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エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる(EXTRATERRESTRE/EXTRATERRESTRIAL) [DVDやら映画やら]

でっかい宇宙船がやってくる。誰も居なくなった街のアパートに取り残された4人の話し。フリアは普通そうな女性だが徹底的におかしい。見た目が良いがちょっと抜けてる演技が良い。登場人物は、フリアをはじめ、たぶん一晩の浮気相手フリオ、恋人アンヘル、隣人カルロスの、女一人、男三人。アンヘルは恋人だがちょっとうまくいってなさそう。フリオにカルロスもフリアに気があるくせに、大っぴらには口にしたり行動に出さない。ぎくしゃくしいているところで、空に浮かぶ巨大な宇宙船の下に行くと死ぬとか、カップ形の乗り物を見たとか、地球人の振りをして潜入しているとか、そんなよからぬ噂。もしかしたら彼は宇宙人ではないかと疑いはじめる。カルロスが宇宙人だと思われたり、アンヘルはTV局の人間が宇宙人だと思い込み、局に立てこもってちょっと過激なことをはじめる。フリアはアンヘルとの間がうまくいっていなくて、フリオに逃げるが、それでもアンヘルが気になってしまう。そんなフリアのために、アンヘルをどうにかしようと、フリオが一肌脱ぐという感じでしょうか。フリアを愛すればこそなんでしょうねえ。最初は、いつものように人を疑って極限状態になって宇宙人がドバーな映画なんでしょうと考えていたが、宇宙戦争的な激しい展開もなく終わってしまって、あれ?と肩すかしな感じ。なるほど邦題に偽り無しで、これは恋の映画でした。思い込みとかすれ違いとかウソとか不倫がハッピーエンドにならないこととか、いい年こいた恋話に必要な内容全部入り。「EXTRATERRESTRIAL」は直訳すると「地球外生物」らしい。ここでは、無人の街に残った、わけのわからない考えをめぐらせている人間たちが、そんな風に見えるという皮肉なんでしょうか。でも「地球外生物」というタイトルでは、絶対にクレームが来そうなので、「地球最後の日、恋に落ちる」なんて分かりやすいサブタイトルにしたんでしょうねえ。スペイン語が心地よい、なんとも意外な終末映画でした。晴れ。


ツタヤ ディスカス/TSUTAYA DISCAS の紹介ページ
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