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ヴィジット(The Visit) [DVDやら映画やら]

グランパとグランマの家にステイしたら様子が変。いったいどうなってるのという話し。アレを掃除するシーンが怖い。それと潔癖症とオムツの件。潔癖症の人があんなことされたら絶対気が変になりそう。子供たちが変なのか、彼らの頭が変なのか、心が変なのか、人間ではないのか、ゴーストなのか? もしかして彼らの母親も頭悪い? いったいどうなってるのか? それは見ないと分からない。しかし本筋は子供の成長物語。子供たちがホームムービーを作っているという設定なので、P.O.V. 的な映像が続く。とにかくオーブンシーンだけは怖かった。ラップな男の子がちょっとうるさいなあと思う。最後はへこんでしまうかと思ったら、終始一貫しているところはすばらしい。虐待の他、育児放棄とか新手のDV映画とも考えてしまった。結末は誰にも教えてはいけない映画。でも、やっぱり、掃除シーンがいちばん怖い。晴れ。


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ザ・タイガース 世界はボクらを待っている [DVDやら映画やら]

東宝映画。横に長ーいスクリーンがノスタルジー。日劇ウエスタンカーニバル。ジュリーの歌から始まる。上映していた映画館でもキャーキャー悲鳴が響いていたんだろうか。宇宙船から地球を見る王女シルビイの目がイっちゃっている。王女より従女べスの方が金ピカ衣装で王女っぽい。王女や従者を乗せた宇宙船は、日劇から聴こえるエレキというか雑音のせいでふらついてしまい、地球に不時着。男の従者が細身で背が高いなあと思ったら天本英世さんだった。人間以外の役もよく似合う。シルビイの婚約者が三遊亭圓楽師匠。刑事役が小沢昭一さんと、豪華な役者さんたち。ファンに追いかけられたり、もみくちゃにされる様子は、ザ・ビートルズのヤアヤアヤア。みどりの朝食シーンで登場する SONY の小さいテレビがかっこいい。みどりの家の犬、ポチがかわいい。マンションの一室でバンド練習するタイガース。音がもれて居場所がすぐに分かってしまう。GS の時代といえばビザール・ギターが多い印象があるが、この映画ではみなさん正統派。トッポは全編でブロックポジションとトラピーズテールピースの Gibson ES-335 を弾いている。サリーは Violin Bass。はっきりとヘッドが見えないがおそらく Hofner。細身の長身に良く似合っている。出だしでは Jazz Bass みたいなのも使っていた。タローは YAMAHA のセミアコ SA。何曲かでは Rickenbacker の 330 風 なギター。アンプはみなさん TEISCO。引っ越し準備のシーンでは、トッポとタローが TEISCO MAYQUEEN を手にしていた。最後のステージは武道館だろうか。宇宙に連れていかれたジュリーを呼び戻す方法が面白い。最初の宇宙船がふらつく設定がうまくつながっている。ラストの曲「銀河のロマンス」がシルビイへの思いと重なるのが上手い。GS 映画というより、普通の映画としても悪いところなし。余計な台詞がなくてテンポも良い。仮にタイガースが架空のバンドという設定でも面白い。音楽映画として超良い映画。すぎやまこういちさんの才能がすばらしい。ひらがなの名前は、漢字ばかりのドラマのオープニングやエンドロールとかでとても目立っていて、小学生にも分かりやすかったことを思い出す。最初はシルビイの衣装が地味だなあと思ったが、タイガースに混じると違和感がなくなるところがすばらしい。サリーがリーダーだと初めて知った。面白かった。大雪。


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天空の蜂 [DVDやら映画やら]

オープニング。役者さんの名前がローマ字というか全部英字。しかしタイトルがでかい日本語。どうせなら英語タイトルを考えたらよかったのでは? 江口さんの車の中の家族の様子に腹が立つ。でも石橋けいさんなので許す。なまりいっぱいの映画だなあと思ったら愛知が舞台だった。1995年設定だけあって、プレゼンの画面が Windows95。そしてデータがフロッピーディスク。犯人らしい人の様子で、この人はたぶん病気であり、おそらくあの病気なんだろうなあと察してしまうが如何に。奥さんや三島に責められて湯原がかなり気の毒。でも息子のためなら食い下がる。えらい。佐藤二朗さんと手塚とおるさん、そして松島花さんの刑事三人が良かった。なまりが面白い。特に松島さんは仲間さんに本気で叩かれたんではないだろうか。「いつか知るだろう」が 2011年3月に現実になる。震災よりずっと前に考えた物語が、3月11日の震災により意味を持ってしまったのは良いことだったのか。最初は 1995年 ではなく現在に設定した方がよりシリアスな物語になるのではとも思ったが、そんなことをしたら落としどころが見つからなかったかもしれない。わざわざ現在に設定し直さなかったことで、皮肉なメッセージにもなっている。向井さんがでかくてかっこいい。おいしいところをみんな持って行きました。向井さんと堤監督にはよほどの信頼関係があるのだろうか。先入観として「原発絶対反対」的な思想を想像していましたが、犯人にも色々考えがあった。特異なのは、原発を反対する人たちの狂気も描いていること。泣けるミステリーとかで有名な方の原作らしいが、動機になってしまった出来事がやるせない。原発について何かを気づかせたい人々は、原発に反対する人々ばかりではないということか。主人公格の湯原と三島を中心に、登場人物すべてに見せ場がある。特に自らをあんな目にあわせてまで逃げようとする犯人の執念に圧倒されました。実はああだったこうだったというネタばらしも、モヤモヤが残らなくてそう快。最初の子供の件はもうちょっと短くして、大人の事情をもう少しだけ教えてほしかったかも。でも子供は現在につなげるために必要だった。面白かった。ヘリコプターの合成っぽさは気にしない。晴れ・つるつる。


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