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小さき勇者たち -ガメラ- [DVDやら映画やら]

窓を開けたら夏帆さんがいるというのは、何ともうらやましい住宅立地。冒頭のガメラ対ギャオスシーンが良い。パニック感と人間の何も出来なさが十分に伝わってきます。父親の津田寛治さんが、幼少期にその場にいたことが肝。津田さんのチャーハンを炒める演技が最高。小さいガメラ「トト」と襲う包丁はまるでギロンです。ガメラ本人は子供ガメラであるせいか、目が大きくて可愛い感じ。でも手とか身体を刺されて緑の血がでるのは大人ガメラと変わらない。可愛いと現実のギャップが単なる子供向け映画ではないのだなあと思う。怪獣たちから逃げた人々の避難場所や、荒れた街中の風景は、数ある怪獣映画の中でも引けをとらない。この映画の痛快なところは、子供たちが心をひとつにしてバトンをつないでいくに対して、政府関係の大人たちのダメダメさが描かれているところである。ここの大人たちは欲ばかりで何もできなかったのだ。大人になった津田さんは、昔経験した思いと共に子供と通じ合うことができてほんとに良かった。彼も何もできなかった人間の一人だった。子供ではあったけれど。歴史は繰り返し、そして人間は成長するんだなあ。あー感動。津田さんは、妖怪大戦争では成長して大人になった主人公を演じていた。そんな役が似合うの人かも。最初の対ギャオスシーンでは、被害を終結するため、ガメラは自らを爆発させる。これは怪獣映画にはあまり見られないプロットじゃないだろうか。ガメラは人間ではなくて地球を守っているんだなあ。子供たちの通じ合う心と赤い玉バトンには泣けてしまう。子供たちは逃げてくる人々の逆方向に走っていくのだが、人を避けるときのステップがラグビー並みの軽快さ。子供たちが主役の怪獣映画。ギャオスのせいで、平成ガメラ第1作をまた観たくなった。ああ面白かった。


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