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七瀬ふたたび [DVDやら映画やら]

タイトルロールの映像と音楽が良い。エッチを見せてしまうところが、少年ドラマシリーズとの決定的な違い。回想やイメージのシーンが多いが、うざったくない。回想シーンでは白黒というかセピア色っぽい画面になる。イメージの場合は文字や図形が浮かんだり色が多用される。それと独り言が多いが、テレパスなんだからしょうがない。能力者の中で変わっているのはヘンリーさん。彼は敬える人から命じられないと能力を使えない。自分はしたくなくても他人のためならやってしまう。心的におかしくなりそうだ。藤子さんは、時間を飛んでも元の世界は残っていて、将来は何も変わらないんじゃないかという。了さんは、自分が予知能力できなくなった理由を間際に悟る。みなさん悲しいというかむなしい。タイムリープができる人がいるので、エンディングはいくらでも作れそうな気がするけれど、七瀬さんたちの性格設定を考えるとハッピーエンドではうそくさい。回想シーンが多いのは、原作の前半部分にあたる物語(了さんが列車の事故を予知して、七瀬さんやノリオさんと列車を降りるとか)のほとんどが過去の回想として描かれていためで、この辺に賛否があるかも。まともに描いていれば、大嫌いな前後編に分かれた映画になりそうだ。登場人物の説明不足も言われるかもしれない(原作ファンであれば当然知っているだろうけど)が、SFは想像するもの。物語を通していちばん普通そうなのは平泉成さんだけだった。能力によって圏外でも携帯が鳴らせてしまう。これはけっこう便利かもしらん。良い映画だった。


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