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戦慄!プルトニウム人間(The Amazing Colossal Man) [DVDやら映画やら]

白黒映画。古いテレビの画面でちょうどいい。ネバダでのプルトニウム爆弾実験。カウントゼロでも爆発しない。なんで?とみんなが困っていたら、 そこに近づいてきた飛行機が事故を起こす。助けに行く正義感が強そうなマニング中佐。でも実験は継続している。はたして中佐の運命はどうなるという映画。マニング中佐を治療する医者たちが悲観的すぎる。婚約者キャロルに対する言葉も浮かばない。ポール・リンストロム医師とエリック・クルター医官の、骨折や傷の治癒に例えながらの説明が分かりやすい。しかし、解決するためとはいえ、ラクダや像を使った彼らの実験はけっこうマッド。人間版ゴジラ。暗い病室は映画「震える舌」を連想します。あるシーンではウルトラQの「変身と変心」。身体がおかしくなっていくにつれ、記憶、そして心までも変わっていく。言葉も忘れそう。きわもの SF っぽいが、基本はキャロルとマニングの愛情関係。愛が破局に向かうという男女の恋愛映画。マニングは素顔をさらしっぱなしで、役者さんはちょっと照れくさかったのではなかろうか。被り物とはいかずとも、メイクくらいされた方が・・・この映画のイメージが定着されてしまいそうで、不安はなかったものか。苦しむマニングが思い出すのは朝鮮戦争。朝鮮人に仲間を殺されたときのとっさの反撃がすごい。けっこうショックなシーン。核爆弾に対してあまりアンチすぎると政府や世論の反発をいただきそうだが、それを和らげるのはマニングが生き残ってしまったこと。顔さえ隠せば安全と言っているようなものだ。巨大になった原因も、なんだかんだとプルトニウムは重要とされていないような。原題から考えてもプルトニウムより「巨人」になってしまったことがメインな映画。皮膚の治療のために干し草とかワラのようなものをまとわせる。いったい何だろう。科学・医学的に事態を解決しようとする医師と医官ががんばる。注射器は巨大化しても注射器だった。面白かった。曇り・寒い。


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巨人獣 プルトニウム人間の逆襲(War of the Colossal Beast)


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