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ガメラ2 レギオン襲来 [DVDやら映画やら]

手書き風のクレジットが古い映画みたいで楽しい。博○堂の名前が今ではなんだかうさん臭い。吹越さんが使っているPCのブラウザがネットスケープ。今回はみなさん富士通さんのPCみたい。オペレーター室では「コンピューターの前で携帯はダメです」と言われる時代だったのですねえ。川津祐介さんの科学者ぶりがイケてます。何だか電磁力についてよく分かった気がする。吹越満エンジニアがスペクトルについて教えてくれます。元警部補の螢雪次朗さんが腰を抜かしたり、中山忍博士の本が出てきたり、東京タワーは折れたままとか、マナのアサギさんが出てきたりと、続編だけあって第一作の内容が引き継がれています。残念なのは中山忍さん本人が出ていないことか。前半の札幌シーンでの特撮が緻密。ミニチュアが自転車ひとつまでよく出来てます。小さいレギオンがガメラの身体にまとわりつく姿もリアル。あと、でかいレギオンの腹から小さいのがドバーっと出てくるところもかっこいいです。レギオンがうじゃうじゃ歩いているところは、妖怪ハンターのヒルコを思い出させます。札幌の夜の戦いから一夜明け、昼になるとちょっとだけミニチュアが安っぽく見えてしまうのはしかたがないか。ガメラは少し凶悪そうになっていて前作よりかっこいいんですが、ラストのヒレ腕で垂直に飛んでいく姿はかっこ悪かった。官房長官の会見で国旗が飾られていないのは、スポンサーのご指導の賜物でしょうか。国旗もなくて、どの国か分からない場で憲法九条云々で自衛隊を出しますなどと話されてもなあ。右派左派どちら寄りでもなさそうに描かれていますが、いったいこのシーンで誰が得するのか。「国民の命を守るため、自衛隊を出動させます」の一言で終わるような。実際の出動では、国道を戦車が占有したり、皆さん外に出るなという戒厳令状態になるので、その辺りを説明したかったのかもしれません。それでも少し疑問なシーンです。自衛隊の出動が決まり、人々が前の戦争のときに経験したであろう業火や、出動前の緊張について話し、それに対して鼓舞したり、良い意味でいざとなったら逃げたらいいとか話します。戦うと決まった以上はやるしかないという様子。自衛隊の出動に関しては、前作より突っ込んだ内容になっていて、武器・火力の調整や隊の状況による退避の決定に苦慮したりする姿とかが描かれています。自衛隊出動の内情含め、怪獣映画にそこまでリアリティを求めんでもなあ。今後、「自衛隊出せません!」っていう怪獣映画ができるかも。今回、中山忍博士に対応するのは水野美紀博士(研究員?)ですが、鼻とひざ上の丈のスカートがかわいい。なしくずしで防衛庁の会議に出席させられるのも定番です。ガメラのために子供が集まるシーンは、昭和のガメラを見ているようでどうも照れくさい。エンドロールの歌で入る子供の声とか、お子様対応なんでしょうけど、しょうがないか。それでも、穂波・渡良瀬・帯津のほんわか三角関係に、帯津と花谷の間に芽生える男の友情とか、若い大人要素も負けてないガメラでした。しかしとっさに聖書の一説を読む花谷もちょっと怖い。小林昭二さんが出てます。札幌ロケでは雪なのに水野さんがけっこう脚を出しているので、ちょっと心配になりました。晴れと曇り。


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