SSブログ

昭和歌謡大全集 [DVDやら映画やら]

若者たちとおばさんたちの戦いであるが、熟女というジャンルがあるとしたら、その先取りっぽい話しかもしれない。そういえばテレビで観たことがあった。たしか深夜だったか。12年程前の映画であるが、鈴木砂羽さん、森尾由美さん、細川ふみえさんたちが既におばさんとして扱われている。時の流れは早い。森尾由美さんが南野陽子さんに見えてしまった。基本はやられたらやり返す、復讐の連鎖的映画。松田龍平さん演じるイシハラさんは、スギオカの仇はうったのだから次は無いと仲間を諭す。しかし「ああ正しいこと言ってるな」と思ったらいけない。最後の展開は、イシハラが悟り、行き着いた先なのだろうが、彼はなぜそんなことをしたのか。単純にミドリ会を確実に破壊するためだろか。色々理由を考えてみたが、それくらいしかわからない。たった5人くらいに対してあまりに大きな手段ですが、戦争とはそんなものじゃないだろうか。空爆も似たようなものだ。それも一人のおばさんの最期から始まったことに意味がある。金物屋の原田芳雄さんのおばさんに対する文句が半端無い。おばさんたち、ミドリ会は、女子会であり、協同組合であり、組であり、会社であり、国にも思えてくる。そんな彼女たちを破壊するのは、やはり最後の手段しかなかったか・・・とか色々考える映画ではなかった。どうせ歌謡なら、演歌対アイドルとか曲でも対決してほしかった。安藤政信さんって普通にしててもなんだか怖い。良く時代を何年先取りした映画とか小説とかいうが、それはノストラダムスの予言みたいなものだと思います。解釈しだいでどうにでもなるということ。原作は、今はカンブリアな村上龍さんの著作。最後の展開とか、筒井康隆さん風な気がしたのは自分だけだろうか。内容は違うが佐藤浩一さんが出ていた「大いなる助走」とかを思い出す。最近昼ドラにも出てた森尾由美さんを観れたことは良いことだろう、と納得させる。


GEOの紹介ページ
http://rental.geo-online.co.jp/detail-14074.html


共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。