SSブログ

4匹の蠅(4 MOSCHE DI VELLUTO GRIGIO/FOUR FLIES ON GREY VELVET) [DVDやら映画やら]

スペイン語に良く似たイタリア語がかっこいいです。ドラム演奏で始まるオープニング。オルガンをフィーチャーしたサイケなジャズロック。リードギタリストは サンバーストの Les Paul、ベーシストはなんと青い Fender Bass Ⅵ。そしてアコースティックギターのサウンドホールを内側から見た世界。ちゃんと弦とそれをストラムする手も見えます。面白いショット。ちょっと遠くにシタールが見えます。Rickenbacker に 黒い Les Paul、そして 白い Telecaster も見えます。楽器店のようです。主人公のドラマー、ロベルトを尾行しているような男。更にその二人を見ているような人。その人にロベルトは大変なところを見られてしまう。その人はなぜロベルトを付け狙うのかという話し。その理由がまったく分からないというのが恐怖なんでしょうねえ。ハンモックの友人を呼び出す方法が面白い。公衆電話の電線が、交換機につながっていき、相手先まで追いかけるカメラが面白い。その公衆電話を使っているメイドのアメリアが、男性みたいでけっこうりりしい。それに比べて探偵アロージオがなんとも。彼の他、ロベルトとホの字な感じな親戚のダリアとか、キャラクター設定が的確で面白い。カメラといえば、車内・行き先・車内・行き先とか、その繰り返しが話しの展開に期待を持たせてくれます。「風呂なんか嫌いだ!」のシーンに、「ロベルト、おまえってやつは・・・」とニーナへの同情心が吹出します。切り替わるカメラの他、急に音が消えたりといのも、ショッカーな手法なんでしょうか。ロベルトの部屋にある赤いヘッドのギターはなんだろう。ペグは横一連でした。でも Fender には見えない。ラスト近いシーンでは F ホールの Rickenbacker も置いてある。とばっちりを受ける郵便局員が面白い。ロベルトが狙われる理由はなかなかわかりませんが、ヒントになりそうな映像もあります。ロベルトの夢とか。一瞬ロベルトににらみをきかせるあの人もあやしい。探偵アロージオのあっち好きが役に立っているシーンがあるのが面白い。眼球を使用した捜査が予想外でした。夢とラストにああなるほど。面白かった。晴れ。


GEOの紹介ページ
http://rental.geo-online.co.jp/detail-191151.html


共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。