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デスカッパ(DEATH KAPPA) [DVDやら映画やら]

たとえB級でも、アイドル映画でも、怪獣映画は面白い。土偶の大魔神が怒るように、河童が怒って何が悪い。あとから知ったが、監督が「さくや」の原口智生さんだった。巫女さんスタイルに日章旗、刀に薙刀、相撲対決、爆発するフジヤマ、振り切れた演技は、海外向けならではでしょうか。河童自体が日本にしかいなさそう。冒頭で主人公の加奈子さんが駅を降りてから現れる奇怪な人々。雰囲気は「恐怖奇形人間」とか日野日出志さんのホラー漫画っぽい。この脈絡の無いあおりはなんなんだ。桜井浩子さんの使い方があまりにもったいない。なべやかんさんは子役に混じると子役に見えてしまう、すばらしい演技クオリティ。なべさんは、子役の他にもがんばってます。エヴァンゲリオンの庵野秀明さんがしっかり台詞をしゃべって、しっかりやれられてました。樋口真嗣監督がレポーター役で出ていますが、これは初代ゴジラで報道の人がやられてしまうシーンのオマージュと思いたい。焼け出された人のシーンにも初代ゴジラを感じます。巨大加奈子さんは「アタック・オブ・ザ・50フィート・ウーマン」か。あきらかに「ウルトラファイト」な場面が出てくるが、怪獣プロレスに徹したスピード感溢れる展開はすがすがしい。でも、デスカッパが投げた丸いガスタンクが爆発するのに、タンク本体がそのまま残ってどこかにいってしまうのは何とも・・・。昔ながらのミニチュア特撮のなか、ハンギョラスに踏まれたり、瓦礫に埋もれたりした人を残酷に、そしてあっさりと見せる。ハンギョラスが吐く炎もけっこう派手で怖い。この辺のメリハリが緊張感を与えてくれます。デスカッパの顔もけっこう怖い。あらためて見て気が付いたのだが、ミニチュアの特撮シーンで夜空に星が見えません。今までもそんなものだったかなあ。ほんとに怪獣映画は面白いなあ。


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