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屋敷女(A l'interieur, Inside) [DVDやら映画やら]

赤ちゃんと交通事故。オープニングからして意味深。タイトルロールの映像も肉の海みたいでグロいです。主人公サラははカメラマンなんですね。彼女は出産にあまり感動が無い様子。誕生する子供より、夫を亡くした喪失感が強そう。写真を見ては、亡くなった夫を思い出す。妄想でのおう吐シーンが強烈。いちばん最初のシーンが関係ありそうです。そして現れる見知らぬ黒服の来客。これは「ファニーゲーム」とか「ストレンジャーズ」のような展開になるんでしょうか。もしかしてこれは、出産を迎えた女性の妄想劇なのかと考えてしまう。サラが下着とか白色のイメージで、不明の女が黒色というのは、何かの対比表現かなあ。冒頭の事故との関係はなんだろう。執拗にサラを狙う理由は何かなあ、もしかして、生まれてはいけない子供かも。なんて考えるとよくありそうな「悪魔の子」だったりして。男性のあそこをわざわざ刺すってことは、もしかして男子禁制の処女崇拝の女性なのか。すきっ歯は関係あるのかと思いましたが、タバコを吸いやすくするためだったら笑います。それにしてもサラの部屋に平気でやってくる、いいお年なジャン=ピエールは、彼女とけっこう良い関係なのか。壁に打ち付けられたサラの手は絶対痛い、そしてちゃんと穴が開いているのがすごい。それを見る女の表情がすっごい。後半、サラが急に表情を変えるのはなぜ?「マヌケじゃない」と言うアブデルくんは、顔がちょっとマヌケかなあ。でもハサミを自分で抜くところは只者ではない。ラストでもすごい。タイトルの「Inside」は、おそらくサラの身体の中のことなんだろうなあ。これを「屋敷女」なんて、「変態村(CALVAIRE)」と並ぶ怖い邦題です。結局黒服の女はなんだったのか。霊なら絶対勝てません。これは子供産まれそうな方は注意すべき。もっとも恐ろしいところで黒くボカシをかけているのは、この映画の良心だと思います。日本向けだけかもれませんが。サラの母ちゃんかわいそう。妄想映画に終わらなくて良かった。面白かった。晴れ。


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