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地球爆破作戦(Colossus: The Forbin Project) [DVDやら映画やら]

懐かしかった。Dr.フォービンが色男。大統領がケネディさんっぽい。人の作った機械が人の言うことをきかなくなるという映画。仕事の打ち合わせのためにカップルを装い、裸で寝るというのは気が狂いそうなシチュエーション。ハードSFにうまく色気を混ぜた結果でしょうか。この裸をグラスとか小物をうまく使って隠します。お見事。コロッサスというコンピュータに対して簡潔に話しかけているせいなのか、英語が聴き取りやすい作品。なんだか英語を知らない人に話しかけているようでもある。今なら衛星で捕捉しましたとかいって、よその国にいるフォービンなどすぐに見つけられるんでしょうが、時代柄そうはいきません。ちゃんとカメラを付けさせるところも時代に合っているか。このカメラによってコロッサスは人間に命令したことを確認します。裸の状態まで確認するのは余計なお世話ですが、処刑した人を24時間カメラで監視するというのは、処刑が演技ではなく、ちゃんとこと切れていることを見定めるためなんでしょうね。ああ怖い。でも逆に考えると24時間だけひたすら動かないか、仮死状態になっていればコロッサスをあざむけるということか。出だしではフォービンのグループにソ連のスパイがいるとか言われてましたが、そんなことは話題にもならなくなりました。あのアジア系の人があやしいかなあと思ったんですが。フォービンがコロッサスを起動させるとき、「DANGER RADIATION」と書かれたリモコンみたいなものを手にしてました。それを使って止めることはできなかったんでしょかねえ。そのリモコンはそれ以降一度も出てきませんでした。シャットダウンする方法とか考えなかったんでしょうか。突っ込んでも仕方ないですか。洋画は字幕に限るんですが、この吹き替えは山田康雄さん、納谷悟朗さん、内海賢二さんと魅力的な方々。吹き替えで見ると、遠い日曜の午後のひと時を思い出すような。こんな終わり方もあるものかと思った映画。これも一種のデストピアものでしょうか。しかし「地球爆破作戦」とはえらい邦題をつけたもんです。コンピュータ相手にあーだこーだと話しかける演技はむなしいんではないかなあと思ったが、今のブルーバック前で演じるのと似たようなもんか。ああ面白かった。曇りと晴れとちょっと寒い。


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