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デヴィッド・ボウイ/リアリティ・ツアー(A REALITY TOUR) [DVDやら映画やら]

2003年のアイルランド、ダブリンでのライブを収録した DVD。8 年くらい前にベスト盤のつもりで手に入れた輸入盤。ギターの Earl Slick さんは Bigsby の付いた黒っぽい Les Paul Standard。「Life on Mars?」あたりからはサンバースト。やっぱり Bigsby 付き。もう一人のギター Gerry "Spookyghost" Leonard さんは Maestro vibrato が付いた 3PU の SG Custom。Gerry さんは SG の他に、Bigsby 付きの白い Les Paul Custom も手にします。5曲目では、同じ SG でもチェリーの やっぱり Maestro vibrato の付いた Standard を使ってます。黒いのも使ってるし、どれだけ SG が好きなのか。「Ashes to Ashes」では ノンリバースの FireBird の Maestro vibrato 付き。Gibson ばかりかと思いきや、「The Man Who Sold the World」では PRS Hollowbody か。どちらかというと、Gerry さんは E-Bow を使ったりしたエフェクティブなプレイが多い。しっかり Maestro vibrato も使ってます。足元にはエフェクターがいっぱい。手元で操作できるようにスタンドも置いてます。それに対して、Earl Slick さんは、髪型に服装含めてシンプルなロックンロールギター。サングラス姿は鮎川誠さんに見えるときがあります。内股で開く足もロック。かっこいいです。2曲目から David Bowie さんが手にする白いギターは、ヘッドのロゴは Supro と読めるような読めないような。もしかしてレプリカっぽいギターかも。彼は Hagstrom を持った写真もあったし、ギターについてはある意味でこだわりがありそうです。個性的な Gail Ann Dorsey さんが使うのは Music Man のベース。白は Classic な StingRay、黒いのは今のモデルでしょうか。「Heroes」では Bongo も使ってます。白い StingRay のはピックガードには、汚れかと思ったら、女の子の写真みたいのが描かれてました。照明の具合でオレンジっぽく見えるのは、ドイツのブランドで見たことがあるようなベースです。「Under Pressure」で聴ける Gail さんの歌がとっても上手い。立場的にはフレディ・マーキュリーか。「The Motel」で使っているのはフレットレスベースでしょうか。照明が暗くてよく分かりません。キーボードやバックボーカルもこなす Catherine Russell さんもギターを手にします。「All the Young Dudes」のイントロを弾くのは、やっぱり Earl Slick さん。Bowie さんのインタビューで「人の曲はすぐ書けるが自分のは~」みたいなことを言ってた気がしますが、この曲もすぐ書けたんでしょうか。「Fantastic Voyage」で Earl Slick さんが手にするのは 12弦のアコースティックギター。ブリッジが波型みたいな変わった形をしてます。照明的に最初のクライマックスは「Hallo Spaceboy」。目がチカチカします。Gerry さん的には「Sunday」でのプレイが印象的。スポットライトを浴びて幻想的な音をつむぎます。独壇場と思いきや、ちゃんと Earl Slick さんがおいしいところを持ってきます。フィードバックまじりですが静かに、しかし情熱的に弾いているのは 形は Strato だがヘッドが変だなあと思ったら ESP ではないですか。12フレットのマークがブロックインレイになっていて、おそらく名前でも入っているんかなあ。Bowie さんが「Earl Slick on Guitar!」なんて紹介します。ああかっこいい。Gerry さんを紹介するときは観客がけっこう盛り上がります。これは彼がダブリン出身だからですか。Gerry さんといえば「Loving the Alien」での PRS Hollowbody を使った Bowie さんとのデュオも素敵です。「Never Get Old」で、Earl Slick さんが手にするのが、Les Paul Standard の DC というかダブルカッタウェイみたいなやつ。ヘッドとロゴは Gibson ぽい。今だと、B'Z の人が使っていたようなやつ。「Heroes」で引っ込むんですが、この後にも 6 曲もやってくれんだからすごい。28 曲目からはミニミニ・ジギー・スターダスト。「Five Years」で弾いている 12 弦は Takamine みたいなロゴっぽい。「Hang On to Yourself」では Catherine さんが Epiphone の 335 Dot らしいのをかき鳴らしてます。ラストの「Ziggy Stardust」で二人とも Les Paul を持つのは、Mick Ronson さんリスペクトに思えてしまいます。面白いのは、とにかくみなさん服装がバラバラ。最後に並んで挨拶するときによく分かります。Gail さんは南国みたいなファッション。共通するのは「かっこいい」だけ。これも「REALITY」なんでしょうか。画面のエフェクトはあんまり要らないなあと思ったりする。30 曲とはお腹いっぱいなライブでした。ラスト。ステージを降りて、満面の笑みで楽屋に戻っていく Bowie さんが子供のようです。また Mick Ronson さんとバンドを組んでください。カッコよかった。晴れ。


CDJournal の紹介ページ
http://artist.cdjournal.com/d/a-reality-tour-/4207041389

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そういえば Earl Slick は、自分の名前のギターも出していて、その名も「Slick」。GuitarFetish.com の Web サイトにありました。
SLICK Brand Products : http://www.guitarfetish.com/SLICK-Brand-Products_c_493.html

David Live でも Earl Slick さんがギターを弾いてます。長い付き合いだったんだ。

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