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スリザー(SLITHER) [DVDやら映画やら]

隕石で始まる映画。これが非常にまずい隕石だったんですねえ。次は町の紹介。いたずら書きだらけでけっこうひどい。妻スターラに夜を断られた、いかつい男グラント。いかついけれど、妻の妹と一線越えそうなところを、「スターラが心配する」と言って留まるところが可愛い。そして色々と大変なことがあって家に戻ったら何か変。部屋のテレビでは映画「毒々モンスター」をやってたり、さすがはトロマ関係者の監督です。鹿狩り前夜祭で楽しいパーティとグログロなシーンを交互に見せるのが、裏でこんなこと起こってるよ~という感じで良いです。ジュリーとエミリーの姉妹がかわいい。かわいいけれど監督は容赦なし。身体を乗っ取られるときに、生物の誕生時から直近までのことをフラッシュバックさせる設定が良い。同じような光景をどこかで見た気もしますが・・・何だったか思い出せない。納屋で風船のように大きくなった浮気相手。人に空気をゆっくり入れていったら、ほんとにこんなんなるんではと、つい考えてしまう。壁を這う無数のヒル形態の生物にぞくぞくする。ちょっと見はまるでポコ○ン。この映画で特徴的なのは、エリザベス・バンクスさん演じるスターラ、つまり寄生されたグラントの妻。彼女の冷静さは、映画の中でもずば抜けています。状況にあわせ淡々と作業するし、慌ててはいても、直ぐに我にかえることのできるタフさ。保安官たちとグラントを追い詰めたときは、勇敢にもその姿が変わろうが元夫として話しかけ、結婚の神聖な誓いについて口上する。それにくらべて町長のゲスなこと。グラントのやっていることはけっこうDVっぽくもあるし、もしかしてこれは夫婦愛の映画かも。トロマなジェームズ・ガン監督は、恋人とか旦那さん、もしくは奥さんがおかしかったり、えらい目にあうような設定が好きなんだろうか。寄生されてしまったオバちゃんに「共和党員を町から消してやる」と言わせたりして本心なんでしょうか。町長はゲスですが、アレを食べようとするシーンは人間っぽさがじゃまをしてちょっとかわいそう。鹿狩り解禁というのは一大イベントなんですね。ぼかしガラスのシャワーの扉って何だかエッチ。会話が面白そうなので、英語字幕が欲しい映画。台風。


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