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アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~(Anvil! The Story of Anvil) [DVDやら映画やら]

最後はほとんど映画「スパイナル・タップ」のリアル版。「スパイナル・タップ」は1984年ごろの映画で、この映画冒頭の日本のフェスも1984年。アンヴィルのことをすでに予言していたのかも。カナダのテレビ番組で、普通の大人たちの前で女性司会者がアンヴィルの歌詞を読み上げる。この歌詞の内容に爆笑します。ギターの神、マイケル・シェンカーに昔しのことを一生懸命話す。その後のマイケルさんの反応がなんとも。ギャラをめぐってのオーナーとのいさかいに笑ってしまうが、しっかりしろよとも思ってしまう。ロードに出るんであればマネージャーの存在は必須そう。弁護士からは、アンヴィルというビッグネームにふさわしい会場でライブすべきだと言われる。激励しているようで嫌味とも受け取れます。アンヴィルが成功しなかった理由に、カナダという国を挙げる人がいたが、ラッシュとか、ニール・ヤングにアヴリル・ラヴィーン、オスカー・ピーターソン、ポップス王道ではセリーヌ・ディオンとか、すべての音楽ジャンルにカナダ出身の人は多い。メタルといえば、Metallica とか Iron Maiden とかがビッグネームと思いますが、彼らとの違いはなんなのか。曲が違うというとそれまでですが、案外本拠地の違いもあるんではないかなあ。アンヴィルだけではなく、80年代にレコードも出したが、今では名前も出ないようなバンドってけっこうある。こうした映画はそんなバンドのカンフル剤として作用するんでしょう。映画の最後は熱くなります。よかったねと思います。流行に流される世の中で、珍しさ+懐かしさで見に来る方もいらっしゃるんでしょうが、理解してくれるオーディエンスの前で演奏できることこそが、バンドやミュージシャンの喜びなんでしょうねえ。こんな「絶対あきらめない」、熱い物語がなんで PG12 なんかなあと思ったが、例の歌詞とか言葉使いとかユダヤさんの話しとかがまずかったからですか・・・。小さいスタジオで、1PUの赤いVシェイプのギターを弾いているシーンがあって、その音がけっこう好きだった。さすがプロです。Metal on Metal は名曲だなあ。なんだか E.F. Band の「ロックンロールの戦い」を聴きたくなった。あと Angel Witch とか。くもりで雨降るか。


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これは映画「スパイナル・タップ」
http://rental.geo-online.co.jp/detail-94190.html


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