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アンジェラ(ANGEL-A) [DVDやら映画やら]

白黒のジャケットだなあと思ったら、映画も白黒だった。リュック・ベンソン監督映画。アンドレさんとアンジェラさんの背丈の違いに笑う。アンドレはだらしがない。自分がしている借金の額さえわからない。でも素直で良い奴だ。そんなところもなければ主役にはなれんか。アンジェラさんがアンドレの後ろで身体をかがめると、デスノートの死神に見える。ラ・メールを口ずさむところがフランスだなあ。借金取りと話している部屋で、アンジェラさんが羽根の像と重なるところが素敵。なんだか天使がアンドレさんに話しているようで。橋の上での二人の会話シーンが面白い。動かないようで、二人だけがだんだんアップになる。背景が動かず、絵のように見える。会話が進む。そして、橋の手すりと思っていたのが、いつの間にか船の手すりになっている。ディスコのトイレ、丸い筒形の小用便器がかっこいい。アンジェラさんは変。まず服装がおかしい。アンドレはコートまで着ているのに、彼女は肩出し、足出しである。あと、原題の「ANGEL」と「A」の間に「-」があって、何だが天使っぽい話しかなあと想像がつく。彼女がバイオレントなのは、天使のくせにっていう意外性もあるが、ニキータ路線ですか。配役の身長差や性格、黒髪・ブロンドといった見た目の差のせいで見飽きない。白黒のせいでその対比が更に鮮明になっているのだと思う。最初、白黒は夢だからかなあと思った。よく夢は白黒だと聞くので。たとえば、アンドレさんは最初から亡くなっていたとか。でも小ざかしいことをしないのが、この映画というか、監督さんの良さなんだろうなあ。何をやっても上手くいかない大人のための童話だと思いました。映像も良いし、面白かった。


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