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HINOKIO ヒノキオ [DVDやら映画やら]

松竹映画。出だしがSF超大作的世界の雰囲気。その次には今をときめくアルミン、でなくて本郷奏多さん。今度は小学校の教室。デカワンコじゃなくて、ドS刑事でなくて、悪ガキな多部未華子さん。男子二人を従えるガキ大将な役でした。男と言われても90%信じます。教室を見ると、今ではすっかり大人になった方がたくさん出てます。女先生がでっかい酒井美紀さんに見えましたが、原沙知絵さんでした。ケンタ役の加藤諒さんは子役のころから今の顔だったんですねえ。しかしみなさん、いくら若かったとはいえ小学生役です。堀北真希さんも出てるんですがやっぱり小学生役です。小林涼子さんも小学生。小学6年生と中学1年生はあまり変わらんかもしれませんが、みなさん子供らしくするのも大変だったんではないでしょうか。もしかして小学生の小ささを強調するために先生役をでかい人にしたんですかねえ。遠隔操作ロボットのヒノキオがどこまで操演でどれがCGか分からんですが、どのシーンもすごく自然。もしかして全部操演か。猫背気味に歩くところが人間臭い。若い堀北さん演じるエリコをジーっと見るときの、目というかレンズがズームするのも面白い。あきらかに惚れ目線とわかります。デザインもけっこう面白くて、肩とか首元とかのジャージっぽいカバーがやわらかい感じで良いです。かわいいかと思えば、後頭部はエイリアンっぽくも見えるし、オレンジ色は筋肉に見えたりしてちょっとグロっぽくもある。表情はないが、レンズ目と首の動きで工夫していて表現力も多彩。けっこう日本SFを代表できるデザインだなあと思います。中村雅俊さんの部下、牧瀬里穂さんが研究室で白衣を脱ぐだけなんですが、ちょっとドキドキしてしまう。雰囲気的に上司にホの字なんでしょう。奥さんいないんだからガンガンいってください。引きこもった本郷さん演じるサトルが、多部さんのジュンに対して心を開いていくという大筋は王道で完璧なんですが、レンゴクというゲームのパートがちょっと不自然なような。なんだかゲームパートは別な筋の作品なる話しな感じもします。サトルへの呼びかけ方法の解決として必要だったかもしれませんが、ケンタのてん末や、ヒノキオたちへの関わり方が少し雑かなあと思いました。その上、レンゴクゲームは、ある意味、ヒノキオのテクノロジーよりすごい。だって、ゲームと現実をリンクさせて、おまけに行ったり来たりできるなんて・・・中村さんや牧瀬さんの研究より高度な感じで、ヒノキオをより目立つ。そのレンゴク世界が、オープニングとラストの宇宙につながっている気がしてしまいます。それにしてもゲームに出てくるお姉さんのモデルは誰なんでしょうか。あとは小林さんのスミレが、かなり禁断な想いを持っている設定のようで、サトルやジュンにちょっかいを出すところを含め、もうちょっと説明してほしかった。ヒノキオには機能プログラムをインストールできて、「感覚」を感じるプログラムもそのひとつ。激しい痛みも感じてしまうので、普段はインストールしないんでしょう。その辺の設定が良かったです。ただそれによって人が触れる感覚も得ることができて、このテクノロジーは使い方を間違えれば、エッチ産業にもつながる世界。しかし「おばけ煙突」ってほんとにでかいです。いったい何の設備だ? 産廃処理場でしょうか。サトル-ヒノキオ-ジュンの関係や成長が定番ですけど面白かった。曇りとか雨。


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