2022年01月05日: 悪魔くん VOL.4
2021年08月14日: 悪魔くん VOL.3
2021年07月24日: 黄線地帯
2021年07月13日: 女体渦巻島
2021年06月13日: ビッグ・マグナム黒岩先生
2021年05月09日: 残酷異常虐待物語 元禄女系図
2021年04月12日: 徳川いれずみ師 責め地獄
2021年03月23日: やくざ刑罰史 私刑!
2021年02月22日: Zの回路 復讐の裏ゴト師
2021年01月19日: 暴力戦士
2021年01月11日: 無頼平野 -昭和侠客外伝-
アイアンガール FINAL WARS [DVDやら映画やら]
出だしからムフフ。前回の姿を忘れてしまったが、背中の装甲が生物っぽくてかっこいい。進撃の大巨人とか、大事なのは脊髄あたりなのかも。連合軍とテロ組織アルカロイドとレジスタンスの戦い。アイアンガールはもちろんレジスタンス。もともと軍事企業が作ってしまった最終兵器と噂されるものが悪い。この兵器の正体がちょっと悲しい。その軍事企業が台頭した理由は、80パーセントの人々がいなくなってしまったサイバー戦争。きっとドローンとか IT 兵器によってもたらされた結果なんでしょうねえ。ダークエンジェルの電波爆弾(だったか?)で IT インフラが使えなくって生活が不便になった社会がなつかしい。でもまだ人は生きていたような。知っている俳優さんは春田純一さんと亜紗美さんだけだった。お顔は見たことがあっても名前が思い出せないんです。驚いたことは、メイキングで知りましたけど春田さんが JAC 出身だということです。初代仮面ライダーやキカイダーとか、初代ライダー以降の特撮にはほぼかかわっていたんですねえ。この映画に出ているのも納得。春田さんが演じる『道明寺博士』は『光明寺博士』由来だったりして。アイパッチがゴジラの芹沢博士を思い起こさせます。前作から引き続いて登場するのはスナッチ。そしてまさかのポイズン。なんか身体が一回り大きくなっているいるような。衣装がはちきれそうです。悲しい敵役ダイアナの赤井沙希さんはボクサーの赤井英和さんの娘さんだったのですね。しかもプロレスラー。そういえば『大怪獣モノ』に出てたか。立派な太ももの長い脚がまさに武器。クリスを助けるジョーとダイアナは以前恋人同士だったらしく、ジョーを見つめるダイアナの目がクリスが現れたことで嫉妬の目に変わるところが素晴らしい。目は口ほどにものを言うのは本当です。ついにアイアンガールこと早乙女クリスの素性が分かる。敵のアジトで彼女が見つけたものはなんと・・・ 取り戻したい記憶とはなんだったのか? 知らされる事実。これも春田さん演じる道明寺博士に出会えたおかげなんですねえ。あの丸い小さな盾で弾丸を受けるということは、おそらく盾が弾丸を集めているのではなかろうか。そうでなければ絶対に当たってます。そのシーンでの立ち回りがかっこいい。豪快なラスト。シリーズは終わる気満々のラスト。でもエンドロールの後で・・・次回作はあるんでしょうか。途中のムフフでは舌まで使ってこれはもしかして最後まで行っちゃう?と思いきや、まさかあっち側から断るなんて・・・けっこう意表を突くエッチ展開。好きな人のことが頭を離れないんですねえ。古い世代は新しい物より劣ってしまうのは悲しい人造人間の性。クリスも新しい同類を前にしては苦戦します。蹴りは強いし投げられっぷりも豪快。クリスはどう立ち向かうのか。ストーリーの他、胸に目が向いてしまうこと間違いなし。一粒で二度おいしい映画。ママさんのいるバーにミュシャの絵が飾ってありました。いちばん驚いたことは明日花キララさんの歌です。これがけっこうかっこいい。歌番組に出ないのが世界七不思議で世界ふしぎ発見。
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アイアンガール ULTIMATE WEAPON
アイアンガール
悪魔くん VOL.4 [DVDやら映画やら]
悪魔くんのDVDもついに最終巻。悪魔くんとメフィストの仲の良さが絶好調。チョコレートをよこせというのは代わりませんけど。やりすぎな回も多い巻。
第21話「化石人」
冒頭から山崩れに雪崩とおおがかりな特撮。サブタイトルの「化石人」というのは、DVD 収録のデータファイルによると『ジュラダン』というらしい。うろこがあるようで半漁人をイメージしたような見た目。けっこうかっこいい。悪魔くんからは「妖怪、妖怪」と言われるが妖怪ではないと思う。化石人の人数が多かったりしてメフィストは苦戦するが、最後は豪快。ちょっとやりすぎではと思っていたら、そんなことを悪魔くんも言ってくれた。メフィストはてへペロ状態。こいつらやりすぎ。ビニール氷がたくさん見られる回。知っている役者さんでは室田日出男さんが出てました。
第22話「呪いの森の魔女」
村を呪う魔女と悪魔くんたちの戦い。メフィストが車を運転するが、見事に気に衝突しちゃう。ラスト、最期であろう魔女を背にしたメフィストの白目な決め顔がたまらなく見事なドヤドヤ。放送回の中でいちばんのドヤカット。
第23話「化けぐも」
小さな山村のミニチュアなお菓子茶屋から始まる素朴な話しも、山崩れやらミニチュア炎上やら最後はダイナミックな空港破壊まで予算の消化義務があるかのようにエスカレートしていく。田舎ののどかな風景で始まったとは思えないラスト。「化石人」もそうでしたが、今回もかなりやりすぎ? 化けぐもの見た目が、古いアメリカSF映画のポスターに描かれる怪獣っぽい。最後の攻撃はペロリゴンでもおなじみなロケット攻撃。化けぐもの目玉のサイズ感がおっかしい。
第24話「カマキリ仙人」
カマキリ仙人の顔は雑だがけっこう怖い。雰囲気は「呪いの森の魔女」の鬼ババっぽい。夫婦と言われても過言無し。メフィストの杖と仙人のカマの戦いがなかなか白熱。仙人も山を崩すほどのパワーがあるのだから、情報屋の家族くらい家ごと粉々にできるはず。でも侵入の仕方がみみっちい。きっと仙人は遊んでいるのだと思います。最後は悪魔くんとメフィストがデレデレ。湖吸い上げとか地割れとか土木系魔力多数登場。
第25話「人喰いダイヤ」
ダイヤに人が食われてしまう話し。ダイヤの中で戦っているシーンではダイヤが見事にビニール。ビニールハウスで戦っているようなもの。ビニールといえば水や氷でしたが、ダイヤもビニールとは。なんだかんだと悪魔くんとメフィストが活躍するが、この回でいちばんの見どころは、何と言っても悪魔くんの茶碗の持ち方です。
第26話「透明怪人」
透明怪人というサブタイトルですが、それは登場する死神が持つ能力のひとつ。死神の道具を拾ってしまった悪魔くんの友だちが死神に狙われる。その死神の姿も狙われた人にしか見えないというところが恐ろしい。魔法大全集によれはメフィストは死神の仕事を邪魔することはできない。部署が違っても会社は一緒と似たようなものでしょうか。魔法大全集をスラスラ暗唱する悪魔くんはやはり天才。悪魔くんたちはメフィスト抜きで友達を死神から助けようとふんとうしますが、そううまくいくはずはありません。ツンデレなメフィストがどうやって悪魔くんたちを助けるのかが見物。
第26話のラストでは今までの戦いのハイライトが登場し、「~お別れの時が来ました~」というナレーション。メフィストの最後の魔力は『グッドバイ』。悪魔くんの「またお会いしましょう」というメッセージで完となりました。特撮予算のかけ方の高低差が激しい巻でした。顧みると、いちばん水木先生らしい妖怪は「水妖怪」だったかも。
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悪魔くん VOL.3 [DVDやら映画やら]
VOL.1 と 2 を見たらやっぱり 3 も見るしかない。
第14話「妖術師バラモン」
魔法陣から登場するとそのまま地上にいつけるのだなあと納得する回。そして悪魔くんの父親、三代目 三遊亭圓歌さんが面白い回。バラモンとの魔術合戦が軽快。谷割・谷戻し・土津波とか土木関係の魔力がたくさん登場する。バラモンの見た目よりも、約束したことをちゅうちょなく実行するところが怖い。でも予告編のとしぬすみの方が怖かった。
第15話「妖怪としぬすみ」
前段無しに子供が襲われる。その場に悪魔くんと情報屋も居合わせるとか、展開が早い。どうやら子供の年を盗む妖怪。盗まれた子供はジジババ顔になってしまう。なかなかやられないとしぬすみ。悪魔くんとメフィストの絆がちょっとだけ深くなる回。
第16話「モルゴン」
第5話の「ペロリゴン」以来の着ぐるみ怪獣な回。『モルゴン』の『モル』は『モルモット』の『モル』なんでしょうねえ。ヌメヌメ感がすごい。面白いところはモルゴンのサイズが変わるところ。ネズミサイズから怪獣サイズになったと思ったら、人間大にも変わります。その変わる方法も面白い。モルゴンを入れていたカゴもいっしょに大きくなるところがすごい。最初に登場する博士と用務員さんみたいな人はよく見かける俳優さん。
第17話「黒猫館」
魔法陣で寝そべるメフィストの傍らにはエレキ。第11話「幻の館」以来の登場です。魔女なのか妖怪なのか、たくさん出てきて面白い。その中でも名前は分かりませんが、顔がでかいのがドン。とにかく顔がでかい。交通事故のシーンでの怯え方がけっこう怖い。時間の中で戦いがしめる割合が多いのは、子供を飽きさせないためか。電気洗濯機の件が面白い。メフィストの悪魔くんに対するツンデレ愛爆発な回。
第18話「怪奇雪女」
巨大サイズの雪女登場。女性が演じているが、ときどき腕に棒でも入れたような案山子みたいになる。ちょっと雑だが、建物を壊すところはけっこうな迫力。ビニールな氷が楽しい。大人の登場人物が多い回。大人の女性にメフィストがデレデレ。ある理由でメフィストが魔法が使えなくなり、さあどうなるというところが見物な回。
第19話「地獄脱出作戦」
いきなり地獄からスタート。地獄に何かを探しに来た悪魔くんと情報屋と女の子。連れてきたのはもちろんメフィスト。女の子が何かを探しに来たんですねえ。第10話「シバの大魔神」で離れ離れになったメフィスト兄が登場する。ずっと地獄の牢屋に閉じ込められていたんです。すぐ脱出できる魔力を持っているのになぜ?と思いますが理由がありました。ほぼ半裸な鬼の子に扮する悪魔くんと情報屋。見事な子供体形。「あとは勝手にしろ」と悪魔くんたちを突き放すメフィストだが、やっぱりツンデレ。
第20話「未来ゾーン」
こんどはなんとまあ SF な話し。妖怪も怪獣も悪魔も地獄も登場しない。初めてではないでしょうか。でも考えてみたらモルゴンとかも SF か。カラーだったらどんなだろうと想像させる衣装を来た子供が二人。なんと未来から来たんですねえ。メフィストが人間に手玉にとられたのがよっぽどくやしいのか、こんなことまで魔力にせんでもというたくさんの魔力でギャングたちをとっちめる。
なんだかだんだん登場する妖怪とかが雑になってきたような。特に顔がでかい。水妖怪みたいな水木チックな妖怪はもう登場しないのか? VOL.4 はやめとくかと思っていたら、次回予告の「化石人」がけっこうかっこいいので続きが見たくなってしまうのだった。
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黄線地帯 [DVDやら映画やら]
相変わらずなんとも言えない新東宝マーク。エロの血+サイケっぽくも見えてくる。色々あるラインシリーズの中でも、吉田輝雄さんが出ているので見る。殺し屋の天知茂さんが三原葉子さんを人質にとって神戸に向かう話し。三原葉子さんの恋人が吉田さんなんですねえ。吉田さんは新聞記者らしくとりあえず一般人。天知さんが神戸に行くのは殺しを依頼した組織に裏切られたのでその報復のため。警察に追われている立場なので、一人だとばれやすい。そのカムフラージュに三原さんを拉致したんです。列車内や靴屋のシーンとか、自分が拉致されていることをなんとか知らせようとする三原さん。彼女の性格設定もあってか、出だしはちょっとコメディタッチでもある。赤いハイヒールを残すところはけっこうロマンチックだったりする。が、しかし、石井監督がそんな甘っちょろい世界だけで終わるはずはなく、だんだんと絡んでいる犯罪の恐ろしさがあきらかになってくる。三原さんの他に三条魔子さんにも魔の手がかかり、彼女たちの行きつく先をイメージさせるのが、外人娼婦のシーン。彼女たちもああなってしまうのか。外人娼婦の背景とか仕打ちは悲しく、ひどいもので十分インパクトを与えますけど、ちょっとひどすぎかも。しかしこれも時代と片づける。素晴らしいのは舞台ですねえ。セットかロケかは知りませんけど。天地さんと三原さんが入るホテルが "QUARTER MASTER"。調べたら船乗りの『需品係将校』とか『操舵員』という意味らしいが、陸軍の『宿舎割り当て』の意味もあるようです。このホテルとかその周辺が見事。現実かつ非現実、異国なところもあり、そしてタイトルの『黄線』たる雰囲気満々。こうした細かい作りこみが年数を経て『徳川いれずみ師 責め地獄』の長崎の歓楽街やアヘン屈の様子にもつながっていくんでしょうねえ。さすが監督。このホテルから眺める路地の様子が吹き溜まりの象徴。そしてホテルから路地を舞台にした男女のすれ違いもスリリング。今回の吉田さんは新聞社勤めの会社員なので銃をバンバン撃ちませんけど、そこが悲しい殺し屋の天地さんと好対照。甘いマスクの吉田さんと憂いのある天地さんのお顔もあって、見事に希望と絶望を現してくれます。ナイスな配役。コートも黒っぽいのと白っぽいのだし。好対照といえば昼と夜もそう。漆黒の夜の世界があまりに怖い。せっかく良い人に渡ってくれた思ったらああなったりとか、百円札の行く末も面白い。タバコというか洋モク売りなんて時代ならでは職業でしょうねえ。天地さんと三原さんがホテルで話すシーンで映る窓の向こう側では誰かがしっぽりやっている。話していることがシリアスなだけになんだかおかしい。孤児院で三食62円の予算の話しがとってもリアル。悪い先生がマスクを額にあげている姿が、パンティをかぶったおっちゃんみたいでおかしい。さらにマスクをした天地さんもちょっと見た目が変。新東宝の映画はカラー映画だけれど、なぜか記憶は白黒になっているのが不思議。文句を言ったり踊ったりとなんだかんだとうまくやってる三原さんがタフ。クラブの『PRINTEMPS』って『春』って意味なのか。『黄線地帯=イエローライン』とは何か? それは予告編を見るとちょっと分かる。DVDメニューにキャストと役名の一覧があって大変親切。なんか新東宝の映画って面白い。
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女体渦巻島 [DVDやら映画やら]
石井監督+吉田輝雄さんなので見る。血の色にも見えてしまうちょっとエロな新東宝マーク。『女体渦巻島』の題字フォントがなんだか特撮物っぽくてかっこいい。テロップでさらっと流す『東洋のカサブランカ』という対馬の言われっぷりがすごい。さっそく吉田輝雄さん登場。見た目は辰巳よしひろさんの『影男』っぽいような。「おれは人を殺したことはない」と言うが、拳銃使いの役なんだよなあと思ったりする。人を殺したことはないけれどちゅうちょしないで撃つところは、それだけ復讐度がマックスということか。吉田さんは姿を消したた恋人、三原葉子さんが対馬にいるのを知り、本人にその訳を聞きに来たのだが、それだけで終わるわけはなく、色々巻き込んでもう大変という話し。山場の銃撃戦は終盤の手前から始まって、時間もあるし、銃撃だけじゃ終わらないことに期待しかありません。あの人は吉田さんに加勢するだろうなあとは思っていたが、まさかあの人も銃撃に参加するとは。ちゃんと訓練を受けていたんですねえ。銃撃たっぷりで全編に渡って吉田さんの見どころ満載。悪事の主体が日韓貿易所ですが、取引が麻薬しかないので良い取引なわけがない。この取引を仕切っているのがマダムになった三原さん。支配人たちはこのマダムの配下にあるのだが、その腹積もりは自分のことばかり。女性が頭なことも面白くないのでしょうか。吉田さんと三原さんの運命の裏でタイトルにあるの『女体』が『渦巻』く『島』のとおり、多くの女性が登場してひどい目に合わされる。組織はクスリの他にも女性たちも商売品にする考え。借金をかたにして女給として雇い入れ、頃合いを見て他の国に売りとばす。組織の他、キャバレーの支配人は女性を使ってクスリで私腹を肥やそうとする。そして三原さんがなぜマダムになってしまったのかも知る。最初は個人的なことでやってきた吉田さんだったが、だんだんとそれだけでは済まなくなってくる。さすが好い男。ムラムラなシーンは多いですが裸はなかったような。銃は一番、けんかも強いしアブサンのトラップを華麗に回避したり、女には優しいし、誘惑されてもさわやかに断る。すべてがパーフェクトな吉田劇場なのだった。吉田さんと他の連中の違いは、撃たれた仲間を抱き起すところ。義理と人情に熱い好い男です。ロカビリーシーンの三原さんの恍惚さにくらべて吉田さんのぎこちない踊りがナイス。もう関わることはないと言いながら、最後はお前がいなくちゃ生きていけないと口にする吉田さん。そこには生き死にをかけた愛以上のものがあったのでしょうか。最後の赤いスカーフが痛々しい。しかし対馬がこんな島だったとは。ああ対馬怖い。『東宝』よりも面白い『新東宝』映画なのだった。
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ビッグ・マグナム黒岩先生 [DVDやら映画やら]
とりあえず学園ドラマ。管轄庁はちがいますけど元祖スクールポリス。校長を筆頭にベンガルさんや高田純次さん他、良いところなしの教師たち。その中でも白都真理さんと渡辺裕之さんは熱血先生でちょっと頑張っている。その渡辺さんのグラウンド引き回しは男なんでかまいませんけど、白都さんに対する手荒な扱いが信じられない。ジャージの上下が脱がされ、最後の投げは本当に痛そうですが、スタントなことを祈ります。怒らせると『人魚伝説』になる人なので、黒岩先生より恐ろしい人なのに。生徒たちに感情移入することは不可ですが、時代的に校内暴力が多かった頃だったか。しかしなぜ多くなったのか。たまたまその頃になってクローズアップされるようになったのか。教師の質を問いただされそうな話題ですが、親の側にもあるでしょうし、本人たちも半分はあるでしょうし、なんだかな。男子生徒から女教師に対して○○とか女子生徒から××とか、直視できない部分はあって、今なら間違いなくR指定。その男子生徒が男性用○操帯?を付けられてるシーンもあるし。でも志麻いづみさんやら朝比奈順子のセクシーが見れて間違いなくムフフ。そのシーンだけみると成人映画。井上麻衣さんもいるし。社会倫理的には生徒側ラスボスの制服やら旗が見事にナ○スで一発退場。映画的にはラスボスとしてはかなり弱そう・・・アケミはいったい彼のどこが好きなのか。劇中で陣内孝則さんが登場するが、そのバンドのギタリストが番号付きのレスポールを弾いていて、黒のサングラスとか、もしかして谷さんご本人と思ったら、エンドロールでお名前がありました。フレットボードの蔦インレイも見覚えがあったんですねえ。斉藤ゆう子さんが豆腐を持ってくるガス爆発シーンも見事。ちゃんと怪我したり入院しているところが偉い。でもその部屋もすぐ元通りになったみたいですが。黒岩先生の横山やすしさんが着ている4つボタンのスーツがかっこいい。バトルスーツ姿ではヘルメットの大きさが際立ちますが、それだけ顔が小さい方だったのでしょう。同じ先生役の西川のりおさんは顔のでかさや体格で好対照。その対照性で選んだとしか思えません。最初から飛ばしてくれますが、西川さんが演じるだけあって、最後までかっこいい役とは思っちゃいませんでしたけど。でもエンドロールの最後が西川のりおさんというのも驚く。ほんとなら校長役の長門勇さんでは? 元々黒岩先生は小太りなイメージですが、正反対の横山やすしさんでも違和感なし。棒読みでも説教めいたセリフには、真剣に話しているせいでしょうか知らずの内に聞き入ってしまう。なんともナイスなキャスティング。ストーリーがバレバレな DVDチャプターリストも見事です。これだけのはちゃめちゃをまとめる監督がいちばん偉いと思いました。そういえば工藤静香さんはどこにいたんだろう。さすがに見直す気にはなれんかった・・・
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残酷異常虐待物語 元禄女系図 [DVDやら映画やら]
吉田輝雄さん+石井輝男監督目的で見る。『徳川女刑罰史』に続く異常路線映画。いきなり登場するのが土方巽さんでおどろく。人間標本の棚から飛び出して踊る踊る。アップも怖い。標本のなかにはオッ○イが四つあるような人も見受けられます。タイトルロールで出演者名を表示するエフェクトもなんだか怖い。この辺りだけ見るとなんだか『恐怖奇形人間』みたい。ああなんだかだんだん見たくなってくる。この映画で吉田輝雄さんは医師の役。彼が目にしたひどい話しが展開される。
橘ますみさん演じるおいとの話し:
早い話しが男にだまされたんですね。正義感のある良い男なふりして近づく山本豊三さん。やくざが私刑する映画では橘さんと良い雰囲気だったのに今度は悪党。なんかお顔がちょっとふっくらして見えるのは気のせいか。私刑のときは肺病持ち役だったので痩せて見せたのか。何枚もの反物がなびく中で行くとこまで行ってしまう橘さんと山本さんのラブシーンがすばらしい。誰が考えたのだろう。この映画では橘さんがこれでもかと胸を見せてくれます。おいとのために借金をして苦しいなどと嘆く山本さん。橘さんは心から惚れてしまったために、春売る仕事を紹介されても吉原に売られても山本さんのためと頑張る。橘さんはきれいなのであっという間にナンバーワン。『不思議女優』のカルーセル・麻紀さんからも執拗に責められる。気をやむところが合って吉原を抜け出して山本さんに会いに行く。ひどいところを目撃して山本さんに向かって別れを告げるも、やさしい言葉にまただまされてしっぽり・・・のところで追っ手につかまりついにこの映画になくてはならない『残酷・異常・虐待』が始まります。吉原の追っ手や女主人たちによる責められるのですが、瀕死の橘さんを医師吉田さんのところに連れてくるのもその女主人というところがひどい。死してまたひどい扱いを受ける橘さんがなんともかわいそう。
葵三津子さん演じるおちせの話し:
どうにも見た目が普通とは違う人からされるのが趣味という商家の主、葵さん。最初のショックな暴行シーンもアレだったんですねえ。いつも彼女の側にいて面倒を見る石浜さんはハラハラドキドキ。なんとかそんな趣味をやめさせたく、医師の吉田さんに相談すると「病気です」と断言される。吉田さんは彼女を治すためにはふだんの様子を実際に見る必要があるとして、石浜さんといっしょに葵さんのムフフを観察。さすがは医師。黒人とするはそこらへんの浮浪者とするわ、はてはお相撲さんまで、もう大変。当のおちせさんがそんな趣味になったのは理由があったのだが、だいたい予想通りでした。最後はちょっと悲しい。春琴抄っぽくもあるかと思ったが違うか。どっちもうれしいんじゃハッピーエンドと言えるかもしれない。ラスト近くの葵さんが素っ裸で石浜さんと演技するシーンは、とても堂々としていてプロだなあと思いました。
最後は尾花ミキさん演じるおみつの話し:
小池朝雄さんがゲス。どうしたらここまで女性を目の敵にできるのか。しょっぱなから馬に乗りながらカウボーイのごとく一般女性を縄で捕まえ引きずり回す。その先の道には裂け目があって・・・ああひどい。そして小池さんは満足の笑い。演技とはいえ目付きがすごい。焦点が定まらないというかにごっているというか、何か考えているようでそうでないような空虚に見える狂った眼差し。赤い着物の女性を庭にたくさん集めたかと思ったらそこに木の角を縛り付けた牛を解き放つ。これが予告編の『元禄闘牛裸踊り』なんですね。「牛は赤い色を見ると突進するから脱げ脱げ~♪」ととても楽しそうな小池さん。逃げまわる女性たち。動きの悪い人には弓を放つという非道。さすがに取り巻きの男女たちは渋い顔。逃げる女性たちの一人がおみつ。彼女はまっすぐな眼差しで小池さんに対峙して、小池さんもなんだか気になった様子。後で呼べと賀川雪絵さんに伝える。まあ呼んだところでやさしくするはずはなく、吊るしたり突いたりと非道三昧。実はおみつは・・・という衝撃の展開が賀川雪絵さんから語られる。しかし金粉責めされても演技する賀川さんの女優根性が素晴らしい。ぶら下げられて耐える尾花さんもすごいですけど。尾花さんは前回の映画で丸坊主になっていて、予告編のキャッチコピーでは『体当たり演技』となっていました。普通の最後は迎えない異常路線映画。この映画でも相変わらずショックをかませてくれます。
今じゃこんな映画を作れないでしょうから、DVD だけでも残してくれてうれしい。土方巽さんがどこかで登場するかなあと思いましたが、出てこなかったような。暴虐ざんまいの映画でした。
予告編も見どころ満載で面白い。予告編で紹介される責め名例がこれ
・上臈(じょうろう=貴婦人)逆さ吊り
・妊婦立縛り
・女郎の石抱き
・奥方の犬責め
・花の吉原 ふんどし騎馬戦
・異常分娩治療
・姉妹二人妻
・元禄闘牛裸踊り
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徳川いれずみ師 責め地獄 [DVDやら映画やら]
吉田輝雄さん+石井輝男監督目的で見る。タイトルロールからしてドバーっとやってくれます。なんといっても最初のシーン。半狂乱な女性が墓を掘り起こしてまで探しているのはカギ。何のカギかというと貞操帯のカギなんですねえ。映画の行く末を不安にさせる出だしです。与力や大黒屋の悪さを背景にした、いれずみ師の吉田さんと愛人の橘ますみさん、そして同じいれずみ師で兄弟子の小池さんたちのお話し。後から気が付いたが、DVDのチャプターリストが革命的。そのチャプターごとの説明が簡潔に書かれていて、しかも役名入り。最初にこれを見て入れば彫秀とか彫辰とか役名も漢字もすぐ分かる。話しの内容丸わかりで最初は見ない方が良い。いれずみ師のトップを争う彫秀こと吉田輝雄さんと兄弟子の彫辰の小池朝雄さん。人相のとおり小池さんの方がかなり悪。ちょっとというのはすべてが田中春男さん演じる与力鮫島と大黒屋の悪だくみだから。彫秀さんが魂込めていれずみを入れた由実を風呂に入れるんですが、どうも背中には何も彫られていない。なんでかなと思ったら、これがいれずみ試合ですべてが分かる。そんな彫り方もあるんですねえ。してやったりな吉田さんがかっこいい。いれずみを入れること自体が痛そうでタイトルどおりの『責め地獄』ですが、責めはそれだけではありません。縛ったり・吊ったり・ムチでしばくなど男女によるしつような責めが展開されます。そのひどい責めのほとんどをほぼオープニングで見られるというのが、出し惜しみなしの東映映画。特にノコギリ挽きはなんとも。最初は単純なSM的な責めかと思ったら、度を超えてただの残忍な人殺し。基本的に責められるのは女性ばかりですが、由美に手を出した男も女主人お龍にちゃんと責められます。このシーンがオープニングのお墓シーンに関係するんですねえ。責められる男の中で異色なのが女囚の中の由利徹さんと大泉滉さん。ちょっとだけかと思ったら、しっかりといれずみも彫られてます。責めばかりだとシリアスすぎて見ていられない人もいるだろうと考えたのでしょうか。特にかれんな橘ますみさんが演じるお鈴が彫辰に彫られたり、ひどい目に合わされて逃げた挙句の運命とか涙のシーンはあるものの、怒とうのクライマックスにそんな感傷もどこへやら。怒りに満ちたあの人の大爆発。斬るわ殺すわで大混乱になっても彫り物対決は忘れない。この彫技がすごい。まさかあんな彫り物があるとは! その前にモデルの質で勝敗は決まったようなもの。すごく幼そうに見えましたが大丈夫なんでしょうか。これで最後かと胸をなでおろしていると、あれよあれよと別シーンに移ります。そして見せてくれるのがこの映画最大のショックシーン。監督の映画『恐怖奇形人間』の人間花火を思い出します。あの映画みたいな派手さはまったくないですけど、昼間に静かに行わることが恐怖かも。やるなあ監督。長崎の異人街とかアヘン屈の様子も怖い。女の子をさらう馬車シーンがそう快。吉田さんの見せ場なのでけっこう長尺。吉田さんの狂気な笑顔と泣き叫ぶブロンドの女の子の対比が異常。さらったのはもちろんアレのため。演出なんでしょうけど、与力の顔の青さ加減が素晴らしい。長島監督のひげそりあとみたいで、ここまで青くされると何も言えません。橘ますみさんのお鈴がかれんさが光る映画。ちゃんと役者の方向性か、どんなシーンでもなるべく胸は出しません。ああ面白かった。
気が付いたひどいこと一覧
・はりつけの上、○に串刺しで血がドバー、ブシャー
・埋められて首だけ出して、その首をのこぎり○きして○ポロリ
・天井から身体を曲げて吊るされてベロベロされる
・いれずみを入れた女たちに囲まれてどつきまわされる由美
・縄でしばられ、逆さ吊りにされて棒で叩かれてグルグル回転
・縄でしばられ、吊るされて棒で叩かれてグルグル回転
・犬のように○に縄を付けてなめさせてその上どつくお龍
・腕をしばって吊るした女をさわったりなめたりチューしたりするお龍
・その女の口の中をワインで満たして溢れ出るワインを下で倒れている女に無理矢理飲ませるお龍
・女たちをガラスの床の上を歩かせて、上から下から品評会
・与力による女牢名主への超パワハラ
・お龍の男に天井からおりた縄に手を縛られ、台の上に寝かせられて足もしばられ、縄で叩かれ、猿ぐつわの上顔面をしばられてさわられたりなめられたりする由美。しかしお龍に見つかる。
・お龍が男の妹ゆきの脚をお座りみたいな形に縛られて逆さ吊り。背中をとがった棒で傷つけて○がタラー。回転させてまた刺す。
・男に唾をかけられて怒ったお龍が妹の○をブスブス
・さらに怒るお龍は由美のあそこに貞操帯(しかしそのカギを・・・)
・怒りマックスのお龍が男をメッタ打ち
・逆さはりつけの上、叩かれて回転
・腰辺りで吊るされて背中に○をたらされた上に回転 by お龍
・カギを探すのに墓を破った由美がはりつけ状態で海に浮かばされ、周りに油をまかれて火責め。煙は油で真っ黒
・カミソリで男の首を切っといて○がドバー。与力が自分でやっときながたお前がやったのだと彫辰にせまる超パワハラ(その罪は堀秀に着せられ島流し)
・長崎。鎖で腕を縛られ、吊るされて、茨で体を縛られて○がダラダラ(それを見ている西洋人と中国人。大黒屋は女たちをまとめて売り飛ばす腹)
・女をトゲトゲの点いた円盤台にはりつけて身体を・・・
・女を身体を伸ばすような台に拘束して身体を・・・
・女を身体を曲げるような台に拘束して身体を・・・
・しなる竹で○さき刑
予告編で登場した責め名
・女体逆さ吊り
・白人女の人間屏風
・女体凧あげ
・人間針ねずみ
・女体ワイン熟成
・三角木馬
・水車責め
・竹のしなりで空中股裂き
映画.com の紹介ページ(GEO ではアダルト扱いだった)
やくざ刑罰史 私刑! [DVDやら映画やら]
吉田輝雄さん目的で見る。やくざ私刑(リンチ)オムニバス三本物。最初は江戸で次は明治、大正、最後は昭和。やくざの抗争の中で内輪の不条理な掟による私刑がこれでもかと描かれます。おなじみの波と東映マークが出たと思ったらタイトルールから私刑シーンのオンパレード。これでもかと見せてくれます。もうおなか一杯。予告編もそうですけど、東映の人々は出し惜しみという言葉を知らないのでは。
1話目から大スター、大友柳太朗さんと菅原文太さんが登場します。やくざの中にはずるがしこく世渡りする人もいて、それが石橋蓮司さん演じるマムシ。血の気だらけのむさくるしい男たちの中で頼りない優男が V3 こと宮内洋さん。刀についたの血と刃こぼれで働きを調べる親分。それがきっかけで早々に菅原さんが自分の指をサクッとウィンナーみたいに切って詫び。指一本では気が済まない親分を組衆の兄貴分、友造がとりなす。この第1話では「間男するな」「盗みをするな」がやくざの掟で、これをひっかきまわすのがマムシ。彼と親分がもうちょっと大人だったら江戸に誇れる人情味あふれる任侠話しになったにちがいない。ああマムシさえいなければ誰もかれもがあんなことには・・・。時に不条理であったとしても、掟を破ったものには制裁しなければ示しがつかない世界なんですねえ。この話しでは、菅原さん、大友さん、そして堅気になりたい林さん、この三人の愛情ともいえる世界も描かれる。ちょっとホ〇っぽくもあるが、大友さんを除いて彼女がいるので、友情・人間愛と呼ぶのがふさわしい。しかし姉ちゃんや兄貴分の心を知らない V3 もちょっとバカ。よく「〇巻きにしてやる」と言われますが、実際にやっているところを見られます。菅原さんの端正できれいなお顔がすばらしい。
2話目は明治か大正か。三年のムショ暮らしから出所した大木実さんは、自分がいた荒木田組や兄貴分の伊藤久哉さんにお願いされて犯した罪でお勤めしたというのに、誰も迎えに来ないのでちょっとがっかり。伊藤さんから頼まれて敵組の親分の指ならぬ腕をいただいてきたのに関東所払いを命じられ、そのままムショ暮らし。伊藤さんに言い伏せられる親分にもがっかり。惚れあっていた橘ますみさんともすれちがい。この伊藤さんの口八丁手八丁が2話目の元凶なんですねえ。1話目の石橋さんとはまたちがった憎らしさ。でも性格的にはメガネの蓑和田さんが石橋さんポジションか。出所してみれば「親分の敵!」と男に襲われる。その男が身体が弱くて家に送ってやるが、そこにいるのは橘さんではないか! ああ悲しく辛い。組のために身体を張った大木さんだが、ヤクザの憲法(この第2話では『掟』ではなく『憲法』と呼ばれています)のおかげでひどい目に。非常に理不尽。伊藤さんのたくらみに乗ってしまって親分の敵と決闘するところは、橘さんの可憐さもあってこの映画の名シーン。その後はバッサバッサの大立ち回りで斬るわ斬るわ。私刑シーンはあまりなくて極上任侠物ストーリー。ウルトラシリーズでは正義側が多い伊藤さんだが、現代劇だと悪人役が多そう。
最後は昭和。開始早々ミスター・ゴケミドロ、高英男さん登場。趣味はヨーヨー。今度は銃撃でコンビナートのタンクまで爆発する大騒動。あからまさまな特撮なのはご愛敬。ヘリまで登場するリンチシーンにはお金がかかったんではないでしょうか。カギになる男、吉田輝雄さんがシビれるライフルさばきを見せる。撃った後には胸で十字を切るというニヒルさ。嘘と裏切りの世界。親分をやって下剋上。新聞記事の『窒息』が『チッソク』という見出しになっているのは、映画を見ている人がすぐに分かるようにするためなんでしょうか。吉田さんは二代目を狙う藤木孝さんに殺しの濡れ衣を着せられるが、ただじゃ転ばない。銃やライフルどころか手りゅう弾まで登場します。敵との抗争で銃を使った・使ってないで裏切り者を見定める様子は、第1話の刀の刃こぼれや血を調べるところと重なります。敵は外ばかりではなくて身内にもいるわけです。それは男ばかりではありません。それが女でも容赦なく私刑。1話や2話同様、ラストは怒涛の銃撃戦。裏切りの連続で誰が最後に生き残るのか。甘いマスクでも目に狂気をはらませる吉田さんがかっこいい。
第2話の大木さんの回がまあまあ後味すっきり。ああ面白かった。
覚えているだけで私刑なシーンはこれだけあった。
・菅原さんの〇詰め
・石橋さんの二枚〇ぶったぎり
・林さんの〇ぶった切り
・菅原さんが〇玉をほじくり出される
・宮内さんの〇巻き+川投げ
・大友さんが自分で〇玉をほじくり出す
・敵親分の〇をぶった切り
・大木さんの〇をビンで叩き潰す
・〇をかけて放置して虫にかまれてかゆくなる。
・ヘリで引っ張り回してケーブルドラムみたいなのにドッカンとぶつかる。
・裏切り者の顔を〇であぶる。
・濡らした布で〇をふさぐ
・車ごと〇されて鉄の塊にする
・木箱に〇詰め。
・タイトルロールや予告編だけの私刑もありました。
・豚ならぬ人の丸〇き
・〇玉焼き
・ショベルカーの刃先につきさす?
・〇埋め
・車で引き回し
・手の甲をドリルで〇
・〇を額に当てる
・丸太に縛り付けて回転させて〇
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Zの回路 復讐の裏ゴト師 [DVDやら映画やら]
岡田奈々さん目当てで見る。小顔で目がでっかい。大人になっても可愛さ無双。彼女はパチンコ台を作るセントラル電工の常務秘書。ツンツンした態度でコンタクトを試みるのは、パチンコ業界を離れた名プログラマーの藤竜也さん。元セントラル電工の天才エンジニア。藤さんといえば映画「ワイルド・ジャンボ」とかワイルドだろう?な役を想像しがちですが、プログラマー役というのがめずらしい。だから特別腕力が強い男ではありません。どっちかというとダメな人でしょうか。でもパチンコのプログラム開発は超一流。セントラル電工は新台開発のために彼の腕を手にいれたい。そのために岡田さんが藤さんに近づくんですねえ。この映画は続編らしく、最初の映画では藤さんが陰謀に巻き込まれ、濡れ衣を晴らしながらもセントラル電工を離れるまでを描いているようです。なかなか話しがややこしくて、藤さんは前回で家族と別れ、なんと妻は自分を捜査していた刑事と子連れで再婚してしまったらしい。いったいどういう経緯があったのか。その刑事が野草大好きの岡本信人さんなので、けっして腹黒さによるものではないと信じたい。岡本さんの部下が船越英一郎さんかと思ったが、よく見たら『いいとも青年隊』(だったか?)の久保田篤さんだった。なんか姿と口ぶりが船越さんにむちゃくちゃ似ているんだよなあ。藤さんが最後に設計したパチンコ台『Z1』が電波ゴトの標的にされる。セントラル電工は新台『Z2』の設計が難航。そこで元社員の藤さんを引き入れようとするが、過去にひどい目にあった藤さんは首を縦に振るはずもない。しかし・・・と色々あってまた引き込まれる藤さん。しかしパチンコ関係の業界には新台は出て欲しくない人もいます。そうしたパチンコ利権というか勢力の奪い合いの話しなんですね。話しの中で「国際問題にも発展する~」なんてセリフがあるので、パチンコ業界が、とある国の人々によって作られたのは周知の事実とされているのでしょう。舞台となるパチンコ店ニューライトって、エンドクレジットにも登場するからきっとほんとの店なんだろうなあ。色々あって乱暴されてしまう岡田さんだが、乱暴中のシーンは無し。でもボロボロの姿で床に落ちたあるものを隠すところ、そして富士山に助けられた後の化粧っ気の無いシャツ姿がちょっとエッチ。色々ありますが、パチンコプログラマー藤さんのプログラミング作業の様子も見物。使っているキーボードに刻印が無いように見えますが気のせいか。ドットインパクトプリンタが打ち出すプリントを眺め、図面を見て、現品も見ながら肌着に首タオル姿で一心不乱に作業する藤さんの汗がまぶしい。裸の ROM がインサートされたりして、ハイテク感を見せてくれます。使っているのはモニターを見る限り NEC の PC-98 っぽいです。彼のデスクには ATARI らしいハンドヘルドPCがありました。そんな藤さんの姿を見つめる岡田さん。きっと自殺してしまった恋人をの姿を重ねているのでしょう。ちょっといじらしい。ラストはこんなパチンコ屋があったら良いなという展開。だいたい会社の偉い人は藤さん一人に作らせるのがリスクと思わなかったか。予想した展開の中で、奈々さんのラストだけはちょっと意外だった。藤木悠さんのやせた姿が痛々しい。PC-98 と藤さんと岡田奈々さんを見る映画。
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暴力戦士 [DVDやら映画やら]
岡田奈々さん目当てで見る。抗争する東京のファイターズと神戸のドーベルマン・キッド。ファイターズのリーダー、田中健さんとドーベルマン・キッドのリーダーの妹、岡田奈々さんが関西から関東に逃げる話し。別に岡田奈々さんが逃げる必要はないのだが、二人とも手錠でつながれているからついていくしかない。その手錠がマンガ『男組』みたいな長目な手錠。そのおかげでちょっとは自由に動けますが、手錠を付けられっぱなしじゃ手首も痛くなったのでは。青春アクションでエッチは無いが、あえて言えば冷凍車内で苦しむシーンがハアハア満載でほとんどエッチな雰囲気。石井監督がエッチシーンの代わりに設定した状況かも。出だしから ARB 登場。彼らのライブをファイターズやドーベルマン・キッドの連中が見ている設定ですが、どうみても ARB のステージと客席側は別撮り。ひたすら岡田奈々さんが可愛い。むさくるしい男たちの中の紅一点だから小顔とか可憐さがいっそう目立つ。男たちの中でも良い男は素肌に革ジャン姿の田中建さんのみ。手錠でつながれているので、必然的に岡田さんと田中さんはいつもいっしょ。岡田さんにとって田中さんは敵グループなわけで、ギクシャクする二人ですが、それがどうなっていくかというのが一番の見どころかもしれない。簡単に関東まで逃げれるわけでもなく、邪魔がたくさん入る。第二の見どころはそのアクション。ローラースケートの集団にCB無線で連絡を取り合う集団、パチンコを武器にして迫ってくる男たちに口裂けメイクの女たち。そして最後はバットを手にした野球のユニフォーム姿で殺す気満々のいかれた人たち。浅間山荘で登場したような鉄球の重機を使って隠れているビルまで壊しちゃう。それじゃ岡田さんまで死んじゃうじゃんと思ったが、どうやらドーベルマンキッドのリーダーは汚された妹はどうでもいいと考えている様子。変態的なシスコンです。それに比べて田中さんは硬派。主人公だけあって映画の中ではいちばんまともな人。ファイターズのメンバーもアホばかりかと思ったが、なんだかんだと修羅場を切り抜けるのだから、すごい奴ら。ラストはドーベルマンキッドの仲間がうじゃうじゃ勢ぞろいで、彼らのネットワークの大きさが良く分かる。岡田さんの背中を見送るリーダーの眼差しがちょっとさみしい。ファイターズやドーベルマン・キッドの人たちが昼間何をしているのか分かりませんが、みなさんいい大人に見えるのできっと働いているのでしょう。見たところ夜のシーンが二度あったので、土曜日に ARB を見て、土曜の夜、日曜の夜、そしてラストは月曜の朝というところでしょうか。これから彼らは仕事に行くのかもしれません。もうちょっと若い人を集めればそんな勘ぐりはしなくていいんですけど。俳優と言えば年を取った方、いわゆる大御所さんが出ていない。石井監督なら誰でも呼べそうですけど。やっぱりヤングな映画を目指していたのだなあ。田中さんのおなかがちょっと気になる映画。Tシャツくらい着てくれても良かったと思います。
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無頼平野 -昭和侠客外伝- [DVDやら映画やら]
岡田奈々さんが出ているので見る。小顔でかわいい。ちょっと二重アゴっぽいところすら魅力になってしまうところがすごい。彼女が演じるナミを中心にして話しが進みます。彼女に関係する人たちが、彼女の人気をねたむ女優、凶悪ストーカーなエロ幹部、純粋なファンに片思いの用心棒に実の親父と、バラエティに富んでいて面白い。最初のシーンでは映画『ベルベット・ゴールドマイン』を思い出したりする。時と場所の設定は無し。雰囲気的には1950年後半から60年の間くらいでしょうか。血液売買と言えば映画『太陽の墓場』ですが、この映画だとそれがちゃんと会社になっている様子。いわゆる民間商業血液銀行でしょうか。血がお金になるのなら、わざわざ病院に献血には行かないでしょうねえ。劇中でも売血する人が大勢います。しかし血液銀行での作業風景が非常に怖い。おまけに胎児ではけっこうショック。でも雰囲気が違うだけで今でも同じようなことをしていたりして。今では裏の顔がいくつもありそうな佐野史郎さんが、ぼくとつで良い人な役。南原宏治さんに砂塚秀夫さんや由利徹さんなどのベテランを配しながらも、マジシャン役で大槻ケンヂさんを登場させたりと、緩急の配役がすばらしい。その中でも主人公サブの思い出の人でもある任侠男リュウが吉田輝雄さんというのが、まさに石井監督。最初は渡辺文雄さんかと思いました。そのリュウやサブの過去を回りくどいセリフ無しに映像で見せるところが素晴らしい。サブは好き嫌い以上にリュウの存在があるからこそナミを守っているのかも。グロや暴力ときたら次はエッチ。佐野さんのシーンも含めれば、イケイケの女性から夫を捜索中の子連れの人妻まで3シーン有り。豪華ですが激しいところもあるので子供と見るにはちょっとつらい。しかし、いくら挑発されたといえ、あそこでサブがエッチしてしまっては黒竜会にとやかく言えないのでは? その黒竜会のボスがカジヤマ。彼はなんだかんだとナミを愛人にして抱こうとする。無理矢理襲ってしまえば済む話しなんでしょうが、彼女の納得のもと自分の女にしたいんでしょうねえ。そのカジヤマのどこをどう見ても悪役にしか見させない演出がすごい。顔も凶悪で憎たらしさ満点。虎の威を借る狐のごとき彼の取り巻きにも腹が立つ。この両極端な演出も石井監督ならではなんでしょうか。岡田奈々さんのエッチは無いですが、その代わりレビューシーンが長尺。たくさん練習されたのではなかろうか。その中でもカツラをかぶったコントなレビューが見もの。元々のタイトルは『無頼平野』なのに『昭和侠客外伝』を付け加えたのは、石井監督の映画で『昭和侠客伝』というのがあったせい? それとも任侠映画好きを呼び込むため? と色々思ったりする。でも時と場所は無いことになっているのに『昭和』と入れるのはなんだかな。冒頭の黒竜会が血液を欲しがる理由は、当たれば血が飛び出るパチンコ玉を作るため。パチンコといってもチンチンジャラジャラのパチンコではなくてゴムで飛ばすパチンコ。そこでよく思い起こしてみるとこの映画の世界では銃が登場しなかった気がする。刀やドスとゴムパチンコで戦う任客たちのだった。面白かった。
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