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水霊 ミズチ [DVDやら映画やら]

普通のホラー映画なんですけど、気になるのは井川遥さんの役設定です。バリバリ働いていても、実は家では・・・、そして飲んでる薬が・・・。あやしいフラグNo.1のでんでんさんから「運が無い女」と噂される始末。井川さん演じる記者戸隠は渡部篤郎さん演じる岡先生と夫婦だったが離婚してしまった様子。戸隠の家には赤ん坊がいます。ユミ役の星井七瀬さんという女の子が可愛い。何かの CM とかで見たような女の子。ユミの友達、ミサトが水をたくさん飲む。人のお冷も飲む。がぶがぶ飲む。蛇口から直接飲む。そしてミサトは身体がだるいと言う。その姿をユミが見て、あることを思い出したと思ったら赤いケーキが出てきます。キャー。冒頭で「水霊とは水にひそむ悪しき物」なんたらと説明があったように、どうも水が何か悪さをしているようです。水なんて誰でも口にするものですから、誰でも変になっちゃう可能性があるわけで、どうにも怖い話しです。でもミサトが瞬きせずに水をすするように飲むシーンはちょっとエッチと思ってしまいます。しかし、そんなこと思ってる場合ではありませんでした。戸隠が会うはずだった、柳ユーレイ教授が残したメモは「しにみずをのむな」。いろいろあって彼女がユミの家に行くとあらまあ、家の中が呪怨的な怖さ。これは呪いのせいじゃないかしらと彼女が考えても、科学者は呪いなんて聞く耳を持ちません。ウェブ検索場面で、よく知れた検索サービス名が出てくるところが良いです。Doogle とか、Yapoo とか変な名前を見ると興醒めするので。戸隠が決まった時間に口にするものは薬でしょうか。「もともとわたしの一部だったのよ」と言われたらなお怖い。水が怖い話しなんですが、いちばん怖いのは人間だった。オカルトではなくて、医学物というか、未知の病気とか細菌とかテロとか、何か具体的な理由で、更にその解決方法を提示するような映画というのも見てみたいです。三輪ひとみさんが出てくるとホラー度が格段に上がります。神農幸さんという女優さんも気になりました。晴れ・冷える。


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パッセンジャーズ(Passengers) [DVDやら映画やら]

結末は絶対に口外しないでくださいという映画。飛行機の中から始まり、次は事故現場。飛行機が大変なことになって、生存者がぼうぜんとしています。上司に呼ばれた女医クレア。生存した 5 人のカウンセリングをしなさいと言われる。事故の悪夢でうなされる男エリックを除き、4 名はグループカウンセリングを受ける。彼・彼女らの記憶はあいまい。それぞれ話すことが違う。彼らの背景を理解しようと、事故の様子を調べるクレアは航空会社のアーキンにも聞くが、彼は何も話そうとしない。4 名の内の一人ノーマンが「ここを曲がったらUターン」と指示したそこに立っている謎の男。ノーマンは航空会社が事故を隠したがっていると言う。謎の男は監視するように彼らの元に現れる。そしてクレアが電話で話している相手は誰か? クレアがしつこいエリックをかわすのは、よく電話してる相手が恋人だからだろうと思ったら、それは姉さんのようだった。単純にエリックはセラピー相手だから拒んでいたのか。エリックを訪ねたときの突然の突風。エリックが描く絵の色は空のよう。エリックがいることを知っているかのように吠える犬。そしていなくなっていく患者。事故を知っていると言うおじさん登場。新たな生存者に航空会社の人はタジタジ。悪夢によってエリックが事故の様子を思い出す。これは絶対航空会社があやしい。エリックと車のシーンとか、空港でもめるときのギャラリーとか、色々何でかなあと思ったりしましたが、最後まで見てああなるほどと思いました。部屋でメガネをかけたクレアの顔がかわいい。あれだけ目が大きいと、コンタクトレンズもジャンボサイズなんだろうか。クレアと姉さんのエマがよく似てます。よくありそうな話しながらも、主人公の使い方とか、少しばかしひねってるなあと思いました。昨年暮れにテレビでやってるのを見たら、かなりのはしょりっぷりにおどろきました。はしょりすぎて、初めて見る人にはなんのこっちゃという内容。番組時間の調整が大変とはいえ、もうちょっと気を使って編集してほしいもんです。面白かった。


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悪の教典 [DVDやら映画やら]

「あの子はまだ14歳なのよ」と言われる子供。おそらくこの子が主人公なんでしょう。この人が大変な人のようですが、その前に学校も学校。集団カンニングに裏掲示板いじめはもちろん、男子教諭と女子生徒どころか男子生徒までムフフ。AED で遊ぶ生徒もなんだか。そいつらを掃除すると思えばサイコパス上等と思いきや、そんなに甘くないのは当たり前。しかし、もしかして、きっと、たぶん、多くの教師の理想を代弁しているのかも。学校をきれいにするためにゴミを片づけて何が悪い。なんて思ったらなおいかん。面白いのはサイコパスの生活。車とか家の体裁とか全然気にしていない。車なんか古そうなというか古いサビのういた軽トラです。でも彼にとって軽トラは実用的な車かも。家なんか風化しそうですが、風呂場はわりときれい。あと、人の頭をすぐクシャクシャするのも特有のしぐさか。途中で出てくる避難訓練の器具や AED とかも時間つぶしではなくて、あとあと関係しそうです。男子生徒にホな先生は射撃が上手いし、あと護衛で使う差し股に弓道部もなんか色々関係がでてきそうで期待してしまいます。アマチュア無線の先生が刑事に言う一言が面白い。彼がサイコパスに対して抱いた感情も興味ぶかいです。きらきら輝いて見えるのに「嫉妬がわかない」というのはなるほどなあと思いました。最初は彼が裏ヒーローになることを期待しながら見てました。後半、サイコパスの人はコンタクトをしているんでしょうか。なんだか瞳が真っ黒に見えます。異常モード全開の表現か。ラストで女生徒の片目が白く光るのは、サイコパスが狂った役にのめりこんだことを表しているんだと思いました。宿直の先生がアレの匂いを嗅いで、女子の名前を言うのは不謹慎でも笑ってしまう。しかし、彼が生徒たちに好かれるシーンを見ると、前半にあったセクハラとかって、もしかして「この人痴漢」の冤罪事件と似たようなものだったりして。だとしたら女生徒に天誅で正解。エンド・ロールの歌が悲しい。せっかく余韻を残す最期なのに、どうしてこの歌をかけなければならないか。これを見ると、サイコパスの過去が知りたくなります。次があるならアマチュア無線の先生に出てほしいもんですが無理ですか。雪・晴れ・曇り。


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カケラ [DVDやら映画やら]

オープニングから強烈。最低な男です。女性が監督するから描けるのか。男って汚いよなあと思わされるシーン。がさつで汚すぎ。でも、そんな男の横にいる女性のダメさかげんもよろしくねという感じ。朝食にパンを食べて、通学中に立食いソバ屋に寄るハル。女は彼氏の前ではガツガツできないということか。ハルとリコが出会う喫茶店シーンで、本を読んでるメガネの女性が気になります。ハルが、アパートの部屋で朝起きてトイレ入って歯磨いて着替えして化粧して出て行くところが面白い。普通のことなんでしょうけど。メディカルアーティストという職業にも興味がわく。身体の一部ということがタイトルの「カケラ」に通じるんだろうなあ、というのは浅い考えか。身体の欠損を埋めれば、それだけ心の欠けも埋まるかも。そう考えると、本物に近いものを作るという技術的な素晴らしさもさることながら、人の心を満たすことに貢献する素敵な職業だなあと思いました。ハルとリコの居酒屋シーンはハイライトのひとつ。男ばかりの居酒屋で女同士の情話しは初めて見ました。ゲイバーと言って良いのかよくわからない店で山城さんに話しかけるリコ。この日常のような行動はリコらしくないんではないかなあと思ったが、ハルのいない空虚な心が人恋しくさせたのか。大学生が遊んでいるシーンはバカです。ストレートに感情をぶつける人と、それに戸惑う人。その理由は違えど、結局は誰にでもあるものだなあと思いました。さらに、その関係をあからさまに変だと思う人。その男がとにかく最低な映画。自分を「常識人」と考えているのかもしれませんが、それ以前にバカ。でも、山城さんとの件では、リコもバカ男と似たようなもんかなあと思えたりする。戸惑っているハルの考えがいちばん素直そう。色々な方が登場するなか、いちばん辛いというか複雑な心境なのはリコの両親に思えました。お母さんは登場から普通ではない雰囲気だったし、両親の解決編の方が大変そうです。でもそれをあえて描いていないのは、受け入れるしかないからか。いちばん素敵だったのは、プールが宇宙になるカット。その中に飛び込むハル。意味は分からなくても意味がありそうなシーンだなあと思いました。きれいで都会派というか抽象的とか、イメージ先行の映画かと思いましたが、けっこう引き込まれる映画でした。オープニングとラストのハルの表情の違いが素晴らしい。山崎ハコさんの歌が良かった。エンドロールで音楽が James Iha になってましたが、Smashing Pumpkins の James Iha さんなんだろうか。面白かった。雪。


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ザ・ウォード 監禁病棟(The Ward) [DVDやら映画やら]

「監督 ジョン・カーペンター」と書いてあったので見てしまった。外は雷鳴とどろく病院っぽいところ。怖い器具がいっぱいあります。そしていきなり誰かが犠牲になります。タイトルの「The Ward」っぽく、タイトルロールは拷問や人体実験みたいなイメージが多数挿入されていて、とても不気味です。警察に捕まったクリステンは、「The Ward」に入れられる。部屋の名札からすると、サラにエミリーなんて人の部屋もあるようです。前にはタミーという人もいたみたい。エミリーはちょっと変。アイリスはメガネで絵を描くのが好き。ゾーイは髪を結んで幼い感じ。サラはちょっとクールに見えるが普通の人っぽい。クリステンは医者には反抗、与えられる薬もなんとか飲まないようにして、病院を抜け出そうともがきます。後から考えると、他の患者仲間から発せられる「連帯責任」というのがミソかも。それに「みんな同じ薬」とか、クリステンが一人になってから誰かに襲われるとか。グループセラピーで「割り込みは無し」なんてもの気になります。タミーみたいに特別療法した患者が消えるもそう。いなくなったアイリス。彼女は誰かにやられてしまったのか。そしてクリステンはアイリスの残した絵に何かを見つけ、そしてエミリーとゾーイによって語られる女。なるほどなあ。内容はしゃべってはいけませんけど、人は支配し、倒され、支配されるといったところか。電気ショック療法のときに、みんなで身体を押さえていてるというのはありなんでしょうか。AEDをするときでも「離れて!」とか言うし。1966 年という設定のせいか、作中でかかる音楽がその時代のホワイトソウルっぽいのが良いです。The Newbeats というバンドの RUN BABY RUN という曲らしい。あと着てる服もヒップがボーンとなったタイトなジーンズでかっこいい。ゾーイとクリステンが逃げるとき、廊下でゾーイがちょっとすべるのがかわいい。女性の配役が良かった。面白かった。監督目当てで見るのも正解だなあという映画。雪・晴れ・曇り・寒い。


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シャッター ラビリンス(Hierro) [DVDやら映画やら]

スペイン映画。スペイン語が良いです。「シャッター・アイランド」に「パンズ・ラビリンス」がくっついちゃったような邦題。いちばん最初の道路シーンは、製作会社名のロゴアニメかと思いました。車の落下シーンがすごい。つかみとでもいうんでしょうか、興味がわいて引き込まれます。最初の車の中の子供と母親。その後の子供と母親。母親が違うみたい。子供はちょっと似てるかなあ。もしかして同じ子供? うーん、なんで? 誘拐ものですか? しかしその子供も乗船した船内から消えてしまう。母親はマリア。消えてしまった子供の名前はディエゴ。もしかして誘拐の誘拐ですか? パトカーとかがいっぱいやってきて大事です。シャワーを浴びているときやにプールで見るフラッシュバック。マリアは水がきらいなのか。友人ラウラとマリアが、二人で息子ディエゴと思われる遺体を確認に向かう。その先のホテルでラウラが聞く雑音。マリアはそれを知らない。二人で訪れる浜辺。ラウラはマリアを一人にする。マリアは海に入っていく。あれ? 水がきらいではなかったか? そして見つけるのは・・・。ラウラを帰して一人になったマリアはある物に気づき、そのある物を探す。このあたりから何かが見えてきます。もしかして怪しいのは、この「Hierro」という島なのか。邦題の「ラビリンス」は迷宮の島をイメージしたものかも。狭い空間での女同士のバトルがすごい。ラストの回想やストップモーションで、ああそうだったのかとわかります。悲劇は受け入れ難いものですという話しでしょうか。でもマリアは友人ラウラがいるだけでも良かったかも。ラウラからするとマリアは「面倒な女」といった感じでしょうけど。重要な可愛い子供二人がちょっと似ているのが話しをややこしくさせているような。海中や水の映像がきれいだったりして印象に残りました。晴れ。


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ばかもの [DVDやら映画やら]

アル中の映画かと思いましたが、忘れらない恋は忘れられないんですという映画なんだと思うことにしました。オープニング。成宮寛貴演じる秋休み中の大学生ヒデは酒が飲めません。父親が差し出すビールも断るくらい。居酒屋よしたけに父親が置いてきた財布を取りにいく。そこで出会ったのがガクコ、つまり内田有紀さんなんですねえ。その後は色々あるんですが、Do貞としては少し理想的な出だしかもしれません。一晩たったら調子に乗っちゃう姿は分かる気がしますが、間違いの元です。エッチの度に外に出される犬がふびん。ガクコに断られて後で映る時計とティッシュ箱のカットが面白いです。学食で女の子の足組みしてる姿にドキッとしますが、ドキッとした者負けです。ヒデとガクコが行く映画館のポスターが「ガメラ」というのが監督つながりでしょうか。でも見るのはもちろんエッチ映画です。波乱万丈は二人が別れた後。ヒデはすっかりお酒飲みで、缶ビール片手でキャンパスを歩きます。しかし、中村ユリさん演じる友だちのネユキ相手に、2回もがまんするところはえらい。このあたりは、ちょっとは常識があって、ただのエッチ好きに男ではないらしいと分かります。ショウコさんこと白石美帆の立ち姿がすばらしい。彼女がヒデとしてしまう前と後とか、教壇に立っているところとか、色々すばらしいです。しかし、この話しでいちばんの被害者が彼女と思えるだけに、見ているのがつらくなります。アル中は世界でいちばん不要と言ってやりたい。息も臭いし。おまけに車まで運転する始末。今なら危険運転罪。タイトルの「ばかもの」はどこかで語られますが、まさしくヒデが「ばかもの」です。でもやさしくしてしまうショウコさんも悪いのか。酒を飲めないと断っても、調子の良いこと言って飲ませる人とか周りもアホですが、当のヒデにもまったく同情の余地はないです。最初にしてしまったことが正解だったのか間違いだったのか。間違いでもそこに戻らなきゃおさまらないのか。好きなものは好きだったことなんでしょうが、そこまでたどりつく代償の大きさったらありゃあしません。そんな世界の話し。タイトルロールや会社の窓から見える大きい仏像が印象的です。内田さん他、女優さんたちがとてもがんばっている映画。面白かった。雪・晴れ・曇り。


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蝋人形の館(House of Wax) [DVDやら映画やら]

面白かった。出だしの良い子・悪い子シーンも良いです。パリス・ヒルトンさんが役が良かったせいかとても上手いです。素の彼女なんて知りませんけど、普段もこんなもんかなと思ってしまう。水糸のスエットとかヤンキーがジャージを着ているみたいです。逃げるシーンでも、車のドアを静かに閉めたり、すごいがんばってます。ただ「できちゃったみたいなの」なんてことは口が裂けても言わなさそう。ウェイド役の人はどこかで見たなあ。悪い兄貴ニックに良い妹カーリーとその恋人ウェイドにしょうもない友人たち。彼らがフットボール観戦ドライブで、変なところに立ち寄ったばかりにあちゃーっていう話し。主役級のカーリーを演じるエリシャ・カスバートさんが顔の輪郭とか雰囲気がキルスティン・ダンストさんっぽくて、顔だけ違う感じ。つまり好きな感じです。冷やかし気分で閉館しているのに勝手に入った「HOUSE OF WAX」つまり「ロウ人形館」の見栄えが素敵。セットを作るのも大変だったんではないかなあ。何せ建物の外壁までロウでできてます。内装とかもどこからどこまでロウで出来ているのかは、ラストを見るとよく分かる。ウェイドがホラーの定番的存在。ほんとに「どこでも入りたがる」ひどいことされてもしょうがない男だし、助けの電話ほったらかしでエッチを始めたりするわ、アメリカ人ってこんな人ばかりなんでしょうか。カーリーがトラックで振り切るシーンとバットのフルスイングシーンがかっこいい。ロウ人形製作過程も見もののひとつですが、その中でも一瞬の顔の毛抜きシーンが印象的。「みんなロウ人形なのよ」と妹カーリーから聞かされた時の兄貴ニックの表情が良いです。ロウ人形師トルーディの夫のシンクレア博士が行った医学的にはいけないことってなんでしょう。夫妻の息子たち兄弟がどうなったとか、気にかかるストーリーがありますが、そんな兄弟に兄妹が立ち向かうという展開もなんだかスカットします。カーリーの恋人ウェイドには申し訳ないですが。兄貴ニックが妹カーリーを探しに来てからは怒とうの展開。ホラーに冒険スペクタクルですごい映画。面白かった。兄妹は仲良くしたい映画。割と長かった。エリシャさんの他の映画が見たくなりました。雪。


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赤い影(Don't Look Now) [DVDやら映画やら]

最初見たときは、ジョンとローラのムフフの印象が強すぎて何が面白いのかと思ってしまった。それはみんなあやしそうだけど、期待するほどではないせいでしょうか。特に警察の行動がけっこうあやしいです。ジョンの話しを聞きながらしてることとか、ヘザーを連れていくジョンの後ろで女性警察官が見せる口元やに似顔絵の裏に地図を描いたりとか。でもジョンを軽くあしらっている様子でも、あの二人をしっかり拘束するところはしっかりしてます。事件には推理するようなトリックも無いし、なんだなんだという間にあの人がまあ・・・というラスト。しかしラストのカットアップやちがう場所での似通った動作とかに見られる関連性。そんなつながりを楽しむ映画なんですね、と思いました。これがあれか、あれがそれかと関連が見えてくる。赤い自転車が割ったガラスも関連性があったのか。カットアップで見えた似顔絵 2 枚はなんだろうなあ。誰かに似てそうでもないし。これはオカルトというか霊的な映画だった。この話しの中では、父娘であるジョンとクリスティンが強い霊感を持っているようです。母子であるローラとジョニーはそうでもなさそう。降霊できる盲目のヘザーは「ジョンは自分の能力に気づいていない」と言います。しかしジョンも薄々何か気づいていたんでしょうねえ。しかし学者であるが故、霊的なものを信じたくなかったのか。でも考古学者のようですから、その辺りはロマンということで信じちゃっても良かったんでは。ヘザーの他、司教も何かを感じていたか。赤い色が印象的。娘の着ている赤いレインコート、赤いタイツ、ローラの赤いブーツ、そして街中でも、帽子とか色々。ウイスキー小瓶のラベルも赤。司教のキャンドルも赤、そしてもちろん血も赤い。そのほか赤い色を探すのも楽しくなります。交通手段はボートとか船。さすがベニス。ベニスの散歩映画としてもよろしいんではないでしょうか。ラストで街に響き渡る靴音が印象的。ピアノの音楽が良かった。配役も違和感無し。いつかの午後見たことのある映画だったかも。晴れ。


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