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実録三億円事件 時効成立 [DVDやら映画やら]

監督が石井輝男さんで、おまけに小川真由美さんまで出ているので、東映キワモノ映画なんでしょうが迷わず見た。金子信雄さん演じる刑事は、おそらく平塚さんをモデルにしているんでしょうが、強引な取調べはいかん。警察に文句を言いたかないですが、刑事の勘とかいって捕まえて、後は強引に自白を引き出すというのは理不尽。でもこの場合は犯人だからしょうがないか。岡田裕介さんは頼り無いのであっさり折れるかと思ったが、けっこう粘る。これも小川真由美さんの献身的なサポートがあってこそ。稼ぎが無い上に金を使い込んじゃう男を助けてしまう女性をつやっぽく演じています。時効が成立したのも90パーセント小川さんのおかげでしょう。でもこのストーリーだと結局儲けはぜんぜんなかったんですねえ。印象的なのは、味噌汁ぶっかけ飯。あまり好きな食べ方ではないが、アパートの台所で、犬、岡田さん、小川さんがみんなそれを食べている。人間二人は普通の茶碗で、犬はどんぶりみたいで、人間より多い。このとき、岡田さん・小川さんの二人を台所の窓の外から撮っているシーンがあるんですが、この雰囲気が良いです。立って茶碗を持っても、しゃがみこんでも、どんな格好をしてもつやっぽく見えてしまうのは小川さんの才能です。なぜそうなのか?と考えたら、やっぱり視線が上手いではないかなあ。岡田さんの犬のブリーダーで儲けようという設定は、ペットブームがあった時代なんでしょうか。あと馬主になってみたかったとか、動物好きというよりは単にギャンブル好き。どこが良いんだかわかりませんが、そんな男についていく女性を演じる小川さんが見事です。刑事のバディが、もしかしてご先祖かと思ってしまうくらい要さんに雰囲気が似ている。ああ面白かった。天気良い。


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