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情婦(Witness for the Prosecution) [DVDやら映画やら]

とにかくみなさんよくしゃべります。特に家政婦さんみたいな看護婦さん。ベラベラとよどみなく言葉が出てきます。これにはタヌキな老弁護士も、演技と分かっていながらうるさく感じたんではないでしょうか。まるで舞台芝居と思ってしまうが、原作が小説を戯曲にしたものらしいので、そうなるのもの仕方がないか。老弁護士が実力を発揮したかというと、疑問が残ります。状況証拠ばかりで、結局は「疑わしきは罰せず」。検察がつきだした証拠をつぶしていっての結果なんですから実力と言えば実力か。しかし彼の老かいなやり方は、ほんとはひどい依頼人であろうが無罪にしてしまいそう。メガネでチカチカさせるのは依頼人の心中を見抜くためかもしれないが、もしかしたら彼にとって依頼人本人の所業など関係ないかもしれない。ただ単に論破することが好きなのかも。だから最後も弁護を引き受けると言っているのかも。普通なら「だましやがってこのヤロー」という心情だと思うので。映される場所はほとんどが弁護士事務所と法廷。法廷シーンのセットはけっこうお金がかかってそう、というか本物の場所なんだろうか。白黒映画の中で光っているのは、クリスチーネ役のマレーネ・ディートリッヒさんのブロンドだろう髪の毛。とても目立ちます。被告人の奥さんの立ち位置の妙が、この話しの肝なんですね。原作者がアガサ・クリスティさんというのは有名ですが、彼女が子供時代に受けた教育の様子を知ると、学歴と小説は関係ないんだなあと思ったりしました。アガサさんにコナン・ドイルさん、デビッド・ボウイさんにビートルズ様他色々、いなくなってもコンテンツを生み出し続けるイギリスの財産。「ラストを話してはいけません」と断られるのも面白い。見たのは初めてではなくて、伊集院さんのラジオで戸田奈津子さんが紹介していたのを思い出して借りた。金曜のラジオ「たまむすび」だけは、小林悠さん目当てというか聴き当て聴いていましたが、突然辞めてしまったのでがっかりしてしまった。残念だす。それにしても「悠」って良い言葉と言うか漢字だなあ。晴れ。


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ウルトラ・バイオレンス 処刑人セーラ(HEADHUNTER) [DVDやら映画やら]

タイトルにひかれて借りましたが、なんとまあ DVD レンタルを使い始めた頃に借りたことのある DVD だった。この映画かビデオスルーか分かりませんが、何級と言われたら、私感ですが B よりも C かもしれません。日本の宣伝だけでしょうけど、まず監督が「P・タランティーノ」が売り文句。P はポールの P で、Q の人ではありません。けっこう見る人をだます気満々の映画。これは意図的か分かりませんけど、出てくる人がゲイリー・シールズさんとかリーアム・ニーソンさんにちょっと似てる。内容はひどい殺され方をした女性が男を使って色々させるという話しですが、ホラー・グロに加えエッチシーンもあって盛りだくさん。いかんせん映画っぽくない画質のせいか、いまひとつ軽く見えてしまう。「来ますよ来ますよ、見ててください」とでも言わんばかりのキッチンシンクのカッターシーンとか予想できる展開が清々しいです。エッチシーンは「これもしかして、いわゆる洋物ですか?」というくらいけっこう気合入ってます。ベンはなんだかんだといちばん得したかも。それに比べて彼の奥さんのかわいそうなこと。勝手に転職した夫のとばっちりにしては重すぎます。原題の「HEADHUNTER」は、話しにも出てくるヘッドハンティングとほんとうの首切りをかけているんでしょうが、邦題は全く違ってます。確かにキッチンシンクとかオフィスとか車の件とかはバイオレンスかもしれませんが、ウルトラ程では。でも経費削減で夜のオフィスを使うというのはけっこう良い話しかも。もしかして映画製作の経費削減にも一役買っていたりして。間違って借りましたけど、懐かしかった。晴れ。


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D Episode3(ディー) [DVDやら映画やら]

ようやく川俣は何者なのか、ちゃんと説明してくれました。プーチンの国から盗ってきたなんて、それだけでも猛者。説明によると、 Episode2 の後も北海道夕張とか渋谷区とかで、モンスターたちと数多く交戦してきた様子。ちゃんと政府の言うことを聞いていたんですね。タイトルロールが何やら細胞っぽい映像だったりするので、今回はバイオ怪獣かと想像してしまいます。悪夢を見ている川俣ですが、今までの何十人もの命をあやめてしまったなら当然か。この映画は音楽が良いです。劇中を含め、訳の分からないタイアップみたいな歌が使われないところも良い。特にエンドロールはハリウッドっぽい。けっこう胸が熱くなったりします。今回は人間に寄生して登場するモンスターですが、第1回ではけっこう巨大化したので、コンバットスーツの中でパンパンになって、まりも羊かん状態になるんかなあと心配しましたが、なんだかすごい身体になってました。もしかして機械にも寄生できるのか。間近に迫ってくるモンスターは「エイリアン」っぽく見え、全体を眺めると「遊星からの物体X」な感じ。「バイオハザード」の雰囲気もありますが、それはちょっと後の映画だった。みんな似たような雰囲気になるもんだなあ。でも身体グルグル攻撃は意表を突かれました。コンバットスーツが可愛く見えるミニチュア特撮も見ものです。ラスト近くの川俣の言葉を聴いていると、「あ、こいついい奴だったかも」と思ってしまいます。川俣をはるばる追ってきた人も、「お前に俺の気持ちが分かってたまりますか」という哀愁ただよう感じで、根は良い人そうと勘違いしてしまいます。それほど他の面子が憎憎しいということか。川俣の末路はよくありそうな話しですが、やっぱり衝撃な姿。言う事を聞かなければギャーとされるのはつらい。何をされても手も足も出せないんですから。どうせだったら、あの若者もやられてしまうように仕向けてオペレートしてしまえと、ついつい川俣を応援したくなります。最後は「つづく」となっていますので、次はどんどん政府連中にしっぺ返ししてほしいです。状況は違ってもこの最期の川俣の姿は「ウルトラQ ダーク・ファンタジー」とかでも見たような気がしますが、こうやって残されるというのも将来ありそうな話し。しかしこんな仕組みを考える人たちは、そんな仕組みで生かされたいと思うはずがない。突然現れたモンスターとコンバットスーツ。彼らの戦いざまになんじゃこりゃと思いつつ、その裏で色々と考えてしまう映画でした。晴れ。

D Episode2(ディー)
D Episode1(ディー)

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D Episode2(ディー) [DVDやら映画やら]

これに出てくるモンスターが記憶に残っていた。単によく見る動物がでかくなっただけなんですけど、なぜか覚えてます。これは川俣がアレするシーンと合わさったためかもしれません。たしかにコンバットスーツでガッタンゴットンなんて、二日酔いでなくても気持ち悪くなるに決まってます。この巻でコンバットスーツの様子を、明るい室内で初めて見ることができます。汚れ具合とか傷み具合とかが良い感じかと思いました。前回のモンスター騒ぎで捕まった川俣。しかし冒頭の生体認証云々により彼以外が操縦できないところが今後のカギになるようです。川俣の素性が少し明らかになります。ただの元外人部隊かと思ったら国籍まであやしかった。これじゃ政府も彼を使い放題というわけです。川俣の図々しさが上か、国家のずるさが上か。そんな話しにもなっていくわけですね。今回は、先の明るい室内に加え、戦闘も明るい昼間です。歩いたり走ったりするところや首をかしげるなんてのは、見ようによっては可愛いモンスターですが、「食べる・食べられる」という食物連鎖関係が逆になるというのも皮肉な展開。アホな話しだと思いながらも、けっこうゾーっとする話しです。モンスターには羽毛とかがなくて肌が露出しています。これはもしかして CG 技術の限界もあったのかもしれませんが、その肌がいつもの食用っぽいな感じで良い味を出しています。前回に続き川俣は苦戦します。今回は自力で勝ったと言えるのか・・・微妙なところですが、そのへんもなんだか現実的。川俣の相棒というにはそんなに仲が良さそうでもない、あげくの果ては銃まで乱射される松崎の立ち位置も面白い。彼は戦闘に興味はなくて川俣をヘリコプターで連れて行っては、置き去りにするが、かといってスーツの修理や改良には熱心。見ている方としてはいつ裏切ってもおかしなくないと思います。わが道を行く川俣は、政府の言うことなど聞きたくない。でも協力しなければシャバにはいられない。せめて松崎くらいには優しくしてあげも良いんでないの? と思いながら Eposode3 に続くんですね。晴れ。

D Episode3(ディー)
D Episode1(ディー)

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D Episode1(ディー) [DVDやら映画やら]

コンバットスーツを使って戦いたくてたまらない元外人部隊の川俣が、やっと戦えるぜーと戦い始める話し。勝った、うれしーではなくて、ちゃんと陰謀とか企みとか色々入ってます。戦いもヒーロー然としたものではなくて、実際にこんな感情を持つだろうなあという展開でけっこう泥臭い。特に間違えて撃っちゃったりなんていうのはけっこうありそうな話しです。撃たれる方はたまりませんけど。特に地下街のシーンとか。元外人部隊の川俣とはいえ、相手は人ではなくて怪獣なので、そのへんで焦ってしまう当然といえば当然。簡単なストーリーですけど、よく練られた設定なのかもしれません。戦うのも巨大ロボットとか、巨大な兵器で無いところもいいです。今でも実際にありそうな話し。十数年前の映像であり、CG の質については置いとくとして、当時としては日本の最先端だったのかも。ミニチュア特撮ではなく、実際の街中の映像にモンスターが合成されているので、見ようによっては本物っぽい。川俣に助けを求めてくるお姉ちゃんの末路がどうなろうと、その図々しさに同情を持てません。人の家に来たと思ったら、あらぬことをしてしまうし、松崎のヘリコプターでわがまま言ったり、その言い回しも含め、ちょっとイライラさせる役どころです。モンスターになってしまうサラリーマンの奥さん役で大島蓉子さんが出てました。今ではいちばん成功された方ではないでしょうか。モンスターになってしまったのは、落ちてきた隕石から現れたアメーバのため。どうにもこのアメーバはくっついた素材をそのままモンスターにしてしまうようで、サラリーマンもそのままでっかくなった感じです。この映画はたぶん TVK で見たんではなかったか。たまたまつけたらやっていて、途中から見始めて、円谷特撮でもないし、いったい何やってんのと思いました。それがずーっと頭の中に残っていて、モンスターで覚えていることとかで探したらそれらしいのにたどり着いた。この「D」というタイトルは、Web 時代ではあんまし良くない。アルファベット一文字じゃ探すのが大変です。晴れ、雪。

D Episode3(ディー)
D Episode2(ディー)

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ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間(Twin Peaks:Fire Walk With Me) [DVDやら映画やら]

テレビのことは忘れていたというか観ていなかった。でも警官役の役者さんくらいは覚えています。ローラ・パーマーさんが亡くなるまでを描いたものだそうです。最初は曲者で分かりずらい映画だなあと思いましたが、話しの筋はとても簡単。多感な女性、おかしな親、悪い取り巻き、変な町が描かれている。男が100パーセント悪い。平等といいながら男尊女卑の古いアメリカのせいでもある。屈折した親では、子供は誰を信じたら良いんだか。頼れるのはドナとジェームズ二人だけ。けれどもローラは自分自身を卑下して二人に頼れない。話しをややこしくするのは、突如現れる変人たち。「最期の7日間」を描くにあたって、彼らを登場させる必要があったかと言われると、ツイン・ピークスとしてのテンションを維持するためには仕方がないんだろうなあ。それよりも原題の「Fire Walk With Me」の雰囲気から考えると、ローラー・パーマーの他、犯人の物語とも考えられます。だってこの事件をきっかけにずーっとテレビで扱われることになるんですから。ありきたりの言葉ですが「終わりの始まり」なんて位置づけの映画なんでしょうし。「火の道と私」と考えるのか、「火よ私と歩け」ととらえるのか、どちらにしろ自分の罪を背負ったものが思う言葉だろうなあ。「ローラ・パーマー最期の7日間」なんて邦題を書かれると見る視点が変わってしまいそう。変人たちを除けば、テレビを見ていなくても楽しめる映画。デブったギラギラ男の言う「ハイスクールサンドだ、中に肉をはさもうぜ」なんてゲスとエロの象徴。男が見ても「はさまれてつぶれてしまえ!」と思ってしまう。だから最期はざまあみなさいとちょっとスッキリする。それにしてもローラ・パーマーが悲しすぎます。ここまでひどい目にあわせなくても。彼女を何とか助け出そうとするドナは、ありがちな設定でほんとはローラの別人格かと思いました。クスリを止められない彼女だからそれもあるかと考えたが、それには無理がありそう。しかしあの男は正気を保とうとする彼女が作り出したのだろうし、ドラッグとかエッチにおぼれたのもそう。全部あいつが悪いのだ。彼女を見ていると、赤い服着た人とか、仮面をかぶって踊る人とか、シュールな話しはどうでもよくなります。デヴィッド・ボウイさんが出てました。タイトルロールとかのイタリックの字体が監督らしい。石井隆監督の縦書き+斜体文字を思い出します。雪・晴れ。


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tY:近況45(工具 とか) [他]

<RYOBI BDS-1010 ベルドディスクサンダー>

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ベルトディスクサンダ:BDS-1010|商品紹介|RYOBI パワーツール (電動工具/ガーデン機器) : http://www.ryobi-group.co.jp/powertools/products/item_detail.php?pid=1391
重い。重いので台に固定しないで使っています。荒目のバンドソーで切った切断面をきれいにするのに便利。ベルト部分で板厚を薄くしたりするときは、手や指で押さえるよりも、板を使って押さえたほうが、均等に力がかかって少しは平坦になる。パワーが弱いといわれても、うっかりすると指もしっかり削ってくれます。ああ痛い。

サンダーでいちばんのトピックは集じん対策だと思います。特に部屋で使うには大変。ランダムアクションサンダーを使ったときはひどかった。一瞬で部屋の空気がよどみました。本体後ろの標準の集じん穴に集じん機のホースをつけただけでは、部屋が粉じんだらけになります。
段ボール箱で試行錯誤してみたところ、ベルトとディスクの使用で別な集じん対応が必要なんだと分かりました。

ベルトの場合は、段ボールを後ろから被せるようにしてみた。集じんホースはベルト上の台の後方に置く。これで削られて発生する粉じんは箱の中に七割くらい(?)は吸い込まれるようです。ただし、サンダー後ろの集じんカバー内や、ベルト下には溜まりっぱなしになるので、後でまとめて掃除しなければなりません。

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ディスクを使う場合は、ディスクの下に段ボール箱を置いてフェンスにし、台の下に及じんホースが入るようにする。

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面倒ですが、ベルトとディスクの作業ごとに集じんホースを移動する必要があります。集じん機が2台あればいいんでしょうけど。

しかし。

段ボールを使っていては、テープをべたべたとセットアップに手間がかかるし、段ボール自体がへたれてきます。
それで、集じん用の箱を作ることにした。きっかけは以下のサイトです。とても参考になりました。ありがとうございました。
のほほん木工房 : http://noho91.web.fc2.com/ (この中の工具・工房→ベルトサンダー1という項目です)
らくらく木工房 : http://rakurakumo.webcrow.jp/index.html (この中の「電動工具」という項目です)

使う材料は、
・カットラワンベニヤ 5.mm厚 300×450㎜ を 3枚
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・ヒノキ角棒 12×15×900㎜ を 3本
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これで2/3枚程度のベニヤ端切れと、3/5くらいの角棒が余りました。

まずはベルト部分用の集じんです。
ベルドディスクサンダーの背面の集じんホースを取り付ける黒いカバーを外す。

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しかしこのカバーを外すと、マイター台角度の目盛りがなくなってしまいます・・・が、仕方ありません。

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けっこうカスが溜まってました。カバーを止めていた黒いネジ2本と止め穴を使います。

基本になる一枚を取り付けます。いきなりネジ穴を間違えました。ここに横側、上側とどんどん板を貼り付けていきます。

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貼り付ける前に集じんホースを挿す穴を開けておきます。今回は集じんアダプタを付けてから挿すので、直径は29mmくらいにしました。

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ヒノキ角棒をノリしろにして、どんどん貼り付けます。タイトボンドなので、実測・ベニヤを切り出しの間に、おおよそくっついてくれます。

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最後に上板を貼り付け。

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乾いたかなというところで、サンダーからいったん外します。これが外れなかったら大変なことになります。

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次はディスク部分。マイター台の下にある黒いカバーを外します。

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止めるところが無いので、ディスクの前に置くように考えました。
裏側

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表側

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底板を貼り付ける。

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マイター台の下に横から入れて、

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ディスクの前に置きます。

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集じんホースを挿すと動いてしまうので、重しを載せます。これは何かの継手用板でした。

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ディスク用の集じん箱外観

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みんな付いた図。MAT とか THUNDERBIRD とか 科特隊の基地のようです。

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以前は台をつけず、サンダー本体をそのまま置いていましたが、サンダー本体に持ち手がないし、重いのでひきずると底面のゴム足が悪くなりそう。それなので余っていた集成材の板の上に置くようにした。こうすると集成材部分を押したり引いたりしたらサンダーのゴム足を傷めずにすみそう。

ベルト部を使ってみる。集じんホースは後ろに挿します。

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上面に少しカスが残ってます。手前でサンディングしたときのものか、回転して戻ってきたものか。まあこのくらいはまだ良いか。それよりもベルト下のカス溜まりがちょっと少なくなったのがうれしい。前は使うたびに、すきまノズルで掃除でした。

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ディスク部を使ってみる。集じんホースはここに挿す。

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背面にカスが散らばってます。

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これはディスク部の集じん箱と本体の隙間とか、ベルト部集じん箱下部のすき間か、サンダー本体底面から出たものか、ベルト部の集じん箱に入りきらなかったものなのか。スポンジとかゴムですき間を埋めてみようかと思う。それでも以前よりは少なくなりました。集じん箱から遠くで削ると、やっぱりカスが舞って部屋に広がります。それでも標準の集じん穴だけを使っているよりはよっぽど減りました。

ベルト部の箱の中。

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試しに削ったのが少量だったせいもあるのか、あまり溜まっていなかった。ほとんどが集じん機の中に吸い込まれていったと思いたい・・・

サンダー自体はよく削れます。でもベルト用の直角出しマイターとかは作ってくれないものか。今は本体に穴を開けるの嫌なので、両面テープで板を付けて切削物をあてがえるようにしてみた。希望としてはベルトが立つのではなく、寝返りというか横にできると便利だと思いました。サンダーごと横にしようと思いましたけど重すぎ・・・。

あと、メーカーさんも、本体ではなく、舞った粉じんを吸い込むという考えで、集じんカバーみたいなものを考えられたら良いんでないかなあ。

別な日に使ってみたが、やっぱりベルト下のカス溜まりはちょっと少なくなった。

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ベルト部の手前を使うと吸い込まれないカスが溜まるし、舞ってしまう。手前部分を使うときだけ、フードでも付けてみたらいいかもしれない。

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このベルドディスクサンダーは BDS-1010 ですが、 この前のタイプは BDS-1000 らしい。標準価格がちょっと高くなってますが、何が変わっているんでしょうか。色は BDS-1000 の青が良いかも。



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ブルース&ロイドの ボクらもゲットスマート(Get Smart's Bruce and Lloyd:Out of Control) [DVDやら映画やら]

「ゲットスマート」のスピンオフ作品。「ゲットスマート」ってどんなだっけと考えていたら、前半でブルースとロイドが公衆電話に入るのを見て、ああ、あれかと思い出した。携帯電話がドアに挟まるなんてなかなか見ないギャグです。法医学の女の子、ニーナが可愛いのだけれど臭いの件はちょっとかわいそう。彼女が言う「私をヨーコといっしょにしないで」は、オノ・ヨーコさんのことかと思ったら、ブルースの元彼女のことみたいだった。それにしてもニーナのおすすめとはいえ、ブルースが着ている胸が透けそうなシャツはなんとも・・・言いがたいです。マラグアイがパラグアイとウルグアイにサンドイッチされた国の話しで、なんで「Don't ask why...」と笑ってしまうのか。よく分からなかった。後半、二人が黒いサングラスをかけて「行動開始だ」と作戦開始するあたりからかかる BGM は、「カシミール」と「移民の歌」がまざったような気がしましたけど 、やっぱり気のせいか。ブルースに対してロイドがかなりおバカな雰囲気で、一昔前なら立場が逆で、どっちかというとアジア系が変な役回りをしそうですが、時代は変わるもんです。川岸の桜を見せるシーンを挟むところは、マシ・オカさんを意識してのことか。マシ・オカさんを存分に堪能できる一作でした。そういえばアン・ハサウェイさんが出てました。それにしても職業のせいとはいえ、死臭だか腐敗臭だかをふりまく女性というのはギャグ設定でしょうけど、実際にそんな人がいたらどんなリアクションをとっていいのか分からない。ああおそろしい。○んこ味のカレーといったところか。風、雪、晴れ、曇り。


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ラッチョ・ドローム(Lacho Drom) [DVDやら映画やら]

チャボロ・シュミットさんが出ているので見た映画。場所はお祝いみたいな会場か。アンプもPAも無い中、目いっぱい強いピッキングで一音一音圧巻の弾きっぷり。バイオリンのバッキングでも豪快なストラムを聴かせてくれます。映画「僕のスウィング」のギター弾き役ではないですが、頭の血管が切れて倒れても不思議ではない。その点、バイオリンのドラドさんは楽です。普通に弾いてもおっきな音がするので、涼しい顔で弾いてます。エレクトリック化しない限りギターは音量的に不利なんだなあ。ジャンゴ・ラインハルトさんもスタジオ収録風景では、かなりマイクに近づいて弾いていたような。インドから始まるロマ族の音楽。この映画では音楽の背景については詳しく語られず、中盤あたりまでは、ただ演奏し、歌い、踊る。女性たちも子供たちも楽しそうに話し、踊る。字幕が無い場面もけっこうあって、話している言葉も分からないし状況の説明もないのでどこの国で何をしてるのか良くわからない。呪術の最中にも見えたりするシーンもあります。その中でも海から船がやってきたりするチャプター6 が良かった。リラという言葉が出てくるのでトルコかも。大勢の前で弾いているのはウードでしょうか。ウードは抱えるとその形状により、弦を弾く腕の手がさだまってしまうのが面白い。ギターならネック側で弾いたり、リア側で弾いたり色々なスタイルがある。チャプター7 の田舎道を赤い服を着た子供が歩いてくるシーンが、なんだか CG に見えます。それだけ絵画的な風景なのかもしれません。木の下でバイオリンを弾いている人は、「ジプシー・キャラバン」にも出てた人かなあ。切れたバイオリンの弦を引っ張って出る音を聴かせる。チャウシェスクの独裁の話しをしているからルーマニアのようです。チャプター8、壁にかかったバイオリンを弾きながら家を出る男。そうすると女子供が集まってくる。別な場所ではアコーディオンを弾く男。人が集まってくる様子はハメルーンの笛吹きのようです。男たちのバイオリンの弾き合いが面白い。あと、チター?みたいな弦だらけの楽器の叩きまくり。もしかしてこれはハンマーダルシマーというものか。チャプター9 の列車内シーンでは迫害され放浪するロマを歌ってます。アウシュビッツを歌う老婆。彼女の顔を映し出すカメラが下に移動した先には腕に入れられた番号。これは収容所に関係するものでしょう。これを見ると、出だしでは民の中の一部族であったものが、大戦時の民族主義により迫害を受けることになったのか。「僕のスウィング」でも有刺鉄線の柵でナチのことを語るシーンがありました。やはりロマ族やジプシーの話しになると、こうした歴史的事実は外すことはできないのだなあ。チャプター13のラストからようやくチャボロさんの出番。運転を楽しんでいる様子で車が好きそう。最初のキリスト像前の演奏では、fホールの付いた Selmer スタイルのギターを弾いてます。最後はスペインでロマの歌はフラメンコへと続きます。インドから続く道路がテレビゲームに変わる。スペインになっても、なんだかんだと部屋から追い出されたりする人々。その様子を見て笑う警官。インド-エジプト-トルコ-ルーマニア-ハンガリー-スロバキア-フランス-スペインに渡るロマ族の足跡。すごかった


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tY:近況44(工具 とか) [他]

<スターエムのドリルスタンドとドラムサンダー>

曲がりの部分とかは、RYOBI のベルトディスクサンダーのベルト部分でも対応できますが、斜めに削れないように、直角になるようにけっこう神経を使います。
こんなとき、スピンドルサンダーがあると即解決なんでしょうが、スターエムのドリルスタンドにドリルを付けて、ドラムサンダーにしてみた。
サンダー部分は、どうするかと考えましたが、Web を見ているとスポンジなどを上手く使用している方がいらっしゃいました。
p115 のほほん木工房スポンジサンダー : http://noho91.web.fc2.com/page115.html

確かに、ドリルをサンダーに使うこと自体、ドリル本体に負荷をかけるので、柔らかいスポンジを使うというのは理にかなっていると思えます。
黒いスポンジカバーを試そうかと思いましたが、なるべくシンプルにしようと、塗装用のモルトローラーを使ってみる。これに使わなくなったドリル刃先を挿して使う。

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スターエムのドリルスタンドは上下反対にして板に止め、作業台にネジで固定。板には回転部用に穴を開けます。

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どうもサンドペーパーの交換・取付が面倒だなあと思い、ドリルに取り付けられるドラムを探したらあった。
クラフトハウス サンディングドラムセット|MPV/マツダ|パーツレビュー|814C|みんカラ - 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・整備・燃費): http://minkara.carview.co.jp/userid/329153/car/227914/1946518/parts.aspx

これを試してみる。

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サンドペーパー部分で60mmほどあった。

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これをドリルの先に付けて使う。集じんはホースをサンダーのそばまで持ってくる。
製品だけあって専用サンドペーパーの交換が楽。

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もしかして、ギターワークスさんのサイトに掲載されている物はこれに似たものかなあと思いました。
サンディングドラム16ピースセット ギターワークス : http://www.guitarworks.jp/fs/guitar/c/b020120
もう少し大きいものが必要であれば、こういうのもあった。
サンディングドラムセット 中古木工機械 北海道札幌市の中古木工機械の販売・修理・買取なら株式会社丸進機工社 : http://www.marushinkiko.com/machine/p0148.html

スポンジサンダーですが、これは細かい目のサンディングとかスポンジを使った磨きとかに使えそうです。


<HOSCO のサンディングブロック>

20inch サイズの StewMac のサンディングブロックを使ってますが、その他も必要になったので、HOSCO のものを考えました。でも HOSCO でも他のショップサイトでも在庫切れとかになっていて困ってたら、せんごくネット通販で見つけた。
HOSCO On-Line Store : http://www.hosco-tools.jp/products/fretleveler.html
2wayサンディングブロック 7-1/2"/9-1/2" TWSB-1
2wayサンディングブロック 10"/12" TWSB-2
2wayサンディングブロック 14"/16" TWSB-3

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tY:近況43(工具 とか) [他]

<RYOBI TBS-80 卓上バンドソー>

TBS といっても弁護士一家事件に関わった放送局ではないです。糸ノコ盤にするかこれにするか散々迷ってこれにした。大きいが割りと軽い。
卓上バンドソー:TBS-80|商品紹介|RYOBI パワーツール (電動工具/ガーデン機器) : http://www.ryobi-group.co.jp/powertools/products/item_detail.php?pid=1309

箱。

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開けて見えるのは刃の張り調整用ツマミ。

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台とか替刃とか。

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スチロールを外すと中身が。裏側が見えます。表と裏で色が違うので、カタログとかで見るのとずいぶん印象が違います。

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本体はけっこう軽い。

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スピードノブの右にあるネジを外してカバーを開く。

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今回は付属の物ではなく、別に用意した曲線用の刃を張ってみる。

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刃の油を拭き取る。

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調整用ツマミを押しながらローラーにかける。

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台を付ける。けっこうネジがしめずらい。

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刃の直角を見る。

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M10×45㎜のボルトを用意して、バンドソー下に厚さ10㎜程の板を付けます。長いかあと思いながら45㎜にしたが、ギリギリナットが付くくらい。60㎜にしたら良かったかと思ったが、カバーを占めると、ちょうどナットの厚さ分くらいの隙間しかないです。長くても50㎜くらいか。これを作業台にクランプで止める。

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試しに切る。どこに切りくずが溜まるかと思ったら、しっかり中にたまってました。

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アダプタR1を使って集じん機のホースを取り付ける。

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マホガニー50㎜厚くらいを切ってみる。

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切っている途中でバンっと音を出して刃が外れる。どうやら裏のネジで刃の位置を調整しなければならないようです。

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刃を取り付ける時は、上のローラーで刃をクランプで押さえとくとやりやすかった。

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ようやく切り出せた。

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集じん機で吸っても、中にはこれだけ溜まってます。

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最初は上手く調整できていなくてバンっと音出して止まる。ああ刃が折れたかと思ったら刃が外れていた。何度、刃をローラーの中心にかけても外れる。結局、裏側にあるネジで刃の位置を調整して治す。刃の直角出しとか、その他、刃の張り具合とか、ベアリング位置の調整の他、調整箇所が多い。ということは、刃を替えるたびに調整が必要。バンドソーの使い道は、ボディの曲線の切り出しや、ネックのような長尺・直線切りだと思いますが、それぞれの用途にあった刃があり、替えて作業した方が良い。しかしこう調整が多いと、曲線用の刃で何でもすませた方がいいかも。50㎜いかないくらいのマホガニーも曲線用で切れたし、断面も直線用の目が粗いものよりはきれい。今度は曲線用替刃でカエデの長物を切ってみて、それでよければ、これは曲線刃専用にしたい。

いちばん低速にしたら思ったより静か。これは上下運動ではなくて、回転運動だからか。それよりも切断物を入れたときの摩擦音と、刃がベアリングなどに当たるであろう金属音が大きい。これも調整しだいかもしれませんが。トリマよりは小さい音なので夜中でも使えそう。しかし、切りたいものは前の晩に準備して、昼休みとかに一気に切る。

バンドソーという名前ですが、能力的にはバンドソーと糸ノコの中間といったところか。糸ノコのようにくり抜きはできない。曲線用の刃で、緩やかな曲線切りは可能ですが、急な曲がりかと思うところは、あらかじめ穴を開けておいて刃を移動できるようにした方が良いと思いました。

確かにテーブル上に設置できますが、ホームセンターで売ってる安い作業台に置くのが妥当か。


手ノコで切ったり、人に頼んだり、人のとこに行って切らしてもらうよりはよっぽど自由です。



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ジプシー・キャラバン(When the Road Bends: Tales of a Gypsy Caravan) [DVDやら映画やら]

ロマ音楽の演奏家がアメリカをツアーする6週間の物語。5つのバンド、4つの国籍、9つの言語。マケドニアの女性エスマ。インドのマハラジャ。バイオリンのようだが立てて弾く楽器が魅力的。ジョージ・ハリスンさんが大好きそう。スペインからアントニオ・エル・ピパ。フラメンコです。ルーマニアのタラフ。弦楽器がメインのバンド。バイオリンはもちろん、チターらしい楽器もあります。これにギターが入ればその場はフランスに変わりそう。女性歌手エスマの古い映像で出てくるギターがちょっと風変わり。6弦側のショルダー部にもサウンドホールがあります。子供を授かることのできなかったエスマのしたことがすごい。ツアー中、勝手に池の魚を釣って持ち帰ろうとして、警察に質問されるシーンにちょっと笑う。マハラジャのライブで、袖から一人の女装ダンサーがステージに向かっていくシーンにじんとくる。彼の「足はどこにあんの?」という回転踊りがまたすごい。スペインの桜のような並木がきれいです。インドのマハラジャのメンバーは「楽士カーストは踊らず、ロマだけが踊る」と言ってましたが、フラメンコでも「ロマが踊る」と言っていた。つまりロマにしか踊ることができないということか。ツアー中のホテルでとる食事も辛いとか辛くないとか楽しい。しまいにはホテルのロビーで踊っちゃう。ツアーの中で刺激を受けあってきたバンド同士が紡ぐラストのステージが見もの。ロマの音楽のドキュメンタリーといえば「Lacho Drome」があります。これは各地のロマの音楽を紹介していく映画でした。この映画もツアーでのライブとともに、それぞれの地元での様子を紹介しています。楽しそうな彼らではあるが、CDの売り上げで村に電気をひいたとか、地元に貢献しているとか、個人のためではなくて共同体の音楽となっている。子供を亡くしてしまうという不幸を経験している人は一人だけではない。ロマに対する差別もあり、第2次大戦ではドイツからの迫害にもあった。そうすると彼らの音楽は不幸の蓄積かもしれないが、今ではそれが糧となっている。聴いたことがなくても琴線に触れる調子。なんでだかわかりませんけど、それは彼らの理解してほしい気持ちが成せるものかもしれません。残念なのはあまりギターが出てこないこと。それこそ弾き始めてしまうと、みんなフランスのジプシージャズみたいになってしまうからか。面白かった。晴れ・曇り。


GEOの紹介ページ
http://rental.geo-online.co.jp/detail-134320.html


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