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ブギーナイツ(Boogie Nights) [DVDやら映画やら]

話しは1977年から始まります。ジュリアン・ムーアさんがセクシー。監督のジャックがバート・レイノルズさんというのが、何とも70年代の雰囲気。股間が金になるダーク・ディグラーことエディの部屋に、MUSIC MAN らしきヘッドのギターがあります。MUSIC MAN というのが珍しい。1970年代では新興ギター、といってもかのレオ・フェンダーさんが関係しているのだからすばらしいギター。ポルノアカデミー賞場面では Gibson SG が出てきます。スタジオで歌うエディの側には Gibson だろう Flying V。相棒のリードが弾いてます。あと Explorer もありました。母親が怒ってる間にベッドに座っている父親の顔が切ない。母親がドアを閉めると監督ジャックがドアを開けるシーンの連続が面白い。エディというかダークのあそこを映さずに、周りの顔をフォーカスするのも面白い。スコティ役のフィリップ・シーモア・ホフマンさんがなんかしそう。小太りの彼は撮影の手伝いをしているが、ダークたちを見る目から、なんかしたいなあという気持ちが伝わってきます。そしてメローラ・ウォルターズさんのジェシー。彼女の目も何かしそう。色々とあやしそうな人がいますが悲劇の発端はあの人だったんだなあ。薬ってダメです。映画のちょうど半分まで、つまり70年代最後までは調子良いですけどが、残り半分は転落。誰もうまくいきません。さよなら70年代パーティでコケインを初めて吸う場面からやな感じがしますが、そのときの脚本家の行動がそれに火を点けた気がします。調子がいいときほど気をひきしめないといけません。なんだか「Requiem for a Dream」を見ているようです。コケインを吸いながら話す未来設計はあてになりません、たぶん。でもなんだかんだと仲間がいてよかったわけですねえ。薬取引シーンでカセットテープのラベルにか書かれた「Awesome Tape Mix」が面白い。最近もどこかで見たなあ。アンバーの調停シーンで壁にかかっているレーガン大統領の写真が印象的。分が悪いとはいえ、自分が産んだ子と引き離される心情には同情します。映画会社の名前が出た後に続く黒画面が面白い。脚本家の「Do Not Stop」がなんだかかっこいい。あとスタジオで偉い人が言う「YP」と「MP」。Hi-Fi の TK421、いかした型番です。いろんな字幕が入っているので、いろんな国のエッチ言葉が楽しめそうです。ある意味、すばらしい教育DVD。曇り・晴れ。


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