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ゴジラ FINAL WARS [DVDやら映画やら]

懐かしそうな TOHO SCOPE で幕が開く、偉大な3名へ捧げられた映画。これだけで何かの記念的作品なんだなあと分かります。いきなり轟天号がゴジラに立ち向かうという、夢のような場面。ゴジラに所縁のある俳優さんが多数出てきます。昭和ゴジラからは宝田明御代に佐原健二さん、水野久美さん。中尾彬さんは平成ゴジラでよく見かけるような。火龍の高杉亘さんも平成メカゴジラに出てました。その豪華メンバーの中で松岡昌宏さんやケイン・コスギさんがスピード担当。早い飛ぶ跳ねる、まるで「マトリックス」。話しの内容は科学的考察の範ちゅうを超えた超SF。怪獣がひんぱんに現れるようになった世界。ミュータントに宇宙人に定番のメーザーに長澤まさみさんの小美人と何でもあり。X星人なので、最初は良い人、でも実は・・・といったパターンも含め、轟天号でおどろいたかと思ったら、今度は妖星ゴラス、今までのゴジラに「マトリックス」に「スター・ウォーズ」に「インデペンデンス・デイ」「Xメン」とかハリウッドでやっていたことを合わせてドーンといった特大バニラパフェ的な、ゴジラの締めくくりを派手にやってやろうというやる気満々の映画。タイトルロールは今までのゴジラのマッシュアップ。なんだか PV のよう。今度の博士は、菊川怜さんと佐原健二さん。菊川さんを守れと指令を受ける松岡さん。この関係は、若林映子女王を守った夏木陽介さんの雰囲気。ミュータントたちがエビラを「フライにしてこい」とは、もちろんエビフライに引っ掛けてますね。大槻教授に韮澤さんと、オカルト・SF 討論ではおなじみ方たちまで引っ張り出されてます。とにかくゴジラ対多数を楽しむ映画。キングシーサーにヘドラまで出てくる。ハリウッド版「ゴジラ」への当て付けが丸見えなジラはマグロばかり食べてるのですぐ負ける。妖星ゴラスとまで戦うとは想像を超えました。松岡さん対 X 星人は、覚醒とか何人とか「ドラゴンボール」のようです。モンスターX なんてまた適当なもの造ちゃってどうするの、とか思ってたらその正体は意外でした。そういえば怪獣がたくさん出てきましたけど、アレが出てなかったもんなあ。長澤さんの「わたし何やってんだろ」と言いたげな表情のお祈りポーズが楽しい。子供なら妄想したであろう、全部入りのゴジラ映画。でも残念ながらゴジラについてそうした妄想をする子供たちがあまりいなかったというのが現実だったのかも。それに約 2 時間は子供には長すぎかもなあ。しかし怪獣を全部入れたいからといって、ミニラまで入れるのはどうしたものか。子役を含めたお子様向けの話しが必要だったのか。この際、ミニラがゴジラの息子であるというのは忘れて、ピグモン的な存在に設定しなおしたら良かったんでは。なんと監督は北村龍平さんだった。「NO ONE LIVES」は面白かった。コハケンを相手にする DJ の人は、どこのプロレスラーかと思ったら監督だった。ちょっと音楽が軽快というかおしゃれすぎか。ゴジラと人間のバトルロイヤル。面白かった。

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サンダーバード6号 劇場版(Thunderbird 6) [DVDやら映画やら]

会議の席で口を開けて笑っている人形が怖い。涙まで流してます。これは絶対夢、それも悪夢シーンなんだろうなあと思ってしまう。バージルの絵描き姿が、クラブのママみたい。新世界航空のスカイシップ1は巨大な飛行船と言われてますが、それに並んで飛ぶサンダーバード2号を見ると、2号の大きさに改めておどろきます。テープレコーダーを操作する悪人の手が作り物ということは、テープレコーダーも作り物なんだろうか。テープは本物そっくりに回ってるし手が込んでます。字を書くときのクローズアップとかは人間の手であることが多いと思いますが。占いで手を出すところを見ると、なんだか子供の手というか、大人の手には見えません。ニューヨークを空から見たところは実写だし、実写と人形の切り替えを探すのも、色々と創意工夫を感じられて面白いです。エジプトを訪れたペネロープやパーカーたちの観光写真がおかしい。アンテナか何かわかりませんが、スカイシップ1の重力室でクルクル回る金属の輪っかたちがシュール。でもなぜ重力室なんてあるのかと考えたら、スカイシップ1は飛行船のように浮く必要があって、それを重力の作用で制御する考えなのかも。アインシュタインの重力波だったりして。ハードSFだなあ。アランの黄色いタイガー号。ラストでは本物の飛行機のショットがたくさん出てきます。操縦するペネロープにアランは「Don't Panic!」と言いますが、口調だとペネロープの方がエレガントでよっぽど落ち着いてます。しかしパーカーがかわいそう。前半であれだけアランが乗ってきた飛行機におどろいたパーカーが、そのまま飛行機にひどい目にあうラストなんて洒落がきいてて面白い。普通なら亡くなっててもおかしくない。超人です。いつもなら30分で助けるのを90分かけて助けましたという話しかもしれませんけど、その単純さとディティールに見入ってしまう映画でした。サンダーバード6号はスカイシップのことではありません。面白かった。晴れ。


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メタルヘッド(Hesher) [DVDやら映画やら]

「Hesher」というタイトルがあるのに、なぜ邦題が「メタルヘッド」なんでしょうか。廃車される車を追いかける少年 TJ。家に帰ればおばあちゃんと精気の無さそうな父親のポール。ポールはレイン・ウィルソンさんが演じています。いつもの変態ぶりがありません。ポールは平静を保っているように見えますが、クスリを飲んでいる。ソファで寝てしまったり、なんだかパッとしない。明るいとはいえないワケあリな家庭です。そして建設現場で TJ の前に現れる長髪のヘッシャー。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットさんです。彼はいったい何者か? パッと見にはホームレスのようです。その次は TJ の学校に登場します。このときの現れ方がイマジナリーフレンドっぽいですが、物を投げてきたりして、想像ではなく実際にいるようです。学校で TJ にからむ、車屋の子供がゲスい。TJ に「オレのアレを~」とか、顔にアレをたらしたりとかひどいことやってます。黄色い車のドアの落書きも最低ですが、横から見ると笑ってしまう。しかしニコールを殴らんかったところは感心しました。なぜニコール役がナタリー・ポートマンさんかなあと思ったが、子供の中に入って背の高さがちょうど良かったせいかもしれません。どうも子供が自転車に乗っていると、映画「ET」を思い出してしまう。TJ の走りっぷりを見ていると、今にも飛んでいきそうです。TJ と ET って何だか語呂が似ているような。居間のテレビに映っているのが象の親子の映像。これもある意味壊れかけた家庭に対する皮肉でしょうか。壊れた家族やさみしい女性が立ち直っていくという話しですが、そんなことよりもヘッシャーが気になります。彼は言葉汚く説教はしても、目の前でやられている TJ に手の差し伸べようとしない。それどころか車ではね飛ばす。おまけに気になっていた女性まで・・・TJ には残酷なことばかりかもしれませんけど、すべて TJ のしたかったことかもしれません。ヘッシャーは TJ を助けないけれど変わりに何かをしてやる。火をつけるとか壊すとか、女を助けるとか。ヘッシャーはいきなり登場することがほとんどなので、「もしかしたら人間ではないのかも」なんて疑念もわきます。背中のタトゥーが羽根に見えたりします。彼が神とか神父とかそんなのだとしたら、助けると言いながら説教ばかりで、実際にやるのはあなたなんですというのも分かりそうな。それならなぜ親指の件では TJ を助けに来たのか。その理由はヘッシャーは絶えず TJ についていなくてはならないからですか。そう思うと死神だったりして。それも母親の使い。それではもうファンタジーな世界。しかしそんなもんではないかなあ。案外コンスタンティン的な人かも。TJ の表情が秀逸。ヘッシャーと TJ、どちらも主役。ガレージでのギター破壊も見事でした。ボディが真っ二つだった。エンドロールが○ァックな落書きの嵐。特にあそこの毛の集合。BATTERY とか Metallica の曲多数。スカル○ァックってなんだったんだろうか。先生の言う「主人公の見る夢が彼の生きる世界のメタファーだとすると、彼の見た夢は何を表しているか?」・・・これについてちょっとだけ考えましたがよくわからんかった。晴れ・風・雪。


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