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ポチの告白 [DVDやら映画やら]

長い。3時間越え。菅田俊さんの独壇場。最初の交番シーンの先輩に腹が立つ。その上司が「一般人なら何やってもいい」とか言うもんだから余計腹が立ちます。自転車の置き引きさせやすいようにしておくとか交番のあくどさがいっぱい。薬が切れて奥の休憩所で震えているし、薬をもらえばトイレに入って、歯茎や鼻の穴に擦りつけてスカッとさわやか。この人、変。菅田さん演じる竹田は上司には絶対服従で、生まれた子の名前まで甘んじて受ける。といっても奥さんがはねつけますけど。明るく行われる新入り警官に対する領収書の水増し指導とか、交番勤務の点数稼ぎ、暴力団との癒着に未成年買春。最初は「クマさんみたい」と慕われていた交番勤務の警察官、竹田がだんだんと変わっていって、最後には法廷の被告席に。これを見たら、交番に近づきたくなくなってしまう。若い女性は絶対に行きたくなくなるでしょう。「何とか届」とかいって住所とか書かされたらどうなることか・・・。竹田たちがほころんでいく過程には、ヤサグレのジャーナリストや報道カメラマンが関係しますが、この人たちもどうも好かん。たぶん役者さん本人の不敵さもあると思います。やってることは正しいですが、もうちょっと別な方法があるだろうに。ただ、ヤサグレも、最初は金目当てとしか思えなかったけれど、最後は純粋な告発になったのでまあいいか。とはいっても、ほとんど復讐としか思えませんけど。海外記者への会見で「交番に連れ込んで○イプ」とか言ったり、ほんとかいな?と思うんですが、現実の警察官の女性関係不祥事の報道を知ると、あるのかなあと思ってしまう。ヤサグレとカメラマンの二人が竹田の奥さん、子供と並んでいる光景はけっこうヒヤヒヤします。あらぬ矛先を残された親子に向けそうなので。菅田さんのはんてん姿の生活感がリアル。バーのシーンで停電になるところが良い。裁判官が宮崎学さん。全編を通して、野村宏伸さんの表情がなんともいえません。この人はポチにならずにうまく渡り抜けることができるのでしょうか。風祭ゆきさんを見れたのもよかった。井上晴美さんに幸せな役がめぐってきますように。警察に不満がある方への一本。雪。

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