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偽りなき者(JAGTEN, The Hunt) [DVDやら映画やら]

ラジオでよくこの映画の CM が流れていた。それで気になって借りたのだが、案の定、けっこう暗かった。集団ヒスで追い詰められるルーカス氏は見るに耐えない。唯一心が晴れるのは、マーケットで肉屋にヘッドバットするところだった。CM のとおり、事の始まりは女の子のウソである。子供ことを信じきって、ルーカス氏の話しも聞かずに事を大きくする園長グレテさんがなんともいえん。女の子とクリスマスの用意をしているときの兄さんの様子がおかしく思えたので、彼が妹になんかしていたんではないかと考えた。しかしそれは、後で窓を割ったり、犬のファニーさんを何かしたり、ルーカス氏を狙ったりすることの暗示だったのかもしれない。ヨーロッパ映画だと「白いリボン」も町、村で起きる集団ヒス話しだった。田舎は良いなあとか言ってられん。それにしても園長は、お子様純粋主義過ぎだ。


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東京残酷警察(TOKYO GORE POLICE) [DVDやら映画やら]

映画「オーディション」の、"しいなえいひ"さんが出ているので観た。グロ多しだが振り切れ方が痛快でした。見所のひとつに"しいな"さんと囚人の対決だが、囚人の姿はずいぶん思い切ったなあと思う。富士山や東京タワーが目ざとく映ったり、機動隊の格好が鎧兜みたいだったりするのは、海外も視野に置いているからだろうなあ。悪さを引き起こす奴らの名称が「エンジニア」というのが良い。なんだか「プロメテウス」を先取りしているようで。これも海外向けに考えたんだろうか。今では「カイジュウ」はもちろん、「カイジン」でもじゅうぶん通じそう。天誅って、「Heven's~」より「God's~」の方が雰囲気がある気がしました。でも神さんはそんなことせんか。"しいな"さんの他、配役はけっこう良いと思いました。Kinnect みたいな動作で遠隔○○は、現実にもありだなあ。思い込みかもしれないが、"しいな"さんと小西真奈美さんはちょっと似てる。


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ワイルド7 [DVDやら映画やら]

とかく実写化には非難ごうごうということがある。たぶんこの映画もそのひとつかもしれない。しかし自分は好きです。配役は可・不可でいえば可です。ワイルド7メンバーの半分は知らない役者さんだった。特にソックスとパイロは良い。ヘボピーはもうちょっと太めの人がよかったかもしらん。セカイは大人の味を出してます。ソックスを演じている丸山隆平氏はジャニーズらしいですがけっこう良い演技です。この人の特徴は目です。目だけ見るとすごく悪い奴に思えます。BBQ の場合は、泳ぐような目の演技が良い。なぜ深田恭子さんなのか?というのは、彼女のシルエットが男っぽいからということにしておきたい。オープニングタイトルでのメンバー紹介は、スタイリッシュすぎてちょっとかっこ悪い。もう少しあっさりしてても良い感じ。劇中の音楽がよかっただけに、エンドロールの歌は不要だ。あと撮影中の和気あいあいでした感の映像は止めてほしい。ハードボイルドは最後までハードボイルドであってほしい。最後に仲間がひとり加わる感じだが、ぜひとも続編が観たい。ビデオ作品でも良いので。しかし、結局犯罪者である彼らをカッコいいと思ってしまって良いもんだろうか。


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ロックン・ロール・ハイスクール(Rock'n'Roll High School) [DVDやら映画やら]

学校の体制に反抗する生徒が、禁止されている Ramones のライブに行く映画。なんといっても Ramones が出ている映画。「メンバーは全員兄弟なの」ってのが泣ける(デビューしたころ、ほんとうに兄弟だと思っていた・・・)。ジョニー・ラモーンがアコースティック・ギターを弾いているところがめずらしい。体育の時間、女の子がみんな下着無しのレオタード姿なので少しばかしドキドキ。校長の部下二人がライブ会場にサイドカーで走っていくところで爆裂都市を思い出す。チケットを買いに並んでいるところを Ramones たちが口パクで歩いてくシーンがちょっと悲しい。Ramones のライブでは、ちゃんと看板にピンヘッドが出てくる。ライブ後の楽屋にはアーティストのポスターが貼ってあって、その中にシュリー・カーリーのがある。ジョニーが「先公によろしく」とピザを投げる先にはミック・ジャガーのポスターがある。これは皮肉だろうか。She's the One を聴くと、どうしても The Rockers の「非常線をぶち破れ」が脳内再生される。Ramones の他にも Smokin' In the Boys Room に School Days や School's Out なんて、なんとも学園ドラマらしい曲である。この映画のタイトルは、「Rock'n'Roll High School」だが、物語の根本は、「Teenage Robotomy」だろう。今は、HDニューマスター/爆破エディションとかいうDVDもあって、特典も色々と増えてそう。


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皇帝のいない八月 [DVDやら映画やら]

とにかく豪華キャスト。各場面で有名どころが現れる。アパートに住んでいても着物で出かける上品そうな吉永小百合さんが、こうしたアクションっぽい映画に出るのはめずらしいんではないかなあ。アパートに置いてあるレコードプレーヤー+デッキ+ラジオ一体型の National 製ステレオが良いなあ。武器の出もとが「K国」。アメリカが置いていったものを横流し。クーデターによるパニックの収束がクライマックスになるが、この収束方法は隣国や大国でやりそうなことに思える。香港もそうなるかもしらん。内閣会議では誰もメモなどとらず、しゃべるだけ。これでは議事録など書けるはずもない。総理と官房長官は兄弟かと思うくらい、顔形ちが似ている。総理を助ける内閣調査室の高橋悦史氏はとてもカジュアル。帽子は Ford 印。調査室の人はそんなものかしら。新聞記者役の現知事、森田健作氏は、尾行させるタクシー運転手に見失ったらクビだと言う。そんな権利がありますか。ベスト配役は、渡瀬恒彦氏、日和見で頼りない総理役の滝沢修氏。そしてなんといっても、太地喜和子さんと中島ゆたかさんの、ママ&ホステス コンビです。中島さん、かっこいいなあ。そういえば、列車内でいちゃいちゃしていたのは、泉じゅんさんだったか。こういう映画は鉄道ファンには受けるんだろうか。


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僕のスウィング(Swing) [DVDやら映画やら]

トニー・ガトリフ監督。ひと夏の子供の恋と、ジプシーの歴史や悲哀が主題なのだろうが、音楽好きとしては、ギタリスト、チャボロ・シュミット氏のために作った映画だと思いたい。チャボロ氏がギターを弾く姿は、いつ血管が切れてもおかしくないと思う。ラッチョ・ドロームでの演奏もすごかった。冒頭でマンディーノ・ラインハルト氏の楽器店(古道具屋か)が映る。飾ってあるギターを観るのが楽しい。女の子が男の子に「ジャンゴが使っていたギターだ」とテールピースやカッタウェイをマジックで描いた古いギターを渡す。これもまた楽しい。圧巻はトレーラーハウスでの演奏。ドラムとトロンボーンは外。その後の売店でのウードとギターのセッション。即興であろうチャボロ氏のフレーズが耳に残る。蓄音機のホーンに耳を寄せてギターの練習をするチャボロ氏。みんなで「私は酔っている~」と歌う中、チャボロ氏のソロはいつもの調子。曲調と雰囲気が違うので緊張感がある。子供が練習する「黒い瞳」のテンポに文句を言い、ギターのネックとテールピースが焼け残る。子供の恋とはいえ、この邦題と字体はなんとかならんもんか。


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トールマン(The Tall Man) [DVDやら映画やら]

子供誘拐犯の正体は誰よという映画。人々は犯人を「トールマン」と呼んだ。誘拐する理由は何か。ホラー映画とされているようですが、どちらかというとミステリーか。劇中に出てくる犬の、歯むき出しの表情がいちばんホラーかもしれない。「この映画は何とか系」とかいうとネタバレになってしまう。そんなこということ自体がバレてるか。「ローズインタイトランド」に出ていたジョデル・フェルランドさんがときどき原田美枝子さんに見えたりする。ジェシカ・ビールさんって「トータル・リコール」にも出てたんだ。みなさんアクションが上手なはずです。

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タイムズ・スクエア(Times Square) [DVDやら映画やら]

映画を観るより先にサウンドトラックLPを聴いた。2枚組みをだったなあ。知っている役者はティム・カーリーだけだった。物語は大人への反抗やら友情やら一通りそろっているが、タイムズ・スクエアとか42丁目を紹介する音楽映画ともいえる。落ち込んだ場面での Pissing In The River に Down In The Park、病院での I Wanna Be Sedated とか聴きどころありすぎ。Life During Wartime では、劇中で曲に合わせて踊っていて、その場で曲がかかっているような臨場感がある。その中でも見所は スタジオでの Your Daughter Is One に クラブや屋上での Damn Dog。クラブのお客も普通っぽい人にニューウェイブっぽい人、おネエっぽい人とかがいたりして楽しい。街中の若者が持っているラジオやラジカセが良い。テレビを壊すのはストーンズかいな。サントラ盤はすばらしいが、CDで出ないのは Your Daughter Is One の歌詞にあるんかなあと思ったりする。自分の買った Pioneer の DVD には英語字幕にコメンタリーとかがない。今出ているやつには入っているんかな。


映画.com の説明ページ。GEOにもTUTAYAに見当たらなかった。
http://eiga.com/movie/46458/

Pioneer の DVD

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殺人狂時代 [DVDやら映画やら]

殺人狂時代といってもチャップリン監督ではなくて、岡本喜八監督。初めて観たのは浅草東宝だったか。仲代達也氏VS天本英世氏。インスタントラーメン2段重ねが泣ける。チキンラーメンかと思ったら、スープが別入りになっていた。女催眠術者を倒すのに「覗け!」の一言なのがおかしい。曲がりくねったテーブルのバーは人間の混沌さを見せるためのステージのようだ。その中で拳を突き出すのはソガ隊員か。同じ場面で、天本英世氏が観客に向かって話しているように見えて、実際は砂塚秀夫氏が相手だというカメラの動きが良い感じ。天本英世氏の研究所の出来が秀逸。これで岸田森氏がいればうれしいんだが。人気があれば続編もできそうな映画だけれどダメだったんだなあ。


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マイレージ、マイライフ(Up in the Air) [DVDやら映画やら]

なぜ観たかというと、ヴェラ・ファーミガさんとアナ・ケンドリックさんが出ているからだ。良い映画だった。ジョージ・クルーニー氏が首になっておたおたする映画かと思ったらちがった。オマハとかミルウォーキーとか色々な場所が出てくるので旅行気分が楽しめます、というのは立て前で、いちばんの見所はヴェラさんの後姿(裸)である。空港でのキャリーバックを持った後姿も良い。彼女の眉毛と考え込む表情が良い。あとアナさんの歌う Time After Time も(ちゃんと最後にクレジットされてた)。ジョージ氏のキザさが鼻についてしまうが、最後は切ない。泣くなジョージ氏。アナさんはいつも眉毛や眉間のあたりをしかめているようだが、誰かに似ているなと思ったら、トム・クルーズ氏であった。

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青色LED

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わが道 [DVDやら映画やら]

印象的な場面は、弁護士団の会議の机上にある資料の中の、乙羽信子さんの写真がアップになっていくことろ。何も言えない・言わなかった一市民の存在が拡大されていくよう。遺体の顔を映すショッキングな場面は一瞬で終わる。DVDとなった今、何度も観られることが良いのか悪いのか。乙羽さん演じる主人公ミノの境遇を理解するのは斉藤(戸浦六宏氏)を除き、みんな女だ。同じ女性でも、横山リエさんと小鹿ミキさんは陰と陽。人間の多彩さは長い映画を飽きさせない。冒頭では田舎での悲惨な状況を淡々とニュースやドキュメンタリーのように説明され、時々現れる新聞記事にダメ押しされる。新藤監督の映画は「昔は良かった」とか言わせない。何丁目の夕日とかで描かれる世界は、ちょっとした切抜きにすぎない。数十年経つ分、映画には別な価値が生まれるものだ。


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悪魔の毒々モンスター(The Toxic Avenger) [DVDやら映画やら]

有楽町で観た。そのとき買った缶バッジはいまだに持っている。まさかDVDで観れるとはなあ。余計なことを考えなくて良い。ほんとうに下種な悪人がしばかれるのは胸が晴れる。この後で「~東京に行く」とかをレンタルビデオ(VHS)で観た覚えがある。毒々モンスターになったメルビンが家に入れてもらえず、放浪して住処を用意するところは、ロッシーニがかかったりして、見事な「時計じかけのオレンジ」のオマージュ(治療されたAlexが家に帰ったが、下宿人がいて家を追い出される場面)。そう思うと、バーガーショップを襲う赤パンツの男は、白いユニフォームの Alex たちの対比に見える。盲目のサラの存在は大きい。先入観なく彼を受け入れることができたのは彼女だけ。役者としても、おバカや目が不自由な設定を含め、演技がとてもうまいと思う。これを観ると、「吐きだめの悪魔」とか「ソサエティ」とかを観たくなる。


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