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不安の種 [DVDやら映画やら]

引越し屋さんがトラウマと引っ掛けたのか、「トラ馬引越し~」という名前。ショックなシーン、たとえば塀の少年とかを一瞬ではなくて長見せする。悲鳴やショック音が多くてでかい。出来事があちらこちらにつながっていく。この街怖い。夜、子供がトイレに行くのを怖がるシーンがあって、そうだよなあと感慨にふける。子役のころしか知らんかった須賀健太さんが、すっかり大人になって石橋杏奈さんと寝ているとは、誰が想像できたであろうか。この映画は少年が大人になる映画だったかもしれない。石橋杏奈さんの切れ言葉に驚く。ドキュメンタリーっぽいカメラ映像。最後の歌は無いほう良いんでは。どうせならラップみたい曲ではなくて、デスボイスのヘビメタがよかった。怖いというか気持ち悪い映画だった。確かに不安になりました。朝から変なものを見てしまった。大阪も寒いですか。


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妖怪大戦争(2005年) [DVDやら映画やら]

なぜ観たかというと、ぬらりひょんを演じる忌野清志郎さんが出ているから。この映画冒頭の件(くだん)が怖い。豊川悦司さんの加藤保憲は、眉毛や顔色が「3-4x 10月」の雰囲気。いちおうリメイク作品ということだが、敵がちがう。オリジナルのイメージが残っている人にはダメ出しされそうですが、それはそれ。これはこれ。監督も合点承知のはず。捨てられたものが寄せ集められ、妖怪と融合して怪物になり、捨てた人間たちに向かっていく。物を大切にしようとか、それに加えてタダシさんの勇気話しとか、お子様に説教しやすい筋書きになっている。ただしグロっぽい映像やロクロ首にペロペロされたり、腿をなでなでは大人同伴か。川姫の姿はけっこうきわどいし、栗山千明さんもわりかし大人向けの演出。彼女の役名の「アギ」は、「アギ・神々の怒り」を連想する。タダシが山中で古めかしいバスに乗る。バス内の広告もビンテージ。田舎・バス・妖怪は3点セットのようだ。バス・田舎とか、スチームパンクっぽい怪物たちを観ていると、ジブリ映画が実写になったような感じも受ける。これはもしかして、ジブリ映画のパロティか。神木隆之介さん演じるタダシの、「ムリムリ」とか「なんで伸びんの」とか自然な台詞が良い。この頃の神木さんは、幼少時の絶頂かも。配役が良い。でかい顔の油すましは桜金造みたい。いろりを囲む忌野・竹中・近藤の3ショットは信号機のよう。特に近藤正臣さんの猩猩のひょうひょうさは、ごちそうさんである。割と長い映画ですが、これだけ妖怪が出てくると飽きる暇がありません。


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アイデンティティー(Identity) [DVDやら映画やら]

見事にだまされたと思いながらまた借りてしまった。部屋の鍵が届いた人はアチャーということになってしまう映画。あらためて拝観すると、登場人物の性格が見事なまでにバラバラであることに納得してしまう。6 は 9 逆さまなのだ。ロードことレイ・リオッタさんはいつ見てもあやしいオーラが満開。映画にはつき物かもしれないが、ジニーさんの泣き叫びにちょっとばかしイラっとする。エドとパリスの恋愛に似たような関係はあってはならないものか、それとも自己愛の頂点か。最後が何もなく終われば、マルコムはオネエになっていたか。欲をいえばマルコムがもうちっとルックスの良い人なら良かったかもと思ったがそんなことはない。しかし彼の眼の演技は良い。特に揺れるところが。マルコムにとって理想は別な人か?~とかだと色々思い浮かべるが、何をやってもネタバレになってしまう。よくありそうな話題を意外な方法で表現した脚本や監督がすごい。


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レッド・ライト(Red Lights) [DVDやら映画やら]

超能力は在るか、そのトリックを見破れるか。超能力を見せる自信家であり、いかがわしさいっぱい、そしていかにもあやしそうな取り巻きを連れたサイモンさんは、物語の中心になる重要な役どころではあるけれど、物語を構成する上では話しのきっかけに過ぎず、重要なのはマシスン、シャクルトン、そしてバックリー博士の三人の心情だと思う。この映画で思い出したのはガンツフェルト実験の話しと、降霊現象を存在を研究した科学者のこと。妖精話しも似たようなものかもしれない。トビー・ジョーンズさん演じるシャクルトン博士は、偶然を超える確率を立証してしまう立場。シガニー・ウィーバーさん演じるマシスン博士は否定しつつも、信じたい心もありそう。それは彼女の過去によるもの。そしてバックリー博士(キリアン・マーフィーさん)がしつこくサイモンさん(ロバート・デ・ニーロさん)を追求する理由は、自分自身を偽るため。彼が話した霊能者と治療の話しには納得する。実験過程や結果がすべてであろう科学者が導き出す解は、相応の覚悟で言及されるもの。それは物理にしろ何にしろ、すべての研究に言えることだろう。研究には常に疑い、否定する側が必要なのかも。今、その立場はネットにすり替わっていたりして。博士たちの助手の二人、サリーさんと男の子はよくがんばりました。まさか「ゴジラ」でサリーさんにまた会うとは思わんかった。映画「リミット」では役者一人だけだったロドリゴ・コルテス監督が、こんな大物を何人も使うようになったとは! ほんとうによかったですね。良い映画でした。


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七瀬ふたたび [DVDやら映画やら]

タイトルロールの映像と音楽が良い。エッチを見せてしまうところが、少年ドラマシリーズとの決定的な違い。回想やイメージのシーンが多いが、うざったくない。回想シーンでは白黒というかセピア色っぽい画面になる。イメージの場合は文字や図形が浮かんだり色が多用される。それと独り言が多いが、テレパスなんだからしょうがない。能力者の中で変わっているのはヘンリーさん。彼は敬える人から命じられないと能力を使えない。自分はしたくなくても他人のためならやってしまう。心的におかしくなりそうだ。藤子さんは、時間を飛んでも元の世界は残っていて、将来は何も変わらないんじゃないかという。了さんは、自分が予知能力できなくなった理由を間際に悟る。みなさん悲しいというかむなしい。タイムリープができる人がいるので、エンディングはいくらでも作れそうな気がするけれど、七瀬さんたちの性格設定を考えるとハッピーエンドではうそくさい。回想シーンが多いのは、原作の前半部分にあたる物語(了さんが列車の事故を予知して、七瀬さんやノリオさんと列車を降りるとか)のほとんどが過去の回想として描かれていためで、この辺に賛否があるかも。まともに描いていれば、大嫌いな前後編に分かれた映画になりそうだ。登場人物の説明不足も言われるかもしれない(原作ファンであれば当然知っているだろうけど)が、SFは想像するもの。物語を通していちばん普通そうなのは平泉成さんだけだった。能力によって圏外でも携帯が鳴らせてしまう。これはけっこう便利かもしらん。良い映画だった。


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砂と霧の家(House of Sand and Fog) [DVDやら映画やら]

お金持ちそうな人がスピーチしている場面から一転、同じ人が道路工事をしている。その人の名はベラーニさんで「ガンジー」のベン・キングズレーさん。何がどうなっているのか勘の鈍い自分にはわからんかった。眉毛がいかすジェニファー・コネリーさん演じるキャシーは、税金滞納のため家を差し押さえられる。手違いかもしれないが、税金を払わんのは痛かった。その後、釘を踏んでしまうのでますます痛い。ベラーニさんもキャシーさんも、お手洗いで身体を拭いたり身づくろいをする。その理由はそれぞれだが、違う理由であってもやることは同じとは人生不思議なものです。結末は明るくない。保安官は保安官のくせに何をしているんだか。彼がいるいないでベラーニさんたちの人生は変わったかもしれない。地に足を着けようとする移民と自由なアメリカ人。どちらも自分や家族のことを考えるのは同じだが、アメリカ人は一線を越えすぎやしないか。キャシーが薬を風呂のお湯で飲んでるのが気になる。ベラーニさん家の部屋に Macintosh SE が置いてあった。物持ちが良い。


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人狼村 史上最悪の田舎(LOBOS DE ARGA, Game of Werewolves) [DVDやら映画やら]

スペイン映画。スペイン語は良いなあ。冒頭で前置きを説明するときのアメコミっぽい絵がすてき。その後のオルガンも良い音。主人公トマスの声が役者っぽくないけど、良い味出してます。犬もりっぱに演技してます。のどかな ARGA という村の LOBOS の話し。最初の狼男がいかにも着ぐるみっぽくて、古臭い雰囲気が出てます。あと建物が爆発するところもなんだか特撮っぽくて好き。だぶんCGだろうけど。襲われた夫婦の部屋には、ロッキーホラーショーにも出てきたアメリカン・ゴッシクっぽい夫婦の肖像画。あやしい村人、ちょっとまじめな奴にどっか抜けた奴、とつぜん救いに現れる奴に最後のオチとか思ったとおりに事は進むが、デビッド君だけはちょっと驚いた。トマスの一部を食わせようとするところは日本のヤクザ映画では?と勝手に妄想する。面白かった。


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