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ペインレス(Insensibles) [DVDやら映画やら]

ほぼスペイン映画。冒頭の車の事故シーンが怖かった。痛みを感じない謎も興味深いが、ナルコレプシーも怖い。運転中に旦那がカクンと落ちたときの、奥さんの動揺はいかんばかりであったでしょうか。もう少し普通のラストでもよかったが、スペイン映画だから許します。ホラーやスリラーとしてより、戦争、スペイン内戦を軸として歴史に振り回される人間模様のドラマか。無痛症はあまり重要では無い気がする。デビッドさんが歴史をさかのぼっていくと、父親は○○だった。この○○がたまたま映画のような人だった。昔の場面に切り替わるときに1938とか1963とか、年が大写しされるところがメリハリがあってよかった。「パンズ・ラビリンス」もそうだったが、この映画での子役たちもすばらしい。どんな映画でもスペイン語はいいですなあ。ベルカノ、最後は笑っていたんかなあ。杏里さんも緑色の瞳はミステリアスと歌っている。緑は神聖なのかもしらん。ベルカノが引き継がれそうなことが唯一の救いか。痛みを感じないといえば「脳男」。あのときの生田さんは格好良かった。学生になって恋したり、やくざ相手の警察にはなってほしくなかった。残念だった。


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 [DVDやら映画やら]

黒沢清監督のホラー映画は、飛行機がおちたり、街に誰もいなくなったり、スケールが大きいところも好き。俳優がいっぱい出てる。最初の赤いコートの女性がやられてしまうシーンが怖い。役所さんが台所でタバコを吸っている側にある鏡が怖い。その鏡に映る出来事が他とひとテンポ遅いところが怪しさ満点。パラサイトイブではミトコンドリアだった葉月里緒奈さんの目を閉じないところが怖い。彼女がフッと消えたりしないで、玄関から出て行くところもまた怖い。おまけに飛んだりするし。高いところから飛び降りるシーンが怖い。「回路」でも飛び降りシーンがあったなあ。映画の中の役所さんに対して、伊原剛志さんやオダギリさんに加瀬亮さんとかが、タメ口や上から目線的台詞なのが面白い。それも映画の異常性を表す手法のひとつなんかと勘ぐったりする。警察建物内の様子が、普通のお役所というか事務所的ではない、アメリカンというか、なんか異質な雰囲気。映画の中でも日本的、特に畳が出てこないのは、国際的な視点を狙ったものでしょうか。でも最後の春江さんの叫びがよくわからんかった。いい映画だった。


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