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パレード [DVDやら映画やら]

普通の藤原竜也さんを見れるかと思って借りた。おしゃれな人たちが贅沢な悩みで「まあまあ・いいじゃん」という話しかと思ったが少々ちがった。スタイリッシュ・退廃的・どうでも良い的に生きているみなさんはとてもカッコいいです。表面上ですが。それぞれの秘密があばかれていって、最期は誰かがガーン!という話しでした。登場人物中、琴美さんだけにはどうにもイライラしてしまう。喋り方のせいだろうか。みなさん困ったことがあると藤原さん演じる直輝を頼るのはなぜか。直輝はどうして俺にばかり頼むんだとグチるが、皆は彼が断れないのを知っていて、実際直輝も断れないのか。断れないのは自然と湧き出す呵責のせいでしょうか。登場人物の意外な行動の他にあまり目を見張るものがないが、最期の四人が直輝を見る目が怖かった。映画にしろ本にしろ、結末で驚かせたいために作られると思いますが、この映画の場合はその四人の目でしょう。昔風にいえば二十四の瞳ならぬ八つの瞳。人に秘密があるのは当然なので、秘密があきらかになるいきさつはすっ飛ばして、この最期のシーンだけでも成立する話しかもしれない。「人には秘密があって他人はそれを知らない、自分も他人を分かっていない」そんな主題かと思ったが、案外その逆で、「秘密はけっこう知られていて、気がついていないのは自分だけ」ということでしょうか。共同生活、今風に言えばルームシェアする人たちの心理が分からない。正気を保つためには人間一人の方が良いときが多々ある。見方によってはホラー映画。期待通りの藤原さんでした。しかしほんとにサトルみたいな人がいたら嫌です。香里奈さんかっこいいですねえ。晴れと曇り。

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