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ウォッチメン(Watchmen) [DVDやら映画やら]

また見てしまった。面白かった。国家を利用されながら利用しようとする者、悪事を罰して真実だけを記録する者、平和のためなら手段を問わない者、人間、地球を越えて宇宙的な視点を持ってしまった者。そしてかなり常識人にちかいけどかなり屈折している男女。そんなヒーローたちが絡んだ世界史。Dr.マンハッタンは、「マンハッタン計画」そのものなんだと思いますが、この話しの核で、強すぎて不安になる存在。だから責任の押し付け先に最適なんでしょう。国家間にしても、強すぎたり、ブイブイやっている国には警戒します。なんだかんだと原爆によって戦争を終結させたことを自負する国にしか作れない話し。Dr.マンハッタンが作り出した爆弾は、どう使われようが平和につながり、国家間を団結させるんです。うーん。Dr.マンハッタンはオズマンディアズと敵対しながらも、彼の作り出した世界を守る。自分が悪者にされてしまったというのに。まあ彼にとってみれば小さなことなのか。Dr.マンハッタンとロールシャッハのマスク模様は別として、みなさんわりと普通の人。彼らが Dr.マンハッタンに対等なヒーローでいようとする根性がたまらなくヒーロー。これも Dr.マンハッタンが他者を同類とみなしておらず、なんとも思っていないせいでしょう。オズマンディアズの力とスピードが数少ないヒーロー的なものか。ナイトオウルはオタクっぽいし、コメディアンはヒーローというよりただの暴漢に思える。ある時には必要だったヒーローも、またある時には不要になって、そのときが普通の人間たちが団結するときなんですね。オズマンディアズは自己犠牲に満足しているか、それとも後悔しているんか。ソ連とアメリカが協力して冷戦が終わる世界。これもまたひとつの PK・ディックが書いた「高い城の男」だったりして。シルクペクターとママがいる部屋のテレビに映るアウターリミッツがかっこいい。晴れ・雪。


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