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ガッチャマン [DVDやら映画やら]

実写になっているとは知らなかった。日本語字幕付きがうれしい。ベルクカッツェが代がわりするところが面白い。それはギャラクターの象徴的存在なのかも。日本でいえばエンペラーに近そう。アニメのときはピンクか白だったジュンのスーツが紫っぽい。でも紫もかっこいい。たぶん真っ白とかピンクだと浮いてしまいそうだし、シャープに見えない。なんといってもジュンは女性なので汚れが目立ってはかわいそう。ジュンをはじめ、みなさんスタイルが良いのでスーツが良く似合う。こだわりが地面の壊れ具合。地面に叩きつけたり・叩きつけられたりとか、特に着地時のコンクリートの砕ける様は印象的。相手を地面にめり込ませる力業もすごい。「スパイダーマン」的世界を感じさせる空中アクションがかっこいい。特にでっかい車輪を止めるためのアンカーがスパイダーマンの糸っぽい。空中で格闘の末、ケンと敵が落ちた店がタツノコキャラクターばかりなのはご愛嬌。でっかい車輪が道路を通るのは、ビルを壊すための抵抗でスピードが落ちないようにするためで CG を節約したわけではないだろう。敵のマイクミラーがプレデターとマッドマックスを足して割った感じ。メイド風な敵がクール・ジャパン。力持ちのリュウは、今見るとほとんど「セゴドン」。ガッチャマンの人々はギャラクターに対して何かしらの復しゅう心を抱いているが、リュウはちょっと違う。そうした背景を考えると、リュウがいちばんリーダーに適任かもしれない。カークランド博士が光石研さんなのが面白い。重要な役どころっぽいので、外国の役者さんを使うより演技力重視の結果なのだろう。できれば日系っぽいフルネームで紹介してくれたら違和感がないような。ケンとジュンが正装でパーティにでかけるシーンは、無事チェックをパスして入場できるかどうかがスリルで、「ミッション・インポッシブル」な雰囲気。でも音楽がちょっと仰々しすぎなのともったい付けすぎな気がする。タツノコアニメがアメコミっぽい雰囲気なので、実写映画でもかなりアメリカンな感じを意識している様子。エンドロール後の短いシーンもなんだかそれっぽい。戦っている間でもよくしゃべるジンペイとリュウもなんだかアメリカン。ケンに対するジュンの他、ケンーナオミ-ジョージの間とか、恋愛関係も多い。そんなもの余計では?と思ってしまうが、そこがアメリカン。その関係がないと、ケンの過去につっこめなかったり、ベルクカッツェとの苦悩多き戦いに結びつかない。主題は色々あって、復しゅう第一か任務第一か仲間第一か、お前はどうなのよ?という話し。あまりに自由人ではリーダーは務まらないし、本当に百億人と一人の命、どちらが重いかといえば百億人な気もする。単なるリーダー論から哲学論議になりそうでむずかしいが、この辺もまたアメコミっぽい苦悩かも。地球から宇宙と舞台は広いし、アクションもかっこいい。でっかい乗り物は出てくるし、世界に通用するアメリカ的な映画を目指した大作。ガッチャマンを初めて見る人にも分かるよう、彼らの出自設定は必要だったし、恋愛が余計とかオリジナルが云々など気にしてはいけない。もしかなうなら、ジュンの髪は長い方がよかった。意外にもとても面白かった。


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