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赤い影(Don't Look Now) [DVDやら映画やら]

最初見たときは、ジョンとローラのムフフの印象が強すぎて何が面白いのかと思ってしまった。それはみんなあやしそうだけど、期待するほどではないせいでしょうか。特に警察の行動がけっこうあやしいです。ジョンの話しを聞きながらしてることとか、ヘザーを連れていくジョンの後ろで女性警察官が見せる口元やに似顔絵の裏に地図を描いたりとか。でもジョンを軽くあしらっている様子でも、あの二人をしっかり拘束するところはしっかりしてます。事件には推理するようなトリックも無いし、なんだなんだという間にあの人がまあ・・・というラスト。しかしラストのカットアップやちがう場所での似通った動作とかに見られる関連性。そんなつながりを楽しむ映画なんですね、と思いました。これがあれか、あれがそれかと関連が見えてくる。赤い自転車が割ったガラスも関連性があったのか。カットアップで見えた似顔絵 2 枚はなんだろうなあ。誰かに似てそうでもないし。これはオカルトというか霊的な映画だった。この話しの中では、父娘であるジョンとクリスティンが強い霊感を持っているようです。母子であるローラとジョニーはそうでもなさそう。降霊できる盲目のヘザーは「ジョンは自分の能力に気づいていない」と言います。しかしジョンも薄々何か気づいていたんでしょうねえ。しかし学者であるが故、霊的なものを信じたくなかったのか。でも考古学者のようですから、その辺りはロマンということで信じちゃっても良かったんでは。ヘザーの他、司教も何かを感じていたか。赤い色が印象的。娘の着ている赤いレインコート、赤いタイツ、ローラの赤いブーツ、そして街中でも、帽子とか色々。ウイスキー小瓶のラベルも赤。司教のキャンドルも赤、そしてもちろん血も赤い。そのほか赤い色を探すのも楽しくなります。交通手段はボートとか船。さすがベニス。ベニスの散歩映画としてもよろしいんではないでしょうか。ラストで街に響き渡る靴音が印象的。ピアノの音楽が良かった。配役も違和感無し。いつかの午後見たことのある映画だったかも。晴れ。


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