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復讐するは我にあり [DVDやら映画やら]

緒形拳氏が犯人役。メガネをかけた顔が、題材となった事件の犯人に似ているような気がしないでもない。実際の事件では。詐欺をしに訪れた家の女の子に気づかれてつかまったらしい。こういう事実を参考した映画は、実際に被害者がいる以上、犯人に同情など覚えてはいけない。しかし、描かれている少年時の体験や家族関係には、ちょっとばかし同情とかを感じてしまうところもある。そうしたところがあるから、原作小説や映画が存在する意味があるのだろう。詐欺に人殺し、臭いをごまかすのに酒を吹きかけ、目張りをして空気がもれないようにする。この実行力を他に向ければいいものを。小川真由美さんのマージャン相手の火野正平氏の若いこと。最初の遺体発見の場面で農作業に来たおばさんたちの「○○人じゃなか、日本人たい」という台詞は、そうした戦後もあったのかと考えてしまう。倍賞美津子さんがダイナミックである。


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EVA<エヴァ>(EVA) [DVDやら映画やら]

スペイン語が良い。冒頭の遺伝子と受精を模したようなタイトルロールのCGが良い。大学の校庭や校内で動いている動物ロボットたちのデザインが良い。アレックスは壊れても再起動できるロボットにだって死があるという。壊れたときに蓄積されてきた記憶が失われるため、再起動後は同じものではないということらしい。パーティでデビッド・ボウイのスペース・オディティが流れる。ロボットを停止させるための命令(言葉)が意外で面白い。たぶんロボットは否が応でもその命令に従わなければならないようにプログラムされているのだろう。ロボットに共通する命令といった設定かもしれない。プログラム方法とかがとても未来的で派手。もう少し現実的でもよかったかもしれないが、そうすると派手なアクションの無い話しなため、地味な映画になってしまっただろう。だから映画のとおりでオッケーか。このエヴァ役の女の子の演技がうまい。特に表情とか。派手ではないが良かった。でも昔の恋人が自分の兄貴と結婚するというのは、精神的にどうなんだか。


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サイアム・サンセット(Siam Sunset) [DVDやら映画やら]

印象的な場面は、主人公ライナスがグレースとの食事中に、ライスやソースやケチャップや何やらを混ぜてシャツの色を作るところか。ライナスは何ともいえない理由で妻を失くし、自分自身が周りを不幸にしていると考え、ひとつの色を作りあげることに没頭する。他のことが目に入らない彼は休暇をすすめられる。そしてビンゴで当たったボロボロのバスツアーに参加する。乗っている客たちはまともそうではない。行く先々で起こるトラブルが、ライナスを更に落ち込ませる。いわゆるロードムービー。人間再生。それが主題といえばそれまでだが、けっこう大事なことは、途中からバスに乗ったグレースがライナスの話しを聞いて笑うところか。ライナスを深く落ち込ませた、アナウンサーさえ含み笑いで伝えてしまう妻の死。人は色々な理由で命を失くすが、失くしたことではなく、その理由について思わず笑ってしまうこともあるんではなかろうか。例えばバナナの皮で滑ったとか。堂々と笑われることで彼の何かが変わったのか。映画の終盤に近づくにつれ、主人公は吹っ切れていく。そして終盤のトラブルでは、「ミッドナイト・エクスプレス」を思いだしてしまった。


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回路 [DVDやら映画やら]

良い映画。大映株式会社の名前におどろく。なぜならこの映画は東宝で観た記憶があるので。船の甲板に立つ麻生久美子さんの後姿が良い。彼女の魅力は声と鼻の下と振り向く演技。バスに乗っているときの背景がいい。タイトルロールの音楽が秀逸。役所広司さんが出ているのは黒澤監督の人徳か。ミチたち3人で残されたフロッピーのデータを確かめる場面を上背面から撮っていて、それが前から撮るアングルと交互に切り替わる。これが良いなあと思う。その場面、ミチさんが思ったより薄着なのに気づいて緊張する。モデムのピーヒョロやピーガー音がノスタルジー。赤いテープでドアを目ばりする女を見るミチさんの表情が良い。その女の赤い服は、そのまま映画「叫」のヒントになったりしてとか勝手に想像する。良い配役だとは思うが、加藤さんの毛の色と派手なアロハと「春江!春江!」の連呼はなんとかならんか。小雪さんと親しくなっていく経緯がよくわからんかったので、なんだか不自然。おまけにアロハの色が急に変わるし。エンドロールの最初は麻生さんではないかなあ。


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カポーティ(Capote) [DVDやら映画やら]

DVDで初めて観た。カポーティの話し方は、たとえ本人に近いとしても普通にした方が良かったんでは?と思うのは浅はかか。その喋り方は子供のそれで、彼はセレブという毛皮にくるまれた子供だ。そしてネルさんやジャック氏は彼の保護者。ペリー氏はどこかで観たなあと思ったら PACIFIC RIM や STAR TREK に出ていたのか。 STAR TREK にはジャック氏も出てた。SFできる人は何でもできるんだなあというのは勝手な考え。ジャック氏を演じるブルース・グリーンウッド氏は、サム・ニールの良い人版に思えたりする。朗読会でカポーティが「冷血」を読むが、こうした会が行われることに感心するし、それを聴きにくるのは高級そうな人たちばかりである。当時の出版は一大イベントだったのだなあと思う。アカデミー賞の演技ではあるけれど、どっちかというとロックなフィリップ・シーモア・ホフマンさんが良い。The Boat That Rocked とか、Almost Famous とか。


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ラストシーン [DVDやら映画やら]

見所は、ほぼすっぴんと思われる麻生久美子さん。西島秀俊氏が少しふっくら。主役が誰かといえば、三原健だろうか。でもやっぱり麻生久美子さん。ちゃらい現場がしまっていく様子が良い。2000年の現場に三原健が呼ばれたのは偶然なのだろうか。これもまた監督なりのホラーなのかもしれない。1965年と2000年の映画撮影現場。1965年に麻生裕未さんが「映画の時代は終わる」と言う。しかし、質はどうあれ、2000年になっても映画は撮られているのが皮肉っぽい。麻生久美子さん、及びジョニーさんファンにはたまらない映画。


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銀河ヒッチハイク・ガイド(The Hitchhiker's Guide to the Galaxy) [DVDやら映画やら]

トリリアンさんの目がきれいである。マーヴィンが倒れるシーンは、映画の中で壊されてきたロボットの中でいちばんじんわりする。マーヴィンは、常に落ち込んで、コンピューターに嫌われて、そしてぐちをこぼすロボットとしてロボット史上に残る。どこまでがCGなのか、わからないけれど、人が入っているロボットに、明るい野外が多い映像はとてものどかで自然っぽい。映画のテーマカラーは白なんだろうか。野外の場面では建物の白とか、宇宙船の中とか。そのせいで宇宙船はとても広く感じる。神に関わる哲学書3冊を読んでみたい。3冊目で、最初の2冊を完全に否定されそうだが。そもそも宇宙規模で神様を考える人はどれだけいるのだろうか。時折入るヒッチハイクガイドによる説明ナレーションとアニメーションは、わけのわからない初心者に優しい。アーサーは、ぱっと見がホークアイ。それにしてもゼイフォードはアホだ。聴けば答えてくれるヒッチハイクガイドは、タブレットのように見えるし、Siri の未来かもしらん。究極の問いを知るためには、"THINK DEEP"、"DEEP THOUGHT"、そして "DON'T PANIC"。 最後に "For Douglas" と原作者の名前が出る。カート・ヴォネガットにP・K・ディック、そしてダグラス・アダムス。SFを変えてくれた人たちはあの世でどうしているんかなあ。


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キャビン・フィーバー(CABIN FEVER) [DVDやら映画やら]

熱狂の FEVER かと思っていたら病気の意味もあるようだ。あばずれっぽいマーシーではなく、清純そうなカレンが感染してまうところが上手い。でもマーシーは良い人だ。彼女がボートから降りて歩いていくシーン。スローモーションがかっこいい。泣きながらムダ毛の手入れをしているところは悲しいが良い。金髪の男はマーシーが言うとおり「○ス・ホール」である。この映画に対する貢献度数は、マーシー役のセリナ・ヴィンセントさんがいちばん高い。パンケーキの子供は女の子と思ったら男の子だった。はたして彼はどうなったのか。これを作ったのがホステルのイーライ・ロス氏とは知らんかった。


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スーパー!(SUPER) [DVDやら映画やら]

レイン・ウィルソン氏が主役で、おまけにエレン・ペイジさんも出ているので借りた。ケビン・ベーコンが主役とも言える。行動を起こすか起こさないか。もしかしたら現実にいそうなヒーロー像。バーガーを焼いているところが生々しい。グロなシーンは、監督のジェームズ・ガン氏がトロマ映画やゾンビ映画に関わっていたと知って納得する。映画の質感がB級っぽい感じがする。泣きながらエッチするシーンが印象的。リブ・タイラーさんを選んだのがわかるような。ゲロったものが奥さんの顔に変わっていくところがなんとも。すべてはコマとコマの間で起きてる出来事。現実が漫画のようにコマ割されていることはない。それぞれのコマが結果だとして、そこへの過程が重要ということか。同じくジェームズ・ガン氏の監督した映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で、ケビン・ベーコンの話題が出てくるのはフット・ルースの他、この映画の影響もありでしょうか。「ガーディアンズ~」は面白かった。ノバ軍はジャッジ・ドレッドのパロティに見えました。


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奇談 [DVDやら映画やら]

配役が良い。外れなし。台詞が良いということは、脚本が良いということか。冗談や笑い無しで進む話しの緊張感が良い。役者さんは大変だったんではなかろっか。原作漫画とは主人公の性別とかが違うが、これもあり。藤澤恵麻さんがかわいすぎる。礼二郎役の阿部寛氏のメガネがすてき。久しぶりの白木みのる氏。新吉くんの演技がたいへん良いです。劇中ででてくる古い記録映像がなんとも怖い。神父が話す隠れキリシタンの話しでは、途中で人形による説明が入る。これがまた不気味。真面目な恐怖というか伝奇映画。静かに話しが進んでいく分、クライマックスのワールドウォーZのゾンビ以上の激しさがすごい。ほんとうにあったら大変な村である。神が望む人類は、アダムとイブのリンゴを食べずに知恵を持たなかった者たちだったのか。連れて行ってもらえなかった重太氏の犯した罪は何だったのか。この後、重太氏には、NHKの朝ドラ「てっぱん」で、そして最初に出ていた堀内正美氏は「純と愛」に出てました。


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tY:近況18 [他]

大阪の様子はいかがですか。
iPod Touch と Walkman の代わりに入手した Xperia SOL21 ですが、Walkman アプリで Micro SD(32GB) に入れた音楽をしばらく再生していると、プチ・プチ切れます。内蔵メモリに移さないとだめかと考えたが容量が足りない。

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そこで Walkman ではなく、PowerAMP を試すことにした。今のところは大丈夫そう。

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iPad2 に iOS8.1 を入れた。

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その前に iOS8.0.2 を導入していたせいか、ダウンロードするファイルは小さかった。操作面では、レスポンスが遅いといったレビューが目立ちますが、自分のでは以前よりちょっと遅いくらいか。でも Photo アプリで画像を開くのは以前より遅くなった。画像のアイコンをタップしてから表示されるまでしばらく間があく。でも Figure に Ampkit、GarageBand とブラウザが使える間はこの iPad2 でがんばりたいです。



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武士道残酷物語 [DVDやら映画やら]

この映画は大井武蔵野館で観たんだっけか。入れ替えが無かったので一日に3回観た。家臣とか、上の者のために犠牲になってきた系譜を描いた映画。岸田今日子さんと絡むときの中村錦之助氏は少年役で、白黒画面ということもあるが、顔が白くて美少年という感じである。そのせいで顔が妙に大きく感じてしまう。印象に残っているのは没落した加藤嘉氏演じる殿様の話し。血は出ないものの、ほとんどホラーである。これはぜったい主人公がおかしい。あそこで殿様がああなってしまったから良いものの、そうでなかったら女性はどうなっていたか。許されたと思ったらあそこを切られたり、いたたまれない話しばかりである。上にひたすら尽くすことだけを受け継いできた子孫たち。それは戦中の特攻、そして戦後の1960年代まで続く。尽くし癖も良くないが、子は親を選べないというが、上司くらいは選びたいもんだ。そのまえに自分がしっかりしないといけないが。


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