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跋扈妖怪伝 牙吉 2 [DVDやら映画やら]

待ってました中州プロ。中州プロのロゴを見るとワクワクします。前は安藤希さん目当てでしたが、第二部もあるなら見ないといけません。すっきりしませんから。しょっぱなからでかい身体の桜丸が大暴れ。止められる人は誰もいない。もしかしてこの人が船木誠勝さんなんでしょうか。格闘系の方だと聞いたことがあります。牙吉に近づくオマツさんの演技が上手。僧籍の人に「人を斬れ」と言わせるというドラマ。牙吉第一部は役者さんがたくさんいて、人間のたくらみがメインでした。この第二部ではアウトサイダー桜丸を柱にして、人の生きる目的に、安寿と牙吉の確執、そして妖怪を生き残らせまいとする悪者の戦いを描いています。「人には生まれてきた意味がある」と言われたオマツさんが、「桜丸の生きる意味は何なのよ」と言うところは、そうだよなあと思います。そんなオマツに何人かは何かを感じ取ります。彼女のその優しさが伝わるか否か。そして安寿と牙吉はどうなってしまうのか。二人は戦うのか。そこが見どころ。安寿と牙吉が狼に変身してしまうシーンがありますが、そのときの安寿の姿も見もの。変身すると服なんか着ないわけですが、牙吉は良いとして安寿は? どこまで女性っぽくすべきか、けっこう関係者の方も悩んだのではあるまいか。見るからに獣とするか否か、着ぐるみにするかメイクアップか、裏にはそんな苦労もあったのかもなあ。第一部に比べ、舞台もちょっと田舎で華やかさにかけますが、その代わり、愛が詰まった映画でした。第二部の目的は安寿と牙吉のどう決着するかであり、それを単なる戦いに終わらせないために、オマツや桜丸という正反対の人間たちを登場させて牙族を悩ませたんですね。伊武雅刀さんの語りにもあるように、全ては「妖怪のせい」なのね。中村愛美さんの薄幸感も良かった。雪・雪・雪。


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跋扈妖怪伝 牙吉 Bakko-youkaiden KIBAKICHI


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