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ソウルメン(SOUL MEN) [DVDやら映画やら]

Fワード連発のサミュエル・L・ジャクソンさんがソウルシンガー役をしているので見た。期待通りリズム&ブルースの定番とかが聴けてうれしい。牢屋の場面で、白人警官から「チャック・ベリー」と呼ばれるのに笑って良いのかどうだか迷う。特筆すべきはバーニー・マックさんの目玉と演技でしょうか。とっくに解散した3人組のボーカルグループのリード・ボーカル、マーカスが亡くなって、生きてる二人がアポロシアターでのコンサートを目指す内容ですが、劇中で亡くなったマーカスと実際のバーニー・マックさんが重なってしまってしまう。やってることは違ってましたがなんだか皮肉めいてしまいます。彼を知らない人は、なぜエンドロールで延々と彼のインタビューが入るのか不思議かもしれない。もともと入る予定の無い映像だったんでしょうし。アポロを目指すルイスとフロイド。カムバックといっても、太めになったり息切れしたり身体のキレがなくなっていたりと前途多難な出だし。でも段々と調子を取り戻すようすは「定番だなあ」と思ってしまうが、ジンときます。移動中のギグでは白人バンドが多いんですが、二番目の店はルイスがフロアで踊ったり・歌ったり、あとバイオリンのソロがあったり、けっこう良い感じです。二人の娘についての話しも、ちょっと察しはつきましたが、ほのぼのしてて良い感じ。ルイスとフロイドの性格設定が良い。特にフロイドの神経質そうで口ばかりで気が弱そうでへっぴり腰で感情的なところとか。挙げればどれだけダメなんだと思うのだが優しいところでチャラなんでしょうねえ。優しいところはルイスもいっしょですが。汚いアパートでのルイスの印税の話しとか、フロイドの別れた奥さんの家のなのに、なぜかルイスが罰が悪そうにするとか、色々な伏線もきっちり回収してくれます。ロード中のバンドが使っている楽器は Fender が多かったが、70年代ソウル時代の二人は、ダン・エレクトロのギターとベースを使ってました。後半で二人が話す、「マーカスがこうならなきゃ二度と会うことはなかった」云々に、実際葬式くらいでしか顔を合わせないこともあるだろうなあという思いがよぎる。なかなか人生を語る映画です。バーニーさんが亡くならなければ、エンドロールは二人+女性一人の再始動シーンで終わったかもしれないなあと思ったりする。マネージャー役の人も良かった。それから、あれは「ビロード・フ○○」というんだなあと勉強になった。吹き替えはいらないから、英語の字幕が欲しかった。面白かった。晴れすぎ。


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エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる(EXTRATERRESTRE/EXTRATERRESTRIAL) [DVDやら映画やら]

でっかい宇宙船がやってくる。誰も居なくなった街のアパートに取り残された4人の話し。フリアは普通そうな女性だが徹底的におかしい。見た目が良いがちょっと抜けてる演技が良い。登場人物は、フリアをはじめ、たぶん一晩の浮気相手フリオ、恋人アンヘル、隣人カルロスの、女一人、男三人。アンヘルは恋人だがちょっとうまくいってなさそう。フリオにカルロスもフリアに気があるくせに、大っぴらには口にしたり行動に出さない。ぎくしゃくしいているところで、空に浮かぶ巨大な宇宙船の下に行くと死ぬとか、カップ形の乗り物を見たとか、地球人の振りをして潜入しているとか、そんなよからぬ噂。もしかしたら彼は宇宙人ではないかと疑いはじめる。カルロスが宇宙人だと思われたり、アンヘルはTV局の人間が宇宙人だと思い込み、局に立てこもってちょっと過激なことをはじめる。フリアはアンヘルとの間がうまくいっていなくて、フリオに逃げるが、それでもアンヘルが気になってしまう。そんなフリアのために、アンヘルをどうにかしようと、フリオが一肌脱ぐという感じでしょうか。フリアを愛すればこそなんでしょうねえ。最初は、いつものように人を疑って極限状態になって宇宙人がドバーな映画なんでしょうと考えていたが、宇宙戦争的な激しい展開もなく終わってしまって、あれ?と肩すかしな感じ。なるほど邦題に偽り無しで、これは恋の映画でした。思い込みとかすれ違いとかウソとか不倫がハッピーエンドにならないこととか、いい年こいた恋話に必要な内容全部入り。「EXTRATERRESTRIAL」は直訳すると「地球外生物」らしい。ここでは、無人の街に残った、わけのわからない考えをめぐらせている人間たちが、そんな風に見えるという皮肉なんでしょうか。でも「地球外生物」というタイトルでは、絶対にクレームが来そうなので、「地球最後の日、恋に落ちる」なんて分かりやすいサブタイトルにしたんでしょうねえ。スペイン語が心地よい、なんとも意外な終末映画でした。晴れ。


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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(The World's End) [DVDやら映画やら]

サイモン・ペッグさん目当てで借りたが、「アリス・クリード~」のエディ・マーサンさんと「銀河ヒッチハイク~」のマーティン・フリーマンさんを見れるとは思わなかった。エディさんもけっこう台詞があるのでうれしい。彼ってやっぱり、ちょっとだけその気があるんだろうか。サム役のロザムンド・パイクさんといい、登場人物が光っているというか、良い人ばかり。アンディを演じるニック・フロストさんがお堅い役だなあと思ったら、心配ご無用の無双っぷりで安心する。話しは、「ホット・ファズ」っぽい。豪快にハッピーエンドかと思ったが、これがイギリス的というものか。無理してパブを廻らなくても良いでないの?と思ってしまいますが、廻らないと話しにならないのでしょうがない。後半に出てくる声はどこかで聞いたなあと思ったらビル・ナイさんであった。途中でドアーズのアラバマ・ソングがかかるシーンが秀逸。この曲を背景に撮りたいだけで作った映画かも。古き良き個性的だった店が同じ内装のチェーン店になっている様子は、実際にあるようなことで切ない。もしかしてゲイリーは、もっとシリアスな病気のために自暴自棄になっているかと思ったが外れてしまった。この辺が当たっていたら、少し涙ものの話しになったんではないかなあ。監督の趣味なんだろうか、「ホット・ファズ」とかにもあった細かいショットの連続が小気味よくて好き。例えばビールを注ぐところとか。総じておバカ映画といわれるかもしれませんが、後半のゲイリーとアンディのケンカしながらの言葉は、男はつらいけどやらなきゃいけないんだぜという熱い男泣きでした。サイモンさんの顔はなんだかETっぽい顔でそのまま宇宙人役でも良いかも。台詞がやたらと多いですが、無駄台詞無し。それにしてもエディさんとマーティンさんが出てるとは考えもしなかった。サム役のロザムンド・パイクさんもよかった。面白かった。雨・曇り。


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ボーグマン(Borgman) [DVDやら映画やら]

モグラのように生活していたホームレスが、いったい何をしようとしているのかという話し。ホームレスの他に身なりのきちんとした女性もいるようだ。ホームレスの一人、カミエル・ボーグマンが奥さんの行動に応えるための行動が極端。彼らが何かをするたびに、湖底に何かが漂ってしまう。バケツに突っ込ませるのはこのためだったのか。女の子がヌイグルミをいじる場面が意味深。もしかして彼女はすでに仲間だったか。夫のハラスメントに怯える奥さんを救う話しかと思ったが、夫が手を挙げる場面は夢の中だけだし、言うときは言う妻なのでハラスメントは被害妄想っぽい。ボーグマンたちは普通に電話で話して連絡をとるので、超自然的な能力を持つとは思えない。奥さんが就寝中に現れるボーグマンは、てっきり彼女の悪い夢なのだと思っていたら、ほんとうのことだったので驚く。ちゃんと労力を費やしているのだ。手がかりは彼らの身体にあるだろう傷あとで、何かの手術痕かもしれない。あれは多分何かを埋め込んでるんではないかなあ。夫の背中にもキズみたいのがついていたが、あれはただの脅しか。彼らにはまったく感情がないかと思えば、いらつく素振りを見せるしそうでもなさそう。ボーグマンは夜、子供に白い子や教会は自己中とかお話しをする。大人にはしない。オープニングの雰囲気だと、彼らの存在を知っている人たちがいる。おそらくボーグマンたちが何をしているのかわかっているかもしれない。映画「メタルヘッド」のヘッシャーか、または「幸せのボタン」のボタンボックスを届ける紳士みたいなものかと色々考えながら見ましたが、もしかしたらアウターリミッツにあった、子供たちをまとめて連れて行く話しが近いような。何らかの意図による子供の退避が目的なんだろうなあ。面白かった。想像力の無い者のために解決編が見たいです。お手伝いさん(ベビーシッター?)がお風呂で寝ている姿にドキドキする。面白かった。曇り・雨。


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処刑の部屋 [DVDやら映画やら]

白黒映画。市川崑監督らしい。おおにぎわいの野球場と思えば、畑で一人お腹を押さえる銀行員。意味深なシーンのあと、早々に憎らしい若者が二人登場します。一人は銀行員の息子、川口浩さん。割引手形も嘘っぱちであろうことは容易に想像できますが、ちゃんと金を返すところがまた憎らしく思えてしまう。「七人の侍」では寡黙な剣士だった宮口精二さんの役がちょっと悲しい。1956年の映画で舞台も当時としたら、彼ら大学生は18歳とすると終戦時は11年前で7歳。彼らがこれだけ自棄なのは、空襲や戦後のひもじさを絶えて生き残った事への反動があると思うが、戦争の正体を知らなかったこともあるんではないかなあ。知らぬところで戦争を始めた大人への反抗といえばありきたりすぎるかもしれないし、それはもう少し上の年代か。どっちにしろ、死んでいてもおかしくなかった世界だったからこその成せる業なんでしょう。それにくらべて彼らの親は何を考えるでもなく、暮らすことに必死で、銀行員のお父さんなんかはその最たる例だろう。映画を見はじめると、若者たちのあまりの粗暴さ、身勝手さにあきれ返ってしまうのだが、そんな背景を考えると無理らしからぬこと。きれいごとをいえばそれも若いエネルギーとでもいうんでしょうが、しかしそうした経験があったからこそ、そのエネルギーでもうちょっと親を大事にした方が良いとも思うんですが。どうでしょう、原作者の石原慎太郎さん。戦後すぐは赤狩りが多かったようですが、この頃になると、大学では平気でブルジョワとかについて討論しています。それをまとめている先生が良い思いをしていることを描いているということは、石原さんがこうした文化人を批判したかったのは明らかです。ともあれ、最初はどうしようもないクズなやつだと思ってしまったが、はねっかえりも、ここまで通されると見事。終わった頃には憎めねえなあと思ってしまう。ああなぜだ。女の子をおそってしまう最低の奴なのに。そんな矛盾を楽しむ映画。面白かった。晴れ・蒸す。


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tY:近況29(ギターとかラジオとか) [他]

大阪はどうですか。

エルゴノミックスタイルやアルミのギター。好きなデザイン。
VICE GUITARS : http://vice-guitars.de/

アルミトップのギター・ベース
Aluminum Guitars Chrome Guitar Archtop Bass Normandy Guitars : http://www.normandyguitars.com/

Bigsby Guitar をオマージュしたようなギター。
TK Smith : http://tksmith.net/

Dave's Guitar Shop のサイトの、パーソナルコレクションのページが楽しい。
Dave's Personal Collection - Dave's Guitar Shop : http://davesguitar.com/daves-collection/

HOSCO のサイトでエレキの組み立てキットを見たら、FLYING V とか バイオリンベースとかが増えてました。
HOSCO : http://www.hosco.co.jp/japan/products/hosco_kit-gtr.html
しかし、「guitar diy kits」とかで画像検索すると、変形ギターやダブルネックとか、いろんなスタイルのギターキットが検索されます。
Bing なら こんな感じ : http://www.bing.com/images/search?q=guitar%20diy%20kits&qs=CE&form=QBIRMH&pq=guitar%20diy%20&sc=1-11&sp=1&sk=
おそらくほとんどが中国製。たぶん、アリババ関係のページでもたぶん見つかるんでしょう。中にはヘッドレススタイルのものもあります。チューナー付きブリッジだけ3~5万くらいすると思うんですが、すごいコストパフォーマンス(その品質は知りませんけど)。


Stewmac のサイトにあった、もっとも簡単な長方形ギターの作り方

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The simplest custom build ever? : http://www.stewmac.com/How-To/Online_Resources/Building_Instruments/The_simplest_custom_build_ever.html

ギター・マガジンのサイトで、三宅伸治さんが Duesenberg のレビューをしてました。
大人のギタリストを唸らせるDuesenbergの実力 : http://rittor-music.jp/guitar/magazine/movie/41132
ジョニー・デップ モデルがかっこいい : http://www.hosco.co.jp/japan/products/duesenberg_artistseries.html

ケリーサイモン本人が演奏するジプシー・フレーズ。先生をされるだけあって、ふところの広い方です。かっこいい。
Kellysimonz直伝セミナー より,本人演奏の「ジプシー・フレーズ」を公開!: http://rittor-music.jp/guitar/magazine/c/1191

7月14日(火) 27:00~28:00 の 81.3 FM J-WAVE : J'S SELECTION ROCK CLASSICS は、なんと「~特番放送のため休止~」だった・・・悲しい。特番は他の日にしてください。
7月22日(火)も録音したファイルをみたらタイトルが「J'S SELECTION~」ではなかったので、また特番かと思ったら、中身は ROCK CLASSICS だったので良かった。Fool For The City / Foghat に Fair Exchange / Be Bop Deluxe、Stone County / Johnny Winter、New Speedway Boogie / Grateful Dead が聴けた。うれしい。
81.3 FM J-WAVE : J'S SELECTION ROCK CLASSICS: http://www.j-wave.co.jp/blog/jsselection/rock_classics/

NHK FMシアター(http://www.nhk.or.jp/audio/html_fm/index.html)最近聴いた中では、再放送ですが 7月4日のこれが面白かった。
婚礼、葬礼、その他 : http://www.nhk.or.jp/audio/html_fm/fm2014003.html

2014年の1月に聴いたホラー「残穢(ざんえ)」が面白かった。役で平山夢明さんが出てました。もちろん本人じゃないと思いますが。
残穢(ざんえ): http://www.nhk.or.jp/audio/html_fm/fm2014002.html
これが今度、竹内結子さんと橋本愛さんの共演で映画になるらしいです。
ホラー通信「奇妙な“音”がするんです」平穏な日常に潜む恐怖……『残穢-住んではいけない部屋-』: http://horror2.jp/11411

大槻ケンジさんが来る。知っている曲は3曲だけだったが、マニアなMCが面白い。諸星大二郎の「生物都市」はよく覚えてます。歌を聴いていると、本人がカバーした井上陽水さんはもちろん、友川かずきさんとか、ジャックス時代の早川義夫さんとかが浮かんでくる。色々吸収されているんですねえ。

パパのドヤ顔ソロがおかしかった。
This 6-Year-Old Guitarist Is Adorable, But My Solos Are Amazing


古いギターカタログ本「GUITAR CATALOG '79」。「18,000円のフェイバリット・ギターを~」なんて記事がありました。

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95円の中古CD。PIL と スザンヌ・ベガ。レンタル落ちCDのようです。

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センチメンタル・シティ・ロマンスの「Sentimental City Romance 40周年えんでにゃ〜の!DVD Box (2枚組)(http://sutekiss.theshop.jp/items/1490407)」。内容が濃そうです。

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打田十紀夫先生のライブがあった。あいかわらずかっこよかった(http://blog.tokiouchida.com/?p=4603)。



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時をかける少女 [DVDやら映画やら]

公開当時も今でも、目当ては芳山さんこと原田知世さんですが、同じクラスの神谷さんのあやしさも良い感じ。堀川君こと尾美としのりさんが今より大人っぽく見えるのはなぜ。芳山さんの部屋には、ジュディ・ガーランドとかオズの魔法使い関係のポスターがある。もしかしてこの映画はもともとミュージカルとかを目指していたんではないかなあ。最後は1曲丸ごと歌ってくれるし。いわゆる事務所の意向というやつかもしれませんが。ほとんどの背景で音楽が流れっぱなし。リフレインが耳に残ります。特にタイムリープしているときが良い。岸部一徳さんと根岸季衣さんの男と女の関係や、上原謙さんと入江たか子さんの老夫婦な関係が、映画を大人っぽくしてます。特に根岸さんのホットパンツを見入る岸部さんの目がアダルト。いわゆる尾道三部作のひとつで、当時でもノスタルジックに感じられた風景が、今見ると古そうというのが輪をかけるせいで、全編で時をかけっぱなしという感じ。教室の和やかな雰囲気や、芳山さん他、登場人物の丁寧な口調が今では違和感がある。当時でもこんな行儀の良い教室は実際にはなかったと思う。作り手たちが望んだ風景かもしれない。これを見ると細田守監督のアニメ版って、リメイクともいえるし続編ともいえる内容でよくできているなあと思いました。芳山さんが専門は違いますが研究員か学芸員の役で登場したり、彼女も以前同じような体験をした雰囲気があったり。2本いっしょに見ると面白いかも。晴れ。


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マザー [DVDやら映画やら]

真行寺君枝さんの映画といえます。どうせなら、「イチエさんの御礼参りシリーズ」とかいって、彼女にはイチエさんを演じ続けて欲しいです。顔の輪郭と白髪の長い髪が楳図かずおさんのマンガに出てくる人のイメージにそっくり。知っている役者さんがあまり出てこないんですが、彼女と片岡愛之助さんで予算がいっぱいいっぱいだったんでしょうか。中川翔子さんは友情出演だし、監督も原作も原作者本人。ヒロイン格のさくらを演じる舞羽美海さんは宝塚の方なのか。地味目な役でしたが、ほんとはゴージャスな人なんでしょうか。問題はイチエさんの悲しい過去にあったわけで、強い念が死に際にお礼参りを行わせたということなんでしょう。ちゃっかり親族の葬式写真に写っていたり、茶目っ気もありそう。彼女が恨みをはらしているというよりは、息子を守っているのだと思いたい。だから恨みもないさくらさんにも手をかけるんでしょう。そこにあるは母の愛ということか。しかたがなく、楳図さんは母親と対峙することになりますが、そのときに用意する母親のきらいなものというのが面白い。息子の描く美女の絵まで好きでないのか・・・。冒頭で母親が握っていた髪の毛が謎だったが、数十日遅れのループでつながった。赤白ボーダー柄の床を歩くシーンが、監督こだわりのヴィジュアルな気がして好きです。片岡さんのしぐさに歌舞伎っぽさが感じられて楽しい。晴れ。

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フィッシュストーリー [DVDやら映画やら]

早すぎたパンクロックのレコードが世界を救うという話しにひかれて見た。物事はつながってますという話し。謎解きというよりは、淡々と露見される事実を理解する映画。パンクロックが救うきっかけを与えたかもしれないが、結局世界を救ったのは1982年のあの人かと思います。パンクロックがあったにしろなかったにしろ、彼の性格ならどう転んでもああなって、ああなる運命だった気がします。でもパンクロックを聴いてなければ止まらなかったか。うーん。もっとさかのぼると、本の仕事を請けてしまった「ハーフみたいな方」がなぜその出版社に来たとか、その前はもしかして、屋台でも始める選択肢もあったとか、キリがないので、このドラマくらいの深堀りがちょうど良いのかも。パンクバンドの曲「フィッシュストーリー」の中の空白の伝説も面白かった。女性が関係するうわさもあって、もしかして江口のりこさんあたりの乱入とかが関わっているのと思ってしまう。石丸謙二郎さん演じる谷口にイライラしますが、そうさせるのが役の目的なんでしょうから、イライラさせるのも上手い方です。多部未華子さんがかわいい。プロのレコーディングスタジオで、Fender Precision Bass や Telecaster が用意されてました。アマチュアのときは、Gutyatone の SHARP5 っぽいギターに、BEATLES というよりは CAROL を意識したのだと思うバイオリンベース。でもこのベースのヘッドには Epiphone という名前。いわゆる Epiphone のビオラベースでしょうか。どうせなら Greco にしてくれたら時代的に合っていたかも。その方がアマチュア感が増しそう。パンクにバイオリンベースはどうかなあと思いましが、けっこう合うように思えてきました。この映画の濱田岳さんは、なんとなく「みなさんさようなら」の役に通じるものがあるような。濱田岳に予知をした女子大生がどうなったか知りたかったです。暑い。


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