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ファイナル・アワーズ(THESE FINAL HOURS) [DVDやら映画やら]

世の中終わりだ、終末だ、パーッと騒ごうぜ!ヒャッハー!・・・でもそれでいいんか?という映画。「THESE」「FINAL」「HOURS」と、タイトルの出方がカッコいい。映画が始まった途端、空から隕石らしいものが墜ちてくる、とおもいきや次は男女がしっぽり。ラジオから声が聞こえます。それによるとヨーロッパ、アジアと壊滅し、最後に残ったのはオーストラリア。オーストラリアといえば「渚にて」? この世の終わりにみなさん自暴自棄しまくり。最後には好き勝手なことをしてやるぜ、とジェームズは妊娠した彼女のもとから出て行く。ああひどい奴。なんかわきの下というか二の腕の下が汚れているなあと思ったらタトゥーみたいです。なんだかタイヤにひかれた模様みたいです。彼は変態二人組みにさらわれた少女ローズを救い出す。悪そうで優しいジェームズ。姉ステイスの家にいけばお墓が三つに子供が三人写った写真。がっかりします。ジェームズが警官と家族のもとを去ったあと、遠くで銃声でもなるかと思ったら鳴らんかった。鳴らんくて良いです。行く先々で嫌なことばかり。そりゃそうです、世の中もうすぐ終わりですから。ジェームズの友人が主催する乱交パーティに顔を出す。終末を前に乱痴気騒ぎ。友人の妹ヴィッキーとは浮気の関係らしいが、少女ローズという守るべきものを持ったジェームズには、自暴自棄で自分の話しを聞いてくれないヴィッキーを避ける。ほんとならジェームズもひと騒ぎするところですが、人間ドラマです。このパーティ場面では、少女ローズにせまってくるおばさんが怖い。そいでもってそのやられかたもけっこうショック。ごぶさたであった母親と対面して和解し、段々良い男になっていくジェームズがうれしい映画。出会いには別れがあり、少女ローズとも色々あるんですが、ローズには、そこまでパパの言うこときかんくてもいいじゃない?と思ってしまう。まあ最後のあり方は色々です。同じオーストラリアが舞台なので勘ぐるわけではないですが、ビーチとか刹那さとか、映画「渚にて」へのオマージュが多少あるかも。でもみんな映画の中で「終わりだ!終わりだ!」と言ってますが、どんな終わりが襲ってくるのかは最後までわかりません。この辺の気の持たせ方がうまいですねえ。案外、見所はそこかも。ジェームズ、ゾーイ、そしてローズの役者さんが良かった。終末映画も、その経過に重きを置いたり、友情だったり、家族愛とか恋人への愛、人間の欲望とか、主題色々です。この映画では愛です。曇り・晴れ。


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