人くらいのところ7000人がやってきた?
PA はギンガム。また加藤和彦さんが影響してくる。PA システムを衝動買いして会社を立ち上げた。当時アコースティックギターはマイクで録っていたがハウリングが起きる。だから小さな音にするとロックバンドに負ける。せっかくの D-45 の音を聴かせたいので PA を買ってきた。
元々は矢沢さんが楽器屋さんにメンバー募集の張り紙「ビートルズとロックンロールが好きなやつ求む」を出したことから始まった。やってきたのがリーゼントのジョニー大倉さん。ロン毛だった矢沢さんはリーゼントを見て笑ったらしい。リーゼントに革ジャンのスタイルはジョニーさんが元かも。そのスタイルはハンブルグ時代でデビュー前のビートルズ。リンゴが入る前。CAROL という名前も良かった。
キャロルを見たのはリブ・ヤング。すごかった。でも自分たちの参考になるという感じでは見ていなかった。
フォークとロックが別れていた頃。前座がリッキーさんのバッド・ボーイズだけど、面白いのは途中で紹介するゲストがボーカルさん、まだガロの大野真澄さん、なぎら健壱さん、武田鉄矢さん。フォークの人いるじゃん。あとデイブ平尾さん、内田裕也さん。みなさん野音の楽屋で話しをしていたのかな? これは矢沢さんの人脈なんだろう。ボーカルさんやリッキーさんと仲が良いのは知っていたが、なぎらさんと鉄矢さんは誰と仲が良かったんだろう。ジョニーさんとは思えない。もしかしたら二人ともリーゼントだったかも。そんなわけない。
キャロルはロックンロールだけど切なくて良い曲が多い。切ないジョニーさんと乾いた矢沢さんのハーモニーがメイン。英語のカバー曲も多いが基本的には二人の曲。
内海さんのリードギターが印象的。独特な音と無駄が無い。ジョニーさんと矢沢さんの双頭バンドだが内海さんが好き。コピーしやすい・分かりやすいというのもあるんだろう。でもボーカル力はキャロルならでは。
火が点いたのにはギンガムのスタッフとかが「参った」と言っていた。
メール紹介:「愛の叫び」の後、矢沢さんが「何やってんだおんどりゃー」とか言っていたり、「ジョニー・B・グッド」ではユウ岡崎さんのバスドラが途切れたりとナゾが多い。真相が聞きたい。
火が点いたのは最後の「ラスト・チャンス」終了直後に爆竹を放ったらしく、その残り火が発泡スチロールに燃え移ったのが最初みたい。
1曲目: ファンキー・モンキー・ベイビー
2曲目: 涙のテディー・ボーイ、やりきれない気持
3曲目: ヘイ・タクシー
4曲目: ルイジアンナ
(ラスト・チャンスの後半の爆竹音とかハプニングの様子を聴く)


2018/6/29
1969年 『京都フォーク・キャンプ』

1969京都フォーク・キャンプ



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ビートルズが「アビー・ロード」の頃。日本ではフォークルが解散していたがフォークブームはけっこう熱くなっていく。GSブームがかげりを見せていたころ。
コンサートの後の打ち上げ会場でもコンサートがあった。打ち上げコンサートの方が最初にレコードになった。URC会員用。それがほんとうのコンサートだと思っていたが、調べてみたら打ち上げだった。その場所は京都円山公園野外音楽堂。2003年にCD化。本当のコンサートのCDが出たら琵琶湖サンケイバレイだった。参加者700人。打ち上げの方は1500人。打ち上げの方が人が多かった。今日は琵琶湖の本当のコンサートの方を聴きます。フォーク・キャンプとしては第4回目。
岡林さんがMCをしている。この頃の自分は中学2年か3年。その自分が岡林さんの最新アルバムに参加しているなんてえらい事件だ。
この一週間ほど前に中津川フォーク・ジャンボリーが開かれた。1969年にはウッドストックもあった。大きな野外コンサートというと、ウッドストックより前に1959年からニューポート・フォーク・フェスティバルが開かれている。その前、1954年にニューポート・ジャズ・フェスティバルがあった。ニューポート・フォーク・フェスティバルにはボブ・ディランさんも参加しているが、65年には エレキギターの Stratocaster とバンドで登場したら大ブーイングを浴びた。そのときの Stratocaster がオークションに出た。ディランさんがエレキを持って登場したとき、それがロックの夜明けと呼ばれているのでは。日本のフォーク・キャンプはそれから5年目。まだまだ日本ではエレキを使う人がいなかった。
ニューポート・フォーク・フェスティバルでボブ・ディランさんが先輩のピート・シーガーさんとやったのがプレイボーイ・プレイガール。この曲は日本人もよくカバーして、戦争や政治への批判やメッセージを歌っていた。アマチュアだからレコード会社のしがらみもなかったかもしれない。
今もフェスはあるけれど、前は歌を通じて共有する集会的な意味があったと思う。討論会が始まったりもした。出演者は音楽を楽しみたい。お客さんには音楽を楽しむ他、何かを見つけたいとかちがう目的があったのかも。
岡林さんが22歳、高田渡さんが20歳、友部正人さんにいたってはまだ10代。でも歌っていることはませている。
1曲目: 友よ(岡林信康)
2曲目: プレイボーイ・プレイガール(フォーク・キャンパーズ)
3曲目: 第五氷河期(三つの赤いシャックスとえんどう豆の木、早川義夫、遠藤賢司、中川イサト)
4曲目: 三億円強奪事件の唄(高田渡)


tY:近況112(Radiko, K's TRANSMISSION とか)
tY:近況108(Radiko, K's TRANSMISSION とか)
tY:近況107(Radiko, K's TRANSMISSION とか)



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ライフ(LIFE) [DVDやら映画やら]

静かに命を引き取る人が誰もいない。一瞬の死がなく、苦しみながらいってしまう無慈悲な最期。キャットの反時計回りが悲しい。でもミランダがいちばん悲しすぎるかも。実際の ISS の機能や様子がこの映画の通りか分からないけれど、もしそうなら、スーパーヒーローも夢のような超科学も登場しない、限りなく現実に近い SF かも。拘束具を装着されたマウスが痛々しい。カルビンの形態は掴むとか入り込むとか、色々な行動に適応したものに思える。クルーの人たちはみなさん個性的。どこかスネに傷を持つ感じ。足が不自由がヒュー博士。ハンディキャップの方が宇宙で活躍しているのかは知らないが、無重力の世界ではなんでもないことかもしれない。でもこの不自由な足が別な展開をもたらすところも面白い。もし電気でなくてカッターで斬っていたらと思ったが、分裂して余計ややこしくなっていたかも。主人公だろうデビッドはシリア内戦に参加したおかげで心に傷を持ってしまった様子。普通なら ISS 任務には採用され無さそう。しかしその経験があるからこそ、同僚たちを救おうと誰よりも必死になるのだろうなあ。特に素晴らしいのは修理屋ローリーを演じるライアン・レイノルズさん。彼の目は口ほどに物を言う。ヒューとローリーの関係は一見するとホワイトカラーとブルーカラーの確執っぽいのだが、実際は親友の様子。自分の代わりは何人でもいるが、ヒューの代わりはいないと分かっている。だからローリーはヒューのことを心配するし、彼を捨て身で彼を助けようとする。最近はあまり目立たない日本人役者が多いなか、さすが真田広之さんはベテランな活躍。「宇宙からのメッセージ」とか「サンシャイン 2057 」とか、宇宙がよく似合う方。ISS という狭い空間だけで話しが進むのかと思ったら、ちょっと船外に出たりヒューのセンサーの件があったり、あきるひまがない。二台の救命艇に起こるアクシデントも件も面白い。もしかしてカルビンは人の心も分かったりして。続編が見たいと思いながらも、ここから先は超SFになってしまいそうで不安。ウツな終わり方かもしれないが、それよりも見ごたえに満足で映画館で見なかったことを悔やむ映画。最後のパラシュートには「日章旗だ!!」とファビョーンされそう。


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電撃!! ストラダ5 Vol.3 [DVDやら映画やら]

制作は日活株式会社だったようで、大人向けの役者さんが多いのもちょっと納得。終わってみると、日活が役者さんたちの活躍の場を広げるために制作した作品かなと思ったりする。これだけ岡崎さんや山科さん、女優さんたちを観ると、アマゾンとかちょっとエッチなやつも見たくなる。
第9話: アンドロメダの幼友達ジョージ・ミヤモトは宇宙飛行士。他の回でもジョージというのがいたような。彼は宇宙から帰ってきたばかり。彼ら宇宙飛行士たちの会見をテレビで見ているストラダの5人。テーブルにはしっかりペプシコーラが置いてある。古い友人と楽しそうに会いにでかけるオリオンに「拳銃を持っていけ」と言うアンドロメダ。テレパシーで嫌な予感がしたらしい。そして会った友人はなんとビッグノヴァの一員になっていた。久々に会ったら変な団体に入っていたとか現実的にもありそうな展開。ジョージとアンドロメダのデートを監視するアポロとペガサス。ペガサスはちょっとやきもち気味。ジョージはデート中に展示されていた日産スカイラインGT2000を買い、二人で波止場へ。実際に買って見せる場面を作るなんてこれ以上の協賛は無い。アンドロメダを助けるため、ジュピターもフィールドに飛び出し、自ら「ストラダアップ!」の号令。そうすると宍戸さんもあの制服を着るのか?・・・と思ったら着なかった。これは役者としての意地か。ビッグノヴァの目的は宇宙病に犯されたジョージから病原菌を取り出し、ばらまくこと。失敗した隊長は死刑なのだが、どうやって死刑にするのかがだんだん楽しみになってくる。
第10話: 任務に失敗したか裏切ったか、拷問を受けているビッグノヴァ隊員。彼を北島マヤさんがいたぶってくれる。出だしから残忍。ビッグノヴァは爆弾で混乱している隙を見て金を盗むという案外正当な作戦。大事なのはその作戦ではなくて、そのために暗号をやりとりするのだが、その現場を目撃されてしまい、その情報を得たストラダ5が乗り出してあら大変!というのが主な話題。この回の見所はオリオンの変装。ヒゲのメキシカン姿でギターまで構えてくれる。さすが日活。ほぼ小林旭さんリスペクト。しかし廃車場でのアクションはかなり危険そう。車が崩れ落ちてきそうでヒヤヒヤする。幼児ではないけれど、ストーリーに子供が絡んだのは初めてではないだろうか。今までは意図的に外していたのかもしれない。今回の隊長、東京ナンバー10は北島さん。どんな最期になるかと思ったら・・・相変わらず意地の悪いアスモディだった。予告のしめは「ばっちり見よう!」
第11話: 護送中の犯人を誘拐するビッグノヴァ。スカーフで顔を隠している女性が今回の隊長だろう。オリオンは昔の知り合いらしい女性に会う。彼女が梢ひとみさんとはお父さん気まずい。彼女とオリオンの間には何があったのか? 後半で驚がくの事実があきらかになる。ビッグノヴァが狙うのはインターポール日本支部で開発された犯罪分析機。これは現場に残された数少ないデータで犯人を割り出す優れもので、これを破壊したい。場面変わっていつものテレパシーのようだが激しく苦悶するアンドロメダ。ヘッドストロング内で監視しているジュピターも、乱れるばかりのイメージビジョンを見て心配する。二人の戸惑いをよそにもう一人の女性がテレパシーらしいものを使っている。どうやらこの女性とアンドロメダのテレパシー対決になる予感。タバコをプカプカ吸いながら刑務所の前でうろうろするチンピラはあきらかにアポロ。このシーンの音楽がブギーで軽快。アンドロメダのテレパシーにより刑務所の前に集まったが問題なし。何者かが彼女のテレパシーを妨害したり誤ったイメージを送ったりしたらしい。その人が梢さんだった。二人が苦悶のテレパシー顔で対決する夢の回。当然隊長の東京ナンバー11は死刑になってしまうが、いつのまにあんな仕掛けを作ったの? 予想外はオリオンと梢さんの学生服姿。どんなことでも復しゅうのきっかけになるのが怖い。
第12話: いきなりアスモディが日本人に向かって大胆告白。「10年前、アメリカ大統領の J.F.ケネディをダラスで暗殺した」と言う。えっ?と思ったら「~時に使った狙撃銃を手に入れた」だった。その銃を見せびらかし、日本で火をふかせるらしい。果たして誰が暗殺されるのか? ストラダ5は止めることができるのか? という話しかと思ったら、さすがジュピター、狙われているのはアルメニア共和国のケリー司法長官だと既に分かっていた。阻止に燃えるペガサスだが守る前にやられちゃ仕方がない。面白いところは逃げる犯人にぶつかった女性が唯一の目撃者になるのだが、その女性は目が不自由。そこからどうやって犯人を割り出すのか? 次の狙いはアルメニア大統領。アルメニアと国交を断絶されたら石油が入らず、日本経済大ピンチ。それがビックノヴァの目的だった。スナイパーがベトナム戦争帰りのイーグルだと分かったが、不気味なのはなかなか姿を現さない東京ナンバー12。それは予想外の人だった! そしてアスモディの死刑方法がまた渋い。声では笑いながらピクリともしないアスモディのマスクが不気味。ジュピターはすべてお見通しのようだった。
第13話: ついに最終回。ビッグノヴァは原爆よりもはるかに強力な兵器を奪おうとするが、アンドロメダのテレパシーにより全てお見通し。開始早々すぐに阻止されてしまう。アンドロメダの、仲間の肩を使ってジャンプする攻撃は初めて。スカートがひるがえる様がかっこいい。東京ナンバー13は死刑されようとするが、ストラダ5が情報を得るために助けるという展開が新しい。なぜ今までこうならなかったのか。父親の復しゅうに燃えるペガサスはほとんど拷問という行為で白状させようとするが、ストラダの仲間やジュピターに止められる。葛藤するペガサス。アスモディが握りつぶすグラスがプラスチック製。小松方正さんが回想でちょっとだけ登場。オリオンとルナが東京ナンバー13を護送するが兵器もろとも奪われる。このあたりのミスがなくなれば事件は毎回すぐに終わるはず。基地を飛び出して逃げるアスモディをペガサスが追いかけるのだが、カーチェイスから海上をボートで追いかけたり忙しい。このときの音楽がオルガンによるジャズで大人な雰囲気。そして彼のピンチを救うのがジュピター。エースのジョーばりの早撃ちを見せてくれる。この銃撃シーンがラストのカギになる。果たしてペガサスはアスモディに復しゅうを遂げることができるのか。しかしどこかで見たようなシーンがあるなあと思ったら、タイトルロールで使われているものみたい。ということは、すべて撮り終わっていたか、最後の回から撮っていたのか。今回は登場する女性はアンドロメダだけという、最終回のわりには華のないような。ちょっとさみしいが、日活アクションっぽい回だった。
ああ面白かった。「アンドロメダ」は最後まで「アンドロメガ」表記だった。

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電撃!! ストラダ5 Vol.3
電撃!! ストラダ5 Vol.2
電撃!! ストラダ5 Vol.1


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電撃!! ストラダ5 Vol.2 [DVDやら映画やら]

ストラダ5は、子供と大人をテレビの前に座らせようと考えて作られたのではなかろうか。瞬間着替えはあるものの、特別に派手な技は出てこないし、怪人も登場しない。アクションは銃撃や車。でも制服姿は子供向け戦隊ヒーロー。しかし男女の別れは大人くさい。子供が主役の話しがほとんど無い。
第5話: どうやらビッグノヴァの隊長は名前でなく第1話から数字で呼ばれていたらしい。だから第5話は「東京ナンバー5」。残念ながら今回の隊長も男。人の良いおじさん風。今度は人を操るコンピューターを奪えという話し。考えてみるとビッグノヴァは奪うばかりで開発したりしないのか? そのために科学者兄弟を誘拐する。この弟さんは見覚えあるなあと思ったら未来からきたケン・ソゴルさんだった。ストラダ5の移動基地はヘッドストロングと呼ばれるバンなのだが、狭いし垂木の内装がちょっと悲しい。この回ではジュピターもフィールドに登場して5人といっしょにアクション見せる。うまく解決したかと思ったらやりきれない最期。とても非道なビッグノヴァ。そして失敗した隊長が死刑にされるのはお約束。ふと思ったのが、アンドロメダが下げている虫っぽいペンダントは五つ星テントウ虫=ストラダ5の5とかけているんだろうか。
第6話: 教会に呼び出されたペガサス。そこにはアポロたち。神父はジュピター。新婦はアンドロメダ。新郎はペガサス。とても危険なガスがビッグノヴァに奪われたので、ペガサスとアンドロメダに新婚夫婦の役をさせ、ハネムーンで敵を捕まえる作戦だという。ハネムーン中の男女であれば怪しまれないという理由だろうが、実際に結婚させたりなんともややこしい。二人は缶をガラガラひきずったハネムーン中のスカイラインの中で言い争い。第4話の最後で仲良くなったかなあと思った二人は、まだ「犬猿の仲」だったらしい。アンドロメダのテレパシーのことはイメージビジョンができて解決したと思ったのだが。嫌い嫌いも好きのうちというやつか。それでも任務には私情をはさまないペガサスがえらい。やってきたのは羽田観光ホテル。ビッグノヴァ隊長「東京ナンバー6」は待望の女性。しかも二條朱美さんとは。さらに場所はホテル。やはり子供といっしょの大人もうれしい。アンドロメダと土に汚れたアクションも見せてくれる。こういうのを見ると子供ドラマや普通のドラマやエッチなドラマはみんな紙一重だなあと思う。失敗したら死刑はいつものことだが、上げておいて落とすというのが首領の趣味らしい。アンドロメダとペガサスの距離がちょっとだけ縮まる回。車の登場シーンが多いが、貼られているステッカーが Mobile 石油。登場するガソリンスタンドも Mobile マーク。
第7話: 今度は人造ダイヤを日本に密輸して経済をめちゃくちゃにしようという作戦。そのためには密輸ルートの開拓が必要。隊長の東京ナンバー7は、ミスターアスモディの犯罪をあばこうとする世界的記者、ゴードン・ムラカミをなんとかしようとする。彼の友人が小野武彦さん演じるジョージ。小野さんが登場するからにはただの登場人物で終わるはずはなく、ゴードンと彼の女性秘書との人間関係に絡んできて面白い。女性秘書役を和田恵利子さんが演じていて、記憶に苦悶する姿が大人。爆発によって消えた記憶を呼び戻すためにルナが考えたことが目には目を的だろうなと思っていたところに現れた人とは? そしてアスモディの計画が明らかになる。このシーンのBGM のサックスが大人でかっこいい。この大人の雰囲気に変身シーンが登場してしまうのがぶち壊しというかなんというか。アポロの棒になる数珠がかっこいい。ルナがヒーローな回。
第8話: サブタイトルの「札束に手を出すな」とはどこかで聞いたことのあるサブタイトル。開始早々、大泉滉さん演じるいかにもいかがわしい宝飾品の細工師が登場。彼と裸の大将的な印刷工が誘拐される。新聞記事にもなるくらいだから有名な方たちなのか? 誘拐したのはもちろんアスモディ率いるビッグノヴァ。今度の彼らは偽札を作って経済混乱させる計画。前回といい、経済をどうにかしようというのがレインボーマン的。誘拐された二人は頭が弱いという設定でコメディな演技に台詞が面白い。今までのストラダ5にはなかった役。今度の隊長、東京ナンバー8は口調からすると東南アジア系の人かもしれない。札の印刷について大蔵大臣と造幣局局長、そしてオリオンの三人しか知らない秘密があるとは驚き。しかも「三人しか知らないんだ」と話してしまうオリオンがなんとも・・・。変装して潜入するアンドロメダとアポロ。すぐにバレるが、普段とは違った変身シーンが見られて面白い。しかしノースリーブでなくなってしまったのが残念。大泉さんがいっしょにいるシーンでスタラダ隊員がちょっと笑ってしまうのは、大泉さんがほんとうにおかしいせいかも。任務失敗した隊長はあいかわらず死刑。今回もえげつない。これではストラダ隊員も追う気をなくしそう。金井千恵さん登場。ジュピターの雰囲気が違うのはノーネクタイのせいか。登場する印刷機 "FERRO MAGNETGRAPHY ONSET PRINTING” というのが気になった。


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