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ジミ・ヘンドリックス/The Swinging 60's Jimi Hendrix(Bold As Love) [DVDやら映画やら]

冒頭はイギリスでジミのプラークがお披露目されるシーン。黒人では初めてだったらしい。ピート・タウンゼントやノエル・レディングの姿が見える。当時の映像や画像をバックにジミの歴史が語られる。中には家族と映ったプライベートな絵もある。当時の暴動や集会などの映像も多数コラージュされている。ジミを主人公にした社会的ドキュメンタリーといえるかもしれない。最初のエクスペリエンス末期からバンド・オブ・ジプシーズあたりは、キング牧師やブラックパワーの波が現れたことで、黒人であるジミには音楽だけに没頭にできない、複雑な時期だったんではないかなあ。インタビュアーの絵が前面に出てこないところが良いかも。ジミを語るバックでかかる曲は、ジミのジャム音源だろうか。ジャズっぽいのも流れたりする。ジミはギターを自在に操ったが、同時にそのギターが弱点だったのか。ピート・タウンゼントやポール・マッカートニーたちがメロディメーカーであるのは、楽器に固執する必要がないせいだろう。エディ・ヴァン・ヘイレンもステージでキーボードを弾く。ジミはギター、マーシャル、ワウ、ファズから離れられなかったのでは。そんな中でジェフ・ベックは稀有な人。彼がギターだけでやっていけるのは曲のバリエーションの広さと自由さ、懐の深さのおかげだろう。浮き沈みを経験しながら、もっとも成功した「電気ギタリスト」ともいえる。最後はジミの死について語られている。一緒にいたモニカさんの対応や、救急隊員が呼ばれるまでの経緯とか。モニカさんの対応がもう少し適切であれば、ジミは助かっただろうと。ビデオを通して、主にスティーブ・ロビーという人が語っている。クレジットでは「Black Gold: The Lost Archives of Jimi Hendrix」という本の著者。もしかしてこのビデオは、その本と関係があるんかなあ。


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