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Miss ZOMBIE [DVDやら映画やら]

ゾンビな小松彩夏さんと冨樫真さん目当てで見る。モノクロ、というかほとんどモノクロ。「肉を与えるな」にはなんだか納得してしまう。自分の手の甲を自分で縫ってしまうシーンが新鮮。この映画の世界ではゾンビが管理されている様子。ゾンビというよりどちらかというと病気に近いような感じ。小松さんは人を襲わないゾンビとして区別されていて、使用人の仕事が終われば帰る場所もあって普通に独り暮らしっぽい。旦那様は最初からアレが目的で小松さんを連れてきたのか? だったらけっこうゲスだと思ったが、もしかして外科的練習台なのかと思わせるシーンもある。縫われているときの小松さんの目がブラックアイではないところが意味深。小松さんはゆっくりすり足。ゾンビは動き遅いパターンかと思ったら、走る。何かが彼女を駆り立てる。それは子供への愛情によるものだったり、ときおりフラッシュバックする過去に関わることらしい。特に彼女の過去のイメージのなかでは妊娠しているであろう姿が見受けられるので、子供に対する感情は特別なものがありそう。事故で息を止めてしまった夫婦の息子が、小松さんの力でよみがえる。それから家族が、特に今までの幸せいっぱいだった冨樫真さん演じる奥さんが変になっていく。いちばん面白いのは人間とゾンビの逆転現象。逃げるゾンビを人間が追うのだから。それでも精神的には人間のほうが追い詰められているはず。なんであのシーンだけ色が変わるのか。小松さんの目が変わるのはなぜか。色々考えさせられるところが面白い。いちばんかわいそうなのは、駿河太郎さんだろうなあ。

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熱海殺人事件 [DVDやら映画やら]

高橋かおりさんが出ているので見る。『青春という名のラーメン 知的なタコイカ』がなつかしい。その食べ方がなんとも。マディソン・バッグもなつかしい。三菱パジェロがかっこいい。看守役が平泉成さんとは分からなかった。自分が事件を選んだり事件の筋を決めてしまう刑事。その二階堂刑事の横柄さ、べらんめえさを許容できるかがポイントかも。べらんめえでも正義の人ならまだ良いが、冒頭のポーカーシーンでいかさまをするのだから結局自分勝手なだけなのだと思ってしまう。そこが良いのだか悪いのだか。志穂美悦子さんが下着を見せたりしてつやっぽい。彼女は二階堂刑事に惚れている役。さらっと見ていると古い時代の男の衝動だけが目に付く。二階堂と熊田、両刑事の女性や部下に対する言動はパワハラそのもの。明快なセリフがだんだん辛くなってくる。受刑者のシリアスであろう話しも刑務所があまりにシュールで大したことない感じ。警察署内の壁に飾ってある写真は遺影っぽいのもシュール。終わってみれば、志穂美さんがいかに二階堂刑事さんとの恋を振り切るかという話しという印象。この映画はその二階堂と熊田という二人の刑事よりも、彼らに関係する二人の女性の物語なのかも。熊田を追いかける女、大西多摩恵さんの熱演がすばらしい。その他の見どころは冒頭のカーチェイスシーン。普通に走っているだけだがけっこう危なそうでした。

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張り込み [DVDやら映画やら]

モノクロで始まる。買い物帰りの主婦、若林しほさんがマンションに戻ると事件が起きていた。彼女は部屋に戻ると缶ビールを開ける。一瞬カラー。またモノクロへ。このカラーの使い分けに意味がありそう。「張り込みです」とやってきた刑事を家に上げてしまう主婦。光の加減で真っ白になっている小市慢太郎さんの顔が怖い。やりたい放題の小市さん。彼の正体は何なのか。そして若林さんは何をしたのかというのがだんだん明らかになっていく話し。白黒のシーンの小市さんが、昭和初めの映画からタイムトリップしてきた人みたい。エンドロールで役名がみんなカタカナだったことが分かる。二輪のバラを前にして電話する若林さんが乙女。声を聴くと女優さんという感じがしないが、黙っているときの表情とか、ちょっといっちゃたときの演技が自然過ぎ。堺雅人さんの髪にクシを入れているときの表情も秀逸。あと外で現場や小市さんを見つめているときの表情もけっこうかっこいい。ここら辺は彼女の地顔な気がする。最後のタバコシーンも上手い。どうやらあの人が出ているシーンはカラーらしい。それが現実とか空虚とか嫌な・良い記憶とか逃避だとかどう考えるかは自由としか言えないだろうなあ。しかしみなさん変な人なので、誰がどうなろうとあまり可愛そうに思えない。ただ堺さんの最期はけっこう幸せだったかも。ああした後でああなっちゃったんだから。堺さんに限って言えば、映画『ココニイルコト』とかこの映画といい、「パンツ一丁の堺さんも大俳優になったわねえ」とか噂されたりしているんだろうか。監督の方は玉木宏さんがかっこいい映画『真夏のオリオン』の監督だったのか。

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アントマン&ワスプ(ANT-MAN AND THE WASP) [DVDやら映画やら]

娘のキャシーがかわいすぎる。仕事もラボもパートナーもすばらしい。ダメな男がヒーローなのも面白い。ギャングなヴィランの安っぽさがたまらない。ゴーストのデザイン、特にマスクがかっこいい。Marvel 史上ナンバーワン。この映画でまた業を持ったダークヒーローの誕生ということか。アントマンとワスプの闘いのコンビネーションがかっこいい。アベンジャーズで見せてくれたジャイアントマンもたくさん見れる。アメリカの街中も電柱と架空線でいっぱいだなあと思ったりする。スコットの家の窓から見下ろすときに見える電線に、どこでも同じだと感心する。エンドロールのジオラマがすばらしい。最後のシーンはサノスの『インフィニティ・ウォー』に関連するシーン。バンのクラクション「パパパパッパー」が素敵。ソーは神様だからどこかにいるかもしれないし、アイアンマンの装甲とかも恰好だけはできそうだし、キャプテン・アメリカの強化剤もユンケルやエナジードリンクを一万倍濃くしたらオッケーそうなのにくらべて、ピム粒子はスーパーすぎる。これだけ大騒ぎして、テレビ局がアントマンやこの研究のことを分かっていないのが間抜けすぎ。ヘボなマフィアたちだって知っているのに。どこか抜けてるスコットと完璧すぎなホープ/ワスプのデュオ。ホープとスコットが相思相愛なことがダメ男たちの一時に希望になってくれる。アメリカでも近所迷惑を気にするのかドラムが電子ドラムなのが面白い。大人の Marvel ストーリー。面白すぎ。

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ブルーハーツが聴こえる [DVDやら映画やら]

ブルーハーツが残した曲をタイトルにした六篇入りオムニバス。それぞれの話しが終わるたびにエンドロールが登場するところがすばらしい。でも製作側から見ても要らない話しはすぐ切れたりするところは怖い。
ハンマー(48億のブルース)
女の子が Jazzmaster 持った姿がかわいい。今までため込んできた同棲のツケをなかなか清算できない女の話しだが、それを強そうな尾野真千子さんが演じるところに意味がある。そして廻りは何の役にもたっていない。
人にやさしく:
スイッチを押すときの市原隼人さんの目がかわいい。高橋メアリージュンさんがかっこいい。正直。市原さん演じる男が残った方が世の中のためになったのではと思ってしまう。
ラブレター:
高校生のころはデブで今はかっこいい男二人。手がはさみになるところとか、映画好きそうなパロディ要素も多い。パロディといえば前出の『ハンマー』もターミネーターをやったりしている。要潤さんの「工場が」「給料が」のセリフに笑う。イケメンが言うセリフではない。山本舞香さん演じる女子高生の潔さがすごい。
少年の詩:
いちばん面白い。優香さんがエロい。新井浩文さんの最期を少しの笑みで飾らせてところが監督の良心。大人のいやなところを見てしまった息子の今後が心配。
ジョウネツノバラ:
人を凍らせてしまうのはどこかで見たような。大事だったのであろう人の姿をなんとか残しておきたかった男の話しだろうか。なぜ残していおきたかったか? セリフは一切ないし明確な理由も説明されないが、最期を見れば分かるような。結局最期までいっしょにいたかっただけなのだ。あればなんで見たんだっけかとがんばって思い出したら『都市伝説セピア』だった。
1001のバイオリン:
茶髪だか金髪にした三浦貴大さんのイメージが普段とちがって面白い。登場人物たちの置かれた状況を除いても、残された飼い犬を当たりまえに亡くなったと思うかどう思うか、という点は『シュレーディンガーの猫』を想像してしまった。

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