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回路 [DVDやら映画やら]

良い映画。大映株式会社の名前におどろく。なぜならこの映画は東宝で観た記憶があるので。船の甲板に立つ麻生久美子さんの後姿が良い。彼女の魅力は声と鼻の下と振り向く演技。バスに乗っているときの背景がいい。タイトルロールの音楽が秀逸。役所広司さんが出ているのは黒澤監督の人徳か。ミチたち3人で残されたフロッピーのデータを確かめる場面を上背面から撮っていて、それが前から撮るアングルと交互に切り替わる。これが良いなあと思う。その場面、ミチさんが思ったより薄着なのに気づいて緊張する。モデムのピーヒョロやピーガー音がノスタルジー。赤いテープでドアを目ばりする女を見るミチさんの表情が良い。その女の赤い服は、そのまま映画「叫」のヒントになったりしてとか勝手に想像する。良い配役だとは思うが、加藤さんの毛の色と派手なアロハと「春江!春江!」の連呼はなんとかならんか。小雪さんと親しくなっていく経緯がよくわからんかったので、なんだか不自然。おまけにアロハの色が急に変わるし。エンドロールの最初は麻生さんではないかなあ。


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