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ブルー・ワイルド・エンジェル~ワイト島のジミ・ヘンドリックス(Blue Wild Angel: Live at the Isle of Wight) [DVDやら映画やら]

ワイト島の名前は、THE WHO もライブを出していたのでよく知っていたけど、港とか桟橋とか道路とか、ワイト島がこんな場所だったのかとよくわかるビデオ。ジミはメイプル指板の黒いストラトを持ち、インタビューを受けながらステージに上がる。脇には白い Stratocaster 持った人がいる。ウッドストックで使っていた Stratocaster だろうか。演奏前にアンプのそばでエンジニアと話す。なにやら電源が落ちたりしてなかなかステージに行けない。こうしたバックステージの様子もわかるし、ギターを持つジミの全身像に、弾いている手元も程よく映って、良いビデオ作品ではないでしょうか。これを観ると、フィルモアでのライブの画質が残念でなりません。右用の Stratocaster を左で使っているため、コントロールに触れないような腕の位置で、ブリッジ側やフロントPU側をピッキングする様子は、これも個性なんだなあと、あらためて思います。ブルースな曲になると、黒い Flying V に替えます。アルバート・キングを意識しているんかなあと思ってしまう。Fender は CBS に買収されてから NCルーターのテンプレートが変わったり、塗装が厚くなるとか、生産効率第一となって、品質が落ちてきたといいますが、ジミやリッチーを見ていると、弾いている側はあんまり考えてないような気がします。その分なんだかんだと自分で手を加えているかもしれませんが。ジミなら、まずはナットを直さないと弦が張れないでしょうし。良いビデオだったあ。また借りたい、というか買いたい。ジミが演奏している姿を観ていると、Stratocaster がだんだん、バイオリンに見えてくる。巷では、Stratocaster のコピーとかレプリカとかを作る会社、ビルダーがたくさんいる。そんなのはオリジナルに対して失礼で進歩が無いと考えていたが、バイオリンとか、クラシックなものと同じように考えると、それが自然な流れなのかもしれない。でも Fender という会社はまだ存在して、Stratocaster も作られ続けている。それでもあえてそのコピーを作ることに意味があるんだろうか。ギターヘッドの形とかは、Fender社 のものなので真似できない。だからみなさん独自の形。そんなギターは「ハイエンド」と称されても、どうしても「バチモン」見える。同じ形を使いたければ、Fender ライセンスされたネックを使わないとならん。みなさんその辺の商標はどうやって許可をとっているんだろうか。ジミとともにレオ・フェンダーを偲ぶビデオともいえます。ジミの調子はいざしらず、ああかっこいい。


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