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ばかもの [DVDやら映画やら]

アル中の映画かと思いましたが、忘れらない恋は忘れられないんですという映画なんだと思うことにしました。オープニング。成宮寛貴演じる秋休み中の大学生ヒデは酒が飲めません。父親が差し出すビールも断るくらい。居酒屋よしたけに父親が置いてきた財布を取りにいく。そこで出会ったのがガクコ、つまり内田有紀さんなんですねえ。その後は色々あるんですが、Do貞としては少し理想的な出だしかもしれません。一晩たったら調子に乗っちゃう姿は分かる気がしますが、間違いの元です。エッチの度に外に出される犬がふびん。ガクコに断られて後で映る時計とティッシュ箱のカットが面白いです。学食で女の子の足組みしてる姿にドキッとしますが、ドキッとした者負けです。ヒデとガクコが行く映画館のポスターが「ガメラ」というのが監督つながりでしょうか。でも見るのはもちろんエッチ映画です。波乱万丈は二人が別れた後。ヒデはすっかりお酒飲みで、缶ビール片手でキャンパスを歩きます。しかし、中村ユリさん演じる友だちのネユキ相手に、2回もがまんするところはえらい。このあたりは、ちょっとは常識があって、ただのエッチ好きに男ではないらしいと分かります。ショウコさんこと白石美帆の立ち姿がすばらしい。彼女がヒデとしてしまう前と後とか、教壇に立っているところとか、色々すばらしいです。しかし、この話しでいちばんの被害者が彼女と思えるだけに、見ているのがつらくなります。アル中は世界でいちばん不要と言ってやりたい。息も臭いし。おまけに車まで運転する始末。今なら危険運転罪。タイトルの「ばかもの」はどこかで語られますが、まさしくヒデが「ばかもの」です。でもやさしくしてしまうショウコさんも悪いのか。酒を飲めないと断っても、調子の良いこと言って飲ませる人とか周りもアホですが、当のヒデにもまったく同情の余地はないです。最初にしてしまったことが正解だったのか間違いだったのか。間違いでもそこに戻らなきゃおさまらないのか。好きなものは好きだったことなんでしょうが、そこまでたどりつく代償の大きさったらありゃあしません。そんな世界の話し。タイトルロールや会社の窓から見える大きい仏像が印象的です。内田さん他、女優さんたちがとてもがんばっている映画。面白かった。雪・晴れ・曇り。


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