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ヘルドライバー [DVDやら映画やら]

タイトル出るのが遅い!けど良い。なんだか前・後編という感じ。しいなえいひさん観たさだったが、キカ役の原裕美子さんの目・口・鼻・声の存在感がすごい。長い手足は、チェーンソーを振り回したり、ポールダンスっぽいアクションにとても映える。チ○カス野郎の台詞がグッジョブ。冒頭の父親シーンを考え付く監督がすごい。物語の始まりが夕張なのは、夕張映画祭を見据えたものか。ナチスマークに神風マーク、どこかの人には悪い旗に見える日章旗とか、右左の人々を刺激しそうなシンボル出し放題。個人的には花魁ゾンビが好きだ。屋台の主人と客のやり取りは、まちがいなく「ブレードランナー」のオマージュでしょう。手足がやたらあるゾンビには「東京残酷警察」にも出ていた囚人を思い出す。映像のぼやかし方(?)が質感を重くしているし、コマ送りっぽい映像やスローモーションがスピードを感じさせます。時折色味が昔の総天然色プロマイドになる場面も面白い。つきつめればゾンビハンターがゾンビをやっつけるだけの話しだから、映像で色々と工夫されているのかしら。自然ロケの中に挿入される、噴出する血を前後にした原さんのイメージシーンは、梶芽衣子さんの映画を思い出させる。最後には今や「昼顔」の工さんも出てくる。この人は「赤んぼう少女」とか「吸血少女対フランケン」とかにも出ていたなあ。名が知れてしまった今でも出てくれるんだろうか。彼が演じるハイパワーポリスは、「爆裂都市」のスーパーポリスに対するオマージュに思える。ゾンビが飛行機のように固まり、ミサイルを持って飛んでいくところはマグマ大使っぽい。 ゾンビハンターとなるキカの他、柳さん、久住さん、組長役の宮下さんの子分である駿河さん、後で加わる波岡さんとか、配役が良いです。宮下さんと駿河さんはちょっと残念でしたが。ゾンビ酒場の場面で流れる「○○を切りきざんで踏みつぶし~♪」って歌のメロディーが印象に残る。とにかく血ばかり。血がまさしく雨に見えてくる。現場に役者さん用のシャワーとかってあるんかな。自分には面白かった。


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