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異常性愛記録 ハレンチ [DVDやら映画やら]

東映マークといっしょにちょっと怖そうな音楽。衝撃のオープニング。タイトルの文字が踊ってます。目がいっぱい出てくるところは暗い劇場のでかいスクリーンで見たら泣き出しそう。口やら鼻の穴やらのクローズアップが続きます。今でいえば何とかフェチな画面。そしてヒロイン橘ますみさんのシャワーシーン。困った男と付き合う世界から離れて、イケメン吉田輝雄さんとの逢瀬にニコニコ顔な橘さん。その困った男が若杉英二さん演じるフカハタという変態。顔と目の演技がほんとに変態。そしてなぜか京都弁が合ってしまう不思議。彼の行動をもって「異常性愛路線」なんでしょうね。橘さん演じるノリコさんはやさしすぎるのが仇になって、変態フカハタと離れたいけども、私がいなかったらこの人はどうなるの?なんて、今で言えばダメンズ好きに近いかも。フカハタ本人はダメンズを通り越して「異常性愛者」ですけど。偉い爺さんの説教などは聞きたくないですけど、この映画の飲み屋シーンの説教はちょっとスカッとしたりする。爺さんも適材適所です。結婚なんかもう考えてないわの言葉に、「そうか結婚しなくて良いんだね!」と喜ぶフカハタがとてもゲス。フカハタがものすごく変態なだけに、吉田さんの良い男ぶりが更に光る。橘さんは幸薄い表情がとっても上手い。賀川雪絵さんもちょっとだけですけど出てました。めずらしく小池朝雄さんが優しい人の役。橘さんに裏でナニしてしまうんじゃないかと心配しました。この頃にストーカーや DV という言葉があったかどうかは知りません。今なら即刻警察に通報して終わりな話しか。「ハレンチ」というサブタイトルが付いてますが、この言葉が出てくるのはあのシーンだけというのも効果的。この言葉自体が流行していたのか珍しかったのか、タイトルに添えるくらいですから、最先端のエッチ言葉だったのかも。ラストがまた衝撃。これでもかグチャグチャにする石井監督でした。やっぱり。面白かった。晴れ・寒い。


映画.com の紹介ページ
http://eiga.com/movie/70673/
GEOでは当然アダルト扱いだった。


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