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ナイロビの蜂(The Constant Gardener) [DVDやら映画やら]

いきなりレイチェル・ワイズさん演じるテッサさんの事故があり、残された夫、ジャスティンが二人の出会いの回想する。彼は外交官でテッサは平和とか環境とかの活動家。性格は正反対のようです。ジャスティンはレイフ・ファインズさん。妻の遺体を確かめるシーンで現在と過去が交互する。この間約3、40分のフラッシュバック。二人が知り合ってから事故までの時間がスムースにわかりやすくまとめられてます。その中に事件と関係するものが示されたりしていることが後からわかったりする。その後も同僚のサンディが実は・・・とか、現地の医者アーノルドの恋人が実は・・・とか、徐々にわかってくることにゾクゾク、飽きさせません。特にジャスティンが、テッサとある男に深い関係があったこと知るところは、見てる方もがっかり。テッサ、あんたって女は人の良いジャスティンになんてことを・・・。誰が悪い奴か大体想定できます。ビル・ナイさんも演技がわかりやすい。面白いところは主人公がそれを探す過程でしょう。テッサの従兄(従弟?)にあたるハムが良い役。ジャスティンの唯一の味方。PCが得意なハムの息子も良い奴。PCの中からテッサのビデオを見つけたとき、子供に退席をうながして、ジャスティンを一人にさせるハムがいかしてます。この映画の中では唯一安心できるシーンかも。あとはインド系と思われる女性ギタさんが素敵。テッサが妊娠してお腹が大きくなるのはCGなんだろうか。すごく自然に見えました。原作を読んだことはないが、映画のように映像があると、アフリカの医療の現状や生活状態に強く目をひかれます。それも目的なんでしょうが、後半の部族による襲撃から子供と飛行機で逃げようとするくだりで切なくなります。ジャスティンの上司が彼に拳銃を渡す。その拳銃も最期の疑惑発覚のヒントになるとは、なるほどなあと思いました。原題は「忠実な庭師」とか「庭いじりばかりする人」とかいった意味なんでしょう。確かにジャスティンはそんな人です。言い換えれば「忠実な外交官」なんて皮肉だったりして。邦題は映画に出てくる会社名をもじっているんでしょうが、どちらかといえば邦題の方が興味をひきそう。陰謀ってこわい。面白かった。天気良い。


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